「潰瘍性大腸炎(UC)は生命保険に入れない?」
「潰瘍性大腸炎(UC)でも入れる保険はどれ?」
とお悩みではないでしょうか。
- 結論、潰瘍性大腸炎(UC)でも保険加入できる可能性はあります。
ただし、治療状況や保険の種類によっては特定の部位を保障しないという条件付きになる場合もあります。
そのため、まずは自分の治療状況や希望する保障内容に合わせて、どの保険を選べるのかを知ることが大切です。
この記事では、潰瘍性大腸炎(UC)でも保険加入できる条件や、潰瘍性大腸炎(UC)でも入りやすい保険について紹介します。
潰瘍性大腸炎(UC)の保険の給付金についてや、がん保険についても解説するのでぜひご覧ください。
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▼この記事がおすすめな人
- 潰瘍性大腸炎(UC)でも加入できる保険が知りたい人
- 持病を隠して保険に加入していてもバレないか知りたい人
- 潰瘍性大腸炎(UC)を患っている場合の保険の給付金について知りたい人
※通院歴・治療歴は保険会社にバレる可能性が高いです。
この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
>> 谷川 昌平の詳細な経歴を見る
この記事の目次
潰瘍性大腸炎でも生命保険に加入できる場合がある
潰瘍性大腸炎(UC)を患っている場合でも生命保険に加入できる場合はあります。
生命保険には、様々な種類があり、告知事項が簡易で持病や病歴があっても加入しやすい保険などもあります。
一方で、保険の種類によっては告知事項が厳しいものや、保険料が割高になるもの、一定期間の保険金支払いの制限が設けられるものもあります。
そのため、まずは条件なしで生命保険に加入できる条件の目安を把握しましょう。
そのうえで複数の保険を比較しながら加入できる保険を見つけていくことが大切です。
数ある保険会社の中から最適な保険を探したい方は無料の保険窓口に相談するのがおすすめです。
通常の生命保険(医療保険) は完治後であれば加入できる可能性がある
通常の生命保険は完治後であれば、加入できる可能性があります。
しかし、部位不担保といい、潰瘍性大腸炎に関する部位を保障しないという条件付きになる場合もあるため注意しましょう。
潰瘍性大腸炎と診断された方の主な審査基準は以下の通りです。
- 現在の年齢(50歳以下だと加入が難しくなるケースがある)
- 潰瘍性大腸炎の種類(直腸、脾彎曲部、それ以降)
- 過去に合併症があったか(腸管合併症、腸管外合併症)
- 潰瘍性大腸炎発生後の病状
- 潰瘍性大腸炎で入院したことがあるか
- 投薬・手術の治療内容
引受基準緩和型保険は告知項目が少ないが保険料が割高になるため注意
潰瘍性大腸炎はがん保険に入りにくいため注意
潰瘍性大腸炎はがん保険に入りにくいことには注意が必要です。
潰瘍性大腸炎は大腸で炎症が起こる病気で、炎症が長期間続くと大腸の粘膜が激しく傷つけられます。
粘膜の傷ついた部分から大腸がんを発症するリスクが高いため、がん保険に加入する際に潰瘍性大腸炎を患っていることを伝えると断られる可能性が高いです。
また、大腸がんは時間をおいて発症する場合があるため、完治している場合でもがん保険の加入は難しいです。
潰瘍性大腸炎の方の生命保険の選び方
ここでは潰瘍性大腸炎持ちの方の保険の選び方や重視すべき点を解説します。
- 加入しやすい保険で選ばない
- 一般の生命保険に加入したいなら限定的な保険を検討する
- 潰瘍性大腸炎の引受基準に詳しい専門家に相談する
加入しやすい保険で選ばない
潰瘍性大腸炎持ちの方の保険選びのポイントは加入しやすい保険で選ばないことです。
潰瘍性大腸炎持ちの方の保険を解説した記事に引受基準緩和型や無告知型保険などを紹介している記事もあります。
しかし、保険は買い切りでなく備えを続けていく買い物です。
そのため加入しやすいからといって「持病があっても入れる保険」という謳い文句につられず一般の保険から検討することがおすすめです。
潰瘍性大腸炎は特に過去の手術内容や症状経過などによって細かく加入基準が設けられています。
限定的な保険会社であれば加入できる可能性があります。
持病保険専門の保険代理店や取扱保険会社数の保険会社で加入診断してもらえれば加入しやすい保険が見つかる可能性があります。
一般の生命保険に加入したいなら限定的な保険を検討する
潰瘍性大腸炎と診断された方でも治療状態や入院歴によって一般の生命保険に加入できる可能性があります。
限定的な保障でも加入を検討した方は加入を検討することがおすすめです。
入院歴6ヶ月以上や寛解状態が継続している方などは一般の生命保険でも加入しやすい傾向にあります。
年齢的な理由(50歳以下は加入がしにくい)や現在の健康状態など潰瘍性大腸炎以外の審査もあり保障が限定される場合もありますが、病状が良好であれば保障が限定的でも加入を検討することが大切です。
潰瘍性大腸炎の引受基準に詳しい専門家に相談する
潰瘍性大腸炎と診断された方で保険に加入したい方は引受基準に詳しい専門家に相談することをおすすめします。
潰瘍性大腸炎は完治が難しい病気であるため、複数の加入基準を保険会社に見られる傾向高にあります。
潰瘍性大腸炎と診断された方の加入基準 |
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現在の年齢(50歳以下だと加入が難しくなるケースあり)、潰瘍性大腸炎の種類、過去の合併症の有無(腸管内、腸管外) 潰瘍性大腸炎発症後の症状、投薬や手術内容 |
潰瘍性大腸炎と診断されると保険に加入しにくくなる理由
潰瘍性大腸炎と診断されると通常の保険に加入しにくくなります。
理由は、発症期間が長くなると大腸がんになるリスクが高くなるからです。
大腸がんの発生リスクは10年で1.6%、20年で8.3%、30年で18.4%と、診断からの経過年数に比例して、発生率が高くなります。
潰瘍性大腸炎の合併症で起こる症状例
腸管の場合
- 大腸内の大量出血
- 大腸穿孔(大腸内に穴が開くこと)
- 大腸がん(発生から長期期間経過した場合)
腸管外の場合(全身のさまざまな箇所に発生)
- 関節炎
- 静脈血栓
- 肝胆膵
潰瘍性大腸炎を隠して保険加入すると告知義務違反になるため注意
潰瘍性大腸炎を隠して保険加入すると告知義務違反になるので注意が必要です。
保険会社は加入時には告知内容の真偽を調べず、被保険者が保険金・給付金請求を行った際に告知内容について調査します。
主に、「国民健康保険の履歴」「医療機関」「健康診断結果」について調査し、告知内容にうそがあった場合、このタイミングでバレます。
よって潰瘍性大腸炎を隠して保険加入することはできても給付金を受け取ることはできないので、持病を隠して保険加入することはやめましょう。
また、保険加入時に告知内容の真偽を調べないため、自分が伝える必要が無いと思っていたことが実は告知する必要があったということがまれに起こります。
給付金請求した際に告知義務違反が発覚すると給付金を受け取れず契約破棄になる可能性があるので、保険加入の際に正しく告知しましょう。
潰瘍性大腸炎で生命保険(医療保険)に加入できなかった人でも利用できる公的保障制度
潰瘍性大腸炎と診断され通常の保険や引受基準緩和型保険などの民間保険に加入できない方に向け潰瘍性大腸炎の方でも活用できる公的保障制度をまとめます。
「難病医療費助成制度」は潰瘍性大腸炎と診断された方でも利用できる公的保障制度の1つです。
- 各自治体が指定している医療機関で診断を受け許可がおりれば、治療の自己負担額に応じた分が支給される制度
お問い合わせの窓口は、お住まいの地域によって異なるので、詳細については該当する地域にお問い合わせください。
潰瘍性大腸炎の方の保険に関するアンケート調査結果
潰瘍性大腸炎でも加入できる保険は多いと思いますか?
潰瘍性大腸炎になった後の保険加入についてどのような意識がありますか?
潰瘍性大腸炎後に保険に加入できましたか?
加入できた保険の種類を回答してください【加入した方の回答】
潰瘍性大腸炎後の保険選びで1番大変だったことは何ですか?
潰瘍性大腸炎後の保険加入について持病保険のプロに相談したいと思いますか?
潰瘍性大腸炎の保険加入に関するよくある質問
潰瘍性大腸炎の給付金や定期保険の更新についてよくある質問をまとめます。
生命保険に加入していたら給付金はいくらもらえる?
すでに生命保険に加入している場合は、契約した保険に「難病特約」が付帯している場合があり、契約内容によっては給付金を受け取ることが可能です。
一方で、すでに加入していても契約内容によっては受け取ることができないので注意が必要です。
給付金の金額や支払い回数は保険会社や商品によってさまざまに設定されているため、自分の加入している生命保険の契約内容を確認しましょう。
難病法の対象ですか?
潰瘍性大腸炎は、厚生労働省が定める「指定難病」の1つであり、難病法(難病の患者に対する医療などに関する法律)に基づく医療費助成の対象です。
しかし、全ての潰瘍性大腸炎の患者さんが助成対象になる訳ではなく、重症度が重度または中等度の患者さんが対象です。
なお、軽傷の場合でも、高額医療を長期に継続する必要がある場合は、助成の対象になります。
住宅ローンは免除になる?
潰瘍性大腸炎の場合、住宅ローンは免除される場合があります。
高度障害に該当する場合、病気やケガによって日常生活を送ることが困難なため、免除される可能性が高いです。
高度障害とは、病気やケガなどが原因で、身体機能が重度に低下した状態を指し、下記のいずれかに該当する状態をいいます。
- 両眼の視力を全く永久に失ったもの
- 言語またはそしゃくの機能を全く永久に失ったもの
- 中枢神経系・精神または胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの
- 両上肢とも手関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
- 両下肢とも足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
- 1上肢を手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったか、またはその用を全く永久に失ったもの
- 1上肢の用を全く永久に失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったもの
助成金はいくらもらえる?
受け取れる給付金は保険会社や保険の種類によって変わります。
- 入院給付金
- 通院給付金
- 手術給付金
- 難病特約
定期保険に加入しているが更新は可能か?
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当記事では糖尿病と診断されても保険に加入できるのか不安な方に向けて
- 検討すべき保険の種類
- それぞれの加入基準
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