つみたてNISA月1万円だと意味ないは嘘!10年・20年後の利益はいくらか解説のサムネイル画像
つみたてNISAで月1万円投資だと意味ないと聞くけど本当でしょうか

つみたてNISAは月1万円でも運用次第では20年で元本240万円、運用益88.3万円の効果が出ることもあり、十分意味あると言えます!


本記事では月1万円で効果を出すための銘柄選びのコツ等も紹介しているのでぜひご覧ください!

▼この記事を読んでほしい人

  • つみたてNISA月1万円の少額投資を考えている方
  • 将来のために資産運用を始めたいけど十分な資金がなくて悩んでいる方
  • つみたてNISA月1万円でどれほどの運用益を得ることができるか知りたい大学生/主婦/社会人
  • つみたてNISA月1万円でおすすめのポートフォリオを知りたい方

内容をまとめると

  • つみたてNISAは月1万円でも20年続けると元本240万円、運用益88.3万円の効果があるので始めるべき
  • つみたてNISAは長期運用でコツコツ続けることが重要
  • 月1万円の少額投資で成功させるには運用手法アセットクラス手数料に注目して投資先を選ぶのがおすすめ
  • 投資先や銘柄選びに迷ったらFP資格を持つお金のプロに無料相談できるマネーキャリアがおすすめ
  • 満足度98.6%!ぜひこれを機にご利用ください!

つみたてNISAで月1万円の投資は意味ないと聞いて迷っている方もいるかもしれません。しかし、月1万円でも十分な運用益を出すことが可能であり、意味ないわけではありません。この記事では、積立月1万円での運用益シミュレーションや、投資先選びのコツ等を紹介します。

記事監修者「井村 那奈」

この記事の監修者井村 那奈
フィナンシャルプランナー

マネーキャリア ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。

この記事の目次

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つみたてNISAを月1万円投資するのは意味がない?

つみたてNISAを月1万円で投資するのは意味ないのでしょうか?

この記事を読んでいるあなたは

つみたてNISAを始めたいけれど、多額の投資はしたくない。

リスクを追いたくない。

でも月1万円で意味ないのか。

と迷っている人が多いのではないでしょうか?


せっかくつみたてNISAを始めよう!と思い立っても、いざ検索してみると「つみたてNISA月1万円は意味ない」「つみたてNISA月1万円はもったいない」などという検索結果が出てきて不安になりますよね。 


なぜつみたてNISA月1万円は意味ない、もったいない、と言われているのか、その要因を理解すれば、不安が取り除けるのではないでしょうか?


そこでこの記事では

  • 「つみたてNISA月1万円は意味ない」と言われている理由
  • つみたてNISA月1万円を運用した場合のシミュレーション
  • つみたてNISA月5000円、2万円を運用した場合のシミュレーション
  • 月1万円でも利益を出すための投資先の選び方

について紹介します。


この記事を最後まで読んで頂ければ、つみたてNISAを少額で始めることのメリットとデメリットが理解でき、最終的に自分で判断できるようになります。


そしてそれをきっかけに、ライフプランを考える1つの参考にしてみてください。

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つみたてNISA月1万円で意味ないは嘘!月1万でも始めるべき

まず、結論からお伝えすると、つみたてNISAは月1万でも始めましょう

月1万円より少なくても、ただ預金口座に眠らせておくのはもったいないです。今すぐ投資を検討しましょう。


口座開設やNISAの制度の理解など、取り掛かりにくいものが多く最初はハードルが高いと感じるかもしれません。ですがそこを乗り越えて一旦始めてしまえば、後は自動的につみたてられるのを眺めているだけです。


もちろん投資なのでリスクはつきものですが、そのリスクを最小限に抑えて運用することが可能です。「積立投資によるリスク分散」と「非課税効果」を同時に活用できる点が魅力なのがつみたてNISAです。

つみたてNISAで少額投資は意味ないと言われる理由

「つみたてNISAは意味ない」と言われる理由としては、短期で高い利益を求めることはできないので、短期的に大きな利益を求める人にとっては向かない、という考えからきているのではと思います。


つみたてNISAは、長期的にコツコツと運用することを目的としている制度なので、数年という短期間でやめてしまうとマイナスになることがよくあります。


また、少額投資は元本の増加ペースが遅い上に、元本割れしやすいので、長期投資していてもお金を大きく増やすのは難しく、効果を感じにくいことも「意味ない」と言われる要因なのではないでしょうか。


一方、例えばネット証券の場合は最低投資金額が100円に設定されているので、まとまったお金がなくても投資を始めることが可能で、投資経験の少ない初心者でも始めやすいメリットでもあります。


試しに少額からつみたてNISAを始めることには問題はないですが、元本割れのリスクを減らすことや、投資額でお金を大きく増やし、効果を実感できるようにするには、少しずつ積立金額を増やすことがポイントです。

  • 長期投資であるため複利効果が十分に得られているのかすぐに実感できない
  • 元本割れしないよう投資商品の特徴の理解が重要
  • つみたてNISAでは積立金額の途中変更が可能であるので、まずは少額からでも始めることがおすすめ

以上のことを踏まえた上で、まずは投資し続けた場合のシミュレーションを通して、将来期待できる資産について具体的な金額をイメージしてみましょう。

つみたてNISA月1万円で20年後30年後の利益はいくら?【シミュレーション】


つみたてNISAを月1万円で運用する場合少額投資なことから、利回りが鍵になります。


つみたてNISAの平均利回りは1.125%~7.27%(つみたてNISA月1万円で20年運用した場合)の範囲に収まります。(参考:楽天証券)


では、つみたてNISAを月1万円、利回り3%と7%で投資し続けた2つの場合の20年後のシミュレーションを以下に示します。


▼つみたてNISA月1万円 利回り3% 最終積立金額
積立年数
(利回り3%)
運用益合計金額
(元本+運用益)
1年0.2万円12.2万円
3年1.6万円37.6万円
10年19.7万円139.7万円
20年88.3万円328.3万円
30年222.7万円582.7万円

参考金融庁:資産運用シミュレーション


▼つみたてNISA月1万円 利回り7% 最終積立金額

積立年数
(利回り7%)
運用益合計金額
(元本+運用益)
1年0.4万円12.4万円
3年3.9万円39.9万円
10年53.1万円173.1万円
20年280.9万円520.9万円
30年860.0万円1,220万円

参考金融庁:資産運用シミュレーション


それぞれ利回り3%と7%の最終積立金額の比較からもわかるように、1年後の積立金額の差は2倍程度の差ですが、20年後の積立金額は3倍以上の差があることがわかります。

3%の場合でも銀行の預金口座に眠らせておくよりは効果があることも読み取れます。


もちろん利回りが高くなるほどリスクも高くなりますので、目先の金額に惑わされることなく、自分の知識と判断で運用することが大切です。

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つみたてNISAを月5000円・2万円入れた場合のシミュレーション


ここまでつみたてNISA月1万円の場合について触れてきましたが、つみたてNISAは月100円から始められる少額投資非課税制度です。

そこで、もっと手軽に投資で始めたい場合として、つみたてNISA月5000円の運用と、月2万円の運用をした場合のシミュレーションを以下に示します。

ご自身の将来の目標資金とつみたてNISA月1万円の場合と比較して毎月の投資額を決める参考にしてください。

つみたてNISAを月5000円で運用した場合の利益を紹介

月5000円で運用を続けた場合の運用益と合計金額は以下のようになります。

つみたてNISA 月5000円 利回り3% 最終積立金額 

積立年数
(利回り3%)
運用益合計金額
(元本+運用益)
1年0.1万円6.1万円
3年0.8万円18.8万円
10年9.9万円69.9万円
20年44.2万円164.2万円
30年111.4万円291.4万円

参考

金融庁:資産運用シミュレーション

つみたてNISA 月5000円 利回り7% 最終積立金額 

積立年数
(利回り7%)
運用益合計金額
(元本+運用益)
1年0.2万円6.2万円
3年2万円20万円
10年26.5万円86.5万円
20年140.5万円260.5万円
30年430.0万円610.0万円

参考
金融庁:資産運用シミュレーション

月5000円でも30年続けることで、運用次第で大きな金額をつみたてることが可能なことがこれらからわかりますね。
積立金額は途中変更も可能であるので、少額から始めて余裕が出たら積み立て金額を増やすこともおすすめです!
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【つみたてNISA】金額変更でのデメリットは?変更のベストタイミングとは

つみたてNISAを月2万円で運用した場合の利益を紹介

月5000円で運用を続けた場合の運用益と合計金額は以下のようになります。

つみたてNISA 月2万円 利回り3% 最終積立金額 

積立年数
(利回り3%)
運用益合計金額
(元本+運用益)
1年0.3万円24.3万円
3年3.2万円75.2万円
10年39.5万円279.5万円
20年176.6万円656.6万円
30年445.5万円1,165.5万円
参考
金融庁:資産運用シミュレーション

つみたてNISA 月2万円 利回り7% 最終積立金額 

積立年数
(利回り7%)
運用益合計金額
(元本+運用益)
1年0.8万円24.8万円
3年7.9万円79.9万円
10年106.2万円346.2万円
20年561.9万円1,041.9万円
30年1,719.9万円2,439.9万円
参考
金融庁:資産運用シミュレーション

月2万円で積み立てを続けると、十分な資金を生み出すことが可能であることがわかります。

ただし、全員がこの運用益を得ることができるのではなく、時には失敗して損をしてしまうということもあり得ることを覚えていてください。
失敗しないためにも、事前計画や適切な投資先選びが重要です。
次で投資先選びのポイントを紹介するのでぜひご覧ください。

また、マネーキャリアでは皆さんのつみたてNISAのスタートを応援すべく、無料相談を受け付けています!
気軽な相談OKで、何度でも相談無料ですので一度ご利用になってみてはいかがでしょうか。
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【失敗例10選】積立NISAブログでよくある失敗と損しないコツを紹介!

つみたてNISA月1万円の投資先選びのポイント3選!

それでは実際につみたてNISAを運用する際の投資先はどのように選べばいいのでしょうか?

つみたてNISAの投資先は全て金融庁が定める条件をクリアしているものなので、ある程度の信頼はありますが、長期の付き合いとなる投資先なので、投資先の特徴や自分のこだわりをしっかりと理解して選択することが大切です。

その際に見定めるべきポイントを紹介します。

結論から言うと、人気が高く信頼のある投資先を選ぶ、と言うのが確実です。

そこに加えて、
  • 運用方針
  • アセットクラス
  • 手数料
この3点に注目して選択していきましょう。

以下、それぞれ解説していきます。

ポイント①運用方針

まず1つ目は「運用方針」つまりは「どういったルールで投資先を選んでいるのか」という点です。


投資信託の運用方針は2つあり、「インデックス(パッシブ)型」と「アクティブ型」があります。それぞれの特徴は以下の通りです。


▼インデックス型

  • TOPIXや日経平均株価などのベンチマークとする指標と連動する運用効果を目指す運用方針
  • 一般的に運用にかかるコストが低く、運用状況がわかりやすいことが特徴


▼アクティブ型

  • ベンチマークとする指標を上回る運用効果を目指す運用方針
  • ファンドマネージャーと呼ばれる運用のプロが企業研究をはじめとする様々な情報収集をし、その結果から独自の割合で株式に投資
  • そのため、インデックス型と比較して、運用にかかるコストが高い


アクティブ型は運用がうまくいった場合にはインデックス型よりも高い運用効果を得られる可能性がありますが、反対にうまくいかない場合にはインデックス型を下回る運用効果になります。そのことからリスクが高い運用方法であるといえます。


つみたてNISA月1万円ということと、長期の運用になるので、自身にある程度の投資先の目利きや自信がある場合を除いて、インデックス(パッシブ)型を選択することでリスクを低くすることができると言えるので、初心者にはおすすめです!

ポイント②アセットクラス(投資対象)

2つ目はアセットクラス(投資対象)です。


アセットクラスとは投資する資産の種類・分類のことで、つみたてNISAでは「地域(国内・外国)」と「資産(債券・株式)」に分けられ、主に国内債券、外国債券、国内株式、外国株式の4つを示します。 ※REITもあります。


リスクと期待リターンはそれぞれにあり、つみたてNISAの場合、

  • 地域は「新興国>先進国(日本以外)>日本国内」
  • 資産は「株式>バランス(複合)型>債券」

の順で高いと言われています。

※バランス(複合)型:対象資産を株式と債券で複数組み合わせたもの


つみたてNISAでは長期投資によるリスク分散などの効果で、一括購入よりも低リスクを期待できます。


想定利回りが高くない場合は、リスクの低い債券や、日本国内のアセットクラスを。

想定利回りが高い場合は、ある程度リスクの高い株式や、外国のアセットクラスを選択すると良いです。


自分が許容できるリスクを理解した上でアセットクラスを選択しましょう。

ポイント③手数料

3つ目は手数料です。


つみたてNISAでは購入時の手数料はゼロですが、保有している間にかかる信託報酬(手数料)はあります。

また、投資先によっては解約・換金時の手数料が掛かる場合もあります。


最長20年間という長期投資のつみたてNISAでは、この手数料の水準が運用効果に大きな影響を与えます。数字的には小さく見えても、長期投資となった場合には想像以上に負担がかかることを理解してください。


しっかりと自分で見極めることが需要です。

投資先を比較して自分にぴったりの投資先を見つけよう

ここまでの3つの項目についてまとめると、

  • 運用方針はインデックス(パッシブ)型
  • 手数料がかかる場面に注意

ということになりました。


以上、投資先を選ぶ上でのポイントを述べましたが、数多い母数の中から選び出し、本当に自分のプランに合う投資先なのかわからないまま月1万円を投資するのは不安ですよね。


そんな時に是非一度頼っていただきたいのがマネーキャリアです。


これからの人生のお供になる投資先をFP資格を持つ専門家からのアドバイスを参考に、自分にぴったりの投資先を見つけて、後悔のない長期投資でライフプランを考えてみましょう。

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まとめ:つみたてNISAは月1万円でも始めよう


ここまでつみたてNISAを月1万円で始めることのデメリットをはじめとして、そのシミュレーションから投資先までを記述してきました。

まとめとして、
  • 月1万円で意味ないと言われる理由は、つみたてNISAは長期運用しないと複利効果が十分に得られているのかすぐに実感できないから
  • 月1万円で効果を得るには投資先金融商品の理解が重要
という点をしっかりと理解して始めることが、少額投資でも後悔をしないポイントです。

そして、少額投資の場合利回りが重要になってくるため、目先の積立金額に惑わされることなく自分の知識と判断で投資先を見極めてください。

またその投資先を選ぶ際には、
  • 運用方針はインデックス(パッシブ)型がおすすめ
  • アセットクラスは想定利回りにもよるが、低リスクの債券、国内を選択がおすすめ
  • 手数料がかかる場面に注意
をすることが大切です。

長期投資の最終積立金額を考えると、若いうちから始めた場合、少額投資で低リスク商品に投資しても、20年後、30年後の資金として十分な備えを作ることが可能です。

低リスク商品とはいえ、価格変動のリスクももちろんありますが、少額投資なことから焦らずに冷静な判断を持つことが可能ですし、早めの準備がリスクを抑えることにもつながります

早めのスタートで長期投資の効果を十分に得ましょう。
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