
「卵巣嚢腫があると生命保険に入れない?」
「卵巣嚢腫でも生命保険に入りたい…」
とお悩みではないでしょうか。
結論、卵巣嚢腫があっても生命保険に入れる可能性があります。
ただし、症状や治療経過によって加入可否が異なるため注意が必要です。
この記事では、卵巣嚢腫がある方の生命保険の加入可否や条件について解説します。
また、保険加入に関する注意点や公的保障制度についても詳しく説明するのでぜひ参考にしてください。
内容をまとめると

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
卵巣嚢腫でも生命保険に入れる可能性がある

卵巣嚢腫と診断されても、生命保険に入れる可能性はあります。
ただし、卵巣嚢腫の状態や治療経過によっては通常の生命保険や医療保険への加入が難しい場合もあります。
そのため、以下の2つの選択肢を検討することが重要です。
- 通常の生命保険(医療保険)※部位不担保
- 引受基準緩和型・無選択型
上記の保険のメリット・デメリットを知ったうえで加入する必要があります。
通常の生命保険(医療保険)は部位不担保になる可能性が高い
卵巣嚢腫がある方が通常の生命保険(医療保険)に加入する場合、「部位不担保」などの条件付きになる可能性が高いです。
部位不担保とは、特定の部位や疾病に関する保障が一定期間のあいだ、あるいは契約の全期間にわたって除外される条件のことを指します。
主に、入院または手術の予定がある場合、部位不担保になる可能性が高いです。
ただし、卵巣嚢腫の状態や治療経過、年齢によっては、条件なしで通常の保険に加入できる場合もあります。
通常の生命保険に入れるのか部位不担保になるのかの基準は保険会社によって異なるので、複数の保険会社の審査基準ことをおすすめします。
引受基準緩和型や無選択型は審査が緩和されていて入りやすい
引受基準緩和型保険や無選択型保険であれば、卵巣嚢腫の方でも保険に加入できる可能性があります。
引受基準緩和型保険は通常の生命保険と比べて加入の審査項目が少なく、健康状態に不安がある方でも加入しやすいです。
引受基準緩和型保険への加入条件は保険会社ごとに異なりますが、主に以下の2つです。
- 過去3ヵ月以内に入院や手術、放射線治療をすすめられていない
- 過去1年以内に入院、手術、放射線治療を受けていない
上記の2つの条件に当てはまる場合、卵巣嚢腫でも加入できる可能性があります。
一方の無選択型保険は健康に関して告知義務がなく、持病がある人でも加入できる可能性があります。
ただし、引受基準緩和型や無選択型は通常の生命保険と比べて保険料が割高になったり、保障内容が限定的になったりするデメリットもあります。
また、加入後に一定期間は給付金の支払いが制限される場合もあるため、まずは通常の生命保険に入れないかを確かめることが重要です。
卵巣嚢腫で生命保険に加入する際の注意点

ここでは、卵巣嚢腫の方が生命保険に加入する際の注意点を解説します。
解説する注意点は、以下の3つです。
- 複数の保険を比較する
- 告知義務違反に注意する
- 自己判断せず保険のプロに相談する
それぞれの注意点を把握することで適切な保険選びやスムーズな保険加入を実現することが可能です。
複数の保険を比較する
生命保険に加入する際は、複数の保険を比較しましょう。
生命保険の加入可否の判断基準は保険会社ごとに異なるため、A社では引受基準緩和型保険にしか加入できなくても、B社なら通常の生命保険に加入できる可能性もあります。
また、同様の生命保険でも保険会社によって毎月の保険料や給付金の内容は異なります。
自身の健康状態や必要な保障を考慮しながら、保障内容と保険料のバランスの良い複数の保険を比較検討することが大切です。
告知義務違反に注意する
自己判断せず保険のプロに相談する
卵巣嚢腫とは卵巣に袋状の腫瘤ができる病気

卵巣嚢腫とは卵巣に袋状の腫瘍ができる病気で、女性の生殖器系疾患の中でも比較的よく見られる症状の一つです。
卵巣嚢腫の主な症状は以下のとおりです。
- 腹部にしこりを感じる
- 下腹部痛
- 頻尿
- 卵巣のねじれ
また、卵巣嚢腫の場合、その症状の重さによって治療方法が変わってくる可能性があります。
治療を行わずに放置すると、重大な合併症を引き起こす可能性があるため、定期的な検診と早期発見・早期治療が重要です。
卵巣嚢腫で利用できる公的保障制度

日本には、国や地方自治体が闘病中の患者の医療費の負担を軽減するための公的保障制度が整っており、卵巣嚢腫で利用できる医療費支援制度があります。
一例を挙げると、以下のような制度を利用できます。
- 高額療養費制度
- 傷病手当金
- 特定医療費助成制度
制度名 | 概要 |
---|---|
高額療養費制度 | 1ヵ月あたりの治療費が一定金額を超えた場合に 超えた分の金額が払い戻される制度 |
傷病手当金 | 会社や団体などに勤務する人(被保険者)が 病気やケガの治療で休職する場合に 標準報酬日額の2/3の額が、連続で3日休んだ翌日から 1年6ヵ月の範囲で支給される制度 |
特定医療費助成制度 | 対象疾病の認定基準を満たしている場合に 治療費の一部を助成する制度 |
これらの制度を活用することで、医療費の負担を軽減できる可能性があります。
卵巣嚢腫の方の保険に関するアンケート調査結果
卵巣嚢腫の方の保険に関するアンケート調査結果を紹介します。
このアンケートでは、以下の6つの質問について回答を集計しました。
- 卵巣嚢腫でも加入できる保険は多いと思いますか?
- 卵巣嚢腫になったあとの保険加入についてどのような意識がありますか?
- 卵巣嚢腫後に保険に加入できましたか?
- 加入できた保険の種類を回答してください【加入した方の回答】
- 卵巣嚢腫後の保険選びで1番大変だったことは何ですか?
- 卵巣嚢腫後の保険加入について持病保険のプロに相談したいと思いますか?
これらの結果から、卵巣嚢腫の方の保険加入に関する実態や課題が見えてきます。
それでは、各質問の結果を詳しく見ていきましょう。






卵巣嚢腫の保険加入に関するよくある質問

- 給付金はいくら受け取れる?
- がん保険は適用される?
- 手術費はいくらかかる?
給付金はいくら受け取れる?
卵巣嚢腫の治療で受け取れる給付金の種類と金額は、加入している保険の種類や契約内容によって異なります。
卵巣嚢腫の治療で受け取れる給付金の種類は主に以下の2つです。
- 入院したときに給付される入院給付金
- 手術をしたときに給付される手術給付金
がん保険は適用される?
手術費はいくらかかる?
卵巣嚢腫でも生命保険に加入したいならマネーキャリアに無料相談!

当記事では卵巣嚢腫と診断されても保険に加入できるのか不安な方に向けて、検討するべき保険の種類とそれぞれの加入基準、卵巣嚢腫の方が利用できる公的保障制度などを解説しました。
記事のポイントをまとめると以下のとおりです。
- 卵巣嚢腫の方が通常の保険に加入する時は部位不担保の条件付が多い
- 引受基準緩和型保険や無選択型保険なら加入できる可能性がある
- 申し込みする際は告知義務違反をしないことが大切
- 加入条件や保障枚葉に不安があるなら持病保険のプロ(FP)に相談する
これらのポイントを踏まえたうえで、最適な保険会社を選んでみてください。
ただ、自分だけで加入する生命保険や医療保険を決めるのは難しいと感じる方もいるのではないでしょうか。
そんな方は、マネーキャリアの無料相談サービスを利用することをおすすめします。
- FPに相談することで加入前に生命保険への不安を解消できる
- 自分の病状や希望条件に合わせた最適な保険が見つかる
- 持病保険の専門家(FP)に無料で相談できる
完全無料サービスなので、気になる方はこちらからお問い合わせください。
1.加入しやすい保険で選ばない
2.限定的な保障を検討する
3.告知義務違反に注意する
4.自己判断せず保険のプロに相談する