内容をまとめると
- 20代男性の理想のお金の使い方は自己投資、体験、貯蓄の3つ
- 20代男性の月の目標貯蓄額は3万円
- 20代男性の賢い貯金方法は投資、先取り貯金、保険での貯金などがある
- マネーキャリアは無料で貯蓄や投資について専門家(FP)に相談できる
※将来への投資と言ってお金を集める悪質な詐欺行為が増えています。
投資詐欺には十分に注意しましょう。
監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
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この記事の目次
20代男性の理想のお金の使い方とは?
20代男性の理想のお金の使い方は以下の3つです
- 自己投資(読書、英語や資格の勉強など)
- 人生を豊かにする体験
- 積み立てなどの貯蓄
20代男性におすすめなお金の使い方3つ
20代男性におすすめなお金の使い方は、以下の3つです。
- 自己投資(読書、英語や資格の勉強など)
- 人生を豊かにする体験
- 貯蓄
20代のうちから正しいお金の使い方を身につけておけば、将来他の人に差をつけることも可能です。
ただし、上記の方法にお金を回すには無駄な支出を抑えたり、家計の把握をする必要があります。
まずは自分が何にお金を使っているのか把握し、その上で有意義なものにお金を使いましょう。
自己投資(読書、英語や資格の勉強など)
一つ目は、読書や英語の資格勉強などの自己投資に充てることです。
読書や勉強で学んだ知識は一生の武器になります。
30代以降になると、子育てに追われて自己投資をする時間が十分に確保できなくなります。
そのため、比較的自由な時間を持てる20代、独身のうちにライフプランをある程度考え、それに応じた自己投資をすることが大切です。
具体的には、昇給に繋がる可能性の高い、英語の勉強や仕事で役立つ資格を取ることをおすすめします。
20代と若いうちから自己投資をしていけば、人生が豊かになる可能性が高くなります。
人生を豊かにする体験
二つ目は、人生を豊かにする体験です。
年齢を重ねるほど、環境や身体面の問題で自由に動くことが難しくなります。
そのため、20代のうちに積極的にお金を使って、色々な体験をすることが大切です。
しかし、20代男性は慣れない仕事に追われ、休日は家で休んでいる人も多く、体験に使うお金が少ない傾向にあります。
それは実はとても勿体ないことです。
同世代の仲間が集まるパーティーに参加したり、一人旅をすることで、新しい価値観を培うことができます。
この体験は若いうちにしかできないので、ぜひ人生を豊かにする体験にお金を使っていきましょう。
貯蓄
20代男性のお金の使い方として、貯蓄も有効です。
少子高齢化の日本で、今後も十分な年金がもらえるかは分かりません。
なので、長生きすることを前提に、定年退職後も困らないようにお金を貯めておくことが大切です。
「20代から貯蓄なんて早すぎる」と考える方もいると思いますが、投資であれば早ければ早いほど複利の力が効きます。
将来を見据えて早くから貯蓄をできるように、お金の使い方を工夫していきましょう。
毎月どのくらい貯蓄すればいいの?
20代男性の貯蓄方法は以下の2つになります。
- 20代男性月の目標貯金額3万
- 賢い20代男性の貯金方法
どちらも20代男性であれば知っておいて損はないものです。
ここまでの話を聞いて、「これからは貯蓄をしていきたい」と考える方も多いでしょう。
しかし、給与や住居形態は人によって異なるので、自分がどのくらい貯金すればいいのか分からない方がほとんどです。
そういう方はこの後の内容を何度も読み返して理解することをおすすめします。
20代男性の月の目標貯金額は3万
まず、これから貯蓄を始める方は、毎月3万円を目標に貯めていきましょう。
今回は20代の男女に対して、「仕事をリタイアするためにいくら貯蓄できれば安心か」という趣旨の質問をしました。
60歳で退職をするまでに安心だと回答された金額は「500万円~1,000万円」という答えが最も多い結果になりました。
この結果を参考に、シミュレーションをしてみます。
たとえば、23歳から60歳まで37年間会社勤めをしたとします。
貯金目標額は3万円ですが、家計に余裕を持たせて毎月2万円ずつ貯金をすると
12ヶ月×2万円×37年=888万円
の貯蓄が可能になります。
現代は60歳以降も仕事を継続する方が多いので、より貯蓄をすることも可能です。
以上のことから、月3万円を目安に貯蓄をしていくことをおすすめします。
賢い20代男性の貯金方法
20代男性が賢く貯金をする方法として以下の方法が挙げられます。
- 投資
- ネット銀行
- 先取り貯金
- 保険での貯金
先取り貯金とは、毎月の収入が入ったらすぐに貯蓄用の口座に移す方法です。
自動化しやすく、無駄遣いを防ぐことができるので、コツコツと貯金が可能です。
保険での貯金はあまりイメージが無いと思いますが、貯蓄型保険という保険と貯蓄の機能を兼ね素耐えた保険商品があります。
掛け捨てに比べて保険料は高くなりますが、満期や解約時にはお金を受け取ることができます。
これらの方法をうまく活用して、20代のうちから無理なく貯金をしていきましょう。
人生のライフイベントでかかる費用は?
ライフイベントでかかる費用は一人あたり約5,000万円です。
日本FP協会よると、独身20代の男性が、当面のライフイベントにかかる費用の目安を次のように示しています。(老後の生活資金等を除く)
イベント | 費用 |
---|---|
結婚費用 | 約467万円 |
出産費用 | 約51万円 |
教育資金 | 約1,049万円 |
住宅購入費 | 約3,340万円 |
合計 | 約4,907万円 |
上記表を見ると、合計で約4,907万円とありますが、子どもが1人の場合です。2人以上になると更に増えます。
独身時代から結婚して子どもが生まれてマイホームを購入するまでで、これだけのイベントがあり費用がかかります。
この他に、突然のケガや病気などの緊急資金の準備も必要です。
また年齢を重ねて行くにつれ、老後の生活費や介護費用も必要になっていきます。
そのため、20代のうちからお金の使い方を考え、お金の使い道をどうすれば良いのか方法を考え、貯金をするクセをつけておくのが重要です。
一生涯のライフイベントを考えたときに、どのようにお金の使えば有意義になるかというテーマを深堀した記事もあわせてご覧いただくと理解が深まるでしょう。
老後資金では2,000万円が必要?
結論、老後資金として2,000万円を確保する必要性は高いです。
日本人は年々長寿化をしています。
金融庁のデータで60歳の人のうち、95歳まで生存する人の割合が25.3%という数値が出ており、4人に1人の割合です。
また、少子高齢化により、親子三世代で生活するという家庭が減り、夫婦のみの単身世帯が増加しています。
金融庁の「金融審議会・市場ワーキンググループ報告書」によると、次のような結果が出ています。
<夫65歳・妻60歳で共に無職の場合で計算>
収支額 | |
---|---|
毎月の実収入額 | 209,198円 |
毎月の実支出額 | 263,718円 |
毎月の赤字額 | ▲54,520円 |
上記表で見ると、毎月約5.5万円が赤字となりますので、老後30年、夫婦共に健在の場合、赤字を補填する為に、貯蓄が必要となります。
実際に計算してみると、
月5.5万円×12か月×30年=1,980万円
となり、約2,000万円の老後資金が必要となります。
老後に必要な資金の目安として、2,000万円を確保する重要性は高いといえます。