老後資金は1億円あれば安泰!無駄遣いをせず計画的に老後資金に備えよう!のサムネイル画像
▼この記事を読んで欲しい人

  • 老後資金がいくらあれば安心できるか知りたい人
  • ある程度資産はあるが、もっと老後資産について知識を深めたい人
  • 富裕層の人が老後に気をつけるべきことを知りたい人

内容をまとめると

  • 老後資産1億円でも不安を感じる理由は資産が減っていくのが精神的につらいから
  • 資産が減っていく不安に対処するには、年金繰下げ受給を利用して月々の収入を上げるのが効果的
  • 老後資金が十分にあったとしても、高すぎる固定費や見栄を張ったお金の使い方で破綻してしまうケースもあるということ
  • お金を使う時には効用を考えて使うべきであるということ
  • 自分に合った資産運用についての相談は、顧客満足度93%のマネーキャリアがおすすめ!

老後資金が1億円あれば、老後に金銭的な心配をする必要はあまりありません。しかし老後資金が1億円あることにかまけて浪費を続けていると老後資金が底をつき、さらに生活水準を下げることができず苦労する可能性もあるので、計画性を持って老後の生活を考えていきましょう。

記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

この記事の目次

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老後資金が1億円あっても不安を感じる理由


1億円の貯金があれば、老後の不安を感じるのはないと思う人も多いでしょう。しかし実際に1億円の資金を持っている人でも、老後への不安を感じることは多いです。


老後資金を1億円を持っている人は、主に以下の理由で不安を感じています。

  • 資産が目減りしていく
  • 何歳まで生きるかわからず、先行きが不透明
  • 突然の事故や病気に対応できるかわからない
以下でそれぞれの理由について、詳しく解説します。

理由①資産が減っていくのを見ているのが辛いから

ある程度の資産を持っている人に共通しますが、「資産が減っていくのを見ているのは辛い」と思う人はかなり多いです。たとえば、株式投資などでも資産が下落している局面では、多くの人がストレスを感じます。


資産が減っていくということはどれだけ時間がかかるにせよ、いずれは資産がなくなってしまうことを予感させるでしょう。


特に資産を多く貯められる人ほど、こうした変化に敏感であるため不安を覚えることが多いのです。

理由②何歳まで生きるかわからないから

ライフプランを考えるうえで「自分は何歳まで生きるか」という予測は重要です。特に最近は「人生100年時代」と言われる長寿の時代でもあるので、長期的にお金をやりくりできることが大事になるでしょう。


そうした中で実際に何歳まで生きるかははっきりしない不確定要素です。長生きできることはうれしい一方で、その分だけお金も必要になります。結局、何歳まで生きるかがわからないと支出も確定させられません。


1億円の資産を持って、仮に90歳まで生きると仮定しても、現代ではそれ以上に長生きする可能性はは十分あります。そのため、お金が1億円以上必要になることも十分あり得るため、不安を覚えるのです。

理由③不慮の事故や突然の病気が予測できないから

多くの人のライフプランでは、不慮の事故や突然の病気を加味した支出計画はされていません。実際、いつなるかわからない病気や不確実なケガを計算に入れるのはあまり現実的ではないでしょう。


しかし、長い人生の中ではこうした突発的な出来事がどこかで起こる可能性が高いです。その際、どれくらいお金がかかるかを事前に予測するのは難しいでしょう。


資産が1億円あったとしても、こうした事故や病気に対する出費によって大きなお金が必要になることがあります。これだけで1億円がなくなる可能性は低いですが、大きく資産を減らす要因になるので、不安を感じる人も多いです。

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老後資金の不安への対策方法:年金の繰下げ受給


現在、年金は65歳から支給されます。支給金額は年金の支払い状況や厚生年金への加入年数によっても変わるものです。しかし、共通して年金の受給額を上げる方法として、受給開始時期の繰り下げがあります。


年金は受給開始を1か月遅らせると受給額が0.7%上乗せされます。仮に受給開始を70歳にしたとすると、受給額は本来の42%まで上がるのです。


資産が1億円あれば、すぐにお金がなくなる心配はありません。年金の受給を遅らせても、問題なく生活を送れるでしょう。しばらくは資産が減る時期もありますが、年金をもらい始めれば、割高な額を受け取れるのでぜひ活用してください。

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老後資金1億円あればどのような生活が送れる?


ここからは老後資金1億円の人がどのレベルの生活水準で生活できるのか、また資産1億円を持っている人はどの程度いるかについて解説します。


この2つを理解することで、老後資金として1億円を貯蓄しておく意義をより深く理解できるでしょう。1億円は老後の心配をほとんど解消できることがわかるかと思うので、ぜひご覧ください。

年収800万円の生活レベルで30年間

年収800万円は額面であり、税金や社会保険料を差し引くと、実際の可処分所得は585万円ほどになります。この585万円を老後に使うことを前提にした場合、1億円の資産があれば30年は維持可能です。


これは用意した老後資金だけでなく、受給できる一般的な年金も含めた金額であり、資産運用をすることを想定していません。30年間でもらえる年金も加算すると、この期間に1億7500万円を使っていることになります。


30年間で1億7500万円使えると言われると、かなり贅沢ができると感じるのではないでしょうか。さらに、資産運用をするのであれば資金の寿命はさらに伸びることが予想されます。


このように老後資金が1億円あれば、現役時代と比較しても、かなり質の高い生活を送れるでしょう。

純資産1億円以上の世帯割合

純資産1億円以上ある世帯は野村総合研究所の調査によれば、日本の上位2.5%です。このレベルの資産は日本で本当にトップ層に属しています。


ただ単に節約をしているだけでは、この金額を用意することは難しいです。現役時代に一定以上の高収入を得てきた人でなければ貯められないでしょう。


このように老後資金1億円は富裕層といって差し支えないレベルの資産額です。中には1億円貯めても不安という人もいますが、実際はこれだけの資産を老後に用意できる人はほとんどいません。


野村総合研究所は資産が1億円以上5億円未満の人を「富裕層」と定義しています。そのため、これだけの純資産があるのであれば、過剰に老後に不安を抱く必要はありません。

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富裕層の方が陥りやすいリタイヤ生活の罠


ここからは富裕層の方が陥りやすいリタイヤ生活の罠を解説します。純資産1億円があれば、老後の生活にほとんど不安はありません。しかし、お金が十分にあるがゆえに注意しなければならない点もあります。その注意点は以下の通りです。

  • 見栄による浪費
  • 子供や孫に対する援助が過剰になる点
  • 固定費を高くしてしまう
これらの行動を続けていると、資金が1億円あっても長期的にお金が足りなくなる可能性があります。

以下でそれぞれの注意点を解説するので、このようなミスをしないようにしましょう。

①見栄による浪費

中にはお金があるために車やブランド品など、高いものを購入してしまう人がいます。こういった商品は社会的なステータスになりますが、生活の上で本質的な意味を持つわけではありません。


趣味のために無理のない範囲で購入するなら問題ありませんが、それが生活を圧迫するレベルになるのはよくないですよね。収入や資産が多くあるのに、見栄をはったために生活が苦しくなるのはよくあるパターンの1つです。


このような浪費はいくらでもお金をかけることができてしまうため、資産があるとかえってお金を使いすぎてしまう面があります。こうした浪費には家計簿をつけるなどの対策をしてください。

②子供や孫に対する過剰な援助

老後資金が多くあると、子供や孫のために様々な援助をしたくなる気持ちになるでしょう。学費や資格取得、一人暮らしの仕送りなどをしている人も多いです。しかし、これをやりすぎると自分の生活が苦しくなることがあります。


これは、自分の年金などによる収入以上に、子供や孫への援助をしてしまうために起こります。援助をしているうちに、お互いにそれが当たり前になってしまって歯止めが効かなくなり、老後破産の原因につながるのです。


これを避けるためには事前に援助する金額を決めておくことが有効でしょう。過剰な援助によって老後破産してしまうと、結局は子供や孫に迷惑をかけてしまうので注意してください。

③高すぎる固定費

固定費の中でも家賃は特に高くなりがちです。老後資金に余裕があると、ついグレードの高いマンションなどに住んでしまいます。しかし賃貸は一度入居すると簡単に引っ越しができません。特に年齢を重ねてからは体力的にも環境の変化に踏み切りにくいでしょう。


そのため家賃が高すぎる物件に住むと、資金が減ってきた際になかなか引っ越しできず破産につながってしまう可能性があります。


こうした状況を避けるためには、物件を決める段階で低めの予算設定をしておくことが有効です。できる限りその予算内の家賃の物件に住むことで、余裕のある生活を送ることができます。

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富裕層の方が老後に持つべきマインド


ここからは前述した富裕層の方が老後に陥りやすい罠を踏まえたうえで、どういったマインドを持つことが重要なのか解説します。そのマインドは大きく3つあり、それは以下の通りです。

  • お金の有限性を理解する
  • 消費活動はものの本質的な価値を考慮する
  • 健康にある程度のお金をかける
これらのマインドを持つことで、老後破産を避けられるだけでなく余裕のある生活を送れます。それぞれ解説するので、ぜひ参考にしてください。

マインド①お金が有限であることを理解

老後資金の1億円は大きなお金です。しかしお金は使えばなくなる有限のものになります。多くの人はこのことが頭ではわかっていても、いざとなるとつい忘れてしまうものです。


そのため、お金を使う際は必要性やリターンを考えてから使うようにしましょう。また、使い道を決める前に毎月の支出の上限額を決めることも有効です。食費や娯楽費などの変動費の上限を決めることで、家計のやりくりがより安定します。

マインド②ものの価値を考えた消費活動

お金があると、ついブランド品など高い商品を購入してしまう人も多いです。しかし、実際にはブランド品でもそうではない安い商品でも、生活の中での価値は大きく変わりません。


ブランド品が好きな人が無理のない範囲で購入するのはよいのですが、もし見栄のために購入するのであれば、それは絶対にやめましょう。重要なのは周りの目よりも、自分に価値のあるものを消費していくことです。


このように単に値段やブランドで購入するものを決めるのではなく、自分が生活をしていくうえで本当に価値あるものを消費していきましょう。

マインド③健康への投資

健康への投資はお金をかけなくてもできます。富裕層の方の中でも多い老後への不安に認知症や自分自身の介護、健康があります。これらの悩みを解消するには少しでも健康寿命を延ばすことが重要です。


健康寿命を延ばすには頭や身体の体操が効果的になります。日常的に認知症予防のドリルに取り組んでみたり、ウォーキングなどの運動を継続しましょう。健康維持に効果的です。


こうした日課によって健康を維持できれば、結果として介護が必要になるまでの期間が延び、認知症予防にもなります。


もし健康を損なうことによって、介護や医療にお金がかかることを避けたいのであれば、お金のやり取りだけでなく生活習慣も意識してみてください。

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まとめ:マネーキャリアのFPに相談して老後に備えよう!

ここまで富裕層が老後に備えるべき注意点や持つべきマインドを中心に解説しました。純資産1億円は老後資金としてはかなりの金額ですが、使いすぎれば老後破産のリスクもあります。


資産が十分であることに自信を持ちつつ、見栄による浪費や生活費が高くなりすぎる点には注意しましょう。


もし老後資金や、そのほかお金についての不安がある人はマネーキャリアの無料FP相談を利用してみてください。マネーキャリアは、全国どこからでも無料オンライン相談を何度でも行えます。


マネーキャリアで相談を受けるのは、お金のプロであるFPばかりなので疑問や不安を解消するのにうってつけです。ぜひ利用してみてください。

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