
- 4人家族の方
- 4人家族の平均生活費を知りたい方
- 今のままで生活できるか不安な方
内容をまとめると
- 4人家族の1ヵ月の平均生活費は約32万円
- 家賃は収入の3分の1以内が理想
- 高校生から大学進学までに貯金500万円は欲しい
- 生活費や家計のお悩みはマネーキャリアに相談!
- FPの資格を持つお金のプロに無料で相談できる!
4人家族では様々な出費が日々重なります。4人家族の理想の平均生活費はいくらなのか、住宅ローンや子どもの教育費を考えると不安に感じている方もいるかもしれません。この記事では子供がいる4人家族の統計生活費中央値や、生活費節約術などを紹介します。
この記事の目次
目次を閉じる【統計】4人家族の生活費中央値はどれくらい?
まずは、4人家族の1ヶ月あたりの平均生活費の支出を確認しましょう。
総務省が発表している「家計調査報告(家計収支編)」のデータをまとめたものが、以下のとおりです。
1ヶ月あたりの 平均生活費 | |
---|---|
2018年 | 32万5,690円 |
2019年 | 33万8,650円 |
2020年 | 31万5,402円 |
2021年 | 32万90円 |
2022年 | 33万355円 |
内訳 | |
---|---|
食費 | 8万8,102円 |
住居費 (家賃や住宅ローンを除く) | 1万7,249円 |
水道・光熱費 | 2万6,577円 |
教育費 | 2万8,165円 |
保健医療費 | 1万4,102円 |
【世帯年収別】4人家族の世帯年収別の平均生活費
つづいて、4人家族の世帯年収別の平均生活費を確認してみましょう。
同じく総務省「家計調査報告(家計収支編)」より、データを抽出しました。
1ヶ月あたりの 平均生活費 | |
---|---|
250~300万円 | 23万1,563円 |
300~350万円 | 17万5,118円 |
350~400万円 | 23万2,067円 |
400~400万円 | 20万9,832円 |
450~500万円 | 23万8,038円 |
500~550万円 | 24万2,337円 |
23万1,563円×12ヵ月=277万8,756円
【内訳】4人家族の理想の生活費
4人家族の理想の生活費はいくらぐらいでしょうか。
今回は、手取り月収を30万円と設定して目安の割合と金額を表にしました。
目安の割合 | 金額 | |
---|---|---|
家賃 | 30% | 9万円 |
食費 | 15% | 4万5,000円 |
水道・光熱費 | 4% | 1万2,000円 |
被服代 | 4% | 1万2,000円 |
教育費 | 3% | 9,000円 |
保健医療費 | 4% | 1万2,000円 |
交際費 | 6% | 1万8.000円 |
貯蓄 | 15% | 4万5,000円 |
上記の割合はあくまでも目安のため、ご注意ください。
また、娯楽費や日用消耗品、車の維持費などご家庭の状況に合わせて計算してください。
それでは以下の項目に沿って、家賃や教育費について詳しく解説します。
- 家賃は手取りの3分の1以内が目安
- 子どもの教育費の貯金目安は高校卒業までに500万円
- 【未就学児〜大学生対象】国の教育費支援制度
家賃は手取りの3分の1以内が目安
家賃は、もらってる手取り額の3分の1以内が目安だと言われています。
手取り金額に対する30%の金額を表にまとめたので、当てはまる項目をチェックしましょう。
目安金額 | |
---|---|
20万円 | 6万円 |
25万円 | 7万5,000円 |
30万円 | 9万円 |
35万円 | 10万5,000円 |
40万円 | 12万円 |
家賃が手取り金額の3分の1以下が目安と言われる理由は、それ以上かかると生活が厳しくなるからです。
ただし、同じ間取りでも地域によって家賃が大きく異なります。
主要地域の人気地方エリアランキング1位の家賃相場は以下のとおりです。
2LDK・3K・3DK | 3LDK・4K~ | |
---|---|---|
東京都 世田谷区 | 16.8万円 | 22.4万円 |
大阪府 大阪市中央区 | 15.4万円 | 18.0万円 |
愛知県 名古屋市千種区 | 9.8万円 | 12.2万円 |
北海道 札幌市中央区 | 8.0万円 | 11.5万円 |
(出典:SUUMO「全国の家賃相場・賃料相場情報」)
一般的に、地方よりも都心のほうが価格が上昇します。
もらってる手取りから家賃を30%以内に抑えるのが厳しいと思う方は、間取りかエリアを変更するのが得策といえます。
同じ都道府県でもエリアによって家賃は変わるので、気になる方は検索してみてください。
子どもの教育費の貯金目安は高校卒業までに500万円
子どもの教育費はそれなりの割合を占めます。
幼稚園から高校まで公立の学校に進んだ場合は250~300万円、すべて私立に進む場合は1000万円を超えるケースもあるでしょう。
もしも、高校生の子どもがいる場合、大学に進学したときの学費の目安を紹介します。
文部科学省の「国公私立大学の授業料等の推移」と「私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」をまとめたものが、以下のとおりです。
授業料 | 入学金 | |
---|---|---|
国公立大学 | 約53万5,800円 | 約28万2,000円 |
私立大学 (文系) | 約81万5,069円 | 約22万5,651円 |
私立大学 (理系) | 約113万6,074円 | 約25万1,029円 |
4年間で大学を卒業した場合、ざっくりとですが下記の金額となります。
- 国公立大学:約250万円
- 私立大学(文系):約350万円
- 私立大学(理系):約480万円
大学によって学費や入学金は異なるため、もう少し多めに見積もっておくと安心です。
また、教材費も含む必要があり、下宿するときは仕送り代も考慮しなければいけません。
ただし、国の教育費支援制度を活用すれば負担を抑えられるので、情報収集は不可欠です。
主要な制度については次で紹介します。
【未就学児〜大学生対象】国の教育費支援制度
要件 | 内容 | |
---|---|---|
幼児教育・ 保育の無償化 | 3~5歳クラス | 無償化 |
高等学校等 就学支援金制度 | 年収約910万円 未満の世帯 | 授業料は 実質無償化 |
高等教育の 修学支援新制度 | 世帯年収による | 授業料・入学金の 免除または減額 給付型奨学金の支給 |
貸与奨学金 (返済必要) | 学力や収入 によって 定めあり | 第一種 金額を選択 ・ 第二種 月額2万~12万円 |
おすすめの生活費節約方法4選
4人家族は支出を減らして節約することがポイントです。
生活費を節約するための方法を4つ解説します。
簡単にできるものもあるので、チェックしてください。
- 節約法①家計簿アプリなどで毎月の支出を見直す
- 節約法②-1食費を見直す
- 節約法②-2光熱費を見直す
- 節約法③サブスク代など娯楽費を見直してみる
- 節約法④ふるさと納税を行う
節約法①家計簿アプリなどで毎月の支出を見直す
家計簿は支出を見直せるので、余計な出費に気づけるかもしれません。
4人家族の平均生活費よりも出費が多いものは支出を抑えてみるなど、家計を見直したいとき向いています。
「手書きの家計簿では書き忘れてしまう」という人には、アプリを利用するのがおすすめです。
最近ではレシートを撮影すると、自動的に金額が反映されるアプリなども開発されています。
月ごとの生活費を見直せたり、カテゴリで出費を分類できたりするのでおすすめです。
シンプルで使いやすいものやグラフで可視化されていて見やすいものなど、自分にとって利用しやすいアプリを検索してみてください。
節約法②食費を見直す
食費は4人家族の生活費のなかで4分の1程度を占めるため、食費を抑えられるとほかの項目に支出を充てられたり、貯蓄に回せたりします。
4人家族が食費を抑えるためには、以下のポイントを意識するとよいでしょう。
- 買い物に行く回数を減らす
- 作り置きをする
- コスパの良い料理を作る
- ポイントカードを活用する
節約法②光熱費を見直す
光熱費を減らすためには、こまめに電源を切る・エアコンの温度を下げすぎないなどが思い浮かびます。
もちろん、消費エネルギーを減らせると環境にもお財布にも優しいので、日々の小さな積み重ねは大切です。
しかしそれ以外に電力・ガス会社を見直すのも、光熱費削減には有効な手段です。
現在は会社を自由に選べるようになったので、契約しているプランを変更するとお得になる可能性があります。
また、壊れたタイミングで省エネ性能の高い家電に買い替えるのも、長期的に考えれば日々の電気代を削減できます。
無理なく光熱費を節約しましょう。
節約法③サブスク代など娯楽費を見直してみる
いくら節約のためでも、娯楽費を最低限まで削って子どもに我慢させるのは推奨できません。
4人家族で支出を抑えたい場合は、サブスクを含む費用を見直してみてはいかがでしょうか。
たとえば、夫婦で重複しているサービスがあれば1つに減らしてみてもいいでしょう。
また、ファミリープランなど、1つのアカウントで家族〇人まで利用できるケースもあります。
ほかにも、過去に登録したまま忘れていて、今は利用していないサブスクがあれば解約すべきです。
毎月1000円ほど請求されるサービスも多いため、1つでも解約できると年間で1万円以上の節約につながります。
節約法④ふるさと納税を行う
ふるさと納税は上限額内であれば、寄付金額から2,000円を引いた金額が翌年の住民税や所得税から控除されます。
寄付した自治体からは、お礼として返礼品を受け取れる魅力的な制度です。
地元の名産品をもらえば食費削減につながりますが、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの消耗品を受け取るのもよいでしょう。
現金で納税しても何も戻ってこないので、ふるさと納税を利用して返礼品を受け取れるのはメリットです。
ただし、上限額を超えて寄付してしまうとただの寄付となるので、事前にシュミレーションサイトで上限金額を確認してみましょう。
資産運用で将来に向けた貯蓄を
節約をして支出を減らすのも一つの方法ですが、資産運用してお金を増やすのもよいでしょう。
とくに自営業の4人家族は、収入がいつ不安定になるかわかりません。
ただし、投資は元本割れするリスクもあるので、貯金のすべてを使うのは得策とはいえません。
事前に収入の最低限〇%は投資に回すなど、割合を考えて金額を決めておきましょう。
投資にはいろいろな種類がありますが、4人家族には新NISAがおすすめです。
新NISAの概要やメリットなどを次で紹介します。
4人家族には新NISAがおすすめ|シュミレーション
つみたてNISAは、少額からの長期分散投資を支援するために始まった制度です。
2024年から内容が変更され、つみたて投資枠は年間120万円まで投資可能です。
もしも夫婦2人で利用すれば、最大で年間240万円を積み立てることができます。
仮に40歳からつみたてNISAを開始した場合、5・10・15・20年後には何円ぐらいになりそうか、シュミレーションをしていきます。
金融庁の「資産運用シミュレーション」を利用すれば簡単に試算できるので、チェックしてみてくださいね。
改めて条件をまとめると、下記のとおりです。
- 積立金額:毎月1万円
- 開始年齢:40歳から
- 年利:3%
すると、結果はこのようになります。
元本 | 元本+ 運用益 | |
---|---|---|
5年後 | 60万円 | 64.6万円 |
10年後 | 120万円 | 139.7万円 |
15年後 | 180万円 | 227万円 |
20年後 | 240万円 | 328.3万円 |
今は超低金利時代なので、銀行の預金口座にお金を貯めていても利息はあまり期待できません。
しかし、つみたてNISAなら毎月1万円でも運用益が発生して、効率よく資金を増やせます。
新NISAについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください!

まとめ:4人家族の生活費内訳のお悩みはマネーキャリアへ相談!
今回は、4人家族の生活費の平均や節約術などについて解説しました。
この記事のポイントは下記のとおりです。
- 4人家族の1ヶ月あたりの生活費の平均は32万円前後で、家賃や食費、教育費などの割合が高い
- 子どもが社会人になるまでの教育費は大きな金額なので、国の支援制度を利用する
- 家計簿をつけると月々の支出がわかりやすく、光熱費やサブスク代を見直そう
「自営業だから生活が不安」、「貯金額を増やすには、どの項目を削ればいい?」など生活費に関するお悩みは、マネーキャリアの無料相談をご利用ください。
FPの資格を持つプロが、生活費や資産運用などのお金に関する悩みを解消します。
相談満足度は98.6%!
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