「変額保険はやめたほうがいいと聞くけど本当?」「どうして変額保険をやめたほうがいいの?」このような悩みを持つ方は多いでしょう。そこで本記事では変額保険が「やめたほうがいい」と言われる理由や変額保険の仕組みについて解説します。最後までご覧ください。
監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
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この記事の目次
変額保険をやめたほうがいいというのは本当?
こんにちは、マネーキャリア編集部です。
先日、30代の女性の方からこんな相談がありました。
確かにインターネット上でも、変額保険はおすすめしないという意見をよく見かけます。
「本当のところはどうなの?」
そう思っている方もたくさんいらっしゃると思います。
そこで今回は、変額保険はやめたほうがいいという意見は本当なのか、その理由はなんなのかということについて解説していきます。
本記事では、
- 変額保険の仕組み
- 変額保険をやめたほうがいいという意見の真相とその理由
- 加入する場合におすすめの変額保険
変額保険の仕組み!「やめたほうがいい」って本当?
それでは、さっそく、変額保険はやめたほうがいいという意見の真相を確認するために、変額保険の仕組みについて確認していきましょう。
- 変額保険の仕組み
- 変額保険の補償内容
- 変額保険の貯蓄機能
変額保険の種類
変額保険にはおもに、下記の3つの種類があります。
- 終身タイプ
- 養老タイプ
- 年金タイプ
変額保険の保障内容
変額保険における保障内容だけに関して言えば、メリットしかないかもしれません。
確かに運用次第で受け取ることができる保険金額が変動してしまう変額保険ですが、それぞれの方に合わせて保険契約時に設定をした基本保険金額を下回ることはありません。
運用が上手くいった場合は増えた分だけ、運用が上手くいかなかったとしても減ることはなく必ず、基本保険金額の分は受け取ることができます。
変額保険の貯蓄機能
先ほども少しお話させて頂きましたが、変額保険というのは投資信託としての要素も掛け合わせています。
そのため、貯蓄もできるようなシステムとなっていますが、運用方法によっては貯蓄金額が大きく変わってしまう可能性もあります。
運用が上手くいけばその分、貯蓄金額は増加しますし、運用が上手くいかなければ当然、貯蓄金額は減少します。
つまりは、運用次第ではリターンも大きいですが、場合によっては元本割れを起こすリスクもあるということです。
一般的な生命保険では、たとえ運用が上手くいかなくても赤字にならないように初めから保険商品の開発がされているので、金額が減ってしまうことがないというのが大きな特徴ですね。
変額保険が「やめたほうがいい」と言われる理由
ここまでは、変額保険の仕組みや種類についてお話してきましたが、実際になぜ変額保険への加入はやめたほうがいいと言われているのでしょうか?
- 運用結果次第で元本割れの可能性がある
- 税制優遇もあるidecoやその他の投資商品を優先するべき
運用結果次第で元本割れの可能性がある
前述でもお話させて頂いたように、変額保険においては場合によって元本割れのリスクが伴います。
確かに変額保険では、死亡保険については最低保証が存在しますが、解約返戻金や満期保険金には最低保証はありません。
計画的な運用がカギとなり、状況によってその都度、細かな調整も必要となります。
運用の手間もかかるので、初心者の方には難しいとも言えるでしょう。
税制優遇もあるidecoやその他の投資商品を優先するべき
変額保険は運用に成功した時のリターンは大きいものの、やはり純粋な投資専用商品などと比べると、コストがかなりかかってしまうケースが多いです。
定額保険などと比較しても投資信託としての要素も加味して運用をしなければならないため、運用関係費が発生します。
そして投資信託と比較をした場合にも、変額保険には保険としての機能も含まれているため、今度は保険関係費がかかってきます。
しかしながら、変額保険はあくまでも保険にはなりますので、死亡保障はしっかりとついています。
当然ながら投資信託には死亡保障はついていないので、そこに変動保険との違いを見出すかどうかで大きく変わってきます。
変額保険のデメリット・メリット
変動保険への加入がやめたほうがいいと言われている理由は、お分かり頂けたかと思います。
しかしながら、メリットやデメリットについてはまだ別にあるので、いくつか見ていきたいと思います。
変額保険のデメリット
変額保険については、デフレに弱いという点もデメリットとしてあげられるかと思います。デフレ期となり株価相場が下落してしまった場合、変額保険の運用実績も一気に悪くなってしまいます。
そうなると、その時点で受け取ることのできる保険金額が減ってしまう可能性があります。さらに、運用実績が悪くなって保険金額が減るということは、通常の保険よりも支払う保険料も高くなるので、損をしてしまうということもあり得ます。
変額保険というものは、いい意味でも悪い意味でも世の中の景気に大きく左右されるということですね。
変額保険のメリット
先ほども少しお話させて頂きましたが、変額保険の最大のメリットは、死亡保険金は最低保証されるという点かと思います。
前述の通り、変額保険については運用実績によって受け取ることができる保険金額が増減します。
変額保険の解約返戻金や満期保険金には最低保証というものはありせん。
しかし、死亡保険額・高度障害保険金に関しては運用実績によって金額の変動はありますが、実際に保険を契約した時に決定をした最低保証金額を下回るということはありません。
そのため、運用実績によっては大きな利益を得られる可能性があるのと同時に、万が一の時には保険としてもしっかりと機能してくれます。
変額保険や資産運用について悩んだらお金のプロに相談すべき理由
ここまで変額保険の基本的な知識や、変額保険は「やめたほうがいい」と言われる理由について詳細に解説してきました。
とはいえ、
このような悩みを抱える方は多いでしょう。
結論から言うと、そのような方はお金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談することをおすすめします。
FPは、変額保険だけではなく、様々な金融商品を比較検討しながら、相談者の資産状況や、家計の状況に合わせて最適な提案をすることができます。
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まとめ:変額保険をやめたほうがいいというのは本当?
本記事では、変額保険について解説してきました。
今回の記事のポイントは、
- 変額保険には元本割れのリスクがともなう
- 変額保険の利用には投資の知識も必要
- 変額保険の他にも保険商品や投資商品を検討するべき