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奨学金を申請する際には必ず申請理由を提出する必要があり、その理由は人によって様々です。


しかし、「申請理由を書きたいけど、どんな感じで書けばいいのか分からない」、「参考となる具体例が見たい」と考える人は多いです。


そこでこの記事では、「申請理由の構成と具体例、書く際の注意点」を中心に解説していきます。


奨学金の申請理由の書き方、具体例を知りたい

奨学金を受給して希望の進学先に通いたい


と考えている人は人は本記事を参考にすると、理由の書き方や具体例はもちろん、奨学金に落ちてしまった場合の対処法まで分かります。


内容をまとめると

  • 理由の内容として、家庭が経済的に苦しいこと・それでも勉強を続けていきたいという思いを含めることが重要。ポイントを抑え、200字以内に収める。
  • 書く際の注意点として、他人に書いてもらう・噓を書くのは当然禁物だが、具体例な数値を内容に含めることが重要
  • 奨学金の審査には落ちる可能性もある。そのため、奨学金以外で必要なお金を用意する方法を考えておく必要がある。しかし、一人で探すのは難しいので、プロへの相談が必須
  • そこで、マネーキャリアのようなお金のプロに相談して、学費に関するお金の悩みを解消する人が多い。

監修者「谷川 昌平」

監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。
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この記事の目次

【流れ・構成をチェック】奨学金の申請理由の書き方を解説


申請理由を書く流れは以下のとおりです。

  1. 家庭の収入・支出について書く
  2. 学費が足りないこと・それでも勉強したいことを書く
  3. 奨学金の受給を希望しますと締めの言葉を書く
申請理由を書く際には、190~200字以内で、現在の家庭の状況が金銭的に苦しく学費が足りないが、それでも進学先して勉強したい旨を伝える必要があります。

奨学金は誰でも受給できるわけではありません。自身が奨学金を必要としている理由を、上記の3つの要素を含めて簡潔かつ具体的に書きましょう。

1.家庭の収入・支出について書く


申請理由を書く際の構成要素1つ目は、「家庭の収入・支出について書く」です。


まずは、経済状況に触れることが大切です。なぜなら、日本学生支援機構はあなたの家庭の経済状況を細かく把握していないからです。


細かく伝えないと日本学生支援機構側は、申込者の境遇を想像することができないため、どの程度経済的に苦しいのか分からないのです。たとえば、ただ単に「年収200万円」と言われても、どのぐらい経済的に苦しいのか分かりません。


両親の収入が少ないことや減少していること、ローンなどの支出が多いことなどを具体的に記入しましょう。


奨学金制度の目的は、お金がないが勉学に励みたい学生を支援するものです。家庭の経済状況については具体的に書く必要があります。

2.学費が足りないこと・それでも勉強したいことを書く


申請理由を書く際の構成要素2つ目は、「学費が足りないこと・それでも勉強したいことについて書く」です。


経済的に進学は困難な状況にあるが、それでも奨学金を借りて勉強したい、という意欲をきちんと伝えるのが重要です。


奨学金は、経済的理由により進学に支障をきたすことなく、意欲的に学業に専念できるよう経済的に支援していく制度であり、奨学金を貸与・給付して勉学に専念できるよう援助することを目的としています。


そのため、「経済状況は苦しいが、奨学金を借りてでも勉強したい」という想いは、奨学金の制度・目的にマッチしていることになり、審査に好影響をもたらす可能性が高いのです。


したがって、学費が足りないこと・それでも勉強したいことは必須の要素であると言えます。

3.奨学金の受給を希望しますと締めの言葉を書く


申請理由を書く際の構成要素3つ目は、奨学金の受給を希望しますと締めの言葉を含めることです。


基本的に文章構成では、

  1. 結論
  2. 理由
  3. 具体例
  4. 結論

の順番で書くと、説得力のある文章が書けると言われています。


しかし、奨学金の申請理由においては、文字数が200字と制限があるため、できる限り重要度が低い文字・文章を省く必要があります。


したがって、問題ないのであれば1番の「結論」を省き、2番の理由、3番の具体例、4番の結論で文章を構成すべきです。


本来なら文章の冒頭、末尾(最後)に結論を挿入したほうがよいものの、結論は末尾にあれば文章として成り立ちます。基本的に最後にだけ、奨学金の受給または貸与を希望しますと締めの言葉を書きましょう。

奨学金の申請理由12パターンを紹介!【例文とポイント】



紹介する申請理由の具体例は、以下の12パターンです。

  1. 親の収入が少ない
  2. 親が借金をしている
  3. 親が働けなくなった
  4. 家族の病気・障害・介護が理由でお金がかかる
  5. 一人暮らしをするため費用がかかる
  6. 親から生活費・学費の援助をしてもらえない
  7. アルバイトができない
  8. 兄弟が多い
  9. 母子家庭・父子家庭である
  10. 将来の夢を実現したい
  11. 学業関連でお金がかかる(通学費・教材費・実習費など)
  12. 留学をしたい

経済的に苦しい・進学して勉強を続けたいと一言で言っても、背景にある状況は一人一人異なります。具体例とともに書く際のポイントもそれぞれあるので、例を参考にして申請理由の完成度を高めましょう。

1.世帯年収が奨学金財団の定める世帯年収規定額を下回っている

例文


私の両親は正社員として会社に勤めていますが、決して収入は高くなく、家計が苦しい状況にあります。


両親は、私の将来のことを考えてお金を工面すると言っていますが、学費を負担できる経済状況にあるとは考えづらいです。


私も将来、両親を支えていけるように、大学で法律を学び、弁護士になりたいと考えています。


しかし今の状況では学費を支払えずに、高卒で就職するしか道はないので、奨学金の貸与を希望します。<193文字>


ポイント

この奨学金の申請理由のポイントは、「ある程度世帯年収は高いが財団が定める基準は満たしていない」と伝える点です。審査では両親の所得証明や退職金源泉徴収票で世帯年収を確認することができます。

その中で明らかに収入水準が高いにもかかわらず「家計に余裕がない」と記載してしまうと信ぴょう性に欠けてしまいます。 経済的困難さの説明や学情などの情熱をアピールしましょう。

2.親が借金をしている

例文


私は、○○大学の経済学部経済学科に進学した場合にかかる学費や生活費などをなるべく負担できるように、高校生の頃からアルバイトをしてお金を貯めてきました。


しかし、年間で100万円以上の費用がかかることから負担しきれないことが予想されます。


両親に工面できないかと相談しましたが、父親が約400万円の借金していることから、実現は困難です。


進学して勉学に励みたいので、奨学金の貸与を希望します。<192文字>


ポイント

この奨学金の申請理由のポイントは、扶養者にあたる親が借金を抱えているという具体的背景から、進学に必要な金額を工面するのが難しいことを伝える点です。


親からの経済的な支援を受けることができない状況にある、ということを伝えましょう。

3.親が働けなくなった

例文


私の父親はがんになってしまい、長期入院を余儀なくされ、働くことができなくなってしまいました。


そのため収入が著しく減少し、これに加えて多額の入院費がかかることから家計が大変苦しい状況です。


私が進学するにあたり必要となる、学費や家賃、飲食費、教材費、交通費などを家計から捻出することは、厳しいと言えます。


それでも奨学金を借りて、大学で専攻分野を学びたいので、奨学金の貸与を希望します。

<190文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、親が何らかの影響で働けなくなり進学に必要なお金を用意できないのを伝えることです。


親の所得がなくなり、学費をアルバイトのみで賄うのは基本的に不可能なので、奨学金に頼らざるを得ない状況にあることをアピールしましょう。

4.家族の病気・障害・介護が理由でお金がかかる

例文


現在、私の家族は母方の祖父母と同居しています。祖父は認知症を患っているため、介護や通院にかかる費用を両親が負担しています。


このような状況下にあり、学費や生活費などの費用を両親に負担してもらうことができません。


大学で医学を学び、将来医者になりたいのですが、アルバイトだけでは学費や生活費などをまかなえないことや、勉学の妨げになることが想定されますので、奨学金の貸与を希望します。<190文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「身内の介護のため、両親からの経済支援が得られないこと」と「自身の将来の目標を叶えるために進学したいという思い」が含まれている点です。


このように、なぜ家計が苦しいのかを伝えるとともに、将来の夢のためには奨学金が必要という内容を含めることで、申請理由の完成度が大きく上がります。

5.一人暮らしをするため費用がかかる

例文


私は、東京の大学に進学するため一人暮らしをする予定です。


しかし、私の住む賃貸物件は家賃が高く、その他の光熱費や食費などを含めて計算すると、莫大な費用がかかることになります。


当然、アルバイトでまかなう予定ではありますが、そのぶん勉学がおろそかになってしまうのではないかと懸念しております。


講義についていけるよう十分な学習時間を確保するためにも、奨学金が必要ですので、奨学金の貸与を希望します。<195文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「現在のままでは進学したとしても、学費を賄うためのアルバイトで学習時間を十分に確保できない」という具体的な状況が含まれている点です。奨学金は、勉強したいがお金がない学生を支援する制度です。

したがって「奨学金がないと勉強に時間を使えなくなる」という訴求は有効なアピールになります。

6.親から生活費・学費の援助をしてもらえない

例文 


私は私立の大学に進学する予定です。父親は建設業に、母親は不動産業に勤めていますが収入が低いため、生活費や学費を援助してもらうことができません。


現在のままでは、学費はおろか生活費すら支払えずに、大学生活を断念せざるを得ない状況にあります。


しかし、親から生活費や学費の援助をしてもらえないことを理由に、私は大学へ進学して弁護士になる夢を諦めたくありません。


したがって、奨学金の貸与を希望します。<190文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「進学しても生活を維持できないが、それでも将来の夢を諦めたくない」という点です。

生活費や学費の援助は期待できないけれど、それでも大学に通いたい、という素直な気持ちを出すのが大切です。

7.アルバイトができない

例文


私の両親は共働きをしておりますが、経済的に豊かではないため、アルバイトをして学費や生活費をまかなっていく必要があります。


しかし、私の学部は他の学部よりも学習範囲が広く、テスト範囲が広く設定されています。


そのため、講義の受講に加えて予習・復習を徹底して行う必要があり、アルバイトに十分な時間を割けないことが予想されます。


そこで、学生の本分を全うできるようにするために、奨学金の貸与を希望します。

<191文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「大学での勉強に十分な時間を確保したいため、アルバイトで不足分のお金を用意できない」点です。


学費が足りない場合、一般的にはアルバイトで不足分の金額を賄います。しかし、勉強のため十分に働けないので奨学金に頼らざるを得ない状況にあることを伝えるのが大切です。

8.兄弟が多い

例文


私は3人兄弟の長男です。父親は自営業をしており、母親は弟達の世話をしつつ、手があいている時に父親の業務を手伝っています。


両親の年収は決して低くはありませんが、弟達の養育費である学費や教材費などが家計を圧迫している状況です。


大学に進学して勉学に励みたいのですが、学生生活を送る上で必要となる費用を家計から捻出することができません。


それでも大学進学を諦めたくはないので、奨学金の貸与を希望します。<196文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「兄弟が多いことにより家計が圧迫されていて、必要な学費を捻出できない」のを伝えている点です。


兄弟の養育費が支出の割合を大きく占めていることから、大学に進学し勉学に励むためには奨学金が必要であるのをアピールしましょう。

9.母子家庭・父子家庭である

例文


私の両親は中学生の頃に離婚をして、私は母親に引き取られました。母親は仕事をこなしながら私の面倒を見て、女手一つでここまで育ててくれました。


しかし、大学進学となると、母親の収入だけでは学費や生活費などの費用を負担することが極めて困難な状況です。


父親もわずかながら養育費を支払ってくれておりますが、それでも足りません。私は大学で勉学に励み、立派な社会人になりたいので、奨学金の貸与を希望します。

<195文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「母親の収入では学費や生活費を負担できないことを伝える」点です。


父親の養育費の負担についても触れることで、現在の家庭の経済状況が厳しさをより表現することができます。

10.将来の夢を実現したい

例文


私の将来の夢は看護師になることです。母親も看護師として、父親は会社員として社会に貢献していますが、収入が低い状況にあり、とても私の学費や生活費を負担してもらうことができません。


学校では、看護師として必要な病気に関する観察力・判断力や人体の構造などの医学的な知識を身につけようと考えていますが、実現は困難です。


将来、人々の役に立てるような看護師になりたいので、貴機構の奨学金の貸与を希望します。<196文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「将来の夢・そのために学ぶべきことが明記されている」点です。進学するにあたり、将来の目標を叶えるために学ばなければならないことを明確にすることで、より自身の熱意を表現できます。

11.学業関連でお金がかかる(通学費・教材費・実習費など)

例文


私の両親は、共に中小企業に勤めていますが、年収が高くなく生活に余裕がありません。


そのため学費だけでなく、年間40万円以上かかる通学費や教材費、実習費などを家計でまかなうことが不可能に近い状況にあります。


しかしそのような状況下においても、大学に進学して税理士になる夢を諦めたくはありません。


不自由なく安心できる環境の中で学業に専念したいと考えておりますので、奨学金の貸与を希望します。<193文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「学費以外の通学費・教材費などを負担することができない」点です。進学に必要なお金を学費だけではありません。


入学してからの教材費や実習費も必要になります。具体的に何にお金が足りないのか書いて、文章に信頼性を持たせましょう。

12.留学をしたい

例文


私は将来、世界を代表する大企業に匹敵するほどの事業を創出したいと考えております。


そのため海外進出を視野に入れた国際的なスキルや外国語を学ぼうと思い、留学を予定しています。


留学には資金が必要となりますが、家庭の経済事情を考慮すると到底留学は不可能です。

しかし、そのような状況下においても留学先での勉学を諦めたくはありません。


人々の暮らしを豊かにするために留学したいので、奨学金の貸与を希望します。

<197文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「なぜ留学をする必要があるのか」を伝えている点です。


留学が有意義な人生を歩むために必要なものであることが伝われば、合理性があると判断され、奨学金が貸与される可能性が高まるでしょう。



【奨学金の申請理由がない人必見】理由がないときに使える例文を紹介


この項目では、奨学金の申請理由がない人のための例文・ポイントを紹介します。


明確な申請理由がないのに奨学金を希望するのはNGであるものの、それでも奨学金を必要としている人はいます。適切な申請理由を提出しなければ審査に落ちる可能性もありますので、以下の例文を参考にして文章を作成しましょう。

1.親に負担をかけたくない

例文

私は4人家族で、両親と弟と暮らしています。 両親は中小企業に勤めており世帯年収はある程度高いですが、規定の世帯年収額を下回っている状況です。 


特に弟の私立高校の学費や交通費などの負担が大きく、一般家庭よりも生活単価が高いです。


私は大学では医学部を専攻し将来は医師として多くの人を助けたいという夢がありますが、その夢のために弟のやりたいことを諦めさせたくありません。 よって勉学に励むため奨学金の貸与を希望します。<199文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「他の支出で家計が苦しいことを伝える」点です。

兄弟や身内の介護などで出費が大きく進学に必要なお金を用意できないのは、よく見られる例です。どうしても理由がない場合は、上記のように経済的に苦しい状況にあることを伝えましょう。

2.将来資金が必要になる

例文


私の父親は1年後に定年を迎えます。そのため、収入がなくなり家計から学費を捻出することが困難な状況になると想定されます。


さらに大学2年時には、レポートや課題提出が多くなり、研究活動も忙しくなることが想定されますので、アルバイトに時間を割ける時間が著しく減少する可能性もあります。


必要な資金を確保し、安心できる環境で勉学に励みたいと考えていますので、貴機構の奨学金の貸与を希望します。<192文字>


ポイント


この奨学金の申請理由のポイントは、「様々な要因により、将来資金が必要になる」という点です。学費や生活費の負担ができないことや学業に専念できなくなることを伝えましょう。

【コロナで家計が悪化した人必見】コロナの影響を書くときの例文


この項目では、コロナが関係する例文を以下3つ紹介します。
  • コロナの影響で両親の収入が減少した場合
  • コロナの影響で親が失業した場合
  • コロナの影響で家業が倒産した場合
注意点は、「コロナ」と記入しないようにすることです。

コロナはあくまで俗称で、正式名称ではないため「新型コロナウイルス」または「新型コロナウイルス感染症」と記入するようにしましょう。

2020年にコロナが世界的に流行して以降、その余波で親の所得が減少、もしくは失業したケースは多いです。どうして経済的に苦しいのか、明確に書く必要があります。

1.コロナの影響で両親の収入が減少した場合

新型コロナウイルスの影響により、両親が勤める会社の業績が悪化し、それに伴い両親の収入が大きく減少しました。 


今までは学費や生活費、教材費などを負担してもらっていましたが、今後は学生生活に必要となる費用を負担できない見通しです。 


そんな状況下においても、学業を継続し、自身の夢であった弁護士になりたいと考えています。 そこで、大学生活を継続できるように、貴機構の奨学金の貸与を希望します。

 <190文字>

2.コロナの影響で親が失業した場合

新型コロナウイルス感染症の影響を受けて父親の会社が倒産し、職を失うことになりました。 


母親の勤めている会社は何とか持ちこたえて働くことができていますが、もともと共働きで家計と学費を支えていたため、急激に学生生活を継続することが難しくなりました。


このように苦しい状況にありますが、学生生活を継続しつつ勉学に励み、立派な社会人になりたいと思っていますので、貴機構の奨学金の貸与を希望します。

<192文字>  

3.コロナの影響で家業が倒産した場合

新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、代々受け継がれてきた家業が倒産しました。


両親は勤め先を見つけるために奔走していますが、どこの企業も人材を確保する余裕がないため、難航しています。 


このままでは私の学費や生活費、交通費などを負担してもらうことができずに、学校を中退せざるを得なくなります。 


新型コロナウイルス感染症での倒産を理由に勉学を断念したくはありませんので、奨学金の貸与を希望します。

<195文字>

奨学金を借りる際は、その申請理由を考えるのも重要ですが、審査に受かった後のことも考えておく必要があります。


具体的にいくら借りるのか、固定金利か変動金利か、卒業後はどのようなプランで奨学金を返済していくのかなど、決めなくてはならないものは多数あります。しかし、奨学金にはデメリットも存在するのを考慮すると、一人で全て決めるにはリスクがあります。


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奨学金の申請理由を書くときの注意点3選


この項目では、奨学金の申請理由を書くときの注意点を3つ紹介します。


奨学金の申請理由を書くときの注意点は以下3つです。

  1. 親が書くのではなく自分で書く
  2. 嘘はつかない
  3. 具体的な数字を入れるようにする

申請理由を適切に書かなければ、審査に落ちてしまう可能性は十分あります。自身の理由が注意点に引っかかってないか、もしくは書く前に注意点を把握して、完成度の高い申請理由を仕上げましょう。

1.親が書くのではなく自分で書く


奨学金の申請理由を書く時の注意点1つ目は、親など自分以外の他人に書かせないことです。


なぜなら、「奨学金の申請者はあくまで本人だから」です。


奨学金は本人の借金でもあるので、返済義務があるということを心に留めておかなければいけません。たとえ家庭の経済状況がわからなかったとしても、自分の言葉で奨学金の必要性を伝えるべきです。


しかし、理解していない状態だと今どのぐらい家計が苦しいのかを表現することができないため、わからない場合は両親と話し合って理解する必要があります。


理解した上で奨学金の申請理由を記入しましょう。

2.嘘はつかない


奨学金の申請理由を書く時の注意点2つ目は、噓をつかないことです。


なぜなら、「日本学生支援機構から説明を求められた際に、うまく答えることができなくなるから」です。


具体的には、本当は所得基準を超えているのに所得基準内と言って理由に書いてしまう、などが挙げられます。日本学生支援機構は所得の確認ができます。


万が一、ということが考えられますので、嘘をつかないように心がけましょう。

3.具体的な数字を入れるようにする


奨学金の申請理由を書く時の注意点3つ目は、具体的な数字を入れることです。


具体的な数字を申請理由に含めることで、内容に説得力を持たせられます。


具体的には、一年間の学費には120万円必要、生活費は月に約6万円必要など、経済的な必要性をアピールするのに有効です。


具体的な数字を文字数を圧迫しない程度に追加して、なぜ奨学金を借りなければならないのか、必要性を強調できます。

もし奨学金の審査に落ちてしまったら?


もし落ちてしまった場合には、以下の3つの方法を利用できます。

  1. 教育ローンを利用する
  2. 祖父母に教育費を負担してもらう
  3. 家計の見直しを行う
奨学金の申請理由によっては、落ちる可能性もあります。

特に給付型奨学金や貸与型第一種奨学金(無利子)は、返還義務がなかったり、利子がつかなかったりするので、必要性の度合いが高い学生が優先的に通ります。

万が一落ちてしまったとしても、不足分の学費をアルバイトで賄うのは現実的ではありません。自身に合った他の方法に取り組み、必要な学費を用意するのが有効です。

1.教育ローンを利用する

もし奨学金に落ちた場合に使える方法3つ目は、教育費ローンの利用です。 


教育ローンは、子どもの学費や在学費用を借入れできるローンです。大きく「国の教育ローン(教育一般貸付)」と「民間金融機関の教育ローン」に分けられます。


国(日本政策金融公庫:JFC)によるものは、貸付金の上限が350万円です。学費以外にも対象になる項目が多く、以下の表のようになります。

  • 受験にかかる費用
  • 在学するための住居費用
  • 定期券代
  • 教科書代や教材費
  • パソコンの購入費用
  • 学生の国民年金保険料
国のローンは他の奨学金と併用が可能で、手続きは郵送またはインターネットで行える等のメリットがあります。

しかし、金利は国の経済状況により変化するので、利用の際は注意が必要です。

これに対し民間の金融機関が行う教育ローンは、銀行、ろうきん、信用金庫、JA、信販会社が申し込みを受け付けています。返済方法にも元金据置措置返済や親子リレー返済の2通りあることがメリットです。

  • 元金据置措置返済:元金の返済を猶予し、在学中は利息のみを返済。 
  • 親子リレー返済:在学中は親が返済し、卒業後は子ども本人が返済。
一方で、教育ローンは国・民間に限らず、奨学金制度と比べて金利が高く、特に民間のローンにその傾向があります。また規定の収入内でなければ借りられない、審査の通過が必要など、利用に条件が設定されています。

自身の家庭の現在の経済状況や卒業後の進路も踏まえた上で、利用を検討する必要があります。

「教育ローンについては分かったけど、どれを使えばいいんだろう」、「教育ローンと奨学金、自分にはどっちが合ってるのか分からない…」と悩む人は多いです。


また、教育ローンでは学費など必要なお金を調達できますが、一方でデメリットも存在するので、利用には十分な検討が必要です。


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2.祖父母に教育費を負担してもらう

もし奨学金に落ちた場合に使える方法2つ目は、祖父母に教育費を負担してもらうことです。


日本には税金を免除する制度がありますが、その中に「教育資金贈与非課税制度」があります。 正式名称は、「祖父母などから教育資金の一括贈与を受けた場合の贈与税の非課税制度」といいます。


これは祖父母が孫などに教育資金として提供する場合1,500万円までは非課税となります。 ただし、こちらの制度は期限が令和8年3月31日までであり、受贈者の前年所得が1,000万円を超える場合は適用外となるなど条件があるので注意が必要です。


また提供されたお金を本人が30歳になるまでに、教育資金として使い切らなければなりません。

参考:国税局「直系尊属から教育資金の一括贈与を受けた場合の非課税


この制度を利用することで、本来かかるはずだった税金の免除になり、必要な学費を賄える可能性があります。

3.家計の見直しを行う

もし奨学金に落ちた場合に使える方法3つ目は、家計の見直しをすることです。


家族で使用している携帯電話費や食費、雑費などを見直し、自分たちの生活水準に見合った生活をしているか、改めてチェックをしてみることも必要です。


また、住宅ローンや保険料の「固定費」も同時に見直し、学費を捻出できる可能性があるのです。具体的には以下の制度を活用することで、固定費の削減につながります。

  • 住宅ローン控除
  • 生命保険料控除・地震保険料控除

1.住宅ローン控除

住宅ローン控除とは、住宅ローンを利用して住宅を新築・取得・増改築する場合に、毎年の住宅ローン残高の0.7%を最大13年間、所得税から控除できる制度です。そのため、住宅ローンの金額に応じて一定の節税ができます。

2.生命保険料控除・地震保険料控除

生命保険料控除・地震保険料控除とは、1年間に払い込んだ生命保険、介護医療保険、個人年金保険の保険料、もしくは地震等損害部分の保険料又は掛金を支払った場合に、一定の金額が保険契約者の課税対象となる所得から差し引かれる制度です。

これにより、所得税や住民税を一定額節税できるようになります。

生活費や固定費の見直し、制度の活用により、必要な学費を捻出できる可能性があります。

「家計の見直しと言っても、何から見直すべきか分からない」、「具体的にいくら節約できるのか自分では計算できない」と悩む人は多いです。


今まで当たり前だった家計を変えるのは難しいですし、制度の検討も一人で考えるのは容易ではありません。


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進学に関するお金の悩み全般を簡単に解消する方法とは

ここからは、進学に関するお金の悩みを簡単に解決する方法を紹介します。


奨学金を借りる際の具体的な申請理由は人によって異なりますが、「進学に必要なお金が足りない」という要素は共通して希望者の中に存在します。


しかし、奨学金の申請理由の不十分などで落ちてしまう可能性は十分あります。その場合、教育ローンの利用や家計の見直しなど、奨学金とは別の方法で資金を確保する必要がありますが、一人で考えるのは難しいです。


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奨学金申請理由の具体例と注意点まとめ

この記事では、奨学金の申請理由の構成要素と具体例、注意点を中心に解説してきました。


申請理由には「家庭の経済状況」や「学費が足りないこと」などを含めて、それでも進学したい理由を明確に伝えることが重要です。しかし、奨学金の申請理由によっては落ちる場合もあります。


もし落ちた場合、奨学金に代わる制度を新たに探すのは一人では難しいです。


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