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▼この記事を読んで欲しい人
  • がん保険の複数加入をするべきか悩んでいる人
  • がん保険に悩んでいる人
  • がんに対する不安が大きい人

▼この記事を読んでわかること
  • がん保険の複数加入は必要か不必要か
  • 複数加入した時のメリット・デメリット
  • おすすめの相談窓口ならマネーキャリア
  • マネーキャリアをおすすめる理由

一人でのがん保険の複数加入は可能であり、メリットがいくつかある一方、そのデメリットもあげられます。特に、それぞれの保険の保障範囲が広がり保障プランが多様化してきた現在では複数加入のメリットは小さく、その他の選択肢の方が有効だといえるでしょう。

この記事の目次

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がん保険の複数加入は出来る?


がん保険の複数加入が出来るのか?という疑問を持ったこともあるのではないでしょうか。特に、がんに対して大きな不安を持たれている方は気になるところですね。


また、初めてがん保険に加入しようとしている方も、すでに加入しているが乗り換えあるいはプラスαで複数加入しようか、悩んでいる方もおられることでしょう。


結論としては、がん保険の複数加入は出来ます。


もちろんメリット・デメリットが存在しますので、この記事では複数加入のメリット・デメリットや必要不必要かを解説していきます。


是非最後までお読みいただき、ご自身にがん保険の複数加入が「必要」か「不必要」かの判断材料にしていただければ幸いです。

がん保険の複数加入は可能

先述したように、がん保険の複数加入は可能です。


すでに加入している同じ保険会社でも、異なる保険会社でも可能です。健康状態が悪ければ、加入を断られることもありますが、問題なければ可能です。


ただし同じ保険会社の場合は、保険会社によって上限を設けている場合もあります。


例えば「がんと診断されたら一時金が出る保険」だと、一被保険者当たりにつき上限200万円まで、などの規定がある場合が多く、必要な保障額に満たないこともあります。


保険金の上限など、細かい規定については各保険会社にお問い合わせください

多くの場合がん保険の複数加入は不要

がん保険の複数加入が可能なことは説明してきましたが、そうなると次は複数加入が本当に必要か?という疑問が生じてきますよね。


もちろん一人一人の状況によって変わってきますが、多くの場合はがん保険の複数加入は不要です。理由は以下にまとめておきます。


がん保険の複数加入が不要な理由

  • 一つの保険ですべて賄える場合が多い
  • がん以外の病気への備えも重要
  • 保険会社の破綻リスクは小さい


詳しくは後ほど解説していきますが、がん保険のみならず、毎年のように新商品が発売され、進化を続けている生命保険商品。


一つの保険で様々なリスクを保障する商品も多く発売されていますので、複数加入は不要となってきました。


ただし、死亡保険医療保険は明確に保険商品として分けられているので、そういった意味での複数加入は必要となってくる点にはご注意ください

がん保険に複数加入するメリット


がん保険に複数加入するメリットは以下の3点です。

  • それぞれのがん保険の欠点を補うことで保障を強化できる
  • 様々な保険担当者に意見を聞くことが出来る
  • 保険会社の破綻リスクに備えられる

詳しくは後ほど解説しますが、一口に「がん保険」と言っても保障内容保険会社によって様々です。


その様々な保障内容のいいところを組み合わせることで、欠点を補い、より充実したがん保障が持てるようになります。

それぞれのがん保険の欠点を補うことで保障を強化できる

がん保険の複数加入のメリットの1つ目は、欠点を補い保障を強化できることです。


各保険会社が商品として「がん保険」を販売していますので、保険会社によって保障内容も保険料の設定も様々です。当然ながら保険会社によって強み弱みもそれぞれ存在します。


例えば、

A社「がんの入院保障を充実させているが、診断一時金の保障は重視していない」

B社「入院保障は重視していないが、診断一時金は充実させている」


それぞれ診断一時金の保障と入院保障が弱いことが欠点になりますが、これらを組み合わせると、それぞれの欠点を補うことができ、保障を強化できます


がんは日本人の死亡要因を大きく占める病気の一つなので、がん保障を充実させたい方には、複数加入することで、より安心できるでしょう


ただし、複数加入することでデメリットも出てきますので、後ほど詳しく解説していきます。

様々な保険担当者に意見を聞くことが出来る

メリットの2つ目は様々な保険担当者の意見が聞けることです


がん保険を複数加入するということは、基本的に保険担当者も複数になります。最近では一人の担当者が複数の保険会社の商品を取り扱えることも多くなってきましたが、まだまだ少数派です。


保険に対する考え方は保険会社や担当者によって様々です。その様々な意見を聞くことで、どのような考え方で加入するのが、ご自身にとって正解なのかの、判断材料になります。


何よりも大切なのは、その担当者の意見や考え方にしっかりと根拠まで聞くことです。根拠まで聞いて加入することで、ご自身の安心度も高くなることでしょう。

保険会社の破綻リスクに備えられる

メリットの3つ目は保険会社の破綻リスクに備えられることです。複数加入することで保険会社も分けられるので、保険会社の破綻リスクを低減できます。


保険会社の多くが株式会社として経営しているので、当然ながら破綻するリスクが0とは言い切れません。実際、過去に破綻した保険会社も存在します。


保険会社が破綻してしまうと。契約通りの保障が受けられない可能性があります


そういった場合でも保険会社を分けておくことで、片方が破綻しても、もう片方が大丈夫であれば保障がなくなるといったリスクを避けることができます。

がん保険に複数加入するデメリット


がん保険に複数加入するメリットのついては解説してきましたが、当然ながら複数加入することでデメリットも出てきます。


がん保険に複数加入のデメリットは以下の3点です。

  • 保険料が割高になる
  • 保険の管理や請求の手間が増える
  • がんに偏りすぎた備えになってしまう


こちらのデメリットに関しても後ほど解説していきますが、一番大切なことは自身に合った選択をすることです。


メリットデメリット両方をしっかりと理解したうえで、自身がどのような形でがん保険に加入するのが一番合っているのかを判断してください。

保険料が割高になる

デメリットの1つ目は保険料が割高になることです。


1つの保険のみに加入するのと、2つの保険に複数加入するのでは、もちろん保険料が割高になります


保険会社にもよりますが、「2つの保険に複数加入した場合」の保険料と、「1つの保険会社で同じような保障になるように特約をつけた場合」の保険料を比較した場合、1つの保険会社で特約をつけた方が保険料が安くなる可能性もあります。


安心できる保障だとしても、保険料が高く、将来的に支払いが難しくなるのであれば本末転倒です。


がん治療がとんでもない高額になる可能性がある現代では、がん保険は生涯加入し続けるべき保険の1つです。


将来的にも保険料が払い続けられるように、保障と保険料のバランスを考えて加入することが大切になってきます。

保険の管理や請求の手間が増える

デメリットの2つ目は管理や請求の手間が増えることです。


加入する保険が2つになれば、それぞれの保険証券・パンフレット・設計書・約款などすべての書類がになり、保管の手間が増えます。


もし万が一がんになってしまった場合でも保険金の請求書を2つの保険会社に出さないといけないので手間もになります。


がんになってしまったという精神的なダメージがある時の手間は少しでもない方がいいのではないでしょうか。


さらに、毎年のことであげると年末調整の際の書類も手間が増えます。


慣れてしまえばそこまで手間ではないことですが、年に一度しかないことなので年末調整に慣れることが自体が難しいかもしれません。

がんに偏りすぎた備えになってしまう

デメリットの3つ目はがんに偏りすぎた備えになってしまうことです。


誰でも保険に対する予算は少ない方がいいと考えていることでしょう。その予算の中で保険料が割高になってします複数加入をすると、がん保障だけ充実し他の保障が手薄になってしまいます


参考書く病気ごとの日本人の死亡率をまとめてみました。


主な死因別死亡数の割合(厚生労働省調べ)

  1. 悪性新生物 26.5%
  2. 心疾患   14.9%
  3. 脳血管疾患 7.3%
  4. 肺炎    5.1%


このようになっています。よく三大疾病と言われますが、がん以外にも心疾患や脳血管疾患にも備えが必要なのがお分かりいただけます。


自分が将来どのような病気になるか分からない以上はがん以外の病気の保障も考え、バランス良く加入すべきではないでしょうか。

がん保険の複数加入が不要な理由


ここまでがん保険の複数加入のメリット・デメリットについて解説してきましたが、基本的にはがん保険の複数加入は不要です。


がん保険の複数加入が不要な理由は以下の3点です。

  • 一つの保険ですべてを賄える場合が多い
  • がん以外の病気への備えも必要
  • 保険会社の破綻リスクは小さい

がん保険のみならず生命保険は、毎年のように新商品発売商品改定があるので年々進化していると言っても過言ではありません。


そのため一つの保険で幅広い保障が持てるものも多くなってきました。

理由1:一つの保険ですべて賄える場合が多い

複数加入が不要な理由の1つ目は、一つの保険ですべて賄える場合が多いからです。


先ほどもお伝えしたように生命保険はお客様のニーズや医療技術の進歩に対応するために、毎年のように新商品や商品改定がされており、進化しています。


その結果一つの商品で幅広い保障が持てるので、わざわざ複数加入する必要性はなくなってきました


具体例として、「一時金特化の保険と一時金なしの保険をそれぞれ組み合わせた場合」と「一時金とその他の保障がセットになっている保険を選んだ場合」の保険料を比較しました。


条件はともに40歳、女性の保険料です。


一時金特化の保険と一時金なしの保険をそれぞれ組み合わせた場合

  • A社の検索条件、保険期間指定なし、診断給付金100万円、手術・入院・通院なし
  • B社の検索条件、保険期間指定なし、診断給付金なし、入院・通院時の保障あり

保障内容A社B社
保険期間終身5年
診断給付金100万円×
がん治療×実損補償
入院・通院×実損補償
女性特有××
保険料月1,740円月1,931円


合計保険料3,671円


一時金とその他の保障がセットになっている保険を選んだ場合

  • C社の検索条件、保険期間指定なし、診断給付金100万円、治療時の保障あり、入院・通院時の保障あり、月2,680円

保障内容C社
保険期間終身
診断給付金100万円
がん治療抗がん剤10万
女性特有入院1日につき10,000円
保険料月2,680円

保険料2,680円


参考サイトはこちら


一時金とその他の保障がセットになっている保険を選んだ場合の方が保険料も安く内容も充実している結果となりました。


もちろん年齢・性別・保障内容・保険会社によって結果が変わる場合もありますので自身でも確認してみてください。

理由2:がん以外の病気への備えも重要

理由の2つ目はがん以外の病気への備えも重要だからです。


先述したように、がんによる死亡は割合として多いですが、他の病気での死亡が多いのも事実です。


やはり、がんを含む、心疾患脳血管疾患三大疾病は無視できない病気です。


死亡要因のほとんどを占める三大疾病は医療費以外の部分でも経済的に負担が大きくなる可能性があります。


例えば病気になってしまったことによる収入の減少や、日常生活を送ることができないために長期入院や介護状態も十分考えられます。


収入が減少していても生活費はかかりますし、プラスαで医療費介護費用の負担と考えると多くの方が厳しい状況になるのではないでしょうか。


そのためにがん以外の病気に関しての備えも重要になってきます。

理由3:保険会社の破綻リスクは小さい

理由の3つ目は保険会社の破綻リスクは小さいことです。


保険会社の健全性を測るための指標に「ソルベンシー・マージン比率」というものがあります。


ソルベンシー・マージン比率とは保険会社が保険金支払いのために積み立てている資金を上回って有する「支払い余力」のことです。


この比率が200%を下回ると行政指導などが入りますが、一番低い保険会社を見ても400%代と全く問題がありません。


さらに日本で営業している生命保険会社は全て「生命保険契約者保護機構」に所属しており、破綻したとしても、保護機構が契約を補償してくれるので保障がなくなるといったことはありません。

現状のがん保険では不安がある場合の選択肢


現在加入しているがん保険に不安がある場合の選択肢についても解説していきます。多くの場合は下記の3つの選択肢になります。

  • がん保険の乗り換えを行う
  • がん特約の中途付加
  • 他の網羅的な生命保険に加入する

いずれの選択肢にしても、まずは現在加入しているがん保険にどのような不安があるのか

明確にされておくことをおすすめします。


そしていただくことで金銭的にも時間的にも無駄をなくすことができます。

がん保険の乗り換えを行う

選択肢の1つ目はがん保険の乗り換えを行うです。


現在加入している保険を解約して、新たながん保険に加入する方法ですが、注意点がいくつか存在します。

  • 新たに保険に加入する時に、健康状態が悪いと加入できない場合がある
  • がん保険には免責期間が存在する
  • 乗り換え時の順番は、①新たな保険の契約をする②契約が成立してから加入していた保険を解約する(免責期間も考慮する)

がん保険のみならず、保険商品に加入するには一定以上の健康状態でないと断られることもあります


聞かれたことあるかもしれませんが、がん保険には「免責期間」が存在し、新たにがん保険に加入しても、申込した日から90日以内に見つかったがんに対しては使用できません。


乗り換える時には、正しい順番が存在します。これは万が一、新たながん保険に加入できなかった時にがん保障が全くないという状況にならないためにお伝えしています。


もし、現在加入しているがん保険を先に解約してから、新たながん保険の手続きをした場合に健康状態から断りを受けてしますとがん保障が全くなくなってしまいます。


新しいがん保険に加入できなかったから、解約したことをなかったことにしてほしいと言われても、どこの保険会社も対応してくれないのでご注意ください。

がん特約の中途付加

選択肢の2つ目はがん特約の中途付加です。


一般的に保険商品は、特約の中途付加が可能です。足りない保障や不安に思われる保障を後から特約として追加できる仕組みです。


具体例をあげると、加入当時は必要ないと思い、「がんの診断給付金なしの入院保障や手術保障だけ」のがん保険に加入していたが、数年後に診断給付金も必要となった場合。


現在のがん保険に「診断給付金の保障」を中途付加で後付けできるようになっています。


ですので、足りないと感じている保障や不安に感じている保障だけ追加しましょう。


この際も乗り換え時と同じ注意が必要なので、改めて確認してくだい。

他の網羅的な生命保険に加入する

選択肢の3つ目は他の網羅的な生命保険に加入することです。


先述してきたように、生命保険商品は年々進化をしています。1つの保険で死亡保障から入院・通院保障、がん保障まで幅広く保障が持てる保険商品も存在しています。


そういった保険に加入するのも1つの選択肢にはなります。


ただし、最近では保険会社も特性を出す意味でも、力を入れている保障が明確に分かれてきました。


極端な話ですが、死亡保障を商品として持たない代わりに、医療保障には力を入れ保険料も割安で販売している会社もあれば、逆に死亡保障に力を入れている会社もあります。


ですから、死亡保障はこっちで、医療保障はこっちと、力を入れている分野ごとに保険会社を分ける方が保障内容も充実し、保険料も割安になることもあります。


1つの会社で網羅的な保険に加入するか、分野ごとに保険会社を分けて加入するか、ご自身に合った選択をしていただくのが大切になります。

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まとめ:がん保険の複数加入は多くの場合不要


ここまでがん保険の複数加入について解説してきましたが、メリットとデメリットを考えると、多くの場合はがん保険の複数加入は不要です。


不要な理由は以下の3点でした

  • 一つの保険ですべてを賄える場合が多い
  • がん以外の病気への備えも必要
  • 保険会社の破綻リスクは小さい


1つの商品で幅広いがん保障が持てるので、保障を充実させることが可能になっています。わざわざ複数加入して割高な保険料を払う必要もないでしょう。


さらに、がん保障だけでなく、他の病気心配事のことを考えると、がん保障だけを充実させるのではなく、幅広い備えが必要になってきます。


限られた予算の中で、がんを含めた他の病気や心配事の備えを、どのようにバランスをとるのか自身に一番いいのか考えたうえで判断するのが大切になります。