LINE証券のやり方を知りたい方も多いのではないでしょか。この記事では、LINE証券のやり方を5つのステップに分けて解説しています。口座開設方法、株の購入方法、株の売却方法に加え、LINE証券の評判も紹介しているので、ぜひお読みください。

記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

この記事の目次

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LINE証券のやり方を解説!株の購入方法や売却方法は?

内容をまとめると

LINE証券の株のやり方は以下の通り

・口座を開設する 

1.LINE証券の口座開設ページをラインで開く 

2.マイナンバーカードと身分証明証を写真で登録する 

3.LINE証券からのライン通知を受け取る 

4.口座開設の審査が完了するのを2~3日待つ 

・LINE証券の口座を開設する 

1.口座に入金する 

2.ラインウォレットの「証券」をクリック 

3.LINE Pay入金または銀行振込を選ぶ 

4.入金する金額を決めて入金する 

・株を購入する 

1.LINE証券の「検索」から銘柄を選ぶ 

2.「買う」をクリックし注文方法を選択する 

3.株の価格と買う株数を決めて株を購入する 

・株を売却する 

1.LINE証券で売りたい銘柄のページを開く 

2.株の価格と売る株数を決めて株を売却する 

3.証券口座からお金を取り出す 

4.LINE証券のメニューで「出金」をクリックする 

5.出金する金額を指定する 

6.LINE Payまたは銀行口座に出金する 

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こんにちは、マネーキャリア編集部・FP大野翠です。


新型コロナウイルスの感染拡大の影響から、お金に対する考え方が変わった人も多いようです。

そこで、こんな質問が多くなりました。

「証券口座も持ってない私でも、簡単に出来る投資や資産運用はありますか?」
ほとんどの社会人は、銀行の口座開設の経験はあるでしょう。
では、証券口座の開設経験はハードルが高いと思っていませんか。
しかし、そんなことはありません。
現在では、銀行口座開設より簡単かもしれません。

「LINE証券なら、証券口座開設も、投資も、スマートフォンで完結できます」

将来に向けて、自分でも何か資産運用をやってみたいと考えている人や、興味はあるけどやり方がわからなかった人におすすめの内容です。
ぜひ最後までお読みください。

LINE証券のやり方①口座を開設する


LINE証券では、証券口座開設が非常に簡単です。

これは、LINE証券の最大のメリットであり特徴です。


通常の証券口座開設では、証券会社の店頭に本人が出向き口座開設をするか、またはオンライン上で口座開設手続きを行い、主に郵送で書類のやり取りをしたうえで、やっと投資をすることができます。

口座開設が完了するまでには、これらの一連の流れを経たうえでトータル1か月前後かかることもあります


例えば一人暮らしの社会人の場合、証券口座開設に伴う、本人確認の必要な郵送書類の受け取りがなかなかできない場合もあります。

そうなると、さらに投資を始める時期が遅くなり、購入するチャンスを逃すことも考えられます。


一方LINE証券では、スマートフォンだけで口座開設ができるだけでなく、自宅に郵送物なども届かないため、手続きがスマートです。


ここから、実際の証券口座開設について項目ごとに解説していきます。

①LINE証券の口座開設ページをラインで開く

LINE証券は、他の証券会社と違い、新たに専用アプリなどをダウンロードする必要がありません。

したがって、スマートフォンの空き容量が少なく、アプリをダウンロードできない場合でもLINE証券なら安心です。


トークアプリLINEさえダウンロードして利用していれば、即日手続き可能です。


まず、LINEアプリのホーム画面から、LINE証券を選び、口座開設ページを開きます。

「口座開設の流れ」という画面に沿って進めていきます。


具体的には以下の3ステップで完了します。


  1. 本人情報の入力
  2. 携帯電話の認証
  3. 本人確認情報入力
「本人確認の入力」では、氏名や住所など自分の基本情報を入力します。
次に「携帯電話の認証」を行い、本人確認資料の登録へ進みます。

②マイナンバーカードと身分証明証を写真で登録する

口座開設の3ステップのうち、最後の手順は、本人確認資料マイナンバーカードの提示です。


LINE証券では、基本的に以下の組み合わせからどちらかを選ぶことになっています。


  • マイナンバー通知カード+運転免許証
  • マイナンバーカード+運転免許証
LINE証券のヘルプセンターによると、運転免許証を持っていない場合は、以下の身分証明書のみ代用可能であるということです。
  • マイナンバーカード(通知カードではない)
  • 住民票の写し+健康保険証
  • マイナンバー記載の住民票記載事項証明書
注意点として、パスポートなどその他の書類は、公的書類も含めて受け付けていないということです。

ここまでに準備したマイナンバーカードと身分証明書の写真を、スマートフォンで撮影し、データを送信します。

これで口座開設の手続きは終了です。

③LINE証券からのライン通知を受け取る

申し込みが完了すると、LINE証券からLINEトーク画面に通知が来ます。

「口座開設のお申し込みを受付ました」というメッセージです。

このLINE通知をもって、受付完了となります。

④口座開設の審査が完了するのを2~3日待つ

LINE通知を受け取ったら、あとは審査が完了するまで待つだけです。


LINE証券によると、審査完了までにかかる期間の目安として、2営業日ということです。

2営業日ということは、土日祝日は含みませんので注意しましょう。

⑤LINE証券の口座を開設する

これで晴れてLINE証券の口座開設が済みました。

ここからは、実際に株取引を始めるために準備を進めていきます。


LINE証券のやり方②口座に入金する


まず、LINE証券の口座に、投資に使う資金を入金します。

入金方法は以下の3つがあります。


  • LINE Pay
  • LINE Payに登録している銀行口座
  • LINE証券の入金専用口座
このうち、自分の都合がよい入金先を選んで利用しましょう。

①ラインウォレットの「証券」をクリック

LINEウォレット内の「証券」をクリックします。

次に、画面右下の「・・・」マークをクリックし、進みます。

メニュー画面が表示されたら「入金」を選びます。

②LINE Pay入金または銀行振込を選ぶ

入金方法を選ぶ表示が出たら、「LINE Payから入金」または「クイック入金」のうち、都合の良いほうを選びます。


「クイック入金」は、銀行振り込みのことで、さらに進むと金融機関の選択画面に進みます。


なお、クイック入金に対応している金融機関は以下の通りです。


  • ゆうちょ銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • 楽天銀行
  • PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)

③入金する金額を決めて入金する

次に、入金額を入力します。

「入金する」をタップしたら、次の画面では選んだ金融機関の取引画面に移行します。


ここから先は、選んだ金融機関のサイト上で表示された手続きを進め、入金します。

LINE証券のやり方③株を購入する


LINEアプリからLINE証券を開きます。


ここから紹介する株取引に関する手順は、すべてLINEアプリからLINE証券を開いて進めていきます。

①LINE証券の「検索」から銘柄を選ぶ

LINE証券を開くと、表示される画面上部に検索窓があらわれます。

ここに、気になる銘柄や購入希望の銘柄の名称を入力して検索します。

検索窓に入力できるのは、以下のようなものです。

  • 銘柄名(企業名)
  • 銘柄コード(証券コード)
  • テーマ
また、直接検索する以外に「人気のカテゴリー」としてさまざまなカテゴリーが表示されています。
そのなかから銘柄を探すこともできます。

②「買う」をクリックし注文方法を選択する

購入する銘柄が決まったら「買う」をクリックし注文方法を選びます。


LINE証券では、二つの購入方法を選ぶことができます。


  • 単元株(通常100株以上)
  • 単元未満株(1株からでも購入可能)
どちらが希望か、あらかじめ決めておくとよいでしょう。

③株の価格と買う株数を決めて株を購入する

単元株、あるいは単元未満株で購入する手順に進むと、「価格指定」「成行」か選ぶ画面が表示されます。


価格指定とは、現在の株価よりも少ない額で購入したい場合に選びます。

成行(なりゆき)とは、現在の株価ですぐに購入する場合に選びます。


どちらで購入するか選び、購入する株数を入力したら、購入完了です。



ここまでは、スタンダードな株の購入方法を紹介しました。

実は、LINE証券では「タイムセール」という時間限定の株取引キャンペーンも不定期ですが実施しています。


タイムセールは、LINE証券から届く事前のトーク通知公式ツイッターアカウントで把握することができます。

対象銘柄を、最大7%割引で購入することができます。


タイムセール当日の16時に、事前告知が行われます。

当日17時から購入開始となり、購入数の上限に達したら販売終了となります。

通常の場合は19時までが購入時間ですが、人気の銘柄は19時を待たずに上限に達してしまいます。


タイムセールで購入した株は、当日21時に約定(購入を決定すること)し、購入金額が引き落とされます。

つまり、タイムセールで購入した時点で証券口座にお金がない場合でも、その後入金し、21時に引き落としがされれば成立ということになります。

逆に言うと、21時の段階で残高不足の場合は、購入できないことになりますので注意が必要です。

LINE証券のやり方④株を売却する


購入した金額よりも株価が上がった場合、株を売却することで利益を得ることができます。


ここからは、LINE証券で購入した株の売却方法について解説します。

①LINE証券で売りたい銘柄のページを開く

LINE証券を開き、保有銘柄の中から、売りたい銘柄の詳細ページを開きます。

次に表示された画面は、購入時の画面と同様に「価格指定」か「成行」を選びます。

②株の価格と売る株数を決めて株を売却する

「価格指定」の場合は、株の価格を入力し、売る株数を入力します。

「売る」ボタンをタップすると、次の画面で内容確認が表示されます。

その内容に間違いがなければ、「もう一度押して確定する」をタップし、売却完了となります。

LINE証券のやり方⑤証券口座からお金を取り出す


売却した株の金額が、証券口座に反映されたら、そこから出金する手続きをします。

①LINE証券のメニューで「出金」をクリックする

LINE証券のメニューから、出金を選びます。


②出金する金額を指定する

次に、出金する金額を指定します。

③LINE Payまたは銀行口座に出金する

出金先は、LINE Payまたは指定する銀行口座のどちらかを選ぶことができます。


銀行口座を選ぶ場合、出金手数料が220円発生します。また、出金時間の制限があり、必ずしも指定した口座へ当日着金するとは限りません。


一方、LINE Payへの出金(チャージ)でれば手数料もかからず即時反映され、手続きも簡単です。


これで、出金の手続きは完了です。

LINE証券の良い評判を紹介!


ここまで解説したように、LINE証券は口座開設の手続きがスマートフォンだけで完結するなど、便利な面があります。


このほかにも、LINE証券の良い評判について紹介します。

①初心者向けなのでアプリがとても使いやすい

LINE証券は、他の証券会社と違い、スマートフォンだけで口座開設から株取引のすべてが完結します。


また、取引の際に表示される画面もシンプルで見やすく、特に投資初心者や、そもそもスマートフォンの使い方に不慣れな人でも使いやすいというメリットがあります。


株の購入に際し、銘柄選びの場面では、あらかじめテーマごとに紹介されている「人気のカテゴリー」の中から選ぶこともでき、投資初心者が特に悩みやすい銘柄選びのサポートもしてくれます。


また、LINE証券から定期的に来るトーク通知では、購入し保有している銘柄の株価に関する情報が届きます。


「決済ビジュアルレポート」という機能です。

届く内容は、各銘柄の株価に関して「上昇の可能性あり」や「下落の可能性あり」などです。


投資初心者では、株価の動向を把握し見極めることが難しい場合がほとんどです。

そこでLINE証券のAI株価トレンド予想による株価の動向について通知が届けば、それらを材料に株を買い増ししたり、手放す判断がしやすくなります。


このように、LINE証券のアプリは、特に投資初心者が使いやすい工夫がされています。

まず利用できる機能をフル活用してみましょう。

②株の取り引きの手数料(スプレッド)が安い

LINE証券は、3つの手数料が無料であることをセールスポイントのひとつとしています。

3つの手数料とは、以下の内容です。

  • 現物取引の買い付け手数料
  • 信用取引の売買手数料
  • 投資信託の購入手数料
本記事で紹介した株取引は「現物取引」にあたります。
まずは、少額から現物取引を実践してみて、もっと資産運用を広げてみたい場合は、信用取引や投資信託なども、手数料が無料であるLINE証券ではじめてみるのもよいでしょう。


③LINEポイントが使える

LINE証券の人気の秘訣のひとつに、LINEポイントを利用した株取引ができるということがあります。


LINEポイントは、LINE Payを利用した買い物をした際にもらえるポイントのことです。

他にも、VISA LINE Payカードを使って買い物をした場合もポイントが貯まります。

このように、INEIポイントは、必ずしも投資資金を貯めようとして貯めているわけではなく、日常生活での買い物の際に自動的にもらえる「副産物」であるといえます。


特に投資初心者の場合は、最初から現金資金を使う投資をためらうこともあるでしょう。

その際は、保有しているLINEポイントの範囲内で株を購入することをおすすめします。

もし株価が下落しても、ポイント利用で投資をしているのであれば、精神的・金銭的なダメージは少なくて済みます。

また、保有しているポイントの有効活用のためにも、LINEポイントを利用できるのはうれしい点です。



④少額から株の売買が始められる

LINE証券では、単元未満株という購入方法を選ぶことができます。


通常、株を購入する際には単元株といって100株以上100株単位で買うことが原則です。

つまり、1株1000円の株を買うためには、100株分の10万円が資金として必要になるということです。


一方、LINE証券では、単元未満株での購入も可能です。

単元未満株での購入とは、100株以下の購入ができるということです。

つまり、1株から1株単位で購入することができます。


少額から買うことができれば、株式投資に身構えてしまう投資初心者でもハードルが低く感じます。


さらに「③LINEポイントが使える」と合わせて使えば、最初は保有しているLINEポイントで購入し、その後の株価の推移をみて、現金資金を使って追加購入するということもできます。

LINE証券の悪い評判は?


LINE証券の、よくない評判にはどのようなものがあるのでしょうか。


良い点、悪い点、どちらも知ったうえで、口座開設や実際の取引をするかどうか検討しましょう。

①取引銘柄が有名企業のみで少ない

LINE証券で取り扱っているのは、上場しているすべての企業ではありません。


以下の銘柄を取り扱っています。


  • 厳選した日本の有名企業300銘柄
  • ETF(上場株式投資信託)15銘柄

つまり、テレビや報道を見て、購入したいと思った銘柄がLINE証券では購入できない場合があるということです。

LINE証券で取り扱っている銘柄には、自分が購入しようとしている銘柄が含まれているのか、あらかじめ確認してから口座開設をするようにしましょう。

②現金化するときに手数料が必要になる

LINE証券では、LINE Payへ出金(チャージ)する場合は手数料が無料です。

しかし、指定する銀行口座へ出金するときは、220円の手数料が発生します。


220円は、決して安い金額ではありません。

出金の手続きをする際には、この220円も加味した上で、利益が出ているか判断する必要があります。


日常的にLINE Payを利用している人であれば問題ありませんが、そもそもLINE Payを使っていない場合は、LINE証券で口座開設をして取引をすること自体を再検討してもよいかもしれません。



まとめ:LINE証券のやり方を知って株の売買をしよう

LINE証券は、スマートフォンさえあれば口座開設から実際の取引まで全て完結できます。

また、LINEポイントを利用した株の購入もできることから、投資初心者でも安心して進めることができます。


一方、LINE証券で購入できる銘柄が一部だけであることや、銀行口座への出金の際は手数料がかかる点はデメリットであるともいえます。

LINE証券に関するメリット・デメリットどちらも本記事で紹介した上で、特に投資初心者にはLINE証券をおすすめします。


選ぶことができる銘柄が限られていることは、銘柄選びがしやすくなるという利点もあります。


出金手数料が発生するのは銀行への出金だけであり、LINE Payへの出金手数料は無料です。


つまり、LINE証券のメリット・デメリットをしっかり把握したうえで株の売買をすれば、満足度の高い使い方ができるということです。

是非、本記事を参考にLINE証券で株の売買をはじめてみませんか。

やってみようかどうか悩んでいた方の後押しができましたら幸いです。