
「不労所得にはどんな種類があるの?おすすめの不労所得形成方法は?」このような疑問を持っている方は多いでしょう。そこで本記事では、人気な不労所得の種類、おすすめの不労所得、不労所得の注意点をまとめました。ぜひ最後までご覧ください。
人気な不労所得の種類
こんにちは。マネーキャリア編集部です。
「本業が忙しいけど、あまり給料がよくない…」
「生活に少し余裕を持たせたい…」
などといったことから、副業を始める人が増えています。
しかし、副業もいわばビジネス。本業と同じく時間を切り売りするものが多いですよね。
本業でなかなか時間の取れない人からすれば、夢のまた夢のような話です。
「どうせなら何もしなくても収入が入る状態を作りたい…」
こうした時間に追われる人の悩みを解決してくれるのが不労所得です。
しかし、不労所得にはどんな種類があるのか気になる人もいるでしょう。
今回の記事では、
- 人気な不労所得の種類
- おすすめしたい不労所得の種類
- 不労所得を得る上での注意点や心構え
などについて解説していきます。
「今は時間が取れないけど、不労所得に今後チャレンジしてみたい!」といった人にとって参考になれば幸いです。
それでは、人気の不労所得の種類から解説していきます。
- 不動産投資
- 駐車場経営
- 自動販売機・コインロッカーの設置
- ブログ運営・YouTubeによるアフィリエイト・広告収入
- 本などの印税
- 投資信託
- 株式配当
- FX
- シェアリングサービス
①不動産投資
不動産投資では、不動産を購入することでその物件に入居した人からの家賃収入を得られます。
一般的にはローンを組んで、不動産会社から物件を購入するよう流れです。
物件探しから購入、物件の運用までやらなければならないことは多いですが、入居者次第では大きな収入が期待できます。
不動産投資のメリット
- 安定的な収入が見込める
- ローンを組めば少額での自己資金で運用できる
- 家族に遺産として物件を残せる
万が一のことがあっても、ローンの免除や物件を残せるのは心強いですね。
不動産投資のデメリット
- 入居者が入らなければ収入が得られない
- 不労所得ながらも、不動産の会社との交渉や物件探しなどの作業が必要
- 最初は利益が伸びづらい
そのため、5年以上勤続歴のある会社員や公務員、ある程度資産がある人におすすめです。
②駐車場経営
駐車場経営では、自身の所有する土地に駐車場を設置することで収益を得られます。
駐車場経営は大きく、
- 月極駐車場
- コインパーキング
に分類されています。
月極駐車場は利用者と月毎に契約を結ぶタイプです。
そのため、駐車できるスペースが広いほど収益が見込める仕組みですね。
コインパーキングは特別な契約等は結ばず、不特定多数が利用できるタイプです。
駐車場経営とは違い、車の出入りで収益が決まってきます。
駐車場経営のメリット
- 土地があればできるため初期費用が安い
- 土地の広さや形に左右されない
- 自然災害のリスクにも強い
土地を持っていればスタートできるので、空き地なども有効的に活用できそうですね。
駐車場経営のデメリット
- 節税効果がないため税金の負担が大きい
- 土地の利用効率が悪い
- 利用効率の悪さから不動産投資よりも稼ぎづらい
そのため、土地を持っているがうまく活用できていない人におすすめです。
③自動販売機・コインロッカーの設置
自動販売機やコインロッカーでは、設置した機体を利用してもらうことで利益を得られます。
運営方法には2種類あり、
- 自分の土地を業者に貸し、設置後の管理を任せる
- 機体を自身で購入、またはリースして自分自身で管理を行う
管理を任せる場合は土地を貸すだけなので、必要経費も少ないため比較的始めやすいです。
しかし、売り上げの一部を利益とするので大きく儲かりづらい面もあります。
自分で自動販売機を購入する場合は、自分で売り上げが全部利益になります。
しかし、商品の種類選びや管理の手間が増え、さらに商品の仕入れ代金やリース料などコストが問題ですね。
自動販売機・コインロッカーのメリット
- 業者に委託すれば仕入れの必要がない
- 初期費用さえ支払えばあとは費用がかからない
- 隙間時間でも運用可能
初期費用をクリアできれば、維持費を除いて費用負担がかからないのがポイントです。
自動販売機・コインロッカーのデメリット
- 自動販売機やロッカーによっては初期費用が大きくなる
- 設置場所次第では収益の差が激しい
- 大きなリターンは見込めない
土地を持っている人やなるべく管理などの負担を少なくしたい人におすすめです。
④ブログ運営・YouTubeによるアフィリエイト・広告収入
実際に大きな初期費用を出さなくても、不労所得収入を得ることができます。
その代表がブログやYouTubeなどのアフィリエイト・広告収入です。
アフィリエイトは以下のような流れになっています。
- 企業がアピールしたい商品やサービスをブログや動画内に広告として貼り付け
- ユーザーが掲載された広告にアクセス
- 実際に商品の購入やサービスを利用すれば報酬が発生する
初心者でも参入しやすいため、副業としても人気が高いです。
ブログ・YouTubeのアフィリエイトのメリット
- 読者や視聴者が集まれば大きな収益を見込めること
- 新たにコンテンツを作成しなくても、すでに作成したコンテンツから収益が出る
閲覧する人が集まれば自然と収益も伸びやすくなります。
ブログ・YouTubeのアフィリエイトのデメリット
- 最初のうちは稼げない
- コンテンツの作成に多くの時間と労力がかかる
- コンテンツの作成や運用に関するスキルを身につける必要がある
そのため、 人の役に立つことを発信していきたい人や文章を書くことが好きな人におすすめです。
⑤本などの印税
印税は自身が著作した書籍の著作権が利用された時に収益を得られます。
その金額は発行部数や本の定価によって異なりますが、8〜12%程が一般的です。
例えば印税が10%、定価で1,000円の本を1万部売り上げれば、印税収入は100万円になります。
印税のメリット
- 著書が売れた分だけ印税が入る
- 放置していても収益が入る
販売部数が印税に繋がるため、いかに販売部数を伸ばすかがカギですね。
印税のデメリット
- かなりの文章量を書く必要がある
- それなりの経験や知識が必要になる
- 書籍化までには出版社による厳しいチェックが入る
知識と経験が必要になるため、執筆分野の勉強などをしておく必要があるでしょう。
どんな人におすすめか
かなりの文章量を書く必要があるため、普段からライティングに慣れている人にはおすすめです。
また、自分が「どうしても発信したい!」といった強い想いがある人もチャレンジしてみるのもよいでしょう。
⑥投資信託
投資信託は投資家から集めた資金をひとまとまりにして、運用のプロがさまざまな種類の商品に投資して運用していきます。
運用の際、発生した利益は自身が投資した資金に応じて配分される仕組みです。
投資信託を取り扱う有名どころと言えば、SBI証券や楽天証券などですね。
投資信託ではひとつの商品を購入するだけで、さまざまな企業に投資することができます。
例えば、米国株式であればAppleやGoogleなどの大手企業の株を少しずつ持つことも可能です。
投資信託のメリット
- 少額から購入ができる
- さまざまな種類の商品に分配してリスク分散ができる
- 有名企業に投資できる
少額からコツコツ投資できるので、元手が少なくても安心です。
投資信託のデメリット
- 元本割れのリスクがある
- プロに運用を任せるため一定のコストがかかる
- 売買には時間がかかる
為替変動のリスクを受けるので、元本割れには注意です。
どんな人におすすめか
リスクをとって大きなリターンを目指せるため、リターンに期待したい人にはうってつけでしょう。
また、投資のプロに資産運用を任せたい初心者にもおすすめです。
⑦株式配当
株式配当で不労所得を目指すのであれば、インカムゲインがおすすめです。
株式を保有しているだけで、配当金を受け取ることができます。つまり、何もしなくても収入が入ってくる状態ですね。
配当金は会社の業績などによってその額は変動します。
不労所得を狙う場合は「高配当株」に注目です。
高配当株は株式を保有していることで得られる配当金が多い銘柄です。
具体的には配当利回りが高い株式、3〜5%以上であると高配当とされています。
株式配当のメリット
- 株を保有しているだけで利益が得られる
- 安定した利益が得られる
- 大きな損失リスクが低い
特に何かをする必要はなく、保有しているだけで利益を得られます。
株式配当のデメリット
- 大きな利益は期待できない
- 元本割れするリスクも少なくない
株を売買して利益を得るキャピタルゲインよりも、その利益は小さくなります。
どんな人におすすめか
長期投資を前提としている人やなるべくリスクを少なく安定的に収入を得たい人におすすめです。
⑧FX
FXは外国為替証拠金取引といい、通貨の交換によってその差益を利益としていく投資方法です。
レバレッジと呼ばれる仕組みを利用することで、国内であれば自己資金の最大25倍までの取引を行うことができます。
不労所得の面で言うとスワップポイントを活用するのがおすすめです。
スワップポイントは各国の金利差を利用して利益を得る方法です。
例えば金利が低い国(1%)の通貨で金利が高い国(3%)の通貨を購入した場合、その差である2%を金利差による利益として毎日受け取ることができます。
FXのメリット
- いつでも取引ができる
- 少ない資金でも大きなリターンを狙える
- スワップポイントではプラスの金利差で毎日利益を得られる
特にスワップポイントは長期的な収益が見込めます。
FXのデメリット
- レバレッジをかけ過ぎると損失も大きくなる
- ギャンブル要素が強い
- スワップポイントでは金利差によってマイナスになり損失が出ることも
逆に金利が高い通貨で金利の低い通貨を購入すると、毎日金利差分の支払いをすることになります。
どんな人におすすめか
FXの取引は24時間行えます。
そのため、時間に縛られずに収益を出したい人におすすめです。
また、感情的にならずに冷静に物事に取り組める、しっかりと分析や学習ができるといったこともFXで収入を伸ばす条件です。
⑨シェアリングサービス
シェアリングサービスは、自分が保有している資産を他人に貸し出すことで収益を得る仕組みです。
例えば、普段利用していない車を所有しているのであれば、車をレンタルという形でシェアすることができます。
シェアリングサービスでシェアされるものは他にも、
- 家・空き部屋
- スペース(空間)
- スキル・時間
- 駐車場
など、さまざまな種類をシェアすることができます。
シェアリングサービスのメリット
- 初期費用や手間がかからない
- 所有している物の維持費を分散できる
自分が持っているもので普段利用していないものをお金に変えることができます。
シェアリングサービスのデメリット
- トラブルになることも
- 貸し出した物が破損する可能性がある
- 万が一の補償制度が整備されていない場合が多い
個人間同士でのやり取りが多いため、トラブルも起こりやすいです。
どんな人におすすめか
普段使わなくなったものを有効活用したい人にはおすすめです。
また、なかなか時間の取れないサラリーマンや専業主婦も隙間時間で取り組めます。
おすすめの不労所得方法をランキング形式で解説
不労所得の種類もさまざまでしたね。
「種類がいっぱいあって結局何から手をつければいいのかわからない!」
当然、このように思う人もいるでしょう。
確かに、収益性や準備などの手間を考えると、どんな種類を選択するべきか迷ってしまいます。
できれば取り組みやすくて、ある程度収益を見込めた方がいいですよね!
ここではそんな人のために、おすすめの不労所得方法をランキング形式で紹介します。
具体的には以下の通りです。
- 投資信託
- アフィリエイト・広告収入
- 株式投資
1位:投資信託
手軽に始めたいのであれば投資信託がおすすめです。
投資自体の運用はプロに任せられるからですね。
初心者であれば商品選びや売買のタイミングなど、判断に困るタイミングも多々あります。
そうしたことを気にする必要なく、資産運用ができるのは魅力的です。
また、少額から買い付けられるのもポイントです。
通常の株式であれば、1銘柄数十万円はくだらないものがほとんど。
しかし、投資家からの資金をひとまとめにして商品を購入するため、少額からの投資がスタートが可能です。
さらに、NISAやつみたてNISAを利用した税制優遇を受けられ、運用によって得られた利益を非課税で受け取ることができます。
2位:アフィリエイト・広告収入
次におすすめなのがアフィリエイト・広告収入です。
特にブログ運営では自分の好きを発信していけば収益につながる場合もあります。
あらかじめブログやアフィリエイトに関する知識がなくても取り組みやすく、副業でも人気を集めています。
ASPというサービスを利用すれば、ブログ内に広告を掲載することが可能です。
ASPへの登録や利用が広告収入のカギと言ってもいいでしょう。
初期費用もほとんどかからずにスタートでき、努力次第では数ヶ月で成果があらわれる初心者も多くいます。
文章を書くのが好き、自分の好きなことを発信したい場合はアフィリエイトを始めてみましょう。
3位:株式投資
最後におすすめなのが株式投資です。
やはり株を保有することによって得られる配当金が魅力的ですよね。
不労所得を伸ばしたいなら、なるべく高配当株を見極めて購入する必要があります。
そのためには、ある程度株に関する知識について勉強しておくべきでしょう。
しかし、保有してしまえば後は特別何かをする必要がありません。
じっくりと堅実に運用していくため、長期的に安定した収入を得たい場合は株式投資を始めてみましょう。
不労所得の注意点
本業のようにひたすら働かなくても、自分の資産がお金を産んでくれるのはなんとも魅力的です。
そんな不労所得ですが、以下の点には注意しておきましょう。
- 確定申告が必要となるケースも
- 不労所得の環境を作るのには時間がかかる場合がある
- 初期費用が必要な場合も
- 仕事(本業)がある人は副業禁止の場合も
確定申告が必要となるケースも
不労所得を得ると確定申告が必要になる場合もあります。
例えば会社員であれば、不労所得が年間で20万円を超えると確定申告が必要です。
さらに、年間20万円以下でも以下の条件に当てはまる場合も確定申告の必要があります。
- 給与が年2,000万円を超えている
- 2カ所以上の企業などから給与を受け取っている
- 医療費などの控除を受けたい場合
必ずしも確定申告が必要になると言うわけではありません。
もちろん、収益が20万円を下回る可能性も大いにあります。
そんな場合でも、上記の項目に自分が当てはまっていないかには注意しておきましょう。
不労所得の環境を作るには時間がかかる場合がある
不労所得が得られる環境はすぐにできるものではありません。それなりに時間が必要です。
すぐに始められるビジネスでも、その分野の知識や経験などを積み重ねていく必要があります。
また、収入が発生するための下準備として、機器の購入やレンタルなども考えなければなりません。
そうしたことからも、実践してすぐには収益に結びつきません。
ある程度の時間が必要ですが、本業がある人にとってはなかなか難しいことでしょう。
「限られた時間の中どれだけ時間を捻出できるか」も不労所得の環境づくりを作るためのカギになってきます。
初期費用が必要な場合も
いざ不労所得を得ようと思っても、初期費用が必要な場合が多いです。
先ほど紹介した例で言えば、不動産投資ですね。
不動産を運営するためにはまず物件を購入しなければなりません。
また、自動販売機やコインロッカーなども、業者に委託しない場合を除けば自分で購入する必要があります。
あらかじめ自分が持っている物であれば、初期費用も必要ありませんよね。
しかし、不労所得を得ようとする大体の人が何もないところからスタートしています。
そのため、「初期費用を許容できるか」ということにも注目しておきましょう。
仕事(本業)がある人は副業禁止の場合も
本業がある場合は副業を禁止している企業が多いのが現状です。
基本的に本業以外で収入を得ると、それらは全て副業収入とみなされます。
就業規則などで副業の禁止していたり、副業を行う場合は企業へ申請が必要なケースも。
仮に企業に内緒で副業を行っていたとしても、翌年の住民税の増加によって副業がバレることもあります。
まずは勤め先の原則就業規則を確認して、副業を行えるかを確認しましょう。
不労所得を目指す上での心構え
しかし、そのステージまでたどり着ける人はほんの一握りであり、みながそれなりの努力をしてきています。
- すぐに大きなリターンは見込めない
- 自分の生活に無理のない範囲で行う
- 自分にあった種類の不労所得の形を目指す
先ほども解説した通り、不労所得の環境を作るにはかなりの時間がかかります。
そのため、始めたからといってすぐに大きな収入にはつながりません。
ここはしっかりと抑えておきましょう。
また、時間を捻出するあまり、自分の生活が疎かになってしまう人も少なくありません。
家族とのひと時や寝る間を惜しんで無理して時間を捻出していれば、家族や本業だけでなく、自身のメンタルにも影響が出てしまう可能性もあります。
まずは無理のない範囲で取り組むのが第一です。
まとめ:自分に合った不労所得方法で収入を得よう
人気のある不労所得の種類や不労所得の注意点などを解説しました。
- 不動産投資や投資信託など、人気な不労所得の種類はさまざま
- 中でも「1.投資信託」「2.アフィリエイト・広告収入」「3.株式投資」がおすすめ
- 不労所得を行う前に、確定申告の必要性や副業が可能かどうかの注意事項を抑えておく
- 不労所得環境はすぐに作れない、そのため最初から大きなリターンは見込めない
- 自分の生活に無理のない範囲で不労所得を目指していくことが大切
不労所得の種類は上記で紹介した通りさまざまです。
それぞれ種類や収益性、導入にあたっての難易度は違ってきます。
「いかに自分のやり方にあった種類を選べるか」が重要になってきますね。
そのことを頭に入れて、どんな種類から手を付けるかを考えることからスタートしてみると良いでしょう。
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