内容をまとめると
- 車二台持つためには最低年収が500万円必要
- 車二台を持つかどうかは、ライフスタイルや経済的負担を考えることが重要
- 維持費を抑えるには、燃費の良い車を選び、保険の見直しを行うのが大切
- お金の悩みがある場合は、何度でも無料で利用可能なマネーキャリアのFP相談サービスが便利
- マネーキャリアは顧客満足度93%だから安心して利用できる
監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次
- 車の二台持ちは年収500万で可能
- 車を二台持ちしたときの年間維持費【組み合わせ別に紹介】
- 軽自動車二台
- 軽自動車と普通車の二台
- 普通車二台
- 車の二台持ちにかかる費用を少なくする方法を紹介
- 保険会社のセカンドカー割引を利用する
- どちらか1台を中古車や軽自動車にする
- 駐車場代はできるだけ安くする
- 燃費のいい車を購入する
- 自動車保険を工夫する
- 車を二台持ちするメリット・デメリットを解説
- メリット:用途に応じて車を使い分けられること
- デメリット:二台分の費用がかかってしまうこと
- 夫婦で車の二台持ちをすべき場合・しないほうがいい場合
- 仕事や子育てで車をよく使う場合は二台持ちをするべき
- 都市部での生活や子育てで収入が減る場合は二台持ちしないほうがいい
- 車を二台持ちに関するよくある質問
- 車の二台持ちはもったいない?
- 車3台目を持つ場合の年収はいくら?
- 番外編:車とバイクの二台持ちは年収いくらから?
- 車を二台持つ場合のお金の悩みを簡単に解決する方法とは?
- お金の悩み全般に関する悩みを無料で解消:マネーキャリア
- まとめ:年収500万以上なら車の二台持ちができる!
車の二台持ちは年収500万で可能
車を二台所有するのに必要な年収は車種によっても異なりますが、家族の生活に必要な場合は500万円が目安です。
国税庁の調査では日本人の平均年収は約460万円(2023年)で、車の購入価格は年収の半分が限度とされています(※)。
年収500万円の家庭なら250万円が目安となり、一台あたり125万円の車を二台購入すれば生活に便利な車を買うのに十分な価格です。
※参考:「令和5年分民間給与実態統計調査」国税庁
車を二台持ちしたときの年間維持費【組み合わせ別に紹介】
以下の自動車の組み合わせで維持費を解説します。
- 軽自動車二台
- 軽自動車と普通車
- 普通車二台
軽自動車二台
1つ目は軽自動車を二台持ちした場合です。
以下は維持費の詳細です。
項目 | 費用 |
---|---|
ガソリン代(ガソリン税含む) | 約60,000円 |
自動車任意保険料 | 60,000円~ |
駐車場代 | 120,000円~ |
税金(自動車税等) | 約30,000円 |
車検代 | 約80,000円 |
軽自動車二台持ちの維持費は、ガソリン代が走行距離に応じて変動しますが、1リットルあたり120円が目安です。
任意保険の加入は義務ではありませんが、事故の時の高額賠償リスクに備えて強くおすすめします。
自賠責保険は賠償金を3,000万円まで負担してくれますが、人身事故の賠償金は1億円を超えるケースもあるので、一生かけて賠償金を支払わなければならなくなる可能性もあります。
また税金についてもガソリン税がありますので走行距離によって支払う額は変動します。
軽自動車と普通車の二台
2つ目は軽自動車と普通車を一台ずつ所有していた場合の年間維持費です。
以下は維持費の詳細になります。
項目 | 費用 |
---|---|
ガソリン代 | 約85,000円 |
自動車任意保険料 | 約60,000円 |
駐車場代 | 120,000円~ |
税金 | 約60,000円 |
車検代 | 約90,000円 |
自動車の維持費は大型の車種ほど高くなる傾向にあり、保険料や駐車場代は変わりませんが、ガソリン代や自動車税や重量税、車検代は高くなります。
車種にもよりますが、もっとも燃費の良いのは軽自動車になります。
しかし家族構成や用途よっては軽自動車は小さすぎるという場合もあります。
特に子がいる家族からは、レジャーに使用する場合に荷物を多く載せられるうえのびのび乗車することができるワンボックスカーが好まれる傾向があります。
普通車二台
普通車二台持ちした場合の年間維持費は以下の通りです。
以下は維持費の詳細になります。
項目 | 費用 |
---|---|
ガソリン代 | 約120,000円 |
自動車任意保険料 | 約120,000円 |
駐車場代 | 120,000円~ |
税金 | 約90,000円 |
車検代 | 約100,000円 |
普通車二台ともなると、年間の維持費は50万円近くになってきます。
年収500万円の世帯が車を二台持つのはなかなか厳しい金額です。
日常生活に影響が出る可能性もあるので、普通自動車を二台持つ場合は十分に検討する必要があります。
車の二台持ちにかかる費用を少なくする方法を紹介
ここからは車の二台持ちが費用を節約する方法を紹介します。
以下の5つの方法を活用することで、車の二台持ちにかかる費用を抑えることができます。
- 保険会社のセカンドカー割引の利用
- 中古車や軽自動車の選択
- 安い駐車場の確保
- 燃費の良い車の購入
- 自動車保険を工夫する
これらの方法は、車の選び方や保険の見直しなど、日常的な工夫から気軽に始められるもので、適切に組み合わせることで、二台持ちに伴う経済的負担を軽減することができます。
車を二台持ちしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
保険会社のセカンドカー割引を利用する
1つ目の方法は保険会社のセカンドカー割引を利用することです。
セカンドカー割引とは、複数の車を所有している人が保険を新規契約したときに自動車保険の等級を高いところから始められる制度です。
これによって契約者は通常より安い金額で保険を利用することができます。
非常にお得なので車を二台持ちする場合はセカンドカー割引の利用は必須といえます。
どちらか1台を中古車や軽自動車にする
2つ目の方法はどちらか一台を中古車や軽自動車にする方法です。
普通車の新車を購入しようとした場合、車種にもよりますが200万~500万円ほどの購入金額が発生します。
それに対して中古車であれば、100万円以下で購入することができる可能性があります。
一括で払うにしろ、ローンで払うにしろ購入金額が100万円前後違ってくるので、節約方法としてはもっとも効率的です。
しかし、価格が50万円以下など、相場と比較してあまりに安すぎる車の購入は控えましょう。
一見すると安い場合でも、耐用期間が残りわずかであったり思わぬ欠陥がありかえって維持費や手間がかかってしまう場合があります。
駐車場代はできるだけ安くする
3つ目は駐車場の料金を安いものにすることです。
駐車場の金額は地域差があります。
人が多く住んでいて常に空きがないような駐車場と、逆に空きがなかなかうまらない駐車場では明らかに後者のほうが安いです。
料金の安い駐車場を選べばそれだけ節約効果があり、二台持ちの場合、その効果はさらに大きくなります。
駐車場の料金が1,000円安くなるだけで、年間24,000円の節約につながります。
このような固定費は節約効果が大きいので、駐車場を選ぶ際は慎重に検討する必要があります。
燃費のいい車を購入する
4つ目は燃費のいい車を購入することです。
二台持ちでなくとも、ガソリン代は車を維持する上でもっとも高くなる費用です。
ガソリン価格は変動が大きい割にタイミングを選べないことが多いのです。
車の燃費が良い場合、補給の回数を減らすことができ、それだけガソリンを消費しなくて済むので節約できます。
そのため、車を購入するときは燃費のいい車を選ぶようにしましょう。
自動車保険を工夫する
5つ目は自動車保険を工夫することです。
自動車保険については、ノンフリート等級を引き継ぐことができる「セカンドカー割引」を活用できます。
また、運転者の範囲を限定する「家族限定特約」も付けることで、保険料を抑えることができます。
このように、インターネットを活用して複数の保険会社の見積もりを比較し、最も優遇された条件を提示してくれる会社を選ぶのも賢明です。
車を二台持ちするメリット・デメリットを解説
ここからは車を二台持ちにするメリット・デメリットを紹介します。
なかには二台持ちすることを迷っている人も多いです。
二台持ちはさまざまなメリットがある一方で経済的な負担がかかるというデメリットもあるので、年収が低すぎれば断念せざるを得ない場合もあります。
ここではメリット・デメリットを紹介し、その判断材料を示していきます。
メリット:用途に応じて車を使い分けられること
車を二台持ちすることで、近所への買い出しや家族旅行など、用途に応じて車を使い分けられるというメリットがあります。
家族で別々の用事が重なっても気兼ねなく使用でき、買い物に行けない状況を避けられます。
また、一台ずつ使うことで負担を分散でき、車を長持ちさせられるので、買い替え回数を減らせる大きな節約効果があります。
デメリット:二台分の費用がかかってしまうこと
車を二台持ちするデメリットには、維持費用が二台分かかることです。
夫婦で車の二台持ちをすべき場合・しないほうがいい場合
ここからは夫婦で車の二台持ちをすべき場合としないほうがいい場合を紹介します。
車は便利で家族で二台持ちできれば効率的な時間の使い方が可能です。
一方で二台持ちをすることでかえってお金がかかり、生活水準が落ちてしまう可能性もあります。
持つべき場合と持たない方がいい場合を知ることで、夫婦で話し合いするときの参考になるのでぜひご覧ください。
仕事や子育てで車をよく使う場合は二台持ちをするべき
車の二台持ちをしたほうがいいケースは以下があげられます。
- 仕事で車を使う
- 公共交通機関があまり整備されていない地域に住んでいる
- 子育てに車が必要
都市部での生活や子育てで収入が減る場合は二台持ちしないほうがいい
以下は、車の二台持ちをしないほうが良い場合です。
- 東京・大阪などの公共交通機関が整備されている場所に住んでいる
- 子育てなどで世帯収入が減る
- どちらかが仕事を辞め専業主婦(主夫)になる
車を二台持ちに関するよくある質問
以下は二台持つ際のよくある質問になります。
- 車の二台持ちはもったいない?
- 車3台目を持つ場合の年収はいくら?
車を二台持つ場合・持っている場合、様々なことを考慮する必要があります。
車の二台持つかどうでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
車の二台持ちはもったいない?
車を二台持つことにはメリット・デメリットの両方があるので、一概にもったいないとはいえません。
メリット
以下は車を二台持つことのメリットです。
- 仕事や子育てで車を使う用途が使い分けられる
- 家族に遠慮せずに使える
- 車一台への負担を減らせる
これらのメリットにより、特に移動が必要な地域やライフスタイルに合わせて、二台持ちが便利になる場面も多くあります。
デメリット
以下は車を二台持つことのデメリットです。
- 駐車場の料金など維持費用が二倍かかる
- 購入にかかる費用も二台分になる
- メンテナンスに手間がかかる
車は保有しているだけでもお金がかかるので、自動車の組み合わせによっては家計を圧迫する可能性もあります。
将来叶えたいことを事前に把握し、車を二台持つ必要があるかを改めて考えてみることが大切です。
車3台目を持つ場合の年収はいくら?
車を3台以上所有する場合、車種や生活スタイルにも依存しますが、おおよそ640万円以上の年収が必要と考えられます。
日本自動車工業会の「乗用車市場動向調査」によると、年収と車の所有台数には明確な相関関係があることがわかっています。
年収がおおよそ640万円の場合、約7.3%の人が3台以上の車を所有しています(※)。
さらに年収が上がるにつれて、複数台の車を所有する割合が増加する傾向が明確に見られます。
※参考:「2023年度乗用車市場動向調査について」日本自動車工業会
番外編:車とバイクの二台持ちは年収いくらから?
車とバイクの二台持ちをする場合、必要な年収は最低300万円ほどになります。
バイクを購入する際にはバイク本体の金額のほかに、以下の費用がかかります。
- バイクの登録手数料
- 納車整備手数料
項目 | 費用 |
---|---|
ガソリン代 | 約40,000円 |
任意保険料 | 約60,000円 |
駐車場代 | 約60,000円~ |
税金 | 約6,000円 |
車検代 | 約20,000円~ |
車を二台持つ場合のお金の悩みを簡単に解決する方法とは?
車を二台持ちしたい方の中には、年収が足りるか不安を感じる人も多く、低年収の場合は家計を圧迫し生活が苦しくなる可能性があります。
車の二台持ちを考えている場合、家計の見直しや将来に必要な支出の把握が必要ですが、一人では難しいです。
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まとめ:年収500万以上なら車の二台持ちができる!
車を二台持つには、最低でも年収500万円が必要です。
車二台を持つべきかどうかのメリットとデメリット、そして解決方法を理解しながら将来のマネープランを考えることが大切です。
とはいえ、車を二台持つために必要な費用を一人で計算し、判断するのは簡単ではありません。
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