自分で作成できる!ライフプランシミュレーションのサムネイル画像

ライフプランシミュレーションは自分で作成することができますが、考え方がわからず困った場合にはお金のプロに相談するのも一つの選択肢です。今回の記事では、ライフプランシミュレーションの考え方や、ライフプラン表を作成する際のポイントについて紹介していきます。

この記事の目次

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そもそもライフプラン表とは?

ライフプラン表とは、ライフイベントについて事前に考え、ライフプランシミュレーションをまとめた表のことです。


ライフプランシミュレーションを行い、ライフプラン表を作成することで、人生におけるイベントを一覧で確認できるようになり、計画的な貯金ができるようになります。


ライフプランシミュレーションをする際には、現在の年収やライフスタイルを考慮し、生涯の収支や貯蓄できそうな額を予想します。

それと同時に、人生の中でやってみたいことと、やってみたいことにかかる費用について考えるのがコツです。


「月に1回は旅行に行きたい」「20年後には沖縄に移住したい」などのように、年数や時系列を具体的にしてライフプランシミュレーションをすると良いでしょう。


参照:https://manekatsu.com/blog/12604#FPhttps://money-career.com/article/515

ライフプラン表を作成するメリットは?

ライフプラン表を作成するメリットは、自身が思い描いているキャリアや家族構成、ライフプランシミュレーションを「見える化」できることです。


ライフプランシミュレーションを行う際には、下記のような人生のイベントを意識しながら、それにかかる費用について考えていきましょう。


  • 就職や転職
  • 結婚
  • 出産
  • 旅行
  • 趣味
上記はあくまで一例ですが、人生の中で費用がかかるであろうイベントを一つ一つ考えてみましょう。

ライフプラン表を作成するときのポイント


ライフプラン表を作成するときのポイントは4つあります。


  • 将来の夢を考える
ライフプラン表を作成するときのポイントの1つ目は、将来の夢を考えることです。

自身の将来の夢を考えてライフプランシミュレーションを行うことで、人生のイベントに優先順位をつけられます。
優先順位をつけることで、支出の多いイベントが重なってしまった際に取捨選択ができ、慌てなくなります。

  • 将来の働き方を考える
ライフプラン表を作成するときのポイントの2つ目は、将来の働き方を考えることです。

仕事は大事な収入源なので、ライフプランシミュレーションを行う上で、将来の働き方について考えることは重要です。
同じ会社で定年まで勤務する、転職してキャリアアップを図るなど、それぞれの考え方や価値観によって変わります。
場合によっては、早期リタイアしたいと考えている人も少なくないでしょう。

独身であれば自分のなりたい将来像に向かってライフプランシミュレーションをすれば済みますが、家庭がある場合にはそうはいきません。

家族の場合は、1人で作らずに、家族みんなでキャリアプランについても考えながら、ライフプラン表を作ってみましょう。

  • どういう家庭を築きたいかを考える
ライフプラン表を作成するときのポイントの3つ目は、どういう家庭を築きたいかを考えることです。

結婚や出産は人生の中でも一大イベントです。
ライフプランシミュレーションをする際には、結婚の時期や出産の時期、子供の人数など、思い描いている家庭を考えてみましょう。

結婚するかしないかだけを考えるのではなく、するのであればいつするのかなど具体的に想定することが大切です。

  • 人生の三大資金を意識する
ライフプラン表を作成するときのポイントの4つ目は、人生の三大資金を意識することです。

人生の三大資金とは、教育資金、住宅資金、老後資金と言われています。

人生において上記の3つが支出の大きな割合を占めます。
そのため、事前にライフプランシミュレーションをして計画的に貯金をする必要があります。

三大資金がいつかかるのかによってキャリアプランや人生の目標などにも関わりますので、慎重に考えましょう。

ライフプラン表を自分で作成するためのツール

ライフプラン表を作成するためのツールを3つ紹介します。

どれも無料で使うことができるので、ライフプランを考えるきっかけにしてください。


  • ライフプラン診断
こちらの診断ツールでは、9つの質問に回答することで、10,000ケース以上のライフスタイルから、診断を行った人に似たライフプラン表、または診断してみたいライフプランが決定します。

ネットで簡単にできるのがメリットですが、簡易的なシミュレーションとなっているため、信じすぎには注意が必要です。


  • ライフプランシミュレーション
「ライフプランシミュレーション」では、以下の2つが用意されています。

  1. 「きほんシミュレーション」・・・世帯や年収などの質問に答えるだけでライフプランシミュレーションを行える
  2. 「くわしくシミュレーション」・・・「きほんシミュレーション」より細かいライフプランシミュレーションを行える
どちらも無料でできますので、気軽に試してみましょう。


  • 日本FP協会の便利ツール
日本FP協会の便利ツールでは以下の4つが用意されています。

  1. 収支確認表・・・貯蓄力がわかる
  2. 家計のバランスシート・・・家計の健全度がわかる
  3. ライフイベント表・・・将来のイベントとその費用について考える
  4. 家計のキャッシュフロー表・・・将来の収支が予想できる
公式ページにデータが保管されているため、家族で一つ一つの項目について考えながら、シミュレーションをしてみましょう。

ライフプラン表の作成をプロにお願いする場合


1人でライフプランシミュレーションを行うのが難しく、ライフプラン表を作成するのに苦戦している場合は、プロに相談するのが良いでしょう。


ライフプランシミュレーションをしてくれるプロはFPと呼ばれ、金融や税制、不動産、保険など幅広い知識を持っているお金のプロです。


FPに相談することで、自分だけでは考えきれなかった人生におけるイベントや新たな選択肢を提示してもらえ、人生の選択肢が広がります。


また、ライフプランシミュレーションをしてライフプラン表を作成したものの、イベントに必要な資金が不足している場合には、どのように対策をすればいいかもアドバイスをしてくれます。


ライフプラン表の作成に困ったら、まずはお金のプロに相談してみましょう。

まとめ

将来のイベントに向けて、計画的に貯金をするためにライフプランシミュレーションは重要です。


しかし、「想定していた結婚の時期と異なってしまった」、「出産の時期が想定していたよりも早くきた」などのように、ライフプラン表通りには人生はうまくいかないことが多いでしょう。


そのため、これから起こりうるイベントをしっかりと「想定」し、都度ライフプランシミュレーションをし直す必要があります。

記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。