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この記事の監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次
- 相続税申告は自分では無理?相続税申告を自分でやってみた人の体験談
- 自分で相続税の申告をしてみてどうでしたか?
- 自分で相続税の申告をするのにどれくらいの時間がかかりましたか?
- 自分で相続税の申告をする上で、大変だったことはなんですか?
- 最終的に自分で申告しましたか?または税理士等に依頼しましたか?
- 結論:相続税の申告は税理士に頼まずに自分でできる?
- 自分で相続税を申告する5つのステップ!準備から提出・注意点を解説
- 必要な申告様式を確認する
- 法定相続人を確認する
- 財産目録の作成
- 申告に必要な書類を集める
- 申告書を作成・提出
- 相続税対策でおすすめの相談先
- FP(ファイナンシャルプランナー)
- 税務署
- 市役所
- 相続税の申告を自分でするなら、FPの無料相談を利用しない手はない!
- 自分で相続税の申告をするにあたってよくある質問
- 自分で相続税申告をする際の必要書類は?
- 相続税の申告を税理士や司法書士に頼むと費用はいくらかかりますか?
- 自分で相続税の申告をして税務調査が来ることはある?
- 【まとめ】効率よく・正確に相続税を自分で申告するなら、まずFPに相談を
相続税申告は自分では無理?相続税申告を自分でやってみた人の体験談
相続税申告は自分では無理なのか、相続税申告を自分でやってみた方にアンケートをとりました。
自分で相続税の申告をしてみてどうでしたか?
実際に自分で相続税の申告をした方に「手続きがどの程度大変だったか」以下の5段階で評価してもらいました。
- 大変だった
- やや大変だった
- 普通
- やや簡単だった
- 簡単だった
60%以上の方が「大変だった」と回答。「簡単だった」と回答したのは0%でした。
自分で相続税の申告をするのにどれくらいの時間がかかりましたか?
実際に自分で相続税の申告をした方に「どのくらい時間がかかったのか」アンケートをとりました。
半数以上の方が「2週間以上」と回答しており、自分で相続税の申告をするにはかなり時間がかかることがわかりました。
自分で相続税の申告をする上で、大変だったことはなんですか?
最終的に自分で申告しましたか?または税理士等に依頼しましたか?
相続税の申告をした方に「最終的に自分で申告したのか、税理士などに依頼したのか」アンケートをとりました。
約75%の方が「税理士に頼った」「税務署、市役所のサポートを受けた」と回答しました。
結論:相続税の申告は税理士に頼まずに自分でできる?
相続税の申告は自分でもできます。ただし、申告書の記入や相続財産の計算などが大変なうえ、2週間以上の時間がかかります。
なんとか自分で申告した方のなかには「申告書の不備を指摘され、修正のために何度も税務署に足を運んだ」という方もいらっしゃいました。
<結論>
相続税の申告を自分でする場合は、無料のFP相談を利用して効率よく進めるのがおすすめ!
自分で相続税を申告する5つのステップ!準備から提出・注意点を解説
自分で相続税を申告する5つのステップを紹介します。
必要な申告様式を確認する
まず、必要な申請様式を確認しましょう。
様式は第1表から第15表まであり、相続の申告の内容によって提出する様式が異なります。
様式は年度ごとに変更となるため、申告書を記入する前に必ず「被相続人が亡くなった年度の書式」であるか確認をしましょう。
法定相続人を確認する
財産を相続する権利がある「法定相続人」は、親族のうち誰が亡くなっていて誰が存命かによって異なります。
配偶者は常に相続人となり、子、父母、兄弟のなかで最も相続順位の高い方が法定相続人となります。
財産目録の作成
例えば、以下のような財産がどれくらいあるのかを整理しましょう。
- 預貯金
- 不動産
- 土地
- 有価証券
- 保険
また、ローンや借金があれば、それらもリストアップします。総額を計算して財産目録を作成しましょう。
申告に必要な書類を集める
相続税の申告には、以下のような書類が必要となります。
- 戸籍謄本
- 印鑑証明
- 遺言書
- 遺産分割協議書
- 不動産の登記簿謄本
特に戸籍謄本は法定相続人によって集める範囲が変わってくるため、不足のないように集めましょう。詳細は国税庁WEBサイトで確認できます。
申告書を作成・提出
国税庁WEBサイトの「相続税の申告のしかた(令和6年分用)」を参考に申告書を作成しましょう。
申告書が完成したら被相続人の住所を所轄する税務署に提出します。提出期限は「被相続人の死亡を知った日の翌日から10ヶ月」以内です。
相続税対策でおすすめの相談先
こちらでは、相続税対策でおすすめの相談先を3つ解説します。
<結論>
相続税対策の相談なら、FP(ファイナンシャルプランナー)がおすすめです。
▼比較表
FP(ファイナンシャルプランナー)
FPは、相続税の基本はもちろん、節税対策や相続後の運用方法についても相談可能です。
また、一人ひとりのライフプランや家庭状況、資産状況に応じて、最適な運用方法をご提案することができます。
相談料は無料の場合が多く、納得ができるまで何度も無料で相談できる点も特徴的です。
税務署
税務署は相続税の基本的なアドバイスが受けられ、無料で相談できます。実際に自分で相続税の申告をする際、利用したという方も多くいらっしゃいます。
ただし、税務署は担当者の指名ができず、毎回違う担当者と話すことになります。相談の度にイチから相続の相続の内容などを説明せねばならないため、負担に感じる方が多いようです。
実際に利用した方のなかには「平日の日中しか相談できないため、何度か仕事を休まねばならなかった」という声も見られました。
市役所
市役所で実施されている「相続税の無料相談」で相続税申告の相談ができます。
ただし、自治体によっては一回30分程度と時間が限られていたり、利用回数が制限されていたりすることもあります。そのため、疑問をスッキリ解消するには事前準備が必須です。
また、予約が多かった場合は抽選となるため、相談するまでに時間がかかる可能性もあります。
相続税の申告を自分でするなら、FPの無料相談を利用しない手はない!
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相続税の相談先で税務署や市役所を最初に思い浮かべる方も多いかと思いますが、平日の日中しか利用できず、利用時間や回数に制限があることも。また、税理士への相談は2回目以降は有料となることがあります。
そのため、自分で相続税の申告をするならFP相談がおすすめ。具体的な申告方法や必要書類までじっくりと案内できます。
特にマネーキャリアのFP相談は、「説明がわかりにくい」など評判の悪いFPは相談業務から外す仕組みを採用しているため、初めて相続税申告をされる方も安心ですね。
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自分で相続税の申告をするにあたってよくある質問
自分で相続税の申告をするにあたってよくある質問に答えていきます。
自分で相続税申告をする際の必要書類は?
一般的に相続税申告で必要な書類は下記のとおりです。
- 相続税申告書
- 戸籍謄本
- 印鑑証明
- 遺言書
- 遺産分割協議書
- 不動産の登記簿謄本
必要書類は相続の内容や法定相続人によって異なります。申告書の様式は第1表から第15表のなかから、必要な書式を確認しましょう。
国税庁のWEBサイトで必要書類の確認、申告書のダウンロードがきます。
相続税の申告を税理士や司法書士に頼むと費用はいくらかかりますか?
税理士に相続税の相談をする際は下記の費用がかかります。
- 1時間あたり5千円〜1万円程度の相談料
- 申告手続き代行費用 遺産総額の0.5〜1.0%
相続財産が5,000万円ある場合の費用相場は25〜50万円程度です。
司法書士には相続登記や遺言の作成などを依頼できます。
- 1時間あたり5千円〜1万円程度の相談料
- 相続登記 3万円〜5万円程度
- 登録免許税 固定資産税評価額の0.4%
- 各種書類作成費用 5万円〜10万円程度
評価額5,000万円の不動産を1件相続した場合の費用相場は36万円程度です。
自分で相続税の申告をして税務調査が来ることはある?
自分で相続税の申告をしても専門家に申告を依頼しても、税務調査が来ることはあります。
特に申告に不備がある場合や相続財産が高額な場合、税務調査が入りやすいと言われています。
【まとめ】効率よく・正確に相続税を自分で申告するなら、まずFPに相談を
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本記事では相続税申告を自分でやってみた人の体験談、申告の5つのステップと注意点、頼れる相談先を紹介しました。
<結論>
相続税の申告は自分でもできますが、申告書の記入や相続財産の計算などが大変なうえ、使える特例や控除や必要書類を確認するのも一苦労。2週間以上の時間がかかります。
さらに、確認申告内容に不備があると追徴課税がかかることも。相続税の申告は一人で抱え込まず、FPに相談するのがおすすめ!
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