夫婦の喧嘩の原因として「お金の管理」とはよく聞きます。お金に対する価値観は人によって大きく違うこともあり衝突が起きやすいものです。夫婦円満にお金の管理をするために大切なことは何か?お金に関する夫婦円満の秘訣は何か?またそのお金の管理方法とは何かを紹介します。
この記事の目次
目次を閉じる夫婦円満にお金を管理するために大切なことは?またその方法とは
こんにちは、マネーキャリア編集部です。
先日、30代夫婦の方からこんな相談がありました。
お金に対する価値観は人によって大きく違うこともあり、衝突が起きやすいものです。
それがきっかけで夫婦喧嘩に発展する場合もあります。
「夫婦が円満になるための具体的なお金の管理方法は何でしょうか。」
インターネットで検索するといろいろなお金の管理方法が紹介されています。
しかし、どのお金の管理の方法が自分たちに適しているかすぐには分からないものです。
そこで今回は様々なお金の管理方法について紹介します。
新婚でこれから先のお金の管理に不安がある方や現在お金の管理で夫婦の中があまりよろしくない方などのお手伝いになれば幸いです。
夫婦円満なお金の管理に大切なのは「2人で話し合って決めること」
夫婦円満なお金の管理に大切なことは、結論から述べると「2人で話し合って決めること」です。
やはり、2人で話し合ってお互いが納得した方法で管理することでお金の管理方法による夫婦喧嘩を減らすことができます。
お金の管理方法については夫婦の数だけその方法は存在しますが、今回は10パターンの管理方法を紹介します。
詳細については後ほど紹介します。
夫婦がお金の管理方法を決める前に話し合うこと
お金の管理方法を決める前に話し合っておくべき事項が3つあります。
お金の管理方法について、お互いの感情論だけで話し合いするのではなく、きちんと指針を定めたうえで決めるべきです。
事前に話し合っておくべき事項は以下の3つです。
- 今の貯蓄額について
- 将来のライフプランについて
- 共働きをするかどうかについて
夫婦でお金の管理する方法をパターン別に紹介
ここからは夫婦でお金の管理方法のパターンを10個紹介します。
- 妻がお金を一括管理して夫は小遣い制にする方法
- 夫がお金を一括管理して妻は生活費をもらう方法
- 夫がお金を一括管理して妻は小遣い制にする方法
- それぞれの給料から一定額を共用の口座に入れる方法
- 生活や貯蓄にかかるお金は完全に折半する方法
- 生活や貯蓄にかかるお金を項目に分けて折半する方法
- それぞれの収入を考慮して生活や貯蓄にかかるお金を負担する方法
- 2人の給料の合計を生活や貯蓄に使うお金を引いて残りは折半で小遣いにする方法
- 2人の給料の合計を生活や貯蓄に使うお金を引いて残りは共用口座へ入れる方法
- 片方の収入を全て生活費にもう片方の収入を全て貯蓄にする方法
①妻がお金を一括管理して夫は小遣い制にする
お金の管理方法1つ目は、妻が一括管理、夫は小遣い制です。
このお金の管理方法は比較的オーソドックスで、このようにお金を管理している家庭も多いと思います。
メリットは、妻がすべてのお金の流れを把握でき、貯金額や節約などがコントロールできることです。
デメリットは、夫はお小遣い制になるため、お小遣いの金額によっては不満を抱く可能性があることです。
このようにお金を管理する場合には、しっかり話し合ったうえでお小遣いの金額を決めるようにしましょう。
②夫がお金を一括管理して妻は生活費をもらう
お金の管理方法2つ目は、夫が一括管理、妻は生活費をもらうという方法です。
お金のやりくりの上手な夫であれば、この方法は最適であると考えられます。
メリットは、生活費に上限を設けることになるため、節約など妻のお金のやりくりが上手になることです。
デメリットは、節約志向の夫の場合、生活費を十分に渡さない可能性があり、経済DVなどのトラブルに発展する可能性があることです。
このようにお金を管理する場合は、夫のお金の管理方法の考え方や夫婦間の立ち位置が非常に重要になります。
それを考慮した上で、上手くいきそうだと考えられる場合に実行してみましょう。
③夫がお金を一括管理して妻は小遣い制にする
お金の管理方法3つ目は、夫が一括管理、妻はお小遣い制です。
先ほど紹介した1つ目の方法とは逆の方法です。
メリットは、夫がすべてのお金の流れを把握し、コントロールできることです。
1つ目や2つ目の管理方法に比べて、妻の負担を大きく減らすことができます。
デメリットは、妻はお金の流れが分からないため、不安になる時もありますし、お小遣いの金額に不満を抱く可能性もあります。
このお金の管理方法についても、夫の方がお金のやりくりが上手な場合、実行してみましょう。
④それぞれの給料から一定額を共用の口座に入れる
お金の管理方法4つ目は、夫婦の給料から一定額を共用口座に入れることです。
この管理方法では、お互いの給与を振り込む口座以外に口座を開設する必要があります。
メリットは夫婦でお金の流れを把握できることです。
また、生活費の増加よりも収入の増加が多くなるとお互いに自由に使えるお金が増えることもメリットの1つです。
一方、デメリットは不透明なお金の使用や共用口座のお金の使い道などでもめる可能性があることです。
また、貯蓄についてはお互いに把握できないため、将来について不安になる可能性があります。
お互いに貯蓄額までも把握したい場合は、5つ目以降のお金の管理方法をおすすめします。
⑤生活や貯蓄にかかるお金は完全に折半する
お金の管理方法5つ目は、生活費や貯蓄を完全に折半する方法です。
メリットは、4つ目のお金の管理方法と同様で、お金の流れが把握できることと自由に使えるお金があることです。
また、貯蓄額についても2人で把握できることもメリットです。
デメリットは、4つ目のお金の管理方法に比べて、貯蓄をする分、自由に使えるお金が減ることです。
⑥生活や貯蓄にかかるお金を項目に分けて折半
お金の管理方法6つ目は、生活費や貯蓄など項目に分けて折半する方法です。
例えば、食費と家賃は夫、光熱費と貯蓄は妻と分担して支払いや貯蓄を行います。
こちらの管理方法についてもお金の流れを2人で把握できることがメリットです。
一方、デメリットは生活費など出費がかさむと負担に偏りが出る可能性があることです。
特に夏と冬の光熱費、誕生日など一時的な食費の増加などは負担に大きな偏りが出ることになります。
負担の偏りに備えて上限額を決めておき、その上限額を超えた場合は相手がその分を支払うなど負担を減らすような対策を事前に相談しておきましょう。
⑦それぞれの収入を考慮して生活や貯蓄にかかるお金を負担
お金の管理方法7つ目は、それぞれの収入に応じて生活費や貯蓄を負担する方法です。
例えば、夫婦間の収入が6:4の割合だった場合、生活費や貯蓄も6:4にするという管理方法です。
この方法は、特に夫婦間で収入に大きな差がある場合にはおすすめの管理方法です。
収入の割合に応じて生活費などを支払うため、公平感の高い管理方法と言えます。
一方で、月々の負担額を毎月、各項目ごとに計算する必要があるため、非常に手間のかかる点がデメリットです。
⑧2人の給料の合計を生活や貯蓄に使うお金を引いて残りは折半で小遣いに
お金の管理方法8つ目は、2人の給料の合計から生活費や貯蓄を差し引き、残りはお小遣いとして折半するという方法です。
1つ目や2つ目のお金の管理に近い方法ですが、2人ともがお金の流れを把握している点、残金を折半するという点が異なっています。
メリットは、お小遣いが折半であるため、公平感が得られることです。
デメリットは、収入に差がある場合には、お小遣いが同額であるため、その金額に不満を抱く可能性があることです。
この管理方法については、夫婦が話し合いをすれば、お小遣いを折半にする必要はありません。
収入の多い方のお小遣いを少しでも多くすることで、不満を減らすことができ、デメリットを解消することができます。
⑨2人の給料の合計を生活や貯蓄に使うお金を引いて残りは共用口座へ
お金の管理方法9つ目は、2人の給料の合計から生活費や貯蓄を差し引き、残りは共用口座に入れておく方法です。
残金に関しては共用口座に入金しておくことで、お互いが管理し合ってお金を使っていきます。
そのため、必要以上の無駄遣いを減らせるため、貯蓄をしやすくなるというメリットがあります。
一方で、残金を管理し合うため、お金が使いにくくなるというデメリットがあります。
この場合は、共用口座に振り込む前に事前に決めたお小遣いを差し引く方法があります。
そうすることで共用口座以外にも自由に使えるお金を増やすことができます。
⑩片方の収入を全て生活費にもう片方の収入を全て貯蓄に
お金の管理方法10個目は、片方の収入をすべて生活費に、もう片方の収入をすべて貯蓄にする方法です。
メリットとしては、上記のような計算の必要がなく、計算が苦手な人でも実践できる管理方法です。
また、一方が貯蓄管理をするため、他の方法よりも貯蓄することができます。
デメリットとしては片方の収入ですべての生活費を賄えない場合、もう片方から補填をしてもらう必要があります。
これが続くようであれば、思っている程の貯蓄ができなくなる可能性があります。
このようなデメリットに陥る可能性のある夫婦は、お金の管理方法1つ目や2つ目のように片方がお金を管理することをおすすめします。
お金の管理みんなはどうしている?
では、実際に夫婦間のお金の管理はどうしているのでしょうか。
ここからは家計のお金の管理に関するアンケートの結果とそれぞれのお金の管理方法を実践している人たちの声について紹介します。
実際に行っている家計の管理の方法アンケート
夫婦が実際に行っている家計の管理方法のアンケート結果について紹介します。
アンケート結果はマイナビウェディングで行われたものです。
まずは、結婚5年以内で共働きをしている夫婦に聞いたところ、以下のような結果になりました。
家計の管理方法 | 割合 | |
---|---|---|
第1位 | 妻が管理、夫は小遣い制 | 47.4% |
第2位 | 生活や貯蓄にかかるお金を項目に分けて折半 | 18.9% |
第3位 | 夫が管理、妻が小遣い制 | 15.3% |
第4位 | それぞれの収入に応じて生活費や貯蓄を負担 | 8.4% |
第5位 | 生活や貯蓄にかかるお金は完全に折半する | 6.3% |
最も多かったお金の管理方法は、妻が生活費などを管理し、夫は小遣い制という管理方法で、全体の約半数の夫婦が行っていました。
また、第1位と第3位は一方が生活費などを管理し、もう一方は小遣い制という管理方法で、全体の約60%以上を占める結果をなりました。
一方が管理者となるため、家計のやりくりや貯蓄をしっかりさせることができます。
しかし、小遣いで不満が生じやすくなり、その金額で夫婦喧嘩を引き起こす可能性があります。
夫婦間での話し合いや管理者側の会計の開示が非常に重要になります。
次は、結婚5年以内で専業主婦(夫)をしている夫婦に聞いたところ、以下のような結果になりました。
家計の管理方法 | 割合 | |
---|---|---|
第1位 | 妻が管理、夫は小遣い制 | 62.5% |
第2位 | 夫が管理、妻が小遣い制 | 26.2% |
アンケートの結果、妻が生活費を管理している世帯が圧倒的に多いことが分かりました。
仕事をしていない方が生活費を管理している結果が表れているようです。
しかし、お金の管理は向いている方がやりくりや貯蓄がうまくいく可能性が高くなります。
まずは、このような管理方法の仕組み作りから始めてみましょう。
片方が管理してお小遣い制の夫婦の声【専業主婦(夫)に多い】
ここからは実際にお金の管理を実践している夫婦からの感想やアドバイスについて紹介します。
まずは、片方が管理して、もう片方がお小遣い制の夫婦から紹介します。
紹介する夫婦は妻が管理し、夫が小遣い制です。
妻は実家が自営業で、そこの経理もしていたため、お金のやりくりについては苦にならないそうです。
その妻からのこの管理方法を行う上で2つのアドバイスがあります。
- 生活費の管理は得意な方がやるべきであること
- 管理をしている方は定期的に収支報告をすること
項目別に分担している夫婦の声【共働きの場合】
次は、項目別に分担している夫婦について紹介します。
今回紹介する夫婦は、マイホームローンなどの引き落としは夫が、食費や水道など引き落とし以外の生活費は妻が支払っています。
夫婦2人とも共働きであるため、ルームシェアみたいなやり方になっています。
老後の生活についても各自でやりくりするそうで、この夫婦は将来の貯蓄は別々で管理しているそうです。
しかし、どちらかが働けなくなったらまとめて管理することになるそうです。
財布を一つにまとめている夫婦の声
続いては、財布を一つにまとめている夫婦について紹介します。
今回紹介する夫婦は財布を1つにまとめ、夫婦2人がお金を管理する方法を取っています。
メリットとしては
- 財布を1つにし、夫婦2人でお金を管理するため、貯蓄がしやすくなること
- 大きな買い物についても夫婦2人で相談して決めるため、不公平感は出ないこと
毎月定額・貯金を共用口座に入れている夫婦の声【共働きの場合】
次は毎月生活費用・貯蓄用の共用口座に入れている夫婦について紹介します。
上記のお金の管理方法の4つ目に該当する方法です。
貯蓄用の共用口座を作っておくことで、確実に貯蓄することができます。
貯蓄額についてはライフプランや可能な貯蓄額など各世帯によって異なります。
平成30年の家計の金融行動に関する世論調査によると2人以上の世帯で最も多い貯蓄額は手取りの10~15%でした。
片方の収入を生活費に片方の収入を貯蓄費の夫婦の声【共働きの場合】
最後に紹介するのは、片方の収入を生活費に、もう片方の収入を貯蓄の方法を実践している夫婦です。
上記のお金の管理方法の10個目に該当する方法です。
今回紹介する夫婦の収入は夫よりも妻の方が多い逆転夫婦です。
夫の収入をすべて貯蓄に回し、生活費などは妻の収入ですべて賄っています。
将来的に子どもができ、妻が働けなくなった場合、夫の収入のみで生活している必要があるため、現在はできるだけ貯蓄するように頑張っているそうです。
夫婦円満にお金管理のできる方法の選び方
続いては夫婦円満にお金の管理ができる方法の選び方について紹介します。
お金の管理方法は夫婦の数だけ存在し、この記事内でも10パターンの管理方法について紹介しました。
そのため、どのような管理方法を採用すればよいかわからなくなっている夫婦は多いと思います。
そこでお金の管理方法を決めやすくなるように管理方法を決める前に夫婦で話し合っておきたい内容について紹介します。
ここからは以下の3つの内容について紹介します。
- お互いの金銭感覚やお金への価値観を把握しておくこと
- 今後のライフプランを明確にすること
- お金の管理に負担が偏って不満が生まれないようにすること
お互いの金銭感覚やお金への価値観を把握
お金の管理方法を決める前に話し合っておくべき内容1つ目は、お互いの金銭感覚やお金への価値観を把握しておくことです。
この内容で財布を1つにして管理するべきか、別々の財布でお金を管理するべきかを判断することができます。
夫婦の金銭感覚やお金への価値観が似ているようであれば、夫婦の財布を1つにしても円満に管理できると考えられます。
また、お金の使い道などの相談についてもお互いが納得して話し合うことができると思われます。
一方で、金銭感覚やお金の価値観が異なる場合は、夫婦円満にお金の管理ができない可能性があるため、夫婦の財布を別々に管理するべきだと思われます。
しかし、一方がお金の管理にルーズな場合は、多少の夫婦喧嘩が起こっても1つの財布にして将来に向けてきっちり管理していくべきだと思われます。
今後のライフプランを明確にする
お金の管理方法を決める前に話し合っておくべき内容2つ目は、今後のライフプランを明確にすることです。
この内容で将来に向けての貯蓄額を明確にすることができます。
マイホームの購入や子どもの教育費など何かをするには必ずお金が必要になります。
特に大きなお金のかかることをするためには貯蓄をして事前に準備をしておく必要があります。
今後のライフプランを明確にすれば、目標とすべき貯蓄額が分かり、月々の貯蓄額を計算することができます。
すると、自然と夫婦の生活水準やお小遣い額が決まることになります。
そのため、お小遣いの金額に関する夫婦喧嘩を減らし、夫婦円満なお金の管理ができるようになります。
お金の管理に負担が偏って不満が生まれないようにする
お金の管理方法を決める前に話し合っておくべき内容3つ目は、お金の管理に負担が偏って不満が生まれないようにすることです。
お金の管理は生活費や貯蓄額をやりくりさせる必要があるため、一方がすべてする場合にはかなりの負担になります。
また、生活費の項目ごとに負担する場合にも、一時的な出費により負担が大きくなる場合があります。
これらのようなお金やお金の管理に関する負担に偏りが見られる場合があります。
お金の管理の負担の偏りで夫婦喧嘩が起こりそうな場合は、2人でお金の管理をする方法も検討したほうが良いと考えられます。
夫婦円満に人生100年時代を生き抜くお金管理のコツ
続いて、夫婦円満に人生100年時代を生き抜くお金管理のコツを今回は8つ紹介します。
- 無理をしないお金の管理をすること
- 貯金のうち何割かのお金を投資に回すこと
- 昇給や妊娠したときに備えてお金の使い道を決めておくこと
- 定期的なお金の管理方法の振り返りをすること
- 何かあったときに使うお金を貯めておくこと
- 柔軟な対応をするように心がけること
- 計算が得意な方にお金の管理を任せること
- 家計簿アプリを使ったお金の管理を使うこと
①無理をしないお金の管理をする
夫婦円満に人生100年時代を生き抜くお金管理のコツ1つ目は無理をしないお金の管理をすることです。
人によっては貯蓄のためにお小遣いが減るとストレスを感じる場合があります。
ストレスを感じると夫婦喧嘩の原因になります。
そのため、将来のライフプランを共有しつつ、無理のない範囲でお金の管理をし始めることが重要になります。
また、どうしてもお金を使いたい場面やここは節約できるなどお金の価値観を共有しておくことも重要です。
②貯金のうち何割かのお金を投資に回す
夫婦円満に人生100年時代を生き抜くお金管理のコツ2つ目は貯蓄のうち何割かを投資に回すことです。
貯蓄することは大事ですが、近年は低金利により、預金して持っていてもお金は増えません。
毎月の貯蓄のうち何割かを投資に回すことでお金を増やすことができ、ライフプランの実現に貢献することができます。
特にiDeCoなど低リスクの投資を行えば、生活に大きな影響を与えることなく、教育費や老後資金の形成を進めることができます。
詳細については後ほど紹介します。
③昇給や妊娠したときに備えてお金の使い道を決めておく
夫婦円満に人生100年時代を生き抜くお金管理のコツ3つ目は昇給や妊娠したときに備えてお金の使い道を決めておくことです。
昇給により自由に使えるお金が増えますが、何も考えずに使ってしまうとお小遣いとして無駄に使ってしまう可能性があります。
昇給では、将来に向けたお金が増えたと考えて事前にお金の使い道を夫婦で決めておきましょう。
妊娠については共働きの場合、収入が大きく減るタイミングとなります。
生活レベルを維持するためにはこれに向けた貯蓄が重要になります。
また、同じタイミングで将来の教育費について考えておくと万全に準備ができます。
④定期的なお金の管理方法の振り返りをする
夫婦円満に人生100年時代を生き抜くお金管理のコツ4つ目は定期的なお金の管理方法を振り返ることです。
最初に決めたお金の管理方法が合っていなかった場合や収入減少により思うほど貯蓄ができない場合など想定外のことが起こる可能性があります。
そのため、定期的に貯蓄額や生活費、収入などを確認し、現在のお金の管理方法でよいのかどうか見直すことが重要です。
⑤何かあったときに使うお金を貯めておく
夫婦円満に人生100年時代を生き抜くお金管理のコツ5つ目は何かあったときに使うお金を貯めておくことです。
家を建てるお金や教育費などは事前に貯蓄することができます。
しかし、病気や地震などの災害はいつ起こるかわからず、これに向けて貯蓄している人は少ないと思います。
これらに対しては生命保険や地震保険などをかけておくことで非常時の際の保険金を受け取ることができます。
しかし、それだけではすべて賄えない場合もあるため、非常時に向けた貯蓄は重要になります。
目標に向けた貯蓄以外にも非常時に向けた貯蓄をできる範囲でしておくことをおすすめします。
⑥柔軟な対応をするように心がける
夫婦円満に人生100年時代を生き抜くお金管理のコツ6つ目は柔軟な対応をするように心がけることです。
将来に向けて貯蓄をするためには金額を決めて、きっちりと貯金していく必要があります。
しかし、あまりにも厳格にルールを決めてしまうとかえって貯蓄が苦になってしまい、夫婦喧嘩の下になる可能性があります。
予想外の出費の場合もあるため、ルール通り貯蓄ができなくてもパートナーに対してはじゅうたんに対応するようにしましょう。
⑦計算が得意な方にお金の管理を任せる
夫婦円満に人生100年時代を生き抜くお金管理のコツ7つ目は計算が得意な方にお金の管理を任せることです。
お金の管理は妻のほうが良いとか、働いていない方がするべきという考えを持っている人は多いと思います。
しかし、人間には得手不得手があります。
お金の管理を任されたとしてもきっちり管理できない人もいます。
また、それが原因でパートナーともめてしまう可能性があります。
夫婦円満にお金の管理をしたいのであれば、多少一方に負担がかかるとしても計算が得意な方にお金の管理を任せるようにしましょう。
⑧家計簿アプリを使ったお金の管理
夫婦円満に人生100年時代を生き抜くお金管理のコツ8つ目は会計簿アプリを使ったお金の管理をすることです。
一昔前までは、家計簿をきっちりと管理するのであれば、ノートに記録して収支を計算する必要がありました。
しかし、近年はスマホ用のアプリがたくさん開発され、家計簿アプリも使えるようになっています。
家計簿アプリの最大の特徴はノート管理よりも手間が大きく省けることです。
アプリに金額を入力するだけで計算は自動で行ってくれます。
また、通帳の口座やクレジットカード明細を紐付けられるアプリもあるため、金額だけでなく、何にお金を使いすぎたか分析することができます。
夫婦2人ともお金の管理が苦手であれば、家計簿アプリを一度使ってみましょう。
お金を増やすなら投資をしよう【おすすめな投資方法3選】
お金を管理するためには収入を増やすことも重要になります。
ここからはお金を増やすためのおすすめの投資方法を3つ紹介します。
- 不動産投資
- 積み立てNISA
- iDeCo(個人型確定拠出年金)
①不動産投資
おすすめの投資方法1つ目は不動産投資です。
不動産投資は、ローンを組んでマンションに一室を購入し、貸し出すことでその家賃が収入になります。
ローンの返済は月1~2万円に抑えることができ、ローン完済後の収入は不労所得になります。
不動産投資では、株式や投資信託とは異なり、運用を定期的に見直す必要はありません。
空室で家賃収入がゼロになるというリスクはありますが、コロナショックでも居住の必要性は変化していないため、安定して収入を得られる可能性があります。
②積み立てNISA
おすすめの投資方法2つ目は積み立てNISAです。
通常の投資では、利益が出た場合、その利益額に対して税金を納める必要があります。
しかし、積み立てNISAでは、毎年40万円の範囲内での投資信託の購入であれば、その利益に対して非課税になるという制度です。
長期的な視点での運用が必要ですが、1万円以下の少額からの資産運用ができるため、なじめて投資をするという人にはおすすめです。
③iDeCo(個人型確定拠出年金)
おすすめの投資方法3つ目はiDeCoです。
iDeCoは、公的年金を補完するための積み立てで、60歳以降になれば、積立金を受け取ることができます。
また、iDeCoの運用で出た利益については非課税で、さらにiDeCoに積み立てた掛金はすべて所得税計算の控除として使うことができます。
60歳ならないと積立金を使うことはできませんが、老後資金を積み立てたいという人にはおすすめの投資方法です。
お金の管理で困ったらFPに無料相談【マネーキャリア 】
ここまでお金の管理について紹介してきました。
とはいえ、
まとめ:夫婦円満にお金の管理をする秘訣
夫婦円満にお金を管理する方法について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントは
- お金の管理方法は夫婦の数だけあり、その夫婦に合った方法で管理するべきであること
- お金を管理するうえでお互いの金銭感覚やライフプランを共有しておくこと
- お金の管理方法で困ったときにはマネーキャリアのFPに相談してみること