20代のうちにやるべきお金の勉強について解説!結婚や車の購入に備えようのサムネイル画像

20代になって収入も安定し、そろそろ将来に備えてお金の勉強を始めなければいけないと意識し始めている方もいるでしょう。とはいえ、お金の勉強なんて何から始めればいいのかわからないという方も多いはずです。そこで本記事では、20代におすすめのお金の勉強方法についてまとめました。

この記事の目次

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20代がすべきお金の勉強とは?結婚や車の購入の費用は?

こんにちは、マネーキャリア編集部・FPの西田です。


今回の記事は、「20代のお金の勉強」をテーマに書きます。


20代は、将来のお金の準備について少しずつ考え始める頃でしょう。


しかし、20代の多くの方から、「どうやってお金について勉強すればいいの?」、「いくらあれば将来安心なのかわからない」という質問を頂きます。


実際、金融広報中央委員会の2019年の調査で金融についての正誤問題を実施したところ、18歳から29歳の正答率が顕著に低かったことがデータとして表れています。



30代、40代になってから、


20代のうちにもっとお金について勉強しておけばよかった。


と後悔しないよう、20代の方におすすめのお金の勉強方法について、FPの私がまとめていきます。


この記事が、20代の方々がお金の勉強を始めるきっかけになれば幸いです。


ぜひ最後まで読んでみてください。

まずはお金の勉強をする目的を決めよう!車の購入や結婚費用はどれくらい?

20代でまとまったお金をはじめて手にしたという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。


20代は手にするお金が増える一方、結婚にかかわる費用、養育費、定年退職後の貯金、あるいは親への仕送りなど必要な費用もまた増える年代でもあるため、将来を見据えてお金の勉強を行うことは大切です。


将来どのような人生を送りたいかによって、20代で行うべきお金の勉強や、毎月の貯金額は変わってきます。


結婚や出産といったライフイベントにかかる費用も念頭におきながら、お金を管理しなければなりません。


例えば、持ち家にするか賃貸にするか、子供に通わせる学校は私立か公立か、どのくらいの頻度で旅行に行きたいかなどによって、貯蓄額や給与のなかから毎月使えるお金の割合は変動します。


どのような人生を送りたいか予め決めておくことによって、各場面で必要な金額や、その金額が必要になるおおよその時期を見当付けられるはずです。


早いうちから将来を見据えてお金の管理を行わなければ、希望にそった人生を送るのが難しくなってしまいます。


多少漠然としていても、20代のうちからライフプランニングを行いましょう。


また、教育資金住宅購入資金老後資金は特に費用がかかるため、3大必要資金といわれています。 

車の購入費(約100万円~300万円)

車一台の平均価格は100万円~300万円といわれています。


中古車であれば、100万円以内での購入も可能です。 


独身であれば軽自動車でも問題ありませんが、結婚や出産を見据えて普通車の購入を考えている方は、新車であれば250万円程度見積もっておく必要があります。

結婚費用(約467万円)



結納・婚約~新婚旅行までに、461万円程度必要だといいます。


この金額は全国平均であり、結婚式の内容や新婚旅行先で大幅に変動します。 


日本における結婚年齢の平均は29歳前後であるため、結婚費用や新婚生活のことを考えると、20代に入ってなるべく早いうちから結婚のことを考えて、お金を管理する必要があるといえるでしょう。 


一生に一度の結婚式を自分たちの思い通りのかたちで挙げるためには、結婚資金を貯めておかなかなければいけません。

出産費用(約50万円)

日本における出産の平均年齢は30歳と言われています。 

  • 入院料 
  • 分娩料 
  • 検査 
  • 薬剤料 
  • 処置料 

などを含めた出産費用は50万円前後が相場となっています。


また、出産の前後に奥さんが働けなくなってしまうので、ある程度のお金を貯めて、しっかりと出産に備えておきましょう。

教育費(約1049万円)

 

文部科学省の調査(2009年)によると、大学卒業までにかかる教育費は、全て国公立でも約 1000万円、全て私学だと約2300万円を超えるといいます。


子供にどのような教育を与えたいか、あるいは子供がどのような進路を希望するかによっても教育費は大きく変動します。 


我が子に将来を見据えた優れた教育を授けるためには、教育資金の積み立てを行うことが欠かせません。

住宅購入費(約3800万円)

生命保険文化センターの調査によると、住宅の購入費は土地付注文住宅は4200万円台、建売住宅は3400万円台、マンションは4500万円台、中古戸建は2500万円台、中古マンションは3100万円台となっています。


住む地域や勤務先から支給される住宅手当によっても、住宅購入費として必要な額は変わります。 


住宅を購入するにあたって頭金が必要になることがほとんどですし、ローンを組める額が貯蓄額によっても変わるため、20代のうちから住宅購入費を見据えて貯蓄を行うことが大切です。

老後資金(高齢夫婦無職世帯 月約26万円)



総務省は、高齢夫婦無職世帯にかかる月額の生活費を約25万円と打ち出しています。


定年退職後にゆたかな暮らしをするためには、20代のうちからお金の勉強をしっかりと行い、お金の運用を行う必要があります。

年金の受給額や希望する生活レベルによって、貯蓄で補う生活費は変わるため、老後どのように暮らしたいのか早い段階から決めておき、お金の管理を行うことが大切です。

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お金の勉強ができるおすすめの本をFPが厳選!20代のうちに読んでおこう

将来を見据えたお金の勉強が必要だと分かっていても、「お金の勉強といっても何をすればよいのか分からない」というのが20代共通の悩みです。


そこで、20代のみなさんにおすすめしたいお金の勉強ができる本を2冊紹介します。

①『本当の自由を手に入れる お金の大学』


本当の自由を手に入れる お金の大学』には、誰もが簡単にできる節約方法や手軽にはじめられる副業のみならず、投資の基礎となる情報がまとめられています。


加入すべき保険や家賃をおさえるコツなども記されているため、毎月まとまったお金は得られているものの、自由に使えるお金がまだまだ少ない20代必見の情報が満載です。 


この本には、みなさんの暮らしに余裕をもたらすことのできるコツだけではなく、将来を見据えたお金の勉強方法についても分かりやすく書かれています。

②『節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本』


さまざまなライフイベントがこれから待っている20代の方に、『節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本』を一読されることをおすすめします。 


20代のうちは給与だけでは生活費を補え切れないこともあるかもしれません。


そんな時に、この本に記されている、お金がないときにとるべき行動、クレジットカードの賢明な活用方法といった情報に助けられるかもしれません。 


また、出産・子育てにかかる費用、離婚するときにかかる費用などに加えて、年金、介護保険の仕組み、さらには投資の基礎知識についてもまとめられています。

SNS(YouTube・インスタ)でもお金の勉強ができる

若者世代の情報源はSNSが多くを占めています。


お金の勉強もスマホを用いて行うことができます。


ここでは、20代のみなさんがお金の勉強を行うにあたってオススメのYou Tubeチャンネルとインスタを一つずつ紹介します。

①YouTube「中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY」


中田敦彦さんはYou Tubeチャンネルのなかで、お金について学べる有益な情報を数多く発信されています。


中田さんの動画におけるお金の勉強に関する内容は、節約や貯金といった手軽にできるものよりも、投資などハイレベルなお金の運用がメインとなっています。 


中田さんは多くの動画をアップされていますが、そのなかでも「【お金の授業総まとめ①】計16冊のお金の本を読み込んだ中田の結論は?」は必見です。 


投資のコツのみならず、中田さんおすすめのお金に関する本の紹介もされています。

②Instagram「お金の勉強【マネーセンスカレッジ】」


「お金の勉強【マネーセンスカレッジ】」において、お金や保険に関する必要不可欠な情報がコンパクトにまとめられています。 


例えば、No.254「お金をかけていること」とNo.255「お金をかけないこと」を一読すれば、20代のみなさんは先輩ママさんから節約方法や、お金をかける必要のあるものを学ぶことができます。


自分ではなににお金をかけ、どこを節約すればよいのかピンとこない方も、生活費のやりくりについてヒントを得られるはずです。

お金の管理はできてる?20代が今すぐやるべきお金の管理術をFPが語る


20代は旅行、飲み会、ファッションなど、お金のかかる娯楽を思う存分に楽しみたい年頃です。


みなさんも将来のことを不安に思いつつも、今を楽しみたいと考えていらっしゃるのではないでしょうか。


しかし、数年後には結婚や養育費など大きな額が必要になる可能性も高いため、お金を計画的に使い、貯金もしていかなければいけません


お金を管理する大原則として、ライフネット生命の出口治明さんが考案された「財産三分法」というものがあります。


財産三分法では、お金を以下の通り三分します。

  1. 貯金(一年生きられるくらいあれば十分)
  2. 財布(数日間の生活費)
  3. 投資(好きなように使っていい)

①貯金

私たちは先の見えない将来を不安に思い、一生懸命貯金をします。


しかし、目標金額もなく、預金を増やすためだけに働くのは寂しいことです。 


「財産三分法」によると「預金は自分が一年働かなくても、生活できる額で十分」だといいます。 


お金の不安を抱えている人は預金がいくら増えても、気持ちは落ち着きません。


「自分が一年働かなくても暮らせるだけ」という基準をもつことで、気持ちに余裕が生まれ、人生を楽しめるようになります。

②財布

財布とは1日から2日分の生活費のことを言います。 


口座からおろさなくても、1日から2日程度生活できる額が、財布に入れておく適切な金額です。


逆に言うと、それ以上のお金を財布に入れておくのは余分になってしまうということも意識しておきましょう。

③投資

投資とは将来的にさらに大きな価値をもたらすお金の使い方のことを言います。


このなかには株、不動産投資のみならず、経験学習といった自己投資も含まれています。 


20代のうちにたくさん学び、いろいろな場所を訪問して、視野を広げ、多くのことに挑戦することはとても大切です。 


恋人と過ごした時間や、一人で海外旅行をした経験も、将来にわたって思い出を語れるのであれば、投資といえます。

簡単に固定費を節約できる具体的な方法【FPの体験談】

固定費とは毎月の定まった支出のことを言い、固定費の見直しと削減を一度行えば、永続的な節約になるのでおすすめです。


固定費の節約ができれば、そのお金を将来を見据えた貯金や趣味などにあてることもできます。


あるいは、浮いた分のお金を投資などの資金にしてみるのも賢明なお金の使い道の一つといえるかもしれません。


簡単に節約できる固定費を取り上げて、FPである私の体験談を交えながら解説していきます。

①家賃


家賃は手取り収入の30%が理想と言われています。


しかし、ここ最近は収入減や不況の影響もあり、30%は高いという意見も少なくありません。 


限られた収入のなかで家計にゆとりを出したいと思ったら、家賃の見直しが節約には最も効果的です。 


家賃を安くおさえるためのコツは妥協点を決めることです。


例えば、オートロック付きのアパートに住みたい場合は駅から徒歩数十分かかる物件にするなど、自分にとって譲れない部分と妥協できる部分を明確にする必要があります。


ちなみに、筆者は物件選びにおいて新築物件を強く希望していたため、駅まで徒歩十数分の距離のアパートに住んでいます。

②スマホ代


最新のスマホ機器を持ち、毎月のデーター通信量も無制限に近い量で契約していれば、スマホに毎月10000万円近くかかるはずです。 


スマホ代を見直すことで、毎月5000円前後でスマホをもつことができます。 


スマホを格安スマホに乗り換えることで、月額料金を2000円前後におさえられます。


しかし、この金額での契約になれば、データ通信量は少ないため、スマホでインターネットをよく利用される方には、Wi-Fi×スマホがおすすめです。 


例えば、WiMAX(無制限持ち歩き可能なポケットWi-Fi)は月額3411円で契約できます。それに格安SIMを挿入したiPhoneの費用2000円前後をあわせれば、5000円程になります。 


筆者もiPhoneに格安SIMを挿入したことで、毎月のスマホ代を5千円前後におさえることに成功しました。

③電気代

電気代は電気の使用量を減らさなくても、電力会社を替えるだけで節約できます。 


例えば、東京電力エナジーパートナーの「従量電灯B」から、ソフトバンクでんき「くらしでんき(従量電灯B)」に切り替えた場合、3人世帯で年間1500円程度節約になったという感想もあります。 


一年単位で考えると、大きな額とは言えないかもしれませんが、数年単位でみるとかなりの額の節約になります。

番外編:20代がお金をかけるべきモノ・コトをFP目線で解説


20代からライフプランニングをきちんと行い、将来を見据えたお金の管理は大切です。


しかし、若いうちに節約や貯金ばかりに注力していても寂しいのではないでしょうか。


なにが無駄遣いで、有益なお金の使い道とはどのようなものなのか分からないという方も少なくないと思われます。


そこで、FPの私が考える20代がお金をかけるべきモノ・コトである

  • 食事
  • 旅行
  • 美容

について一つずつ解説していきます。

①食事

節約として食費を削られている方も多いです。


しかし、食事は健康を維持するための最重要項目であるだけでなく、おいしい食事は心をゆたかにすることができます。 


栄養のある食事を3食たべて、一生懸命に働き、学ぶことによって、将来的により多くの収入を得られるようになるはずです。 


体調を崩してしまってはお金を稼ぐことも、貯金することもできません。 家族や友人とおいしい食事を食べる時間は至福であり、ストレス解消や明日の活力にもなります。

②旅行

歳をとってから旅行に行こうと思っても、体力的に難しい場合があります。 


20代は体力が最もある時期で、情報収集力にも優れていますから、交通費をおさえた弾丸ツアーにも仕事の合間に行くことができます。 


さまざまな場所を訪れた経験や、歴史のある場所を訪れて体感から学んだ教養は、将来的に役立つはずです。 


旅行はモノとしては残りませんが、経験や知的財産として一生残ります。

③美容

お肌や髪の毛のケアは歳をとってからはじめても手遅れです。


あるいは、肌荒れや痛んだ髪を復活させようと思ったら、高額なお金が必要になります。


若いうちから美容に気をつかい、基礎化粧品やヘアケア用品にお金を費やすことは自己投資ということができです。 


20代からきちんとしたケアを行っていれば、歳をとっても肌や髪を美しく保つことができます。


将来的に、ケア用品やメンテナンス料金に高額なお金がかからなければ、長い目で見たら節約といえるでしょう。

まとめ:20代のうちからお金の勉強をして将来に備えよう

20代において経験、娯楽、美容などにお金を使うことも大切な自己投資といえます。


しかし、お金を使いすぎてしまうと、まとまったお金が必要になった時に支払いができなくなってしまうので注意が必要です。


ライフプランニングを早い段階から行い、自分の思い描く人生や子供に授けたい教育を定めておくことによって、お金を正確に管理できます。


結婚式や子育てなどを希望通りのものにするためには、20代のうちからお金の勉強を行い、備える必要があるのです。また、ゆたかな老後を送るためには貯金も大切だといえます。


学校教育においてお金について教わる機会はほとんどありません。そのため、自ら進んで本やインターネットなどを利用して、お金の勉強を行う必要があります。

記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。