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奨学金の申請理由の書き方が分からず悩む方は多いと思います。200字で理由をまとめるのは難しいですよね。ここでは、奨学金の申請理由を書くときの構成や例文を紹介します。理由が特にない場合やコロナによる家計悪化を書く場合の例文も紹介するので参考にしてください。

記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

この記事の目次

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奨学金の申請理由の書き方がわからない!何を書けばいい?

こんにちは、マネーキャリア編集部です。 


先日10代の女性の友人から、こんな相談がありました。

奨学金の申請理由の書き方がわからないんだけど、書き方やポイント、例文を教えてほしいです。

ここ数年、奨学金の申請理由の書き方や奨学金継続願の書き方、減額返還・返還期限猶予制度の利用の仕方など、奨学金に関するご相談が非常に増えています。 

 

「中学校や高校などの学校で奨学金についてもっと詳しく教えてほしかった」


そこで今回は、学校で詳しく教えてもらえなかった奨学金の申請理由の書き方について、実際に奨学金を借りたわたしが、体系化して解説していきます。


どんな流れで申請理由を書けばいいのか、兄弟が多い家庭や母子家庭などといった状況の場合はどういった書き方をすればいいのか、で悩んでいる方の道しるべになれば幸いです。

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奨学金の申請理由の書き方を解説!【流れ・構成をチェック】


この項目では、奨学金の申請理由の書き方について解説します。


申請理由を書く流れは以下のとおりです。

  1. 家庭の収入・支出について書く
  2. 学費が足りないこと・それでも勉強したいことを書く
  3. 奨学金の受給を希望しますと締めの言葉を書く
※申請理由は、190文字以上埋めるようにしましょう

それぞれ具体的に解説していきます。

①家庭の収入・支出について書く


まずは、家庭の収入・支出、つまり経済状況に触れることが大切です。


なぜなら、日本学生支援機構はあなたの家庭の経済状況を細かく把握していないからです。


細かく伝えないと日本学生支援機構側は、あなたの境遇を想像することができないため、どの程度きついのかがわかりにくいのです。


たとえば、ただ単に「年収200万円」と言われても、どのぐらいきついのかがわからないでしょう。


ですから、冒頭に家庭の収入・支出について書くことが大切です。


両親の収入が少ないことや減少していること、ローンなどの支出が多いことなどを具体的に記入しましょう。


それが奨学金の申請理由になりえます。

②学費が足りないこと・それでも勉強したいことを書く


次に、学費が足りないこと・それでも勉強したいことを書きましょう。


はじめに家庭の経済状況があまり良くないことを記入しましたが、それが原因となって学費が足りない、というところまでを簡潔に伝えるべきです。


さらに奨学金を借りてでも勉強したい、という意欲もきちんと伝えられると、なお良いでしょう。


奨学金は、経済的理由により進学に支障をきたすことなく、意欲的に学業に専念できるよう経済的に支援していく制度であり、奨学金を貸与・給付して勉学に専念できるよう援助することを目的としています。


そのため、「経済状況は苦しいが、奨学金を借りてでも勉強したい」という想いは、奨学金の制度・目的にマッチしていることになり、審査に好影響をもたらす可能性が高いのです。


したがって、学費が足りないこと・それでも勉強したいことは大切であると言えるでしょう。

③奨学金の受給を希望しますと締めの言葉を書く

最後に、奨学金の受給(貸与)を希望しますと締めの言葉を書くことが大切です。


基本的に文章構成では、

  1. 結論
  2. 理由
  3. 具体例
  4. 結論

の順番で書くと、説得力のある文章が書けると言われています。


しかし、奨学金の申請理由においては、文字数が200字と制限があるため、できる限り重要度が低い文字・文章を省く必要があります。


したがって、問題ないのであれば1番の「結論」を省き、2番の理由、3番の具体例、4番の結論で文章を構成すべきです。


本来なら文章の冒頭、末尾(最後)に結論を挿入したほうがよいのですが、結論は末尾にあれば文章として成り立つため、基本的に最後にだけ、奨学金の受給、または貸与を希望しますと締めの言葉を書きましょう。


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奨学金の申請理由12パターンを紹介!【例文とポイント】


この項目では、奨学金の申請理由12パターンを紹介します。


紹介する申請理由は、以下の12パターンです。

  1. 親の収入が少ない
  2. 親が借金をしている
  3. 親が働けなくなった
  4. 家族の病気・障害・介護が理由でお金がかかる
  5. 一人暮らしをするため費用がかかる
  6. 親から生活費・学費の援助をしてもらえない
  7. アルバイトができない
  8. 兄弟が多い
  9. 母子家庭・父子家庭である
  10. 将来の夢を実現したい
  11. 学業関連でお金がかかる(通学費・教材費・実習費など)
  12. 留学をしたい

それぞれの申請理由に例文ポイントを載せておきますので、ぜひ参考にしてください。

①親の収入が少ない

例文


私の両親は正社員として会社に勤めていますが、決して収入は高くなく、家計が苦しい状況にあります。


それでも両親は、私の将来のことを考えてお金を工面すると言っていますが、学費を負担できる経済状況にあるとは考えづらいです。


私も将来、両親を支えていけるように、大学で法律を学び、弁護士になりたいと考えています。


しかし今の状況では学費を支払えずに、高卒で就職するしか道はないので、奨学金の貸与を希望します。<197文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「親に負担をかけたくない気持ちをアピールする」点と「大学で勉強して夢を叶えたいと伝える」点です。

親の収入が少ないことを考慮して親に負担をかけたくないことをアピールし、親を支えたいという大義名分のもと、大学で学ぼうとする姿勢、夢に向かって走ろうとする姿勢を表現すべきでしょう。

②親が借金をしている

例文


私は、○○大学の経済学部経済学科に進学した場合にかかる学費や生活費などをなるべく負担できるように、高校生の頃からアルバイトをしてお金を貯めてきました。


しかし、年間で100万円以上の費用がかかることから負担しきれないことが予想されます。


両親に工面できないかと相談しましたが、父親が約400万円の借金していることから、実現は困難です。


進学して勉学に励みたいので、奨学金の貸与を希望します。<192文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「親が借金をしているため、学費や生活費を負担できないことを伝える」点です。


親からの経済的な支援を受けることができない状況にある、ということを伝えましょう。

③親が働けなくなった

例文


私の父親はがんになってしまい、長期入院を余儀なくされ、働くことができなくなってしまいました。


そのため収入が著しく減少し、これに加えて多額の入院費がかかることから家計が大変苦しい状況です。


私が進学するにあたり必要となる、学費や家賃、飲食費、教材費、交通費などを家計から捻出することは、厳しいと言えます。


それでも奨学金を借りて、大学で専攻分野を学びたいので、奨学金の貸与を希望します。

<190文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「親が働けなくなり、家計が苦しい状況にある」という点です。


親が働けない理由と家庭からの支援が期待できない、ということを具体的に伝えましょう。

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④家族の病気・障害・介護が理由でお金がかかる

例文


現在、私の家族は母方の祖父母と同居しています。


祖父は認知症を患っているため、介護や通院にかかる費用を両親が負担しています。


そんな状況下にありますので、学費や生活費などの費用を両親に負担してもらうことができません。


大学で医学を学び、将来医者になりたいのですが、アルバイトだけでは学費や生活費などをまかなえないことや、勉学の妨げになることが想定されますので、奨学金の貸与を希望します。<190文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「介護により、両親からの経済的支援が期待できない」という点です。


なぜ家計が苦しいのかを具体的に記入しましょう。

⑤一人暮らしをするため費用がかかる

例文


私は、東京の大学に進学するため一人暮らしをする予定です。


しかし、私の住む賃貸物件は家賃が高く、その他の光熱費や食費などを含めて計算すると、莫大な費用がかかることになります。


当然、アルバイトでまかなう予定ではありますが、そのぶん勉学がおろそかになってしまうのではないかと懸念しております。


講義についていけるよう十分な学習時間を確保するためにも、奨学金が必要ですので、奨学金の貸与を希望します。<195文字>


ポイント


通常一人暮らしは、勉学に励むために行いますが、生活費を稼ぐためにアルバイトに時間を割いていては、本分である勉学がおろそかになってしまいます。

したがって「奨学金がないと勉強に時間を使えなくなる」ということを訴求すべきです。この点が大きなポイントになります。

⑥親から生活費・学費の援助をしてもらえない

例文 


私は私立の大学に進学する予定です。


父親は建設業に、母親は不動産業に勤めていますが、収入が著しく低いため、生活費や学費を援助してもらうことができません。


このままでは、学費はおろか生活費すら支払えずに、大学生活を断念せざるを得ない状況にあります。


しかし、親から生活費や学費の援助をしてもらえないことを理由に、私は大学への進学を諦めたくはありません。


ですので、奨学金の貸与を希望します。<190文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「奨学金を借りられなければ大学生活を諦めなければいけない」という点です。

生活費や学費の援助は期待できないけれど、それでも大学に通いたい、という素直な気持ちを前面にだしましょう。

⑦アルバイトができない

例文


私の両親は共働きをしておりますが、経済的に豊かではないため、アルバイトをして学費や生活費をまかなっていく必要があります。


しかし、私の学部は他の学部よりも偏差値が高く、テスト範囲が広く設定されています。


そのため、講義の受講に加えて予習・復習を徹底して行う必要があり、アルバイトに時間を注いでいる暇はありません。


そこで、学生の本分を全うできるようにするために、奨学金の貸与を希望します。

<191文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「家族に支援してもらうことやアルバイトに時間を割くことができない」点です。


つまり、奨学金に頼らなければいけない状況を伝えることが大きなポイントになります。

⑧兄弟が多い

例文


私は3人兄弟の長男です。


父親は自営業をしており、母親は弟達の世話をしつつ、手があいている時に父親の業務を手伝っています。


両親の年収は決して低くはありませんが、弟達の養育費である学費や教材費などが家計を圧迫している状況です。


大学に進学して勉学に励みたいのですが、学生生活を送る上で必要となる費用を家計から捻出することができません。


それでも大学進学を諦めたくはないので、奨学金の貸与を希望します。<196文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「兄弟が多いことにより家計が圧迫されていることを具体的に伝え、奨学金を借りざるを得ない状況にあると伝える」点です。


兄弟の養育費が支出の割合を大きく占めていることをアピールしましょう。

⑨母子家庭・父子家庭である

例文


私の両親は中学生の頃に離婚をして、私は母親に引き取られました。


母親は仕事をこなしながら私の面倒を見て、女手一つでここまで育ててくれました。


しかし、大学進学となると、母親の収入だけでは学費や生活費などの費用を負担することが極めて困難な状況です。


父親もわずかながら養育費を支払ってくれておりますが、それでも足りません。


私は大学で勉学に励み、立派な社会人になりたいので、奨学金の貸与を希望します。

<195文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「母親の収入では学費や生活費を負担できないことを伝える」点です。


父親の養育費の負担についても触れることで、より厳しさを表現することができます。

⑩将来の夢を実現したい

例文


私の将来の夢は看護師になることです。


母親も看護師として、父親は会社員として社会に貢献していますが、収入が低い状況にあり、とても私の学費や生活費を負担してもらうことができません。


学校では、看護師として必要な病気に関する観察力・判断力や人体の構造などの医学的な知識を身につけようと考えていますが、実現は困難です。


将来、人々の役に立てるような看護師になりたいので、貴機構の奨学金の貸与を希望します。<196文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「将来の夢を叶えるために、どうしても学校に通いたいことをアピールする」点です。


夢を叶えたいという想いを伝えましょう。

⑪学業関連でお金がかかる(通学費・教材費・実習費など)

例文


私の両親は、共に中小企業に勤めていますが、年収が低いことから生活に余裕がありません。


そのため、学費はおろか、年間40万円以上かかる通学費や教材費、実習費などを家計でまかなうことが不可能に近い状況にあります。


しかし、そんな状況下においても、大学に進学して、大手に勤める夢を諦めたくはありません。


不自由なく安心できる環境の中で学業に専念したいと考えておりますので、奨学金の貸与を希望します。<193文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「学費以外の通学費・教材費などを負担することができない」点です。


負担できない理由を記入しましょう。

⑫留学をしたい

例文


私は将来、世界を代表する大企業に匹敵するほどの事業を創出したいと考えております。


そのため海外進出を視野に入れた国際的なスキルや外国語を学ぼうと思い、留学を予定しています。


留学には資金が必要となりますが、家庭の経済事情を考慮すると到底留学は不可能です。


しかし、そのような状況下においても留学先での勉学を諦めたくはありません。


人々の暮らしを豊かにするために留学したいので、奨学金の貸与を希望します。

<197文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「なぜ留学をする必要があるのか」を伝える点です。


留学が有意義な人生を歩むために必要なものであることが伝われば、合理性があると判断され、奨学金が貸与される可能性が高まるでしょう。



【奨学金の申請理由がない人必見】理由がないときに使える例文を紹介



この項目では、奨学金の申請理由がない人のための例文・ポイントを紹介します。


ただし、前項で紹介した申請理由の方が望ましいので、どうしても申請理由がない場合に参考にしましょう。

①親に負担をかけたくない

例文


私は4人家族で、両親と弟と暮らしています。


両親は中小企業に勤めておりますが、2人の年収を足しても決して高いとは言えず、また、弟の私立高校の学費を負担しているため、生活に余裕がない状況です。


そのため、なるべく親に負担をかけないように大学生活を送り、立派な社会人になって両親を支えたいと考えています。


しかし、大学で勉学に励むためにかかる学費や生活費を負担することができないため、奨学金の貸与を希望します。<200文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「他の支出で家計が苦しいことを伝える」点です。

これ以上、親に負担をかけたくないことを伝えましょう。

②将来資金が必要になる

例文


私の父親は1年後に定年を迎えます。


そのため、収入がなくなり家計から学費を捻出することが困難な状況になると想定されます。


さらに大学2年時には、レポートや課題提出が多くなったり、研究が忙しくなったりすると聞いているので、アルバイトに時間を割ける時間が著しく減少する可能性もあります。


必要な資金を確保し、安心できる環境で勉学に励みたいと考えていますので、貴機構の奨学金の貸与を希望します。<192文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「様々な要因により、将来資金が必要になる」という点です。

学費や生活費の負担ができないことや学業に専念できなくなることを伝えましょう。

【コロナで家計が悪化した人必見】コロナの影響を書くときの例文


この項目では、コロナが関係する例文を3つ紹介します。

注意点は、「コロナ」と記入しないようにすることです。

コロナはあくまで俗称で、正式名称ではないため「新型コロナウイルス」または「新型コロナウイルス感染症」と記入するようにしましょう。

例文➀コロナの影響で両親の収入が減少した場合

新型コロナウイルスの影響により、両親が勤める会社の業績が悪化し、それに伴い両親の収入が大きく減少しました。 


今までは学費や生活費、教材費などを負担してもらっていましたが、今後は学生生活に必要となる費用を負担できない見通しです。 


そんな状況下においても、学業を継続し、自身の夢であった弁護士になりたいと考えています。 


そこで、大学生活を継続できるように、貴機構の奨学金の貸与を希望します。 <190文字>

例文②コロナの影響で親が失業した場合

新型コロナウイルス感染症の影響を受けて父親の会社が倒産し、職を失うことになりました。 


母親の勤めている会社は何とか持ちこたえて働くことができていますが、もともと共働きで家計と学費を支えていたため、急激に学生生活を継続することが難しくなりました。


このように苦しい状況にありますが、学生生活を継続しつつ勉学に励み、立派な社会人になりたいと思っていますので、貴機構の奨学金の貸与を希望します。<192文字>  

例文③コロナの影響で家業が倒産した場合

新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、代々受け継がれてきた家業が倒産しました。


両親は勤め先を見つけるために奔走していますが、どこの企業も人材を確保する余裕がないため、難航しています。 


このままでは私の学費や生活費、交通費などを負担してもらうことができずに、学校を中退せざるを得なくなります。 


新型コロナウイルス感染症での倒産を理由に勉学を断念したくはありませんので、奨学金の貸与を希望します。<195文字>

奨学金の申請理由を書くときの注意点3選!


この項目では、奨学金の申請理由を書くときの注意点を3つ紹介します。


奨学金の申請理由を書くときの注意点は以下3つです。

  1. 親が書くのではなく自分で書く
  2. 嘘はつかない
  3. 具体的な数字を入れるようにする

それぞれ詳しく解説していきます。

①親が書くのではなく自分で書く


奨学金の申請理由は親に書いてもらわないようにしましょう。


なぜなら、「奨学金の申請者はあくまで本人だから」です。


奨学金は本人の借金でもあるので、返済義務があるということを心に留めておかなければいけません。


たとえ家庭の経済状況がわからなかったとしても、自分の言葉で奨学金の必要性を伝えるべきです。


しかし、理解していない状態だと今どのぐらい家計が苦しいのかを表現することができないため、わからない場合は両親とキチンと話し合って理解する必要があります。


理解した上で奨学金の申請理由を記入しましょう。

②嘘はつかない


当たり前ですが、奨学金の申請理由で嘘をつかないようにしましょう。


なぜなら、「日本学生支援機構から説明を求められた際に、うまく答えることができなくなるから」です。


万が一、ということが考えられますので、嘘をつかないように心がけましょう。

③具体的な数字を入れるようにする


奨学金の申請理由には具体的な数字を入れることも大切です。


なぜなら、「文章の具体性が増すから」です。


調べられる範囲で具体的な数字を入れるようにしましょう。

奨学金の申請理由によって審査で落ちることも

奨学金の申請理由によって審査で落ちることも考えられます。


特に給付型奨学金貸与型第一種奨学金(無利子)は、返還義務がなかったり、利子がつかなかったりするので、必要性の度合いが高い学生が優先的に通るようになるでしょう。


その優先度を見極めるために、申請理由や他の審査項目を設けているはずです。


ですので、時間をかけて慎重に提出すべきです。


まとめ:奨学金の理由は例文を参考に自分の言葉で書こう

この記事では、奨学金の申請理由の書き方について例文ポイント注意点などをお伝えしてきました。


  • 奨学金の申請理由は「①家庭の収入・支出について書く」「②学費が足りないこと・それでも勉強したいことを書く」「③奨学金の受給を希望しますと締めの言葉を書く」の順番で書くべき
  • 奨学金の申請理由がない人は、「①親に負担をかけたくない」「②将来資金が必要になる」ことを書くべき
  • 奨学金の申請理由を書くときは、「①親が書くのではなく自分で書く」「②嘘はつかない」「③具体的な数字を入れるようにする」の3つに注意すべき
  • 奨学金の申請理由によっては「優先度が低いとみなされ」審査で落ちることもある


奨学金の申請理由の書き方については、正直かなりの人が悩むポイントです。


しかし、記事の中で紹介した書き方・例文を参考にすることで、多少は手間取るものの、一人で考えている人よりかはすんなり書けるでしょう。


奨学金の仕組みは複雑で覚えるまでが大変ですが、覚えておいて損はない知識なので、積極的に学ぶ姿勢を持つよう心がけることが大切です。


これからも私たちと一緒に奨学金について学んでいきましょう。