
「不労所得で月10万円を目指すためには?」このような疑問を持っている方は多いでしょう。そこで本記事では、不労所得で月10万円を目指せるもの、月10万円の不労所得を目指す上でのポイント、不労所得に向いているおすすめな人をまとめました。
この記事の目次
目次を閉じる不労所得で月10万円を目指せるものを解説
こんにちは、マネーキャリア編集部です。
先日、20代男性からこんな質問をいただきました。
子どもの教育費で家計が苦しくなっています。
本業以外で教育費を稼げるいい方法はないですか。
毎月の給料では足りず、本職のほかに副業で資産を増やそうと思う人は少なくないでしょう。
しかし副業で体力を使って本業に支障をきたさないか心配する声もあるかもしれません。
そうした方におすすめなのが不労所得です。
不労所得とは働かずに得たお金のことで、代表的なものに、
- アフィリエイト・広告収入
- 投資信託
- 株式配当
- 不動産投資
などがあります。
今回は不労所得である程度の額、例えば月10万円を得ることを念頭に置いて、
- 不労所得で月10万円を目指せるもの
- 月10万円の不労所得を目指す上でのポイント
- 不労所得に向いている・おすすめな人
- 補足:節税対策や確定申告の方法
について解説するので、不労所得で生活のゆとりをもたせたいという方ははぜひ最後までお読みください。
①アフィリエイト・広告収入
不労所得のなかで最近人気が高まっているのがこのアフェリエイト・広告収入です。
最近では当たり前の存在となったYouTubeもこれに当てはまります。
その他にも、商品紹介ブログやゲームの攻略ブログなどもこれに当てはまります。
アフェリエイト・広告収入のメリットは、
- 誰でも気軽に始められる
- 大損する可能性が低い
- 専門的な知識がなくても始めやすい
などです。
それに対してデメリットは、
- 実際に利益を上げるために長い時間を要する
- 莫大な利益を上げられるのは一握り
- コンテンツを制作しないと始まらないので、「不労」とは言えない側面もある
などです。
始めやすさは群を抜いていますが、収益化するには高いハードルがあるのが現実です。
実際1円を稼ぐために1年以上かかったという話を耳にしたことがあります。
ましてや月10万円なんて実際に得るためにはかなり時間がかかることが予想されます。
即時性を期待せず、じっくり時間をかけて目指しましょう。
②投資信託
次に紹介するのは投資信託です。
投資信託は、資産運用をプロに任せる投資方法で、バランス型や国内外の株式、国内外の国債などの運用方法を組み合わせて収益の獲得を目指します。
投資信託のメリットは、
- 知識がない初心者でも安心
- 少額から手軽に始められる
- リスク分散ができる
などです。
それに対してデメリットは、
- 損失リスクがある
- 手数料がかかる
- 利回りがそこまで高くない
などです。
投資信託は初心者でも始めやすい投資方法ですが、それでも初期投資の大きさは侮れません。
例えば、利回りが1~3%の場合、月10万円を得ようとすると、月にだいたい400万~600万円ほどの投資費用が必要になります。
それが年間になると、合計約5000万円以上の資金が必要になります。
もちろん利回りによってはそこまでかかなないものもありますが、そうしうものはたいていリスクがつきものです。
とはいえ失敗さえしなければお金が勝手に働いてくれるので、不労所得の醍醐味を味わいたい人にはおすすめします。
③株式配当
- リターンが大きい
- 株主優待がある
- 売却による利益もある
- 株式の知識が必要
- 自分で銘柄を選ぶ必要がある
- リスクが高い
④不動産投資
四つ目は不動産投資です。
不動産投資とは、ビルやマンションなどを購入してそれを貸し出して収入を得る方法のことです。
不動産投資のメリットは、
- 経済状況に左右されにくいので安定して稼げる方法の一つ
- 税制優遇が手厚い
- 生命保険代わりになる
などです。
それに対してデメリットは、
- 不動産の知識を必要とする
- メンテナンスが必要
- 空室の状態だと収入が実質0円になる
などです。
不動産投資はいくら税制優遇や生命保険といった各種のメリットがあるといはいえ、初心者にはハードルが高い方法です。
そういった方は、REITという不動産を対象にした投資信託で運用することをおすすめします。
月10万円の不労所得を目指す上でのポイント
ここまで紹介した不労所得はどれも一長一短で、どの不労所得がいいかは人それぞれです。
それぞれ気を付けるポイントが違います。
しかしどの不労所得を得るにしても月10万円の不労所得を目指すうえで共通して気を付けることはいくつかあります。
それは、
- ハイリスクのものはなるべく避ける
- 好き・興味のある分野を軸にしよう
- 段階的に狙う不労所得の金額を上げていく
ということです。
どの不労所得であってもこれらのポイントは必須となるので、不労所得を選ぶ際は特に注意してください。
ハイリスクのものはなるべく避ける
まず一つ目はハイリスクのものをなるべく避けるということです。
不労所得は決して安定して稼げるとは言えず、時として利益が0どころか損失になってしまう恐れがあります。
しかしそうなってしまえば本業の方の貯蓄を食いつぶすことになりかねません。
貯蓄を増やすつもりが、反対に足を引っ張ってしまっては元も子もないので、できることなら安全志向で堅実な稼ぎを目指しましょう。
毎月10万円を目指して高望みしすぎるのでなく、ハイリスクのものは避けて、着実に稼ぐように意識しましょう。
そのためには、どれくらい稼げば目標額に到達するのかをしっかり見定めて、あまり欲張らずにバランスの取れた行動を目指しましょう。
好き・興味のある分野を軸にしよう
二つ目は好き・興味のある分野を軸にすることです。
不労所得は初めから簡単に稼ぐことは難しく、ある程度稼ぐためにはどうしても多くの時間や労力がかかることが予想されます。
そのためコツコツと続けられるものでなくてはなりません。
もしあまり好きでない・興味のない分野であれば、途中で投げ出したり、無理がたたって諦めてしまうかもしれません。
それならば好き・興味のある分野を軸にして活動し、楽しく続けられる方がいいですよね。
とはいえ、常に楽しくできるとは限らないこともあります。
どこからどこまでだったら許容できるか、我慢できないかを見定めて、背伸びをせずに自分に合った範囲で月10万円を目指しましょう。
段階的に狙う不労所得の金額を上げていく
三つ目は段階的に狙う不労所得の金額を上げていくことです。
不労所得を得る段階でよくありがちなのが、初めの数か月で月10万円稼げないことが分かってつまづいてしまうことです。
それはたいていはは目標を高く設定してしまっていることが原因です。
数か月で一気に高収入を期待してはいけません。
無理な目標設定によって、努力する気力も失って結局モチベーションがなくなってしまう恐れがあります。
また、少しでも多くの不労所得を得るために作業的に淡々とこなしてしまうこともありがちです。
せっかく自分の好きな分野であってもそんな状態では長く続かないでしょう。
それを防ぐために、まずは随時達成できそうな小さな目標を立ててみるといいかもしれません。
少しずつ目標を高くしていき最終的に到達すればいいと思うことができれば、最初の躓きを避けられ、結果的に成功する確率は高まります。
目標に達成するための過程をしっかり見定めて、焦らずにゆっくりした行動を目指しましょう。
不労所得に向いている・おすすめな人
ここまでお伝えしたことは、不労所得を続けるポイントでした。
ここからは、どういう人が続きやすいかを中心に、不労所得に向いている・おすすめな人を、
- 興味を持っている分野がある人
- 隙間時間を有効活用したい人
- 勉強することに抵抗がない人
に分けて解説します。
もしいずれかに当てはまっている場合、不労所得を始めてみるきっかけになればと思います。
また当てはまっていない人であっても、逆にこれらを実行すれば成功に近づけるということの裏返しなので、あきらめずに真似してみてください。
隙間時間を有効活用したい人
一つ目のポイントは隙間時間を有効活用しようとすることです。
せっかくの休日におうちでダラダラと過ごす時間があるなら、その時間を有効活用しようとできる人は不労所得に向いています。
そのほかにも、毎日の出勤前や退社後のちょっとした時間でもいいので不労所得に充てることを日課にできる人なら、月10万円の道は近づくでしょう。
このように不労所得は決して無理してするのでなく、ちょっとした隙間時間に着々とこなしていくことで成功に近づくので、隙間時間を有効活用して取り組んでみましょう。
興味を持っている分野がある人
二つ目のポイントは、興味を持っている分野があることです。
先ほどお伝えしたように不労所得は隙間時間を有効活用できればいいので、興味を持ったものの方が続きやすいです。
そのため、
- 文章を書くのが好きな人はライター
- 絵をかくのが好きな人はイラストレーター
- プログラムを構築するのが好きな人はエンジニア
先にお伝えしたように、大事なのはコツコツと続けることなので、月10万円稼ごうと思っているなら自分が興味を持っている分野に取り組んでみましょう。
勉強することに抵抗がない人
三つ目のポイントは、勉強することに抵抗を持っていないことです。
月10万円を稼ごうと思えば、どの不労所得であれ、専門的な知識と視点が必要になります。
もしほとんど知らないという人であれば、勉強して知識を取り入れる必要があります。
それは一朝一夕で行くようなものではないので、コツコツと勉強し続けることが肝心です。
ただでさえ時間がないのに勉強に時間を割く余裕なんてないという人は、通勤中やお昼ご飯の時間に勉強してはみるのがおすすめです。
そういう短い時間であってもやるのとやらないのでは大違いなので、率先して取り組んでみてください。
そうしてコツコツとこなしていけば、必ず身に付くと信じて、勉強し続ける意識を持つといいでしょう。
補足:節税対策や確定申告も把握しておこう
不労所得と一言で言っても千差万別で、何をするかによって該当する所得の種類が異なります。
今回紹介したものだと以下のようになります。
具体例 | 所得の種類 |
---|---|
アフィリエイト・広告収入 | 雑所得 |
投資信託 | 配当所得 |
株式配当 | 配当所得 |
不動産投資 | 不動産所得 |
それぞれの所得は名称以外にも、節税対策や確定申告の条件が異なります。
もしそれらを知らなければ知らず知らずに余計な税金を納めることにつながりかねません。
そこでここからは、
- 雑所得
- 配当所得
- 不動産所得
の節税対策や確定申告について解説してきたいと思います。
まずは雑所得です。
雑所得は、
- 公的年金等
- (趣味の範疇の)取引・副業
の2つに分けられます。
ここでは副業の方に注目します。
確定申告をする必要があるのは、副業で得た収入から必要経費を差し引いて、20万円を超えた場合のみです。
それ未満の場合は特に必要ありません。
また、節税対策をするなら、なるべく多くの経費を必要経費として計上して課税額を減らす工夫が必要です。
例えば、プライベートでなく仕事で使ったという証明がきちんとできるのであれば、フリーランスでも電気代や通信費を必要経費として落とせます。
一つ一つははした金ですが、積み重ねで大きな節税につながるでしょう。
総括すると、
- 収入から必要経費を引いた実益が20万円を超えた場合にのみ、確定申告するべき
- 必要経費が多くかかっていればその分節税できる
ということができます。
次は配当所得です。
不労所得で投資をしようと目指している人なら大きく関わってくる所得です。
配当所得には、確定申告するかどうかは、
- 申告不要制度
- 総合課税制度
- 申告分離課税制度
の3つの制度によって異なります。
投資信託の場合、「申告不要制度」を利用するのが通例で、配当金を受け取る際に源泉徴収されているので確定申告は必要ありません。
ところが、損失した年度がある場合には、率先して確定申告をした方がいいです。
なぜなら、配当所得の分配金は「損益通算」といって、損失した年度と利益を上げた年度を合算できる制度があるためです。
合算することで、
- 額面上の利益の計上額を減らせる
- 源泉徴収された税金が還付される
といったメリットがあります。
その場合、「申告分離課税」を利用して、分配金の額だけを確定申告します。
株式投資の場合、配当金の確定申告の条件は投資信託とほとんど同じです。
しかし株を売却したときには、口座の種類によっては確定申告が必要になるところが異なります。
自分がどの種類の口座を開いているのかを必ず確認しましょう。
総括すると、
- 確定申告は基本必要ない
- 節税をしようとするなら、損益通算するべき
ということができます。
最後は不動産所得です。
不動産所得には様々なものがありますが、代表して家賃収入を取り扱います。
家賃収入も雑所得と同じで、確定申告をする必要があるのは実益が20万円を超えた場合のみです。
ただ雑所得と異なるのは、初期投資が比べ物にならないほど高いということです。
初年度は必要経費が大量にかかり、実益・記帳上のどちらでもかなりのマイナスになります。
ただ2年目以降は初期投資が必要ないので、一転して必要経費が大幅に減ります。
つまり、1年目は課税額がマイナスになりますが、2年目以降は課税額がプラスに転じるということです。
そうなると2年目以降になると重い課税がのしかかってくることになります。
これを防ぐために、不動産所得では1年目の損失を複数年に繰り越して、2年目以降も課税額を減らす「減価償却費」というものが用意されています。
これを活用すれば、1年目の損失を複数年に繰り越して、翌年以降も課税額を抑えたうえで節税できる効果が期待できるのです。
総括すると、
- 収入から必要経費を引いた実益が20万円を超えた場合にのみ、確定申告するべき
- 減価償却費を活用すれば節税できる
ということができます。
このように、雑所得・配当所得・不動産所得では、それぞれ確定申告の条件や節税対策が異なることが確認できました。
これらを実行して、月10万円の不労所得を得られるよう目指してください。
まとめ:不労所得で月10万円を得て生活にゆとりを持とう
ここまでは月10万円の不労所得を得る方法を解説してきました。
この記事のポイントは、
- 不労所得の代表的なものには、アフィリエイト・広告収入、投資信託、株式投資、不動産投資などがある
- 月10万円の不労所得を目指す上で、無理せず続けられるものを選ぶ
- 月10万円の不労所得に向いているのは努力できる人
- 不労所得は種類別に節税対策や確定申告の条件が異なる
でした。
不労所得で利益を上げられたら誰でも嬉しいですよね。
そのためには、あきらめずに努力することが大切ですが、何より節税や確定申告を有効活用することが必要となります。
ただそれには確かな知識を身につける必要があります。
もし知識がなければ、無駄な労力や時間を費し、後悔することになるかもしれません。
そうした事態を避けるために、一度専門家に相談することをおすすめします。
マネーキャリアでは、保険の知識だけでなく、
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