▼この記事を読んでほしい人
- つみたてNISA月1万円の少額投資を考えている方
- 将来のために資産運用を始めたいけど十分な資金がなくて悩んでいる方
- つみたてNISA月1万円でどれほどの運用益を得ることができるか知りたい大学生/主婦/社会人
- つみたてNISA月1万円でおすすめのポートフォリオを知りたい方
内容をまとめると
- つみたてNISAは月1万円でも20年続けると元本240万円、運用益88.3万円の効果があるので始めるべき
- つみたてNISAは長期運用でコツコツ続けることが重要
- 月1万円の少額投資で成功させるには運用手法・アセットクラス・手数料に注目して投資先を選ぶのがおすすめ
- 投資先や銘柄選びに迷ったらFP資格を持つお金のプロに無料相談できるマネーキャリアがおすすめ
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つみたてNISAで月1万円の投資は意味ないと聞いて迷っている方もいるかもしれません。しかし、月1万円でも十分な運用益を出すことが可能であり、意味ないわけではありません。この記事では、積立月1万円での運用益シミュレーションや、投資先選びのコツ等を紹介します。
この記事の目次
目次を閉じるつみたてNISAを月1万円投資するのは意味がない?
つみたてNISAを月1万円で投資するのは意味ないのでしょうか?
この記事を読んでいるあなたは
つみたてNISAを始めたいけれど、多額の投資はしたくない。
リスクを追いたくない。
でも月1万円で意味ないのか。
と迷っている人が多いのではないでしょうか?
せっかくつみたてNISAを始めよう!と思い立っても、いざ検索してみると「つみたてNISA月1万円は意味ない」「つみたてNISA月1万円はもったいない」などという検索結果が出てきて不安になりますよね。
なぜつみたてNISA月1万円は意味ない、もったいない、と言われているのか、その要因を理解すれば、不安が取り除けるのではないでしょうか?
そこでこの記事では
- 「つみたてNISA月1万円は意味ない」と言われている理由
- つみたてNISA月1万円を運用した場合のシミュレーション
- つみたてNISA月5000円、2万円を運用した場合のシミュレーション
- 月1万円でも利益を出すための投資先の選び方
について紹介します。
この記事を最後まで読んで頂ければ、つみたてNISAを少額で始めることのメリットとデメリットが理解でき、最終的に自分で判断できるようになります。
そしてそれをきっかけに、ライフプランを考える1つの参考にしてみてください。
つみたてNISA月1万円で意味ないは嘘!月1万でも始めるべき
まず、結論からお伝えすると、つみたてNISAは月1万でも始めましょう。
月1万円より少なくても、ただ預金口座に眠らせておくのはもったいないです。今すぐ投資を検討しましょう。
口座開設やNISAの制度の理解など、取り掛かりにくいものが多く最初はハードルが高いと感じるかもしれません。ですがそこを乗り越えて一旦始めてしまえば、後は自動的につみたてられるのを眺めているだけです。
もちろん投資なのでリスクはつきものですが、そのリスクを最小限に抑えて運用することが可能です。「積立投資によるリスク分散」と「非課税効果」を同時に活用できる点が魅力なのがつみたてNISAです。
つみたてNISAで少額投資は意味ないと言われる理由
「つみたてNISAは意味ない」と言われる理由としては、短期で高い利益を求めることはできないので、短期的に大きな利益を求める人にとっては向かない、という考えからきているのではと思います。
つみたてNISAは、長期的にコツコツと運用することを目的としている制度なので、数年という短期間でやめてしまうとマイナスになることがよくあります。
また、少額投資は元本の増加ペースが遅い上に、元本割れしやすいので、長期投資していてもお金を大きく増やすのは難しく、効果を感じにくいことも「意味ない」と言われる要因なのではないでしょうか。
一方、例えばネット証券の場合は最低投資金額が100円に設定されているので、まとまったお金がなくても投資を始めることが可能で、投資経験の少ない初心者でも始めやすいメリットでもあります。
試しに少額からつみたてNISAを始めることには問題はないですが、元本割れのリスクを減らすことや、投資額でお金を大きく増やし、効果を実感できるようにするには、少しずつ積立金額を増やすことがポイントです。
- 長期投資であるため複利効果が十分に得られているのかすぐに実感できない
- 元本割れしないよう投資商品の特徴の理解が重要
- つみたてNISAでは積立金額の途中変更が可能であるので、まずは少額からでも始めることがおすすめ
以上のことを踏まえた上で、まずは投資し続けた場合のシミュレーションを通して、将来期待できる資産について具体的な金額をイメージしてみましょう。
つみたてNISA月1万円で20年後30年後の利益はいくら?【シミュレーション】
つみたてNISAを月1万円で運用する場合少額投資なことから、利回りが鍵になります。
つみたてNISAの平均利回りは1.125%~7.27%(つみたてNISA月1万円で20年運用した場合)の範囲に収まります。(参考:楽天証券)
では、つみたてNISAを月1万円、利回り3%と7%で投資し続けた2つの場合の20年後のシミュレーションを以下に示します。
積立年数 (利回り3%) | 運用益 | 合計金額 (元本+運用益) |
---|---|---|
1年 | 0.2万円 | 12.2万円 |
3年 | 1.6万円 | 37.6万円 |
10年 | 19.7万円 | 139.7万円 |
20年 | 88.3万円 | 328.3万円 |
30年 | 222.7万円 | 582.7万円 |
参考金融庁:資産運用シミュレーション
積立年数 (利回り7%) | 運用益 | 合計金額 (元本+運用益) |
---|---|---|
1年 | 0.4万円 | 12.4万円 |
3年 | 3.9万円 | 39.9万円 |
10年 | 53.1万円 | 173.1万円 |
20年 | 280.9万円 | 520.9万円 |
30年 | 860.0万円 | 1,220万円 |
参考金融庁:資産運用シミュレーション
それぞれ利回り3%と7%の最終積立金額の比較からもわかるように、1年後の積立金額の差は2倍程度の差ですが、20年後の積立金額は3倍以上の差があることがわかります。
3%の場合でも銀行の預金口座に眠らせておくよりは効果があることも読み取れます。
もちろん利回りが高くなるほどリスクも高くなりますので、目先の金額に惑わされることなく、自分の知識と判断で運用することが大切です。
つみたてNISAを月5000円・2万円入れた場合のシミュレーション
ここまでつみたてNISA月1万円の場合について触れてきましたが、つみたてNISAは月100円から始められる少額投資非課税制度です。
つみたてNISAを月5000円で運用した場合の利益を紹介
月5000円で運用を続けた場合の運用益と合計金額は以下のようになります。
つみたてNISA 月5000円 利回り3% 最終積立金額
積立年数 (利回り3%) | 運用益 | 合計金額 (元本+運用益) |
---|---|---|
1年 | 0.1万円 | 6.1万円 |
3年 | 0.8万円 | 18.8万円 |
10年 | 9.9万円 | 69.9万円 |
20年 | 44.2万円 | 164.2万円 |
30年 | 111.4万円 | 291.4万円 |
参考
金融庁:資産運用シミュレーション
つみたてNISA 月5000円 利回り7% 最終積立金額
積立年数 (利回り7%) | 運用益 | 合計金額 (元本+運用益) |
---|---|---|
1年 | 0.2万円 | 6.2万円 |
3年 | 2万円 | 20万円 |
10年 | 26.5万円 | 86.5万円 |
20年 | 140.5万円 | 260.5万円 |
30年 | 430.0万円 | 610.0万円 |
つみたてNISAを月2万円で運用した場合の利益を紹介
積立年数 (利回り3%) | 運用益 | 合計金額 (元本+運用益) |
---|---|---|
1年 | 0.3万円 | 24.3万円 |
3年 | 3.2万円 | 75.2万円 |
10年 | 39.5万円 | 279.5万円 |
20年 | 176.6万円 | 656.6万円 |
30年 | 445.5万円 | 1,165.5万円 |
積立年数 (利回り7%) | 運用益 | 合計金額 (元本+運用益) |
---|---|---|
1年 | 0.8万円 | 24.8万円 |
3年 | 7.9万円 | 79.9万円 |
10年 | 106.2万円 | 346.2万円 |
20年 | 561.9万円 | 1,041.9万円 |
30年 | 1,719.9万円 | 2,439.9万円 |
つみたてNISA月1万円の投資先選びのポイント3選!
- 運用方針
- アセットクラス
- 手数料
ポイント①運用方針
まず1つ目は「運用方針」つまりは「どういったルールで投資先を選んでいるのか」という点です。
投資信託の運用方針は2つあり、「インデックス(パッシブ)型」と「アクティブ型」があります。それぞれの特徴は以下の通りです。
▼インデックス型
- TOPIXや日経平均株価などのベンチマークとする指標と連動する運用効果を目指す運用方針
- 一般的に運用にかかるコストが低く、運用状況がわかりやすいことが特徴
▼アクティブ型
- ベンチマークとする指標を上回る運用効果を目指す運用方針
- ファンドマネージャーと呼ばれる運用のプロが企業研究をはじめとする様々な情報収集をし、その結果から独自の割合で株式に投資
- そのため、インデックス型と比較して、運用にかかるコストが高い
アクティブ型は運用がうまくいった場合にはインデックス型よりも高い運用効果を得られる可能性がありますが、反対にうまくいかない場合にはインデックス型を下回る運用効果になります。そのことからリスクが高い運用方法であるといえます。
つみたてNISA月1万円ということと、長期の運用になるので、自身にある程度の投資先の目利きや自信がある場合を除いて、インデックス(パッシブ)型を選択することでリスクを低くすることができると言えるので、初心者にはおすすめです!
ポイント②アセットクラス(投資対象)
2つ目はアセットクラス(投資対象)です。
アセットクラスとは投資する資産の種類・分類のことで、つみたてNISAでは「地域(国内・外国)」と「資産(債券・株式)」に分けられ、主に国内債券、外国債券、国内株式、外国株式の4つを示します。 ※REITもあります。
リスクと期待リターンはそれぞれにあり、つみたてNISAの場合、
- 地域は「新興国>先進国(日本以外)>日本国内」
- 資産は「株式>バランス(複合)型>債券」
の順で高いと言われています。
※バランス(複合)型:対象資産を株式と債券で複数組み合わせたもの
つみたてNISAでは長期投資によるリスク分散などの効果で、一括購入よりも低リスクを期待できます。
想定利回りが高くない場合は、リスクの低い債券や、日本国内のアセットクラスを。
想定利回りが高い場合は、ある程度リスクの高い株式や、外国のアセットクラスを選択すると良いです。
自分が許容できるリスクを理解した上でアセットクラスを選択しましょう。
ポイント③手数料
3つ目は手数料です。
つみたてNISAでは購入時の手数料はゼロですが、保有している間にかかる信託報酬(手数料)はあります。
また、投資先によっては解約・換金時の手数料が掛かる場合もあります。
最長20年間という長期投資のつみたてNISAでは、この手数料の水準が運用効果に大きな影響を与えます。数字的には小さく見えても、長期投資となった場合には想像以上に負担がかかることを理解してください。
しっかりと自分で見極めることが需要です。
投資先を比較して自分にぴったりの投資先を見つけよう
- 運用方針はインデックス(パッシブ)型
- 手数料がかかる場面に注意
ということになりました。
以上、投資先を選ぶ上でのポイントを述べましたが、数多い母数の中から選び出し、本当に自分のプランに合う投資先なのかわからないまま月1万円を投資するのは不安ですよね。
そんな時に是非一度頼っていただきたいのがマネーキャリアです。
これからの人生のお供になる投資先をFP資格を持つ専門家からのアドバイスを参考に、自分にぴったりの投資先を見つけて、後悔のない長期投資でライフプランを考えてみましょう。
まとめ:つみたてNISAは月1万円でも始めよう
ここまでつみたてNISAを月1万円で始めることのデメリットをはじめとして、そのシミュレーションから投資先までを記述してきました。
- 月1万円で意味ないと言われる理由は、つみたてNISAは長期運用しないと複利効果が十分に得られているのかすぐに実感できないから
- 月1万円で効果を得るには投資先金融商品の理解が重要
- 運用方針はインデックス(パッシブ)型がおすすめ
- アセットクラスは想定利回りにもよるが、低リスクの債券、国内を選択がおすすめ
- 手数料がかかる場面に注意