
「大学生になったけど保険って必要なの?」
「大学生におすすめの保険を知りたい」
とお悩みではないでしょうか。
結論、大学生でも一人暮らしやアルバイトなどの状況によって、保険の必要可否や加入するべき保険の種類が異なります。
この記事では大学生におすすめの保険や加入すべき人の特徴を解説します。
この記事を読むことで、自分に必要な保険がわかり、安心して大学生活を送れるようになるので、ぜひご覧ください。

監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次
- 大学生におすすめの保険ランキング4選
- 学生総合共済保険
- 学生賠償責任保険
- 傷害総合保険
- 医療保険
- 大学生で保険加入がおすすめな人
- 一人暮らしをしている人
- アルバイトなどで家計を支えている人
- 大学生で保険加入がおすすめでない・必要性が低い人
- 実家暮らしで親のサポートがすぐ受けられる人
- 親の健康保険や家族の保険で十分な補償がある人
- 保険料の支払いが負担になる人
- 大学生でも保険に入るべきか?大学生の保険加入率とは
- 大学生の保険に関するよくある質問
- 大学生協の保険と民間保険の違いは?
- 海外留学中も保険は使えますか?
- 大学に学生生協がない場合はどうする?
- 在学中に加入したい場合はどうする?
- まとめ:大学生向けの保険加入でリスク管理をしよう!
大学生におすすめの保険ランキング4選
大学生におすすめの保険ランキングを紹介します。
大学生向けの保険は主に以下の4つです。
保険の種類 | 主な保障内容 |
---|---|
学生総合共済保険 | 病気・ケガ・賠償責任 |
学生賠償責任保険 | 他人への損害賠償 |
傷害総合保険 | ケガによる入院・通院 |
医療保険 | 病気・ケガによる入院・手術 |
各保険の特徴を把握することで、自分に必要な保障を見つけられます。
学生総合共済保険
学生総合共済保険は大学生に最もおすすめの保険です。
大学生協が提供する保険で、病気やケガ、賠償責任まで幅広くカバーします。
月額1,200円~2,000円程度と保険料が安く、学生の経済状況に配慮した設計になっています。
入院1日あたり10,000円、手術時には最大200,000円の給付金が受け取れます。
また、他人にケガをさせたり物を壊したりした場合の賠償責任も最大1億円まで補償されるため、学生生活で起こりうるリスクを総合的にカバーできます。
学生賠償責任保険
学生賠償責任保険は他人への損害賠償に特化した保険です。
自転車事故で歩行者にケガをさせた場合や、アルバイト先で商品を壊してしまった場合などに補償を受けられます。
月額100円~300円と非常に安価で加入できるのが特徴です。
最大1億円~3億円の賠償責任をカバーするため、高額な損害賠償請求にも対応できます。
特に自転車通学をしている大学生や、接客業のアルバイトをしている学生には必要性の高い保険といえます。
傷害総合保険
傷害総合保険はケガによる入院や通院を保障する保険です。
スポーツ活動やサークル活動中のケガ、日常生活での事故によるケガが対象となります。
月額500円~1,500円程度で加入でき、入院1日あたり3,000円~5,000円の給付金を受け取れます。
通院についても1日あたり1,000円~2,000円の給付があります。
体育会系のサークルに所属している学生や、アウトドア活動が多い学生には特におすすめの保険です。
医療保険
医療保険は大学生にとって必要性が特に高いわけではありませんが、早めに加入すると保険料を安く抑えられるメリットがあります。
大学生向けの医療保険は月額1,000円~3,000円程度で加入でき、年齢が若いほど保険料が安く設定されています。
入院1日あたり5,000円~10,000円、手術時には入院給付金の10倍~40倍の給付金を受け取れます。
学生のうちに加入しておけば、卒業後も同じ保険料で継続できる商品が多いです。
ただし、親の健康保険の扶養に入っている場合は公的保障で十分なケースもあるため、まず現在の保障内容を確認してから検討することをおすすめします。
大学生で保険加入がおすすめな人
大学生で保険加入がおすすめな人の特徴を解説します。
保険加入がおすすめな人は以下の通りです。
- 一人暮らしをしている人
- アルバイトなどで家計を支えている人
自分の状況と照らし合わせて、保険の必要性を判断しましょう。
一人暮らしをしている人
一人暮らしをしている大学生には保険加入をおすすめします。
実家を離れて生活している場合、病気やケガをした際に親のサポートをすぐに受けられません。
入院や通院で学業やアルバイトに支障が出ると、経済的な負担が大きくなります。
また、一人暮らしでは日常生活でのリスクも高まります。
火災や水漏れなどで近隣住民に迷惑をかけた場合の賠償責任や、自転車事故での損害賠償など、高額な費用が発生する可能性があるため、保険による備えが重要です。
アルバイトなどで家計を支えている人
アルバイトで家計を支えている大学生も保険加入をおすすめします。
ケガや病気でアルバイトを休むと収入が途絶え、生活費や学費の支払いに困る可能性があります。
特に奨学金を借りている学生の場合、返済計画にも影響が出てしまいます。
また、アルバイト先での事故やケガに対する保障も重要です。
飲食店での火傷や配達業務中の交通事故など、働く環境によってはリスクが高まるため、傷害保険や賠償責任保険への加入を検討しましょう。
大学生で保険加入がおすすめでない・必要性が低い人
大学生で保険加入がおすすめでない・必要性が低い人の特徴を解説します。
保険加入の必要性が低い人は以下の通りです。
- 実家暮らしで親のサポートがすぐ受けられる人
- 親の健康保険や家族の保険で十分な補償がある人
- 保険料の支払いが負担になる人
ただし、将来的な備えとして検討する価値があるケースもあるのできちんと上記ポイントを把握しましょう。
実家暮らしで親のサポートがすぐ受けられる人
実家暮らしで親のサポートがすぐ受けられる大学生は、保険加入の必要性が低いといえます。
病気やケガをした際に親が看病してくれるため、入院や通院による経済的負担を軽減できます。
また、実家暮らしの場合は生活費の負担が少なく、医療費の支払いについても親のサポートを受けられる可能性が高いです。
ただし、アルバイトをしている場合や、将来的に一人暮らしを予定している場合は、早めに保険について検討することをおすすめします。
学生のうちに加入すると保険料が安く抑えられるメリットもあります。
親の健康保険や家族の保険で十分な補償がある人
親の健康保険や家族の保険で十分な補償がある大学生も、追加の保険加入の必要性が低くなります。
親の健康保険の扶養に入っている場合、医療費の自己負担は3割で済みます。
また、高額療養費制度により、月の医療費が一定額を超えた場合は払い戻しを受けられます。
家族の生命保険に家族特約として医療保障が付いている場合もあります。
まずは親に確認して、現在どのような保障を受けられるのかを把握しましょう。
保険料の支払いが負担になる人
保険料の支払いが経済的に負担になる大学生は、無理に保険に加入する必要はありません。
学費や生活費の支払いが優先されるべきで、保険料の支払いで生活が圧迫されては本末転倒です。
まずは公的保障の内容を理解し、最低限の備えができているかを確認しましょう。
経済状況が改善してから保険加入を検討しても遅くありません。
ただし、賠償責任保険のように月額数百円で加入できる保険については、優先的に検討することをおすすめします。
大学生でも保険に入るべきか?大学生の保険加入率とは
大学生の保険に関するよくある質問
大学生の保険に関するよくある質問を解説します。
解説する質問は以下のとおりです。
- 大学生協の保険と民間保険の違いは?
- 海外留学中も保険は使えますか?
- 大学に学生生協がない場合はどうする?
- 在学中に加入したい場合はどうする?
よくある質問への解説を見て、不安や疑問点を解消しましょう。
大学生協の保険と民間保険の違いは?
大学生協の保険と民間保険には以下のような違いがあります。
大学生協の保険は学生向けに特化した保障内容で、保険料が安く設定されています。
一方、民間保険は保障内容の選択肢が豊富で、個人のニーズに合わせてカスタマイズできます。
大学生協の保険は卒業と同時に保障が終了しますが、民間保険は継続して加入できます。
また、大学生協の保険は加入手続きが簡単で、大学内で相談や手続きができる利便性があります。
海外留学中も保険は使えますか?
海外留学中の保険適用については、加入している保険の種類によって異なります。
大学生協の学生総合共済保険は、海外での事故やケガについても一定の保障があります。
ただし、海外での医療費は高額になることが多いため、留学期間中は海外旅行保険への追加加入をおすすめします。
留学先の国や期間によって必要な保障内容が変わるため、事前に保険会社に確認しましょう。
長期留学の場合は、現地の保険制度についても調べておくことが重要です。
大学に学生生協がない場合はどうする?
上記で学生生協を利用する場合の説明をしました。ですが、大学によっては学生生協がない方もいらっしゃいます。
その方は、地域の生協で学生総合共済に加入が可能です。
地域の生協に関してはそこで必ず手続きが可能なので、お住いの地域の生協を調べてみてください。
また仮に大学に学生生協があっても地域の生協を利用してもいいので、大学に学生生協があってもなくても問題はありません。
保険加入は安心して手続きができますので、もし不安に感じられた方はぜひ地域の生協で学生総合共済に加入してみてください。
在学中に加入したい場合はどうする?
結論から申し上げますと在学途中、入学後からでも保険の加入は可能です。
大学の生協窓口または地域の生協窓口で保険加入の手続きをしていただければ問題ありません。
こういったものによって保険加入率は変わってきます。
保険に入りやすい環境、入りにくい環境、それによって入らないという選択をとる方もいます。
入学時の手続きでないと保険加入がしにくいのではないかという不安があった方は安心して在学途中でも保険加入の手続きをしていただければ加入が可能です。
本記事で保険加入してみよう、身近な人が事故に遭ったや身近な人が保険について考えだしているなど保険について考えるきっかけは人それぞれです。
そのため、保険加入のタイミングに正解はなく加入したいと思われた方は気にせず手続きをしてください。
もちろん途中で加入できるので、反対に途中で解約もできます。ゆえに加入してもデメリットに感じれば解約を行うという判断が容易に可能です。
まとめ:大学生向けの保険加入でリスク管理をしよう!
ここまで、大学生におすすめの保険ランキングと加入の必要性について紹介しました。
大学生の保険選びは生活状況や経済状況によって最適な選択肢が変わり、一人暮らしやアルバイトをしている学生ほど保険の必要性が高くなります。
しかし、保険選びには専門知識が必要であり、間違った選択をすると経済的な負担が増える問題があります。
そこでマネーキャリアを利用すると、大学生の状況に応じた最適な保険プランの提案を受けられます。
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