つみたてNISAは妻名義でも利用できます!贈与税や専業主婦の控除を解説のサムネイル画像
▼この記事を読んでほしい人
  • これから夫婦で資産運用をはじめてみたいと思っている人
  • 専業主婦でもNISAをはじめるメリットがあるのか知りたい人
  • 専業主婦でNISAやiDeCoで資産運用を始めたいと考えている人

内容をまとめると

  • 積立NISAは夫が妻名義で利用できる
  • 積立NISAは妻名義の口座も合わせて夫婦で利用することでより効率良く運用ができる
  • 年間110万円以下であれば夫のお金での運用でも贈与税は発生しない!
  • 専業主婦の積立NISAでの利益は扶養から外れることはないので安心!
  • 専業主婦が積立NISAを運用することによるメリットは多い
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つみたてNISAでは夫が妻名義でNISAを利用することが可能です。夫のお金で運用することで贈与税が発生するのか、専業主婦は利益で扶養控除から外れてしまうのか、離婚したらどうなるのかなど疑問点もあります。本記事ではつみたてNISAを妻名義で利用する注意点等を解説します。

この記事の目次

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つみたてNISAを妻の名義で利用することはできる?


たとえ夫婦間でも夫が妻名義のNISA口座で運用することは認められていません。


しかしながら、「妻の名義で運用する」ということは、夫が妻へ贈与し、夫名義の資産を妻名義のNISAで運用することで実現が可能です。


ただし、元手は夫の給与収入であったとしてもNISAはあくまで「妻名義」ですので妻の同意があって初めて成り立ちます。


また、解約も本人の意志があってこそですので注意が必要です。なお、贈与は毎年110万円なら非課税になりますが、贈与契約書を作成するなど第三者にも贈与したことがわかる書類や証拠を残しておくと確実です。


申込をする金融機関ですが、もともと証券会社は顧客から預かっている投資信託などについては、仮に証券会社が破たんしたとしても、確実に戻るように自社の資産とは区分して管理することが法律で義務付けられていますので、基本的には夫と妻で別の証券会社で口座開設する必要はありません。


しかしながら、近年は金融機関ごとにポイントの還元率や各種制度がめまぐるしく変化しているので、制度が改悪となった場合に備えて夫婦で分けておくのもいいですね。

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妻名義のつみたてNISA口座を申し込むために必要なもの

妻名義のつみたてNISA口座を申し込むために必要なものについてですが、本人名義で口座開設をする必要があるため全て妻名義の書類を用意しなければなりません。


そして、申込手続きも夫ではなく妻本人が行う必要があります。


口座申込の際は妻名義の下記書類を用意しておきましょう。

  • マイナンバー確認書類…マイナンバーカードや通知カードなど
  • 本人確認書類…運転免許証やパスポートなど
  • 非課税適用確認書の交付申請書 兼 非課税口座開設届出書NISA申請書) …オンラインで提出可能な場合もあります。

必要書類は各金融機関によっても違いがあるので事前に確認をするようにしてください。


申込をする金融機関ですが、夫と妻でそれぞれ別の証券会社で口座開設をすることによりリスク分散をすることも可能となります。


忙しい方でもネット証券などを利用すれば店舗に行かなくてもスマホ1つで口座開設をすることが可能ですよ。ネット証券は手数料が安い場合も多いです。

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夫が妻名義口座で利用する時、贈与税は発生する?


夫が妻名義の口座を利用する際に贈与税は発生するのでしょうか。

結論からお伝えすると妻名義であっても贈与税を発生させずに運用をしていくことが可能となります。


贈与税は現行、贈与を受けた金額が年間110万円以下であればかからないのです。申告自体も不要です。

つみたてNISAの年間非課税枠は40万円までとなるので上限額まで運用をしても問題無いということになります。


ただし、新NISAのつみたて投資枠の場合年間非課税枠の上限額が40万円から120万円まで引き上げられます。また、成長投資枠は年間240万円まで非課税で運用をすることが可能となりす。


贈与税がかかる条件を忘れ、新NISAの制度になった後も妻名義の口座で満額運用をした際は名義貸しの違反となってしまうので充分に気をつける必要があります。


ルールを守った上で夫と嫁の非課税投資枠を有効に使って運用していきたいですね。

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妻の名義でつみたてNISAを行う際の注意点とは?


妻名義でつみたてNISAを行う際の注意点とはどういったものがあるのでしょうか。


夫婦で2人分の非課税枠を使うことにより2倍の資産運用が可能となることは魅力なのですが、注意点についてもしっかりとおさえておきましょう。

ここでは以下2つの注意点を紹介します。

  • 注意点①あくまでも妻の判断が第一
  • 注意点②離婚すると財産分与の対象となる


夫が本人名義の口座で運用をしていくことと、妻名義の口座で運用をしていくことは全く同じという訳ではなく認識に違いがあることを理解しておく必要があります。

注意点①あくまでも妻の判断が第一

夫の資産を妻名義の口座で運用していくこと自体は可能なのですが、その場合名義貸しをしているだけであくまでも口座は妻のものとなります。

そのため、投資をするにあたっての判断は妻が第一となってくるのです。


老後の備えや、将来子供にかかる教育費など資産運用の目的は様々でしょう。夫婦2人で今後のお金の使い方についてしっかりと話し合って積立をしていくことはとても大切です。


ただし、妻名義の口座での最終判断は名義人である妻が行わなければならないという認識を持った上で名義貸しをするようにしてください。

注意点②離婚すると財産分与の対象となる

もしも離婚をすることとなった場合、名義貸しをした妻名義の口座の資産は夫婦どちらのものとなるのでしょうか。


結婚をした後に夫婦で共に積み上げてきた財産は夫婦2人のものとなり離婚後半分に分割をすることとなります。

妻名義の口座も同様で、結婚後に口座開設をした場合は今まで夫がずっと管理をしていた資産であっても財産分与の対象となります。


名義貸しをする際は、念のために離婚をした場合のことも想定した上でメリット・デメリットのどの点を優先するのかを考え運用を始めるようにしましょう。

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専業主婦でもつみたてNISAを始めて大丈夫?


収入が無い専業主婦でもつみたてNISAを始めても大丈夫なのでしょうか。


収入があっても無くても積立NISAの非課税枠は1人あたり40万円で設定されるので、妻の資産で利用をするのか夫の資産を妻名義の口座で運用するのしっかりと検討し上手く活用していくことがおすすめです。


運用資金があるのに非課税投資枠を使わない状態でいることはもったいないですよ!

専業主婦のつみたてNISAの利益は扶養を外れることはない!

専業主婦の場合夫の扶養に入ることにより、税負担が減ったり国民年金を払わずに受給できるという恩恵を受けることができます。


資産運用をすることにより利益を得てしまうと、扶養から外れてしまうのでしょうか。


結論から申し上げると扶養を外れてしまう心配はありません

利益は非課税所得とみなされるためです。また、確定申告をするといった作業も不要となります。


運用により利益を得ながらも扶養に入った状態でいられるということは大きなメリットです。


家事や子育てがあるのでパートなどで働くことが難しいという方も多いと思いますが、働きに出ることだけが収入を得る方法ではありません。


つみたてNISAを利用し時間を味方につけてお金に働いてもらうようにしましょう。

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専業主婦につみたてNISAがおすすめ!その理由とは


つみたてNISAは専業主婦にとって下記のポイントから大変おすすめです!

  • 専業主婦おすすめポイント1:生活費に合わせて投資ができる
  • 専業主婦おすすめポイント2:どれだけ利益が出ても扶養内
  • 専業主婦おすすめポイント3:お金の知識を身につけることができる

それぞれどういった理由でメリットがあるのか説明をさせていただきます。


資産運用には抵抗があり、銀行預金のみで資産管理をしているという方もこの機会に是非つみたてNISAの仕組みを知ってください。

専業主婦おすすめポイント1:生活費に合わせて投資ができる

まず、生活費に合わせて投資ができるというメリットがあげられます。


つみたてNISAの最低掛金は金融機関によっても異なりますが、ネット証券なら100円以上、大手銀行なら1000円以上というところが多いです。


元金が数十万円以上は必要、といった投資であればハードルが高いですが「食費が浮いた分を毎月運用にまわしていくようにしよう」といった目標であればスタートしやすいですよね。


もちろん投資なので絶対に増えるということが約束されているわけではありませんが、節約から捻出できた元金であれば減ることへの抵抗も少ないと思います。

専業主婦おすすめポイント2:どれだけ利益が出ても扶養内

つみたてNISAの利益は非課税所得とみなされ扶養をはずれてしまう心配はありません。また、上限も無いためどれだけ利益が出たとしても問題がないのです。


働いた場合は年収により「103万円の壁」や「130万円の壁」などといったボーダーを意識し扶養から外れないよう調整をしなければなりません。


つみたてNISAの資産運用ではその調整が不要という点がおすすめポイントです。


新NISAでは、つみたて投資枠成長投資枠を併用すれば1人あたり年間360万円の非課税枠が使えます。

多くの資金を運用に充てることが出来ればその分利益が見込める可能性も高くなるでしょう。

専業主婦おすすめポイント3:お金の知識を身につけることができる

つみたてNISAで資産運用をはじめることによってお金の知識を身につけることができるというメリットもあげられます。


現在、銀行普通預金の金利は金融機関にもよりますが約0.001%程度となっています。100万円を1年間預けたとしても利息は10円程度しかつかないという計算なのです。


それでもそのまま銀行預金に預けているという方はたくさんいらっしゃいます。


しかし、運用をし始めて運用利回りなどの知識がつくと「銀行に預けておくことがもったいない」という考えに変わる方が多くいるのです。

運用をすることで自然と知識が身についていきますよ。

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専業主婦にはつみたてNISAとiDeCoどちらがおすすめ?


専業主婦にはつみたてNISAとiDecoどちらがおすすめなのでしょうか。

つみたてNISAiDeCo
主な目的教育費・住宅ローン費・老後資金など
60歳までに使うお金の資産運用
老後資金
60歳以降に使うお金の資産運用
毎月の最低積立額ネット証券なら100円以上5,000円以上
引出し可能年齢いつでも可能
原則60歳まで不可
非課税期間最長20年
2024年の新NISAでは一生涯に!
原則60歳まで
口座開設・管理手数料ETF以外は販売手数料無料加入時に原則2,829円
一定の口座管理料も負担が必要
所得控除なし掛金の全額が対象

それぞれの特徴を比較してみました。


どちらにも利点があるため併用をする方も多いのですが、限られた資金を運用していく場合自身にとってよりニーズに合うものを選択する必要があります。

メリットが大きいのはつみたてNISA!

専業主婦にとってメリットが大きいのはつみたてNISAといえるでしょう。


まず、iDecoは原則60歳まで引き出しが不可というデメリットがあげられます。


老後まで手をつけずに運用をし続けられるというメリットとしても捉えられるのですが、子供の教育資金、親の介護費用など専業主婦にとって急な出費が避けられない場面も今後多々あるでしょう。

そういった時にいつでも引き出し可能なつみたてNISAは安心感があると思います。


また、新NISAに移行することで非課税期間が無制限となり、投資可能枠の上限がひきあげられるなどさらに運用の自由度が高まることとなりました。


これから資産運用をはじめる専業主婦の方はつみたてNISAからはじめてみましょう。


そして余裕があるのであれば、投資金額全額が控除となり、所得税と住民税の節税効果となるiDeCoも検討してみることもおすすめです。

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まとめ:マネーキャリアで夫婦間のNISA活用を成功させましょう!

今回は夫婦で夫が妻名義のNISA口座で運用をするメリット・デメリットについてお伝えをさせていただきました。


この記事で紹介したことをまとめると以下になります。

  • 妻名義のNISA口座で夫の資産運用することは可能
  • 夫から妻へ資産を受け渡しても年間110万円以下なら贈与税は発生しない
  • 専業主婦でもNISAをはじめるメリットはたくさんあるのでおすすめ
  • 専業主婦にはiDecoよりつみたてNISAがおすすめ

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ご家族のライフプランにあわせてオーダーメイドでご提案をさせていただきます。


この機会に毎月の収支をしっかりと見直して将来に向けてお金を備えていきましょう!

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記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。