- 広告収入
- 投資信託
- 株式配当
- 不動産投資
- アプリ・ウェブ開発
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監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
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この記事の目次
- 不労所得で月10万円を得るにはいくら必要?
- 不労所得で月10万円を目指せる方法5選
- 広告収入
- 投資信託
- 株式配当
- 不動産投資
- アプリ・ウェブ開発
- 不労所得で月10万円を得るためのポイント
- リスクを許容する
- 継続的な見直しを行う
- 適切なポートフォリオを組む
- 不労所得に向いている・おすすめな人
- 不労所得を得るのに時間が割ける人
- 不労所得に関する知識を得る意欲がある人
- リスクを踏まえて対策できる人
- 不労所得を目指す際に覚えておくべきこと
- 副業収入が20万円を超えたら確定申告が必要
- 投資収入が赤字になったら損益通算で損害を減らせる
- 減価償却で1年目の損失を減らせる
- 投資詐欺に遭う可能性がある
- 勤め先の会社によっては不労所得を得られない場合がある
- 不労所得に関するよくある質問
- 不労所得で生活している人の割合と実態とは?
- 株で月10万もらうにはいくら必要?
- まとめ:不労所得で月10万円を得て生活にゆとりを持とう
不労所得で月10万円を得るにはいくら必要?
月10万円の不労所得を得るために必要な初期費用の目安は以下の通りです。
投資方法 | 利回りの目安 | 必要な初期費用の目安 |
---|---|---|
不動産投資 | 3.0%~8.5% | 約1,412万円~4,000万円 |
株式投資 | 0.26%~2.15% | 約5,581万円~4億6,154万円 |
投資信託 | 約3.0% | 約4,000万円 |
不労所得で月10万円を目指せる方法5選
不労所得で月10万を目指せる方法には以下のものがあります。
- 広告収入
- 投資信託
- 株式配当
- 不動産投資
- アプリ・ウェブ開発
特に、初期費用やリスクが異なるいくつかの方法を組み合わせることで、安定した収入を目指せます。
それぞれに必要な準備や運用のポイントがあるため、自分のライフスタイルやリスク許容度に合ったものを選ぶことが重要です。
これらの方法を組み合わせることで、目標額の不労所得を達成しやすくなります。
広告収入
不労所得の中でも、広告収入は人気が高まっている手法のひとつです。
YouTubeでの動画広告や、商品紹介ブログ、ゲーム攻略サイトなどが代表例として挙げられます。
広告収入で不労所得を得るメリットとデメリットは以下の通りです。
- 誰でも気軽に始められる
- 専門知識がなくてもスタートしやすい
- 大きな損失が発生しにくい
- 収益を得るまでに長い時間を要する
- 莫大な利益を上げられるのは一握り
- コンテンツ制作が必要なため「完全不労」とは言えない
特に月10万円の不労所得を目指すには、多くの時間と労力が必要です。
短期的な収益を期待せず、じっくりと続けていくことが大切です。
投資信託
- 初心者でも安心して始められる
- 少額から手軽に投資が可能
- 資産を分散してリスクを軽減できる
- 投資元本割れのリスクがある
- 信託報酬などの手数料が発生する
- 高い利回りを期待しにくい
投資信託の利回りは、投資対象や市場環境によって変動します、各資産クラスの平均利回り(年率)は以下の通りです。
資産種類 | 平均利回り(年率) |
---|---|
国内株式型 | 約3%〜10% |
国内債券型 | 約0.5%〜1.5% |
海外株式型 | 約4%〜6% |
海外債券型 | 約2%〜3% |
株式配当
- リターンが大きい
- 株主優待を受けられる
- 売却による利益も得られる
- 株式に関する知識が必要
- 自分で銘柄を選ぶ手間がかかる
- リスクが高い
不動産投資
- 経済状況に左右されにくく、安定収入が見込める
- 税制優遇が受けられる
- 生命保険の代わりとしての機能もある
- 専門的な不動産知識が必要
- メンテナンスの手間がかかる
- 空室時には収入がゼロになる可能性がある
下記は代表的な地域の投資対象ごとの不動産投資利回り(2022年1月期)です。
区分マンション | 一棟アパート | 一棟マンション | |
---|---|---|---|
北海道 | 11.00% | 12.00% | 8.76% |
首都圏 | 6.83% | 8.22% | 7.24% |
関西 | 8.00% | 9.75% | 8.47% |
九州・沖縄 | 9.82% | 9.60% | 8.17% |
引用:収益物件 市場動向|不動産物件と収益物件の情報サイト 健美家
リスクを抑えたい方には、不動産を対象とした投資信託「REIT」を利用する選択肢もあります。
アプリ・ウェブ開発
- 初期投資が少なく済む
- スキルがあれば個人でも取り組める
- 広告収入や課金により収益が見込める
- プログラミングやマーケティングの知識が必要
- 開発・運営に多くの時間がかかる
- 競争が激しく、収益を上げるまでのハードルが高い
自分の作成したアプリやウェブサービスが利用者を集め、広告収入や有料サービスへの課金が発生することで、継続的な収益を期待できます。
アプリやウェブ開発は、技術やアイデアを生かして始められる方法ですが、収益化には一定の工夫や戦略が求められるため、長期的な取り組みが重要です。
1から不労所得を目指す場合、やや手が出しづらい方法といえます。
不労所得で月10万円を得るためのポイント
不労所得で月10万円を得るには以下のポイントを押さえるのが重要です。
- リスクを許容する
- 継続的な見直しを行う
- 適切なポートフォリオを組む
リスクを許容する
月10万円の不労所得を目指すには、リスクを許容しつつリターンを取る姿勢が重要です。
投資ポートフォリオを組む際、リスクが高い商品はその分リターンも大きくなる傾向があります。
そのため、すべてを安全資産に偏らせるのではなく、リスクとリターンのバランスを考えた分散投資を行うことがポイントです。
貯蓄を崩さずに無理なく運用できる範囲でリスクを受け入れ、堅実に収益を積み上げていくことで、安定した収入に近づけるでしょう。
目標額を見据え、リスクとリターンのバランスを意識した計画で取り組むことが大切です。
継続的な見直しを行う
不労所得で月10万円を目指すためには、収益状況を継続的に見直し、運用方法を改善することが重要です。
不労所得は、時期や市場の状況によって収益が大きく変動するため、収益が想定通りでない場合には柔軟に方針を見直す必要があります。
また、定期的な見直しにより、効率よく収益を上げる方法が見つかることもあります。
リスクを抑えつつ安定収入を目指すには、こうした収益確認と戦略調整を行う姿勢が重要です。
適切なポートフォリオを組む
不労所得で安定した収益を目指すには、リスクを分散させた適切なポートフォリオを組むことが重要です。
国内外の多様な資産に投資を分散することで、経済状況や市場の変動によるリスクを軽減し、長期的に安定したリターンを得られる可能性が高まります。
また、異なるリスクとリターンの特徴を持つ複数の収益源を組み合わせることで、全体のパフォーマンスを向上させることが期待できます。
適切なポートフォリオを構築し、リスクを抑えながら効率よく収益を上げることを目指しましょう。
不労所得に向いている・おすすめな人
ここまでお伝えしたことは、不労所得を続けるポイントでした。
ここからは、どういう人が続きやすいかを中心に、不労所得に向いている・おすすめな人を、
- 不労所得を得るのに時間が割ける人
- 不労所得に関する知識を得る意欲がある人
- リスクを踏まえて対策できる人
に分けて解説します。
もしいずれかに当てはまっている場合、不労所得を始めてみるきっかけになればと思います。
また当てはまっていない人であっても、逆にこれらを実行すれば成功に近づけるということの裏返しなので、あきらめずに真似してみてください。
不労所得を得るのに時間が割ける人
不労所得に向いている人は、不労所得を得るのに時間が割ける人です。
月10万円を目指すには、最新の情報を収集し、戦略の見直しや改善を行う時間をしっかり確保できることが重要です。
市場の変化や経済動向に合わせてポートフォリオを調整し、新たな収益機会を見つけるため、定期的な見直しが欠かせません。
不労所得で安定した収益を得るには、継続的に取り組む時間と意欲を持ち、投資管理をしっかり行えることが求められます。
不労所得に関する知識を得る意欲がある人
不労所得に向いている人は、積極的に知識を取り入れる意欲がある人です。
月10万円の不労所得を継続的に得るためには、最新の情報や市場の動向に応じて知識を深め、工夫を重ねることが求められます。
資産運用や投資方法について学び続ける姿勢があれば、不労所得で成功する可能性が高まります。
不労所得で目標額を達成したいなら、興味を持って学び、成長し続ける意欲が重要です。
リスクを踏まえて対策できる人
不労所得に向いている人は、想定されるリスクを踏まえて対策できる人です。
月10万円の不労所得を目指すためには、ローリスク・ローリターンだけでなく、ハイリスク・ハイリターンの選択肢にも挑戦し、それぞれのリスクに備える姿勢が求められます。
リスクを理解し、収益目標に合わせたリスクヘッジの方法を学びながら実践できる人ほど、安定的に収益を得ることが可能です。
リスク対策を講じながら取り組むことで、不労所得の成功に一歩近づけます。
不労所得を目指す際に覚えておくべきこと
不労所得を目指す前に覚えておくべきことは下記です。
- 副業収入が20万円を超えた場合は確定申告が必要
- 投資収入が赤字の場合、損益通算で損失を減らせる
- 不動産所得の1年目の損失は「減価償却」を活用して節税可能
- 投資詐欺への注意が必要
- 勤務先によっては不労所得に制限がある
不労所得で安定収入を得るには、確定申告や節税対策などのルールを理解し、正しく対応することが大切です。
不労所得の種類ごとに異なる税務上の条件を知ることで、予期せぬ税負担を避け、より効率的な収益を得られるようになります。
これらのポイントを押さえることで、収益を効率的に確保しながら税負担を最小限に抑えることができます。
副業収入が20万円を超えたら確定申告が必要
副業で得た収入が年間20万円を超える場合、確定申告が必要です。
これは、給与所得者が年末調整を受けている場合に適用されるルールで、給与以外の所得「雑所得」が20万円以下であれば確定申告は不要とされています。
ただし、住民税の申告は必要となるため、注意が必要です。
また、フリーランスや不動産オーナーなど、そもそも確定申告が必要な人は、この20万円以下の申告不要ルールは適用されません。
副業収入が20万円を超えた場合、確定申告を行い、適切な税金を納めることが求められます。
投資収入が赤字になったら損益通算で損害を減らせる
投資で損失が出た場合、他の利益と損益通算を行うことで、税負担を軽減できる可能性があります。
損益通算とは、特定の所得区分で出た損失を他の所得から差し引き、課税対象額を減らす手続きです。
たとえば、株式や投資信託の運用で赤字が出た場合、同じ分離課税対象の所得と通算することができます。
その際は申告分離課税制度を活用すると、譲渡所得や配当所得などの対象となる収入を、他の損失と合わせて調整できます。
この制度を利用することで、投資の損失を含めて課税対象額を抑え、過剰な税負担を避けることが可能です。
ただし、損益通算が適用できる投資の種類には制限があり、全ての投資が対象とは限らないため、事前に確認しておくことが大切です。
減価償却で1年目の損失を減らせる
減価償却を利用することで、不動産投資において初年度の損失を計上し、課税所得を減少させることが可能です。
建物や設備などの資産は時間の経過とともに価値が減少し、その減少分を経費として計上するのが「減価償却」です。
これにより、税負担を軽減し、資産の収益性を高める効果が期待できます。
ただし、減価償却の計算方法や適用範囲は複雑で、税法上の規定も頻繁に変更されるため、最新の情報を確認し、専門家に相談することが重要です。
投資詐欺に遭う可能性がある
不労所得を目指す際には、投資詐欺に遭う可能性があるため注意が必要です。
投資詐欺は巧妙な手口で投資家から資金を騙し取る犯罪で、特にSNSやメールを利用した詐欺が増加しており、甘い言葉で高額なリターンを約束するのが特徴です。
詐欺を防ぐためには、次の点に注意しましょう。
- 高額な利益を強調する勧誘に注意
- 投資先の信頼性を確認
- 個人情報を安易に提供しない
こうした基本的な対策を徹底することで、投資詐欺から身を守ることができます。
不審な勧誘を受けた場合や、万が一被害に遭った場合は、速やかに警察や消費生活センターに相談してください。
最新の詐欺情報については、警察庁の公式サイトで確認できます。
勤め先の会社によっては不労所得を得られない場合がある
勤務先の就業規則や社内規定によって、不労所得を得ることが制限される場合があります。
多くの企業では、競業避止義務や企業秘密保護の観点から、副業や兼業を制限しています。
同業他社での活動や会社の信用を損なう可能性のある収入を得ることが禁止されることが一般的です。
また、金融機関や証券会社などの業種では、インサイダー取引防止のため、従業員の投資活動自体が制限されることもあります。
不労所得を得る際は、勤務先の規定を事前に確認し、必要に応じて許可を得ることが重要です。
不労所得に関するよくある質問
不労所得に関して多くの方が気になるポイントは以下の通りです。
- 不労所得で生活している人の割合と実態とは?
- 株で月10万もらうにはいくら必要?
不労所得は収入の安定性や必要な資金が個人によって異なるため、具体的な事例や目安を知ることが、より効果的な不労所得の目標設定に役立ちます。
不労所得で生活している人の割合と実態とは?
不労所得のみで生活している人の割合に関する公的なデータは公開されていませんが、実際に不労所得だけで生計を立てている人は非常に少ないと考えられます。
多くの人は、給与所得などの労働収入と不労所得を組み合わせて生活しています。
元々莫大な資産を保有していたり、生活コストを限界まで下げて資金を貯め、脱サラして節約分を投資に回す人などが、不労所得のみで生活している人の実態です。
安定した収入を得るためには、相応の資産や努力が必要であり、リスク管理も重要です。
また、近年は投資詐欺も増加傾向にあるため、信頼できる投資先を選ぶことが求められます。
金融庁のウェブサイトなどで情報を確認し、慎重に判断することが大切です。
株で月10万もらうにはいくら必要?
株式投資で月10万円の不労所得を得るには、年間で120万円の配当収入が必要となります。
この配当収入を得るために必要な投資額は、以下のように期待する配当利回りによって異なります
- 利回り2%の場合:約6,000万円の投資が必要
- 利回り3%の場合:約4,000万円の投資が必要
- 利回り4%の場合:約3,000万円の投資が必要
利回りが高いほど必要な投資額は少なくなりますが、その分リスクも高くなるため注意が必要です。
株式の配当利回りは経済状況や企業の方針により変動するため、安定した配当を出す企業を選ぶなど、分散投資やリスク管理も重要です。
また、利回りを過度に追い求めず、リスクとリターンのバランスを見極めた資産運用を心がけることが大切です。
まとめ:不労所得で月10万円を得て生活にゆとりを持とう
ここまでで、月10万円の不労所得を得る方法について解説してきました。
この記事のポイントは次の通りです。
- 不労所得には、広告収入、投資信託、株式投資、不動産投資などがある
- 月10万円を目指すには、無理なく続けられる方法を選ぶことが重要
- 努力を惜しまない人が不労所得に向いている
- 不労所得の種類により、節税対策や確定申告の条件が異なる
不労所得で収入を得られると、誰でも嬉しいものです。
しかし、そのためには諦めずに取り組み、節税や確定申告を効果的に活用することが不可欠です。
知識がないまま進めると、後悔につながる可能性もあるため、一度専門家に相談するのも良いでしょう。
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