- 新NISAの証券会社を変更する方法
- 新NISAの証券会社を変更するときの注意点
- 旧NISA口座は新NISAの開始でどうなるか
- 新NISAの証券会社変更で必要な書類
この記事の目次
目次を閉じる新NISAの証券会社を変更する方法
▼新NISAの証券会社を変更する方法
- 新しい証券会社で口座変更を申請する場合
- SBI証券で口座変更をする場合
- 楽天証券で口座変更をする場合
新しい証券会社で口座変更を申請する場合
まずは、「新しい証券会社で口座変更を申請する場合」をみていきましょう。
申請手順は以下の通りです。
- 口座を開設している金融機関に変更申請をする。
- 金融機関から「勘定廃止通知書」もしくは「非課税口座廃止通知書」を受け取る。
- 変更を希望する金融機関に必要書類を提出する。
- 口座変更完了。
SBI証券で口座変更をする場合
「SBI証券で口座変更をする場合」の申請手順は以下の通りです。
- 変更前の金融機関へ変更の手続きをする。
- SBI証券へ変更申し込み書類の請求をする。
- SBI証券へ必要書類の返送をする。
- 金融機関の変更完了。
楽天証券で口座変更をする場合
- NISA口座変更前の金融機関への手続きをする。
- 楽天証券へNISA口座申込書類の請求をする。
- 楽天証券へ必要書類の返送をする。
- 金融機関の変更完了。
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新NISAの証券会社を変更するときの注意点
▼新NISAの証券会社を変更するときの注意点
- 証券会社を変更するタイミングは前年度10月から今年度9月末まで
- 証券会社の変更は1年に1回まで
- 変更後は前の証券会社で新規買付・追加購入ができない
証券会社を変更するタイミングは前年度10月から今年度9月末まで
まずひとつ目の注意点は、「証券会社を変更するタイミングは前年度10月から今年度9月末まで」という点です。
変更可能期間が決まっているため、特に新NISAから投資を始めた初心者は意識する必要があります。
また、証券会社変更の申し込みから実際に口座変更が完了するまでは、各種書類の発行期間などを含めて、1ヶ月ほどかかるようです。
口座変更をする場合の手順は前述した通りですが、現在利用している証券会社、新しく利用したい証券会社に対してそれぞれ対応が必要であるため、変更を検討している方は時間に余裕を持って行う必要があります。
証券会社の変更は1年に1回まで
次にふたつ目の注意点は「証券会社の変更は1年に1回まで」という点です。
新NISAを始めたような金融意識の高い方は、普段から様々な情報を仕入れていることでしょう。
その結果、今とは違う他の証券会社の方がいいかもしれないと感じることもあると思います。
しかし、安易に証券会社の変更をしてしまうと、その年はもう変更ができません。
そのため、変更したい場合は、ひとつの証券会社だけではなく多くの証券会社のメリット・デメリットを調べ、よく吟味した上で行うことが大切です。
変更後は前の証券会社で新規買付・追加購入ができない
最後にみっつ目の注意点は「変更後は前の証券会社で新規買付・追加購入ができない」という点です。
前提として、新NISA口座は「1人につき1口座まで」と決まっています。
そのため、証券会社変更後は前の証券会社で新規買付・追加購入ができないことは頭に入れておく必要があります。
どうしても以前の証券会社で購入したい場合は、来年に再度証券会社を変更する必要がありますので、変更する際は後悔がないようにしっかりと下調べをした上で行っていきましょう。
新NISAの証券会社を変更するベストなタイミングを診断
新NISAの証券会社を変更するベストなタイミングを専門家に相談してみませんか?
変更は年に1回まで、さらに変更後は前の証券会社で商品を新規買付・追加購入ができない、変更に1ヶ月もの時間がかかる場合もあります。さらに、市場の動向を加味しながら、証券会社を変更するタイミングを決めなければいけません。
証券会社変更の時期を決定する複雑な計画の作成は、専門家に依頼することをおすすめします。マネーキャリアでは自分の資産状況や運用状況に合わせ、自分にとって一番よいタイミングで証券会社変更をするための相談が無料でできます。
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旧NISA口座は新NISAの開始でどうなる?
▼旧NISA口座は新NISAの開始でどうなる?
- 新NISAの口座は旧NISAの金融機関で自動開設される
- 旧NISAと新NISAは併用ができる
- 旧NISAは2024年以降新規買い付けができない
- 旧NISAから新NISAへのロールオーバーはできない
新NISAの口座は旧NISAの金融機関で自動開設される
新NISAの口座は旧NISAの金融機関で自動開設されます。
既に旧NISAの口座を持っている場合は、その口座を開設している金融機関で自動的に新NISAの口座が開設されます。
そのため、改めて口座開設の手続きを行う必要はありません。
煩雑な手続きをしなくていいことはとてもありがたいですね。
ただし、旧NISAとは違う証券会社で新NISAを始めたい場合は変更手続きが必要な点は注意が必要です。
旧NISAと新NISAは併用ができる
旧NISAと新NISAは併用ができます。
ただし、旧NISAは2024年以降新規買い付けができないため、毎月の積立は新NISAで、旧NISAでは今まで積み立てた分の運用となります。
そのため、新NISA開始にともなって、旧NISAを全て売却する必要はありません。
注意点としては、非課税期間が恒久化された新NISAと違って非課税期間20年は変わりありません。
そのため、放置しすぎて旧NISAが課税されてしまった、というミスがないように気をつけましょう。
旧NISAは2024年以降新規買い付けができない
旧NISAは2024年以降新規買い付けができません。
前述の通り、毎月の積立は新NISAで、旧NISAでは今まで積み立てた分の運用となります。
とはいえ、新NISAでは旧NISAと比べて毎月積み立てできる金額が多くなっているため、旧NISAで新規買い付けができなくても困ることは少なそうです。
新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠を毎月上限いっぱいまで購入しても、まだ資金に余裕がある方は、NISA口座以外の口座で追加投資を行うか、iDeCoなどの制度を利用するのもいいでしょう。
旧NISAから新NISAへのロールオーバーはできない
旧NISAから新NISAへのロールオーバーはできません。
ロールオーバーとは、NISA口座の非課税期間が終了したあと、所持している株式などの金融商品を売却せずに翌年の非課税投資枠へ移管することをいいます。
ロールオーバーができないため、2023年までの旧NISAを行っていた方は、20年の非課税期間が終わった後は売却するか、課税を許容して持ち続けるか決める必要があります。
基本的には売却して新NISAの購入資金やライフステージの変化に合わせて、その必要資金に充てることが多いですが、20年後に含み損となっている場合は、そのまま持ち続けるのもひとつの手です。
新NISAと旧NISAについての詳細を専門家に問い合わせ
新NISAと旧NISAについての詳細は、マネーキャリアに問い合わせることをおすすめします。
マネーキャリアでは、新NISAと旧NISAの基本的な基礎知識から、どうやって併用して資産を運用していくのかのノウハウまで、幅広く相談が可能です。マネーキャリア全体の相談申込み件数は80,000件以上を超え、多くの方から資産運用についてのお問い合わせに対応しています。
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新NISAの証券会社変更で必要な書類
▼新NISAの証券会社変更で必要な書類まとめ
- 本人確認書類
- 金融商品取引業者変更届書
- 勘定廃止通知書(発行まで通常1〜2週間)
- 非課税口座開設届出書
まとめ
- 新NISAの証券会社を変更する方法
- 新NISAの証券会社を変更するときの注意点
- 旧NISA口座は新NISAの開始でどうなるか
- 新NISAの証券会社変更で必要な書類