30代の医療保険の選び方!男性・女性別に解説【現役FP監修】のサムネイル画像

▼この記事を読んでほしい人
  • 30代で医療保険に加入しようと思っている人
  • 30代で医療保険は必要ないと思っている人
  • 30代男女別の医療保険の選び方を知りたい人
  • 医療保険のメリット・デメリットを知りたい人
  • おすすめの無料保険相談窓口が知りたい人

内容をまとめると

  • 30代で貯蓄が少ない人、手厚い保障を受けたい人は医療保険が必要
  • 30代から更新時の保険料が高くなるため、終身医療保険がおすすめ
  • 30代女性は「女性疾病特約」を付加しておく
  • 自分に合った医療保険をお金のプロに相談したい人はマネーキャリアがおすすめ!
  • マネーキャリアは女性FPが多数在籍!手軽なオンライン相談にも対応!

30代の人に医療保険は必要です。ですので当記事は30代の医療保険の選び方を男性・女性別に解説します。医療保険の選び方で抑えたいポイントや医療保険のメリット・デメリット、注意点についても解説します。医療保険の選び方がわからない人のために、おすすめの無料保険相談窓口もご紹介しています。

この記事の監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。
>> 谷川 昌平の詳細な経歴を見る

この記事の目次

30代に医療保険は必要か【現役FPが解説】

30代は会社で昇進したり、結婚・出産、マイホーム購入など、ライフスタイルが大きく変化する年代です。30代にとって、医療保険は必要な保険の1つです。


生命保険文化センター 令和元年度 生活保障に関する調査によると、医療保障としての生命保険への加入率は、30代男性が74.3%女性が78.1%です。


男女ともに70%以上の人が、将来の病気やケガ、死亡のリスクに備えて医療保険に加入していることがわかります。


また、30代は徐々に病気のリスクが上昇していく年代です。厚生労働省「人口動態統計 年報」平成29年度によると、30代の死因の上位には男女ともに

  • 悪性新生物〈腫瘍〉(がん)
  • 心疾患
  • 不慮の事故
  • 脳血管疾患

が上位にきています。


結婚したり子どもが生まれた人は、独身時代の最低限の保障から手厚い保障を得られる保険に見直しを検討する必要があります。


今は健康で医療保険の必要性を感じないかもしれませんが、自分に万が一のことがあり入院することになった場合に備えて、健康なうちから備えておくことが大切です。

医療保険は30代のこんな方におすすめ!

30代で医療保険がおすすめな人はこのような人です。

  • 多額の医療費が急に発生した場合に、家計に影響がある人
  • 貯蓄が少ない人
  • 手厚い保障を受けたい人

上記でもみたように、30代になるとがんなどの病気のリスクが上昇します。


病気で入院することになると、多額の治療費が必要です。


治療費に対しては高額療養費制度が利用できますが、入院中の「食事代」「差額ベッド代」「先進医療費」などは高額療養費制度の対象外です。


生命保険文化センター「令和元年度 生活保障に関する調査」によると30代で入院した人のうち、75%の人が5万円以上〜20万円未満の治療費を自己負担で支払っています。これは、高額療養費制度を利用した後の金額です。


治療費に幅がありますが、金額は病気や入院の内容によって異なってくるところです。それでも、全体の75%がこれだけの治療費を払っていることは参考になるでしょう。


この出費が家計に影響がありそうな人は、毎月の保険料を支払ってでも万が一のリスクに備えておくほうが安心です。

30代の医療保険の選び方!男性・女性別に解説!

30代の医療保険の選び方について男性・女性別に解説していきます。


30代は男女ともに結婚や出産で家族構成が大きく変わる年代です。それに加えてがんなどの病気に罹るリスクが増えてくるのも30代の特徴です


自分にもし何かあった場合に、多額の治療費が必要になり家族に経済的な負担を強いることになれば心苦しいですよね。


入院や働けないことによる収入減少のリスクもあります。


30代は、家族の金銭的な負担が少なくなるように保険を選ぶ必要があります。また、女性は出産によるリスクや、乳がんが子宮がんなどの女性特有の病気に備えておくことも大切です。


以下では、男性・女性別にそれぞれ詳しく解説していきます。

30代男性

30代男性の医療保険の選び方のポイントは、以下のとおりです。

  • 公的医療保険制度とのバランスを考える
  • 目的に応じた特約を付加する
  • 終身タイプの医療保険を検討する

医療費の多くは、公的医療保険制度・高額療養費制度によって自己負担額を軽減できます。


公的医療保険制度で保障されている部分が民間医療保険でも重複して保障していると、余分に保険料を高く支払うことになるので注意が必要です


また、医療保険の主契約には入院給付金が含まれていることが多いです。しかし「手術給付金」は商品によって、主契約に含まれているものと含まれていないものがあります。


手術給付金が主契約に含まれていない場合は、万が一の場合に備えて特約で付加しておくと安心です。


医療保険は終身タイプに加入することも検討しましょう。若いうちは保険料が定期タイプよりも高いですが、定期タイプは更新ごとに保険料が上昇します。


老後まで医療保険に加入し続けるのであれば、30代のうちから終身タイプを選択することで、トータルで見た場合に保険料は割安になります。

30代女性

30代女性の医療保険の選び方のポイントは、以下のとおりです。

  • 公的医療保険制度とのバランスを考える
  • 目的に応じた特約を付加する
  • 終身タイプの医療保険を検討する
  • 「女性疾病特約」の付加を検討する
30代女性も男性と同じく、公的医療保険制度で保障されている範囲と、民間の医療保険で備える範囲が重複しないよう注意しましょう。また、終身タイプの医療保険を検討する点も同じです。

30代女性が男性と大きく異なるのは「女性疾病特約」を付加しておくことです。

国立がん研究センターによると、乳がんの罹患率は30代から40代にかけて大きく上昇します。また乳がんだけではなく、子宮がんや卵巣がんなど女性ならではの疾病に備えておく必要があります。

このようなリスクに備えるために、30代になったら女性疾病特約でがんに備えておきましょう。

ただし、妊娠中では医療保険に加入できないこともあります。医療保険への加入は早めに行うことが大切です。

ライフステージ別の医療保険の選び方

30代のライフステージ別の医療保険の選び方のポイントは、以下のとおりです。


独身の場合

独身の場合は、自分に何かあったときに生活への影響が最小限になるよう医療保険を選ぶ必要があります。


男性は医療保険や就業不能保険を中心とし、がんなどの生活習慣病への備えも必要です。女性はこれに加えて、妊娠前に女性特有の疾患に備えた保険への加入を検討するとよいでしょう。


夫婦の場合

  • 自分に何かあったときにパートナーの生活への影響や負担を最小限にすること
  • 老後に向けた必要保障を確保すること
以上の2点に注意して医療保険を選びましょう。

年齢を重ねると保険料が高くなるので、保険料が安いうちに医療保険やがん保険、就業不能保険への加入を検討します。

子どもがいる場合

30代では、子どもがまだ小さい方が多いでしょう。自分が病気やケガで入院することになった場合、多額の治療費が必要になったり収入減少の恐れがあります。

医療保険就業不能保険に加入することで、高額な治療費や収入減少など、金銭面での保障を手厚くしておくことが大切です。

また万が一の場合に備えて、死亡保険への加入を検討したり、女性の場合は女性特有のがんに備えておく必要があります。学資保険の活用を検討するのもよいでしょう

医療保険の選び方でおさえたいポイント

30代の男性・女性別、ライフステージ別に医療保険の選び方を解説してきました。


  • 医療保険
  • 死亡保険
  • 就業不能保険
  • がん保険
  • 女性の場合、女性特有の病気にも備えておく必要がある

これらの保険への加入を検討するべきであると理解できたと思います。


しかし、このような保険はどのようなポイントで選べばよいか悩むという方もいるでしょう。


医療保険の選び方でおさえておきたいポイントは、以下の4点です。

  • 保障期間
  • 入院給付日額
  • 保険料払込期間
  • 特約で保障内容をカスタマイズ
これらのポイントをおさえて、納得のいく医療保険やその他の保険を選ぶことが大切です。

では、1つずつ詳しく解説していきます。

保障期間

医療保険の選び方でおさえておきたいポイント1つ目は、保障期間です。


保障期間とは、医療保険が保障される期間のことで、以下の2つのタイプに分類されます。

  • 定期タイプ
  • 終身タイプ

定期タイプ

定期タイプのなかでも、以下の2タイプに分けられます。
  • 年満了タイプ(10年、20年などの年数で決まる)
  • 歳満了タイプ(70歳、80歳などの年齢で決まる)
保障期間が過ぎれば更新できますが、更新時の年齢によって保険料は毎回上がっていきます。しかし、保険の見直しがしやすい点はメリットです。


終身タイプ

終身タイプは加入してから生涯の間、保障が続きます。

若い頃は定期タイプと比べて保険料は高いですが、生涯のあいだ医療保険に加入し続けることを考えると、トータルで見た時には保険料は定期タイプよりも安くなります。

しかし途中解約をすると元本割れのリスクがある点には注意が必要です。

入院給付日額

医療保険の選び方でおさえておきたいポイント2つ目は、入院給付日額です。


入院給付日額とは、入院した際に1日あたりに給付される金額のことです。


入院給付日額の金額は、保険に加入する際に決めます。一例として「5,000円」や「1万円」のものがあります。


入院当日から給付されるものや、入院後数日してから給付されるものなど、内容は商品によって異なります。


入院時は治療費以外に以下のような費用が必要です。

  • 差額ベッド代
  • 入院中の食事代
  • 家族がお見舞いに来る際の交通費 など
貯蓄で賄えない場合には、これらの費用がかかることを念頭に置き、入院給付日額を決定するとよいでしょう。

保険料払込期間

医療保険の選び方でおさえておきたいポイント3つ目は、保険料払込期間です。


保険料払込期間とは、終身保険の場合の保険料を支払う期間のことです。


終身保険の場合には、以下の2タイプの保険料の支払い期間があります。

  • 終身払(生涯のあいだ保険料を払い続ける)
  • 払済(たとえば70歳で保険料を払い終える)
「終身払」は払済と比べて、月々の保険料は安くなります。しかし、仕事をリタイアした後も保険料を払い続けないといけないため、老後の年金生活が圧迫される可能性があります。

「払済」は一定の期間(例えば70歳)がくれば保険料の支払いをする必要がなります。そのため、老後の家計を保険料で圧迫されることはありません。しかし、毎月の保険料は終身払と比べて高くなるため、家計との相談が必要でしょう。

特約で保障内容をカスタマイズ

医療保険の選び方でおさえておきたいポイント4つ目は、特約で保障内容をカスタマイズすることです。


特約とは、主契約で保障されていない部分を追加で保障するためのものです。


以下のような特約をつけてカスタマイズしておくと、高額な治療費に備えられます。

  • がん診断一時金特約
  • がん入院特約
  • 先進医療特約
  • 女性疾病入院特約 など
30代からは、がんなどの生活習慣病にかかるリスクが上昇します。

また、女性であれば女性特有の病気に備えておく必要があります。その理由は、乳がんは30代を超えると罹患のリスクがグンと上昇するからです。

自分に合った特約で保障内容をカスタマイズしておくと、万が一の際の金銭的負担を減らせます。

30代の医療保険の選び方は保障期間が重要ポイント!

30代の医療保険の選び方のポイントとして「保障期間」「入院給付日額」「保険料払込期間」「特約で保障内容をカスタマイズ」の4点をご紹介しました。


なかでも30代で医療保険に加入する際には「保障期間」が重要になります。


具体的にいうと、定期タイプよりも終身タイプの医療保険がおすすめです。


その理由は以下のとおりです。

  • 定期タイプは更新のたびに保険料が上がる
  • 終身タイプは一度加入すると更新する必要がない、保険料も一定
  • トータルで見た場合、定期タイプよりも保険料は安くなる
  • 定期タイプは更新できる年齢に上限がある
若いうちは定期タイプが保険料は安くなります。しかし、定期タイプの保険料は更新時の年齢によって保険料が上がっていきます。

また、更新できる年齢に上限があるため、晩年になると保険に加入できないという可能性もあります。

トータルで見ると若いうちから終身タイプに加入しておくと、保険料は安く済みます。とはいえ、毎月の保険料は定期タイプと比べて高くなってしまうので、家計と相談しながら決定することが大切です。

医療保険の相談におすすめの相談窓口

ここまで、医療保険の選び方について解説してきました。


性別やライフステージによって、必要な保障内容や保障金額が異なります。つまり、必要な保障は人それぞれ違うということです。


今までの内容を読んで、なんとなく自分に必要な保障内容については理解できると思いますが「自分には本当にこの保障内容が必要なの?」「プロに相談して決めたい」と感じている人も多いでしょう。


そこでここでは、おすすめの無料保険相談窓口を3社ご紹介します。

  • マネーキャリア
  • ほけんのぜんぶ
  • 保険見直しラボ

「相談窓口がたくさんあって、どこを選べばよいのかわからない」という人は、以下の相談窓口から選ぶことをおすすめします。

マネーキャリア

医療保険の相談におすすめの相談窓口第1位は、マネーキャリアです。


マネーキャリアの主な特徴は、以下のとおりです。

  • 無料保険相談実績40,000件以上
  • 相談満足度93%
  • 何度相談しても無料!
マネーキャリアは、業界最大手の無料保険相談窓口です

提携FPは3,000名以上、女性FPも多数在籍しています。保険に関する相談はもちろん、ライフプランニングや家計の見直し相談など、お金に関することならなんでも相談できますよ。

自分が納得するまで、何度相談しても相談は無料です。

時間や場所を選ばず、気軽に相談可能なオンライン相談も実施しています。医療保険に関して悩んでいる方は、お金のプロであるファイナンシャルプランナーに一度相談してみてはいかがでしょうか。

ほけんのぜんぶ

医療保険の相談におすすめの相談窓口第2位は、ほけんのぜんぶです。


ほけんのぜんぶの主な特徴は、以下のとおりです。

  • 子育て世帯の相談実績15,000件
  • 相談受付時間は24時間365日
ほけんのぜんぶでは316名のFPが在籍しており、保険相談にあたるファイナンシャルプランナーのFP資格取得率は100%です

多彩な専門性を持っているFPなので、相談者一人ひとりのライフプランやライフステージに合わせた提案が可能です。

保険のこと以外にも家計相談や教育資金についても相談できます。相談は何度でも無料です。

保険相談することで、プレゼントがもらえるキャンペーンも実施中です。

保険見直しラボ

医療保険の相談におすすめの相談窓口第3位は、保険見直しラボです。


保険見直しラボの主な特徴は、以下のとおりです。

  • 全国展開の訪問型保険相談サービス
  • ベテランコンサルタントが揃っている
保険見直しラボは全国に約70拠点ある、訪問型の保険相談サービスです。

自宅や近所のカフェなど、自分が希望する場所までコンサルタントが訪問してくれますよ。訪問相談は、47都道府県に対応しています。(一部地域を除く)

保険見直しラボのコンサルタントは、業界経験年数が平均12.1年のベテランの方が揃っています。今までの経験も踏まえながら、相談者一人ひとりに合った提案してもらえるので、安心して相談できます。

また「イエローカード制度」も実施しているため、もしも過度な営業行為が合った場合には担当者の変更が可能です。

保険相談窓口の選び方

おすすめの無料保険相談窓口を3社ご紹介しましたが「どうやって選べばいいか悩んでしまう」という人もいるでしょう。


保険相談窓口の選び方は、以下の点を確認するとよいでしょう。

  • オンライン相談、自宅での訪問相談に対応しているか
  • 相談担当者の専門性
  • 取扱保険会社数の多さ
保険の相談は、オンライン相談自宅での訪問相談がおすすめです。

なぜなら、カフェや店舗での相談は第三者に自分の金銭情報を聞かれてしまうリスクがあるからです。

オンライン相談や自宅での相談であれば、担当FP以外に話を聞かれる心配はありません。

加えて相談担当者の専門性と取り扱っている保険会社数の多さも重要です。

具体的には
  • ファイナンシャルプランナー資格を有している人
  • 30〜40社の保険会社を扱っている相談窓口
に相談しましょう。

FP資格の所有者は、保険だけでなくお金に関すること全体の知識を持っています。きっと、幅広い知識のなかから自分に合った商品を提案してもらえるでしょう。

取扱保険会社数の多さは、単純に相談者の選択肢の多さにつながります。

30代が医療保険を選ぶときの注意点

30代が医療保険を選ぶときに注意することがあります。


それは、30代から保険の更新時に保険料が高くなる商品が多いということです。まだまだ健康だから大丈夫と思っている人も多いかもしれません。


しかし30代からは、がんや心疾患のリスクが高まっていきます。そのため、保険料も高くなっていくのです。

  • 保険料が高くなっていくこと
  • 一度病気をしてしまうと加入できる商品が限られてしまうこと
これらのことを考えると、健康なうちから早めに保険に加入しておくことが大切です。

また保険の種類は、定期保険ではなく終身保険がおすすめです。若いうちは定期保険よりも保険料は高くなりますが、更新がないため生涯のあいだ保険料は変わりません。

トータルで見ると、終身保険のほうが保険料は安く済みます。

しかし、保険は一度加入すれば見直しをしなくてよい、というわけではありません。特に30代はライフステージが変化しやすい年代です。

保障内容や保障金額など、定期的に見直しを行うことも必要です。

医療保険のメリット・デメリット

医療保険のメリットとデメリットについて解説していきます。


保険に限らず、物事にはメリットがあればデメリットもあります。両者を比べて、自分にとってはメリットが大きそうだと感じたら医療保険に加入することをおすすめします。


一方で、デメリットのほうが大きそうだと感じれば、加入しない選択肢もあります。


医療保険に加入する・しないについては、先ほどもご紹介したマネーキャリアなどの無料保険相談窓口で一度プロのFPに相談してみるのもよいでしょう。


大切なことは自分の頭で考えること、そして自分ではわからない部分はプロに相談することです。


それでは、医療保険のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

医療保険のメリット

医療保険のメリットは、以下のとおりです。

  • 毎月保険料を支払うことで、万が一の高額な医療費に備えられる
  • もし入院した場合、給付金が下りるので家族に金銭的負担をかけずに済む
  • 特約を付加することで、保障を手厚くできる
  • 高額療養費制度の対象外の費用も医療保険で保障できる
  • 生命保険料控除が受けられる
  • 万が一の病気や入院に対する不安が和らぐ
お伝えしているように、30代からは病気のリスクが高まっていきます。

万が一病気で入院することになった場合には、多額の治療費がかかり、働けないことによる収入減少も予想されます。

医療保険に加入していれば、自分に万が一のことがあっても保険金が給付されます。特に結婚している人や子どもがいる人は、経済的負担をパートナーや子どもにかけずに済むところが大きなメリットと言えるでしょう。

医療保険の保険料は生命保険料控除の対象です。そのため、税金を抑えながら万が一の入院に備えられますよ。

医療保険のデメリット

医療保険のデメリットは、以下のとおりです。

  • 既往歴や現在の健康状態によっては、加入できないこともある
  • 保障対象外の治療もある
  • 病気や入院をしなければ、保険料が無駄になったと感じることもある
医療保険は、既往歴や今の健康状態によっては加入できないこともあります。

また、レーシックや美容整形などの費用は医療保険の対象外なので注意が必要です。

医療保険には貯蓄性がありません。

そのため、保障期間内に大きな病気やケガで入院などをしなかった場合には、今まで支払っていた保険料を受け取ることはありません。

なかには「保険料が無駄になった」と感じる人もいるかもしれません。これが医療保険のデメリットと言えます。

しかし健康で過ごせたことは、何にも代えがたい幸せなことです。

医療保険に加入する際には「万が一の場合に備えて安心を買っている」という考え方が大切になります。

医療保険をおすすめできない人

ここまで、医療保険についていろいろと解説してきました。しかし、なかには医療保険をおすすめできない人もいます。


医療保険をおすすめできない人は、このような人です。

  • 十分な貯蓄があり、治療費を自己負担で支払える人
  • 会社員や公務員など、社会保障制度が充実している人
生命保険文化センター「令和元年度 生活保障に関する調査」によると、直近の入院時の自己負担額費用は、全体の30.6%の人が10万円以上〜20万円未満だったと答えています。

また5万円未満の人は7.6%、5万円〜10万円未満の人は25.7%となっています。

およそ20万円の治療費が必要になったとしても、貯蓄から問題なく支払える人には医療保険はおすすめできません。

ただし、先進医療が必要になった場合には公的医療保険の対象外のため、数百万円の治療費が必要になる可能性がある点は知っておきましょう。


これらの点をふまえると、会社員や公務員の人で十分な貯蓄がある人には医療保険の必要性は低いといえます。

よくある質問

Q:公的医療保険制度があるが、それでも民間の医療保険は必要ですか?

はい。貯蓄が少ない人は、医療保険に加入する必要があります。


公的医療保険制度(高額療養費制度)では「差額ベッド代」「入院中の食事代」「先進医療費」などは保障されていません。これらを自己負担で支払うことが難しい場合は、民間の医療保険を検討しましょう。


Q:妊娠・出産のリスクを医療保険で保障したいが、注意点はありますか?

妊娠・出産のリスクに備えたい場合には、妊娠前に医療保険に加入しておく必要があります。


厳密に言うと、妊娠中にも加入できる医療保険はあります。しかし妊娠中の加入では「特定疾病不担保」や「部位不担保」などの条件付きの加入になってしまい、給付金が受け取れない可能性があります。


そのため「帝王切開に備えたい」「切迫早産などの入院時に備えておきたい」と考えている人は、妊娠する前に加入しておきましょう。


Q:入院日額保障と入院一時金保障は、どちらを手厚く保障しておくべきでしょうか?

30代の方は男女ともに「入院一時金」を手厚く保障しておくことがおすすめです。その理由は、30代は入院期間が短くなる可能性が高いためです。


そのため、入院一時金を手厚くしておき、入院時にまとまったお金を受け取れるようにしておきましょう。

まとめ

貯蓄が少ない人、急な医療費が必要になったときに家計が厳しくなる人は医療保険の加入を検討しましょう。


30代は、まだまだ健康で病気とは無縁だと感じている人もいるかもしれません。しかし、がんや心疾患などの病気は30代から罹患のリスクが増えてきます。


医療保険は病気になってからでは加入できません。加入できたとしても、条件が厳しくなったり保険料が高くなったりする可能性があります。


健康な今だからこそ、医療保険に加入して、万が一の場合に備えておくことが大切です。


「自分に必要な医療保険の選び方がわからない」「プロに相談して一緒に考えてほしい」と思っている人には、マネーキャリアで相談することをおすすめします。


マネーキャリアの特徴

  • 提携FP3,000名以上、女性FP多数在籍
  • 相談実績40,000件以上
  • 相談満足度93%
業界最大手のマネーキャリアは何度相談しても無料です。

オンライン相談にも対応しているので、時間や場所に縛られずに相談できますよ。悩んでいる方は、一度相談してみてはいかがでしょうか。

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