
内容をまとめると
- 夫婦でお金の話ができないと原因を見つけて対策を取ることが大事
- 相手を責めたり追い込んだりせず冷静に話し合う姿勢が重要
- FP相談は夫婦で話し合うきっかけづくりにも最適
- マネーキャリアは相談実績10万件以上でお金の悩みを解決できる
- 家計改善や貯金、住宅ローンの相談ならマネーキャリアがおすすめ

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
- 夫婦でお金の話ができないことによるリスクとデメリット
- 無駄遣いが増えやすい
- 負担の分担で揉めてしまう
- 借金に陥るリスクがある
- 将来設計が立てにくい
- お金に関する不安が大きくなる
- 夫婦でお金の話ができるようになるメリット
- 夫婦関係がより良好になる
- 貯金や資産運用を計画的に進められる
- 夫婦で効率よく資産を分散できる
- 困ったときに相談しやすくなる
- 節約意識が向上して家計の赤字リスクが減る
- 夫婦でお金の話ができない原因と対処法
- 話し合うような関係性にない
- 何を話せばいいのかわからない
- 切り出し方がわからずタイミングを探している
- 忙しくて時間が取れない
- 話すと旦那(妻)が不機嫌になる
- お金の管理に縛られたくない
- 責められるのが怖い
- 具体的な数字で説明できない
- 夫婦でお金の話ができない場合でも知っておきたいお金事情
- 個人の平均年収はどれくらい?
- 世帯年収の平均額とは?
- 毎月の生活費の平均は?
- みんなの平均貯金額はどのくらい?
- 平均的な金融資産額はどれくらい?
- 夫婦でお金の話ができないときの注意点
- 緊急時に必要な情報は事前に共有しておく
- 「お金の話ができない」と諦めない
- 相手を責めたり追及するのは避ける
- 話す前にテーマや目的を決めておく
- わからないことは専門家に相談する
- 夫婦でお金の話ができないことに関するよくある質問
- お金の話をすると相手が不機嫌になる場合はどうすればいい?
- なぜ夫婦でお金の話をするのが難しいのでしょうか?
- 家計の管理をどちらか一方に任せきりでも大丈夫?
- 夫婦でお金の話をするベストなタイミングはありますか?
- お金の相談はどこにすればいい?
- お金の話ができない夫婦は まずFP相談を試してみよう!【まとめ】
夫婦でお金の話ができないことによるリスクとデメリット

夫婦でお金の話ができないことによるリスクとデメリットは、以下のとおりです。
- 無駄遣いが増えやすい
- 負担の分担で揉めてしまう
- 借金に陥るリスクがある
- 将来設計が立てにくい
- お金に関する不安が大きくなる
無駄遣いが増えやすい
夫婦でお金の話ができない場合、無駄遣いが増える可能性があります。
なぜなら、家庭のお金という意識が薄れて「使える範囲は自分で決めるもの」と考えがちになるためです。
さらに、将来の必要資金を把握していないと、今どれだけ貯金すべきかわからず、お金を残すことや節約への意識も低くなりがちです。
また、お金について話し合う夫婦は、お互いにブレーキをかけ合えますが、話し合わない夫婦は相手の目を気にせず使えるため、支出が増えやすくなります。
その結果、お金の話をしない夫婦は無駄遣いが増えて、家計が圧迫されることがあります。
負担の分担で揉めてしまう
お金の話をしない夫婦は、大きな出費をどちらが負担するかで揉めることがあります。
その理由は、お互いの収入や手元資金の余裕、家計への貢献度がわからないためです。
「なぜ自分が◯万円も払わなければならないのか」と納得できず、不満が募り、相手に嫌悪感を抱くことがあります。
たとえ負担したとしても、その後も「あのとき◯万円払った」と根に持ち、たびたび持ち出してしまう可能性があります。
お互いがいくら稼いでいて、どれだけ余裕があり、家計にどれほど貢献しているのかを把握していないと、支出の分担時に揉める原因となるため注意が必要です。
借金に陥るリスクがある
夫婦間でお金の話をしないと、困ったときに相談できず、その場をしのぐために簡単に借金をしてしまう可能性があります。
もし借金を返せればよいですが、返済が難しくなるとそのことも言い出せず、さらに別の借金を重ねることになりかねません。
利息が膨れ上がり、生活が困窮することもあり得ます。
また、最悪の場合、闇金に手を出してしまうリスクもあるため、十分な注意が必要です。
お金の話を普段からしていてコミュニケーションが取れる関係であれば、困った際にも相談でき、一緒に解決策を見つけることができます。
将来設計が立てにくい
夫婦でお金の話をしないと、将来設計を立てるのが難しくなるというデメリットがあります。
マイホーム、子どもの教育費、老後資金などの将来設計をする際には、お互いのお金の状況を理解して「何にいくら必要か」「どうやって準備するか」を共有しておくことが重要です。
お互いの収入や貯金を知らず、お金の話もしていない場合は、これらの共通認識を持つことや計画を立てることができません。
将来、お金が足りなくなったときに困って、子どもや周囲に迷惑をかけることになります。
具体的な将来設計を立て、計画的にお金を準備していくことが大事です。
お金に関する不安が大きくなる
夫婦でお金の話ができていないと、不安を感じることが増えます。
なぜなら、相手が家計や将来のことをどのように考え、お金の管理や準備をしているのかが見えにくいためです。
・病気や怪我で仕事ができなくなった場合、どうすればよいのか…
・相手が老後のためにしっかり貯金できているのか心配…
・子どもの教育費やマイホーム費用を一人で準備するのは難しい…
・困ったときにお金の面で頼れない…
こうした不安を解消するには、夫婦できちんと時間を作り、お金について話し合うことが大切です。
夫婦でお金の話ができるようになるメリット
夫婦でお金の話ができるようになるメリットは、次のとおりです。
- 夫婦関係がより良好になる
- 貯金や資産運用を計画的に進められる
- 夫婦で効率よく資産を分散できる
- 困ったときに相談しやすくなる
- 節約意識が向上して家計の赤字リスクが減る
夫婦関係がより良好になる
夫婦でお金の話ができるようになるメリットの一つは、夫婦関係がより良好になる可能性があることです。
お金に関する話題はデリケートなため避けがちですが、話し合うことで家計や将来の資金計画について共通認識を持つことができます。
さらに、お金に関するトラブルやすれ違いが減ることで、金銭面を理由にした喧嘩の回数も少なくなる可能性があります。
また、お金に関する漠然とした不安が軽減されて安心感が増すことで、精神的な負担も減り、夫婦の信頼関係が深まるでしょう。
貯金や資産運用を計画的に進められる
夫婦でお金について話せるようになると、貯金や資産運用を計画的に進めやすくなるメリットがあります。
「老後資金のために毎月3万円ずつ積立投資をする」「教育費や住宅ローンの繰上返済のために月2万円ずつ貯金する」といった共通の目標を持ち、一緒に取り組めるからです。
目標を共有することでモチベーションも維持しやすくなります。
お互いの収入や支出をオープンにして、お金の使い方をすり合わせることで、無理のない範囲で貯金や資産形成を進められるでしょう。
夫婦で効率よく資産を分散できる
夫婦でお金の話ができるようになるメリットは、効率よく資産を分散できることです。
例えば、夫婦それぞれが異なる投資手法を選択することで、リスクとリターンのバランスを取ることが可能です。
「夫は個別株や暗号資産などハイリスク・ハイリターンの投資」「妻は債券や金などローリスクの資産運用」といったように、夫婦の口座を一つの資産として考えて分散投資を行うことができます。
一方が損失を出しても、もう一方が安定した運用を維持することで、全体の資産を守ることができます。
また、二人で運用結果を共有することで、投資に対する理解が深まり、より合理的な判断ができるようになるでしょう。
困ったときに相談しやすくなる
夫婦で定期的にお金について話し合うことで、お互いの価値観を理解しやすくなり、信頼関係が深まります。
日頃から収入や支出、貯蓄の状況を共有しておくことで「急な出費が必要になった」などの問題が生じたときも、スムーズに相談し合えるようになります。
そのため無駄な借金を回避でき、問題が発生した際には夫婦でしっかり話し合い、解決に向けて協力することが可能です。
お金に関するトラブルは意外と多いものです。 普段から夫婦でお金の話をしておくことで、困ったときにも二人で一緒に対処できるようになります。
節約意識が向上して家計の赤字リスクが減る
夫婦でお金の話ができるようになるメリットの一つは、節約意識が向上して家計の赤字リスクが減ることです。
お互いが家計の状況を共有して理解し合うことで、どちらか一方だけでなく二人ともが支出について敏感になり、効率的な節約が可能になります。
例えば、毎月の支出項目を一緒にチェックしたり、どのような部分を削減できるかを話し合ったりすることで、無駄遣いが減り家計の見直しが進みます。
特に、これまで支出が多く家計が赤字になっている場合、夫婦でしっかりと話し合うことが重要です。
夫婦でお金の話ができない原因と対処法

夫婦でお金の話ができない原因は、以下のとおりです。
- 話し合うような関係性にない
- 何を話せばいいのかわからない
- 切り出し方がわからずタイミングを探している
- 忙しくて時間が取れない
- 話すと旦那(妻)が不機嫌になる
- お金の管理に縛られたくない
- 責められるのが怖い
- 具体的な数字で説明できない
話し合うような関係性にない
夫婦でお金の話ができない原因の一つが、そもそも話し合うような関係性にないことです。
例えば、
・夫婦間のコミュニケーションがほとんどない
・会話するとすぐに喧嘩になる
・夫婦関係が破綻していて離婚を考えている
・長く一緒にいるつもりがない
・モラハラで話し合いが成立しない
このような状況では、お金の話をするのが難しく、むしろトラブルの原因になりかねません。
まずは、お金以外の日常的な会話ができる関係性を築くことが大切です。
その上で、お金の話をするタイミングを見極めるとよいでしょう。
何を話せばいいのかわからない
何を話せばいいのかわからず、夫婦でお金の話ができていないケースも少なくありません。
例えば、話し合うテーマとして、以下のようなものがあります。
・家計を改善するためにどの支出を見直すか
・住宅ローンは今のままで問題ないか
・子どもの教育費をどうやって準備するか
・資産運用の進め方やポートフォリオの組み方
・老後資金をどのように確保するか
・自分たちに適用できる税金対策
このようなテーマを意識することで、話し合いのきっかけを作りやすくなります。
あらかじめ話す内容を決めておけば、夫婦間でスムーズにお金の話ができるでしょう。
切り出し方がわからずタイミングを探している
夫婦でお金の話ができない原因の一つに「どう切り出せばいいのかわからない」という悩みがあります。
いざ話したいと思っても、普段からお金の話をしていないと、タイミングや言い方に迷ってしまい、つい後回しにしてしまうことがあります。
そんなときは、相手が前向きに受け取りやすいような切り出し方を意識してみましょう。
・「将来のためにちょっとだけお金のこと、一緒に考えてみない?」
・「家計の見直しで旅行代が浮いたって話を聞いたよ。うちもやってみない?」
このように、「一緒に考えたい」「将来のために話しておきたい」という前向きな姿勢を伝えることで、相手も受け入れやすくなります。
また、リラックスしているときに声をかけると、よりよい反応が期待できます。
忙しくて時間が取れない
夫婦でお金の話ができない原因の一つが、忙しくて時間が取れないことです。
共働きや子育てをしている家庭では、特にお互いのスケジュールが合わず、話す機会が少ないことがよくあります。
また、ようやく時間が合ったとしても「疲れているからお金の話はしたくない」「せっかく時間が取れたから外出を楽しもう」など、お金の話は後回しになりがちです。
忙しい日々の中で時間を作るのは難しいですが、家計や将来に備えるために、お金について話し合うことはとても重要です。
そのため、優先順位を上げて、意識的に時間を作ることが大切です。
話すと旦那(妻)が不機嫌になる
お金の話を始めると、相手が急に不機嫌になったり、不機嫌な雰囲気を出したりすることがあります。
そうなると、こちらも話を続けるのが難しくなり、自然とお金の話を避けるようになりがちです。
相手が不機嫌になる理由として、以下のようなことが考えられます。
・貯金の状況やお金の使い方を知られたくない
・お金に関する知識がなく難しい話をしたくない
・普段からコミュニケーションが不足している
このような場合、専門家から説明を受ける形にすれば、相手も不機嫌になりづらい上に、具体的な使い道を知られることなくお金に関する知識を得られるのでおすすめです。
お金の管理に縛られたくない
「お金の管理に縛られたくない」という気持ちから、夫婦でお金の話を避けてしまうケースもあります。
家計を見直すには支出の削減が必要になることが多く、その結果、お小遣いや趣味の費用を減らさなければならない場合があるからです。
このような場合は、なぜ支出を抑える必要があるのかをしっかり伝え、理解してもらうことが大切です。
例えば「子どもの教育費を貯めたい」「マイホームの購入を目指している」など、目的を明確にすることで納得しやすくなります。
また、光熱費や通信費など固定費を見直すことで、趣味やお小遣いをあまり削らずに家計改善できるケースもあります。
責められるのが怖い
責められるのが怖くて、お金の話を避けてしまうというのは、意外とよくあることです。
例えば、家計を預かる立場の人が、思うように貯金ができていないと「怒られそうで言い出しづらい」と感じてしまうことがあります。
また、財布が別の夫婦で「お金の使い方について文句を言われるかも」と不安になり、お金の話自体を避けてしまうこともあるでしょう。
このように、責められたくないという気持ちが、話し合いのきっかけを遠ざけてしまう原因になります。
具体的な数字で説明できない
夫婦でお金の話をしようと思っても「具体的な数字で説明できないから」と敬遠してしまうケースは少なくありません。
お金の話をする際には「節約しよう」「見直そう」といった曖昧な表現だけでなく、実際にどれくらいの効果があるのか、数字を交えて話すことが大切です。
・将来、何にどれくらいの費用がかかりどれだけ貯金が必要なのか
・どの支出をどれくらい削減すべきか
・年金で足りない老後資金がどのくらいになるのか
・保険や住宅ローンを見直すことでいくら節約できるのか
具体的な数字を示すことで、相手もイメージしやすくなり、話に説得力が増します。
結果として、前向きな話し合いにつながりやすくなります。
夫婦でお金の話ができない場合でも知っておきたいお金事情
夫婦でお金の話を始める前に、個人や世帯の平均年収、生活費、貯金額、金融資産額など、一般的な水準を理解しておくことが大切です。
一般的な水準を知ることで、自分たちがどの位置にいるのかを確認しやすくなります。
また、節約や貯金の目標を設定する際にも参考になります。
- 個人の平均年収はどれくらい?
- 世帯年収の平均額とは?
- 毎月の生活費の平均は?
- みんなの平均貯金額はどのくらい?
- 平均的な金融資産額はどれくらい?
個人の平均年収はどれくらい?
国税庁の調査によると、令和5年度の給与所得者の平均年収は459万5,000円です。
内訳として、給料が388万1,000円、賞与が71万4,000円となっています。
また、雇用形態別の平均年収は、正社員が530万3,000円、正社員以外が201万9,000円です。
年齢別の平均年収は、以下のとおりです。
年齢 | 平均年収 |
---|---|
19歳以下 | 112万円 |
20〜24歳 | 267万円 |
25〜29歳 | 394万円 |
30〜34歳 | 431万円 |
35〜39歳 | 466万円 |
40〜44歳 | 501万円 |
45〜49歳 | 521万円 |
50〜54歳 | 540万円 |
55〜59歳 | 545万円 |
60〜64歳 | 445万円 |
65〜69歳 | 354万円 |
70歳以上 | 293万円 |
上記のとおり、一般的には年齢が上がるにつれて平均年収も増える傾向があります。
60歳を過ぎると平均年収が減少する傾向がありますが、これは定年退職や再就職などの影響があると考えられます。
また、業種別の平均年収は、以下のとおりです。
業種 | 平均年収 |
---|---|
建設業 | 548万円 |
製造業 | 533万円 |
卸売業・小売業 | 387万円 |
宿泊業・飲食サービス業 | 264万円 |
金融業・保険業 | 652万円 |
不動産業・物品賃貸業 | 469万円 |
運輸業・郵便業 | 473万円 |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 775万円 |
情報通信業 | 649万円 |
学術研究、専門・技術サービス業・教育、学習支援業 | 551万円 |
医療、福祉 | 404万円 |
複合サービス事業 | 535万円 |
サービス業 | 378万円 |
農林水産・鉱業 | 333万円 |
最も平均年収が高いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」、最も低いのは「宿泊業・飲食サービス業」で、その差は約3倍近くあります。
世帯年収の平均額とは?
厚生労働省の調査によると、世帯年収の平均は524万2,000円、中央値は405万円となっています。
世帯のタイプ別の年収は、以下のとおりです。
世帯のタイプ | 平均年収 |
---|---|
全世帯 | 524万2,000円 |
高齢者世帯 | 304万9,000円 |
高齢者世帯以外の世帯 | 651万1,000円 |
児童のいる世帯 | 812万6,000円 |
上記のとおり、子どものいる世帯の年収が最も高くなっています。
また、世帯主の年齢別の平均年収は以下のとおりです。
世帯主の年齢 | 平均年収 |
---|---|
29歳以下 | 339万5,000円 |
30〜39歳 | 608万5,000円 |
40〜49歳 | 696万円 |
50〜59歳 | 758.5万円 |
60〜69歳 | 536.6万円 |
70歳以上 | 381万円 |
個人の平均年収と同様に、年齢が上がるにつれて年収は増加する傾向がありますが、60歳を過ぎると減少に転じます。
毎月の生活費の平均は?
総務省統計局の家計調査によれば、二人以上の世帯における1か月あたりの平均生活費は30万243円となっています。
主な支出項目とその金額は、以下のとおりです。
項目 | 支出額(1月あたり) |
---|---|
食料 | 8万5,040円 |
住居 | 1万8,074円 |
光熱・水道 | 2万3,110円 |
家具・家事用品 | 1万2,615円 |
被服及び履物 | 9,609円 |
保健医療 | 1万5,276円 |
交通・通信 | 4万1,588円 |
教育 | 1万1,703円 |
教養娯楽 | 2万9,098円 |
交際費 | 1万7,022円 |
その他の消費支出 | 5万4,132円 |
また、二人以上の世帯における地域別の平均生活費は、以下のとおりです。
地域 | 生活費(1月あたり) |
---|---|
北海道地方 | 27万7,291円 |
東北地方 | 28万8,019円 |
関東地方 | 32万832円 |
北陸地方 | 31万1,167円 |
東海地方 | 30万1,453円 |
近畿地方 | 29万859円 |
中国地方 | 29万6,591円 |
四国地方 | 25万5,387円 |
九州地方 | 27万3,045円 |
沖縄地方 | 23万2,920円 |
生活費が最も高いのは関東地方で、次いで北陸地方が続きます。
一方、最も低いのは沖縄地方で、関東地方と比べると約3割も少ない水準です。
みんなの平均貯金額はどのくらい?
金融広報中央委員会の調査によると、二人以上世帯の平均貯金額は563万円です。
世帯主の年齢別の平均貯金額は、以下のとおりです。
世帯主の年齢 | 平均貯金額 |
---|---|
20代 | 105万円 |
30代 | 286万円 |
40代 | 361万円 |
50代 | 472万円 |
60代 | 885万円 |
70代 | 774万円 |
基本的には、年齢が上がるにつれて平均貯金額も増えています。
また、年収別の平均貯金額は、次のとおりです。
年収 | 平均貯金額 |
---|---|
300万円未満 | 292万円 |
300万〜500万円未満 | 484万円 |
500万〜750万円未満 | 515万円 |
750万〜1,000万円未満 | 722万円 |
1,000万〜1,200万円未満 | 960万円 |
1,200万円以上 | 1,536万円 |
上記のとおり、年収が高くなるほど平均貯金額も多くなる傾向があります。
平均的な金融資産額はどれくらい?
金融広報中央委員会の調査によると、二人以上世帯の平均的な金融資産額は1,307万円です。
内訳は以下のとおりです。
項目 | 金額 |
---|---|
預貯金 | 563万円 |
金銭信託 | 16万円 |
生命保険 | 153万円 |
損害保険 | 25万円 |
個人年金保険 | 79万円 |
債券 | 55万円 |
株式 | 253万円 |
投資信託 | 119万円 |
財形貯蓄 | 26万円 |
その他金融商品 | 17万円 |
預貯金に次いで割合が高いのは、株式、生命保険、投資信託の順となっています。
また、年収別の金融資産額の平均は、次のとおりです。
年収 | 金融資産額 |
---|---|
300万円未満 | 618万円 |
300万〜500万円未満 | 1,051万円 |
500万〜750万円未満 | 1,193万円 |
750万〜1,000万円未満 | 1,681万円 |
1,000万〜1,200万円未満 | 2,400万円 |
1,200万円以上 | 3,892万円 |
年収が高くなるほど金融資産も増加する傾向があり、年収1,200万円以上の世帯では、預貯金が1,536万円、株式が862万円、生命保険が387万円、投資信託が300万円となっています。
夫婦でお金の話ができないときの注意点
夫婦でお金の話ができないときの注意点は、以下のとおりです。
- 緊急時に必要な情報は事前に共有しておく
- 「お金の話ができない」と諦めない
- 相手を責めたり追及するのは避ける
- 話す前にテーマや目的を決めておく
- わからないことは専門家に相談する
緊急時に必要な情報は事前に共有しておく
夫婦間でお金の話ができていなくても、緊急時に必要な情報はあらかじめ共有しておきましょう。
例えば、どんな生命保険に加入しているかをお互いに把握していないと、万一のことがあった際に、残されたパートナーや家族が困ることになります。
特に、生命保険や医療保険などの保険情報は共有しておくことが大切で、共有することによるデメリットはほとんどありません。
また「万一のための専用口座に貯金がある」といったことも、早めに伝えておいたほうがよいでしょう。
お互いの収入や支出、将来の資金計画について話したくない場合でも、緊急時に必要な情報はきちんと伝えておくことが重要です。
「お金の話ができない」と諦めない
パートナーがお金の話に消極的だからといって、すぐに「お金の話ができない」と諦めるのは避けましょう。
多くの家庭では、夫婦でお金の話をすることが非常に重要です。
ただし、価値観の違いもあるため、すべての家庭でお互いが積極的にお金の話をするわけではなく、抵抗を感じる人もいます。
そのような場合でも、きっかけや適切な情報があれば話し合いが進むことも多いので、簡単に諦めず、話すきっかけを探してみましょう。
相手を責めたり追及するのは避ける
相手がお金の話し合いに消極的だからといって、責めたり追及するのは避けたほうがよいでしょう。
責めたり追及したりすると、相手が反感を持ったり萎縮してしまい、逆に話し合いが難しくなる可能性があります。
また、状況によっては夫婦関係に亀裂が入る恐れもあります。
強引に話し合いを進める方法もありますが、お金の話をするメリットを伝えたり、きっかけを探したりして、お互いが前向きに話し合えるように心がけましょう。
話す前にテーマや目的を決めておく
夫婦でお金の話をする際の注意点の一つは、話し合いの前にテーマや目的を決めておくことです。
いざ話し合いが始まったときに、「何を話すべきか」と迷ってしまうと、有意義な話し合いにはなりません。
また、具体的な数字が不明確だと、相手も何が問題で、どう行動すべきかがわからなくなってしまうことがあります。
話し合いをスムーズで有意義に進めるためにも、事前にテーマや目的を明確にしておきましょう。
わからないことは専門家に相談する
夫婦でお金のことを話し合う前や、話し合いを進めていく中で「よくわからないな」と感じることがあれば、専門家に相談してアドバイスをもらいましょう。
疑問をそのままにして話を進めてしまうと、思わぬ方向に進んでしまったり、必要のない対策を取ってしまうこともあり、将来後悔するリスクにもつながります。
専門家の意見を取り入れることで、より正確な方向性や対策が見えてきて、お金に関する悩みもスムーズに解決しやすくなります。
夫婦でお金の話ができないことに関するよくある質問
夫婦でお金の話ができないことに関するよくある質問は、以下のとおりです。
- お金の話をすると相手が不機嫌になる場合はどうすればいい?
- なぜ夫婦でお金の話をするのが難しいのでしょうか?
- 家計の管理をどちらか一方に任せきりでも大丈夫?
- 夫婦でお金の話をするベストなタイミングはありますか?
- お金の相談はどこにすればいい?
お金の話をすると相手が不機嫌になる場合はどうすればいい?
まずは、相手を責める口調や一方的な要求にならないよう、冷静に話すことが大切です。
「これからのことを一緒に考えたい」「お互い後悔しないように、家計を一緒に見直せたらうれしい」など、協力をお願いするスタンスで話すと、相手も前向きに受け止めやすくなります。
タイミングにも気をつけましょう。忙しそうなときや疲れているときは避け、リラックスして会話できるタイミングを選ぶのがポイントです。
もしどうしても話が進まない場合は、第三者の力を借りるのも一つの方法です。
FP相談に相談すれば、中立的な立場からアドバイスがもらえますし、パートナーもお金の大切さに気づき、夫婦で話し合う必要性を実感できるかもしれません。
なぜ夫婦でお金の話をするのが難しいのでしょうか?
お金の話は、夫婦であっても価値観の違いが表れやすく、話しづらいテーマになりがちです。
育ってきた環境や金銭感覚が異なる場合は、そもそもの考え方自体が食い違っていることも少なくありません。
また、「節約してほしい」「もっと貯金してほしい」といった言葉は、伝え方によっては相手に批判や不満と受け取られてしまうこともあります。
そのため、お金について話すことに無意識のうちにブレーキがかかり、後回しにしてしまう夫婦も多いです。
しかし、将来の安心や家族の幸せを考えるなら、避けずにしっかり向き合い、話し合うことがとても大切です。
家計の管理をどちらか一方に任せきりでも大丈夫?
家計管理について各家庭で考え方は異なるため、お互いが納得した方法なら問題ありません。
大切なのは、夫婦でしっかり話し合い、お互いが納得した上で管理方法を決めることです。
話し合いもなく、一方的にどちらかが管理を担う形になってしまうと、不満が募ったり、トラブルの原因になったりすることもあります。
また、家計の状況を把握していないと、いざというときに困るリスクもあります。
お金のことは夫婦で共有し、納得のいく形で家計管理を進めましょう。
夫婦でお金の話をするベストなタイミングはありますか?
お金の話は、お互いがリラックスして疲れていないタイミングで行うのがよいでしょう。
疲れていると、集中力が続かないこともあります。
また、できれば早めに話を始めることをおすすめします。
早い段階で家計の問題点や将来の計画を共有すれば、より長い時間をかけて準備や対応ができるためです。
もし二人で話すのが難しい場合は、リラックスした時間に合わせてFPに相談するのも一つの方法です。
マネーキャリアではオンライン相談ができるので、自宅から夫婦一緒に参加できます。
お金の相談はどこにすればいい?
お金の悩みがあるなら、まずはFPへの相談がおすすめです。
FP窓口では、貯金、家計改善、住宅ローン、保険、老後資金、教育費、資産形成など幅広い相談ができ、具体的なアドバイスやサポートを受けることができます。
また、ライフステージごとに必要となるお金も具体的に見える化できるため、将来の不安を軽減できます。
FPに相談することで、お金の知識が身につき、自分に合った解決策を見つけやすくなるのもメリットです。
マネーキャリアなら、無料で何度でも相談が可能です。
相談実績は10万件を超えており、満足度は98.6%と高い評価を得ており、信頼できるFP窓口を探している方にぴったりのサービスです。
気になる方は、ぜひ一度相談してみてください。
お金の話ができない夫婦は まずFP相談を試してみよう!【まとめ】
夫婦でお金の話ができていない場合は、まず「なぜ話し合えないのか」という原因を見つけることが大切です。
その上で、状況に合った対策を考えていきましょう。
お金の話をしなくても生活していくことはできますが、将来困る可能性もあります。
しっかり話し合うことで、家計の見直しや将来に向けた準備を、より計画的かつ効率的に進めることが可能です。
また、どちらかに万が一のことがあっても、日頃からお金の状況を共有していれば、落ち着いて対応しやすくなります。
お金に関する知識を深めたい、悩みを解決したいと考えているなら、FPに相談してみるのもおすすめです。
夫婦で参加すれば、お金の話をするよいきっかけにもなります。