内容をまとめると
- 4人家族の1ヵ月の平均生活費は約23万円
- 生活費は収入の8割が理想
- 自分の家族に合った節約術を見つけることが大切
- 家計を適切に見直したい方は「マネーキャリア」を利用するのがおすすめ
監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次
- 【世帯年収別】4人家族の生活費と内訳
- 4人家族の理想の生活費とは
- 4人家族におすすめの生活費節約方法6選
- 節約法1.家計簿アプリなどで毎月の支出を見直す
- 節約法2.食費を見直す
- 節約法3.光熱費を見直す
- 節約法4.サブスク代など娯楽費を見直してみる
- 節約法5.ふるさと納税を行う
- 節約法6.ポイント利用でお得に買い物する
- 4人家族の節約を長続きさせるコツ
- 家族に合った節約方法を見つける
- 無理をして節約をしない
- 4人家族で過ごすために押さえておきたいポイントとは
- 家賃は手取りの3分の1以内が目安
- 子どもの年齢・進路別の教育費の準備
- 【未就学児〜大学生対象】国の教育費支援制度
- 4人家族で貯金ができない悩みを解消するには
- 4人家族のお金の悩みを解消する方法とは
- お金のプロが生活費の悩みを無料ですぐに解消:マネーキャリア
- 4人家族の生活費の節約方法や押さえるべきポイントまとめ
【世帯年収別】4人家族の生活費と内訳
世帯年収別の4人家族の生活費の平均は以下のとおりです。
世帯年収 | 1ヶ月あたりの 平均生活費 |
---|---|
250~300万円 | 23万1,563円 |
300~350万円 | 17万5,118円 |
350~400万円 | 23万2,067円 |
400~450万円 | 20万9,832円 |
450~500万円 | 23万8,038円 |
500~550万円 | 24万2,337円 |
4人家族の理想の生活費とは
4人家族の理想の生活費は、収入のうち80%の金額にあたります。
今回は、手取り月収を30万円と設定して目安の割合と金額を表にしました。
目安の割合 | 金額 | |
---|---|---|
家賃 | 30% | 9万円 |
食費 | 15% | 4万5,000円 |
水道・光熱費 | 4% | 1万2,000円 |
被服代 | 4% | 1万2,000円 |
教育費 | 3% | 9,000円 |
保健医療費 | 4% | 1万2,000円 |
交際費 | 6% | 1万8.000円 |
貯蓄 | 15% | 4万5,000円 |
(上記の割合はあくまでも目安のため、ご注意ください)
実際は、表に含まれていない娯楽費や日用消耗品、車の維持費などがかかるため、理想的な貯蓄の目安は収入の10~15%になります。
子どもが大きくなると食費や教育費も大きくなっていきます。
生活費を抑えつつ、貯蓄についても真剣に考えていくことが大切です。
4人家族におすすめの生活費節約方法6選
4人家族は支出を減らして節約することがポイントです。
収入を増やすことは難しいですが、支出は行動次第で減らせます。そこで、4人家族が生活費を節約するための簡単な方法を6つ解説します。
- 節約法1.家計簿アプリなどで毎月の支出を見直す
- 節約法2.食費を見直す
- 節約法3.光熱費を見直す
- 節約法4.サブスク代など娯楽費を見直してみる
- 節約法5.ふるさと納税を行う
- 節約法6.ポイント利用でお得に買い物する
節約法1.家計簿アプリなどで毎月の支出を見直す
家計簿をつけることでどこにいくら支出しているか把握できます。
4人家族は支出している先が多くあるため、家計簿をつけずに詳細をつかむことは困難です。その分、家計簿をつけることは4人家族の節約法に向いています。
「手書きの家計簿では書き忘れてしまう」という人は、家計簿アプリを利用するのがおすすめです。
最近ではレシートを撮影すると、自動的に金額が反映されるアプリなども無料でインストールできます。アプリで家計簿をつけることでカテゴリで出費を分類できたり、グラフで可視化されたりするのでおすすめです。
節約法2.食費を見直す
食費は4人家族の生活費のなかで1/4近くを占めるため、食費を抑えられるとほかの項目に支出を充てることや、貯蓄に回すことが可能になります。
4人家族が食費を抑えるためには、以下のポイントを意識しましょう。
- 予算を決めて買い物をする
- 割引やセールを利用する
- 1週間分を目安にまとめ買いする
節約法3.光熱費を見直す
「光熱費を減らす」ために見直すことも大切です。
もちろん、光熱費を減らすことは家計にも優しく、節約のための小さな積み重ねになります。しかし、それ以外にも電力・ガス会社を見直すことも、光熱費削減には有効な手段です。
現在は電力会社を自由に選べるようになったため、契約しているプランを変更することで節約できる可能性があります。
また、使っている家具が壊れたタイミングで、省エネ性能の高い家電に買い替えることも、長期的な電気代の削減になります。
節約法4.サブスク代など娯楽費を見直してみる
娯楽面でも4人家族で支出を抑えたい場合は、サブスクなどの費用を見直すことがオススメです。
節約のためといえど、娯楽費を削って子どもや自分自身に我慢させることは推奨できません。
たとえば、夫婦で重複しているサービスがあれば1つに減らす、などです。
サブスクの多くは、ファミリープランなどの1つのアカウントで複数人利用できる機能があります。
ほかにも、過去に登録したまま忘れて、今は利用していないサブスクは解約すべきです。
月額1,000円以上のサブスクが多いため、1つでも解約できると年間で1万円以上の節約につながります。
節約法5.ふるさと納税を行う
ふるさと納税とは上限額内であれば、寄付金額から2,000円を引いた金額が翌年の住民税や所得税から控除され、寄付した自治体からはお礼として返礼品を受け取れる制度です。
普通に現金で納税しても何も戻ってこない一方、ふるさと納税を利用して納税すれば、返礼品を受け取れることは制度の最大のメリットです。
地元の名産品をもらえば食費削減につながるのはもちろん、トイレットペーパーやティッシュなどの消耗品を受け取るのも魅力です。
一方、上限額を超えてふるさと納税をした場合は寄付となるので、事前に上限金額を確認しましょう。
節約法6.ポイント利用でお得に買い物する
節約にはポイント利用、いわゆる「ポイ活」も有効な手段です。
ポイ活とは、買い物をする際にポイントを集め、貯めたポイントを物に交換することなどを指します。
キャッシュバックによる節約はもちろん、少し高価なフライパンなど実用性の高い品と交換することで家計の助けになります。
他の節約法に比べ効果は小さいですが、少しずつ積み重ねると立派な節約になるでしょう。
4人家族の節約を長続きさせるコツ
節約は長期的に行うことで初めて成功するもので、短期間の節約はかえって家族に負担がかかります。
そこで、節約を長続きさせるコツを解説します。
- 家族に合った節約方法を見つける
- 無理をして節約をしない
家族に合った節約方法を見つける
節約には様々な方法があります。自分の家族に合った方法はどれか、どんな方法なら続けやすいか、適した方法を見つけ出すことが大切です。
同じ4人家族でも収入や支出、購入する物や必要な物は異なります。また、性格によっても長続きする方法、しない方法は変わってくるので模索する必要があります。
例えば、給料の一定額を別の口座に移すように設定して、残った金額で生活費をまかなうことで意識せず節約できます。
なかなか節約が上手くいかない人は、自然とできる節約の方が向いている可能性があります。
無理をして節約をしない
節約を長続きするには家族全員の協力が必要です。家族全員で取り組むには無理があってはなりません。
食事や娯楽費などの変動値は節約しやすい一方、無理に減らすとストレスや生活の質の低下を引き起こします。
また、食費を減らしたことで栄養が偏り健康を損ねたり、光熱費を減らしたことで家の中で熱中症になったりとデメリットも存在します。
支出を減らすことに必死にならず、家族を第一に考えましょう。
4人家族で過ごすために押さえておきたいポイントとは
4人家族で過ごすために押さえておきたいポイントがあります。
- 家賃は手取りの3分の1以内が目安
- 子どもの年齢・進路別の教育費の準備
- 【未就学児〜大学生対象】国の教育費支援制度
家賃は手取りの3分の1以内が目安
家賃は、もらってる手取り額の3分の1以内が目安だと言われています。
手取り金額に対する30%の金額を表にまとめたので、当てはまる項目をチェックしましょう。
目安金額 | |
---|---|
20万円 | 6万円 |
25万円 | 7万5,000円 |
30万円 | 9万円 |
35万円 | 10万5,000円 |
40万円 | 12万円 |
2LDK・3K・3DK | 3LDK・4K | |
---|---|---|
東京都 世田谷区 | 16.8万円 | 22.4万円 |
大阪府 大阪市中央区 | 15.4万円 | 18万円 |
愛知県 名古屋市千種区 | 9.8万円 | 12.2万円 |
北海道 札幌市中央区 | 8.0万円 | 11.5万円 |
子どもの年齢・進路別の教育費の準備
子どもの教育費は多くの割合を占めます。
幼稚園から高校までの学費の目安は以下の通りです。
学費(総額) | |
---|---|
幼稚園 (私立) | 約90万円 |
小学校 (国公立) | 約200万円 |
中学校 (国公立) | 約160万円 |
高校 (国公立) | 約150万円 |
よって幼稚園から高校まで合わせて約500〜600万円かかリます。
次に、大学の学費の目安を国公立・私立文系・私立理系の3つに分けて紹介します。
授業料 | 入学料 | |
---|---|---|
国公立大学 | 535,800円 | 282,000円 |
私立大学 (文系) | 815,069円 | 225,651円 |
私立大学 (理系) | 1,136,074円 | 251,029円 |
よって4年間で大学を卒業した場合、下記の金額となります。
- 国公立大学:約250万円
- 私立大学(文系):約350万円
- 私立大学(理系):約480万円
大学によって学費や入学金は異なるため、もう少し多めに見積もっておくと安心です。また、教材費も含む必要があり、下宿するときは仕送り代も考慮しなければなりません。
ただし、国の教育費支援制度を活用すれば負担を抑えられるため、情報収集が不可欠です。
【未就学児〜大学生対象】国の教育費支援制度
子どもが大学を卒業するまでの教育費の負担は大きいため、国の教育支援制度を利用すべきです。
制度の名称と要件、内容事例を複数紹介します。ただし、すべての世帯に当てはまるものもあれば、所得によって制限があるケースもあります。
要件 | 内容 | |
---|---|---|
幼児教育・保育の無償化 | 3~5歳クラス | 無償化 |
高等学校等 就学支援金制度 | 年収約910万円 未満の世帯 | 授業料の 実質無償化 |
高等教育の 修学支援新制度 | 世帯年収による | 授業料・入学金の 免除または減額 給付型奨学金の支給 |
貸与奨学金 (返済必要) | 学力や収入によって 制限あり | 第一種 金額の選択 第二種 月額2万~12万円 |
4人家族で貯金ができない悩みを解消するには
4人家族で貯金ができない悩みを解消するには、資産運用してお金を増やすのも方法の1つです。
特に自営業の4人家族の場合は、収入が不安定で何が起こるか分かりません。
しかし、投資は元本割れするリスクもあるので、貯金のすべてを使うのは得策とはいえません。
そこで、事前に収入の何割は投資に回すなどを考えて行いましょう。
投資には複数の種類がありますが、4人家族には新NISAがおすすめです。
NISAは、少額からの長期分散投資を支援するために始まった制度で、2024年から内容が変更され、つみたて投資枠は年間120万円まで投資可能となりました。
もしも夫婦2人で利用すれば、最大で年間240万円を積み立てられます。
仮に、40歳からつみたてNISAを開始した場合、5・10・15・20年後には何円ぐらいになるかのシミュレーションが可能です。
金融庁の「資産運用シミュレーション」を利用すれば簡単に試算できるので、一度確認してみましょう。
例として以下の条件でシミュレーションします。
- 積立金額:毎月1万円
- 開始年齢:40歳から
- 年利:3%
元本 | 元本+運用益 | |
---|---|---|
5年後 | 60万円 | 64.6万円 |
10年後 | 120万円 | 139.7万円 |
15年後 | 180万円 | 227万円 |
20年後 | 240万円 | 328.3万円 |
今は超低金利時代なので、銀行の預金口座にお金を貯めていても利息はあまり期待できません。
しかし、つみたてNISAなら毎月1万円でも運用益が発生して、効率よく資金を増やせます。
4人家族のお金の悩みを解消する方法とは
以下では、日常生活に関わるお金の悩みを「誰でも無料で」解消できる方法を紹介します。
4人家族の生活費は多くかかります。子どもの成長につれて支出が増える一方、収入は昇級や新たに仕事をしない限り、増えることはほぼありません。
近年は物価の高騰や円相場の変動などが起こり、貯蓄だけでなく、節約そのものも困難になりつつあります。そこで、家計管理に関する悩みや不安は「お金の専門家に相談すること」で解消できるのです。
マネーキャリアのようにお金のプロにオンラインで何度でも無料で相談できるサービスの活用が必須です。
丸紅グループが運営するマネーキャリアには、80,000件数以上の相談実績があり、利用者満足度も98.6%を誇ります。4人家族の生活費に関するお金の悩みも、気軽に相談できるので、相談するハードルが低いことも特徴です。
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4人家族の生活費の節約方法や押さえるべきポイントまとめ
ここまで、4人家族の生活費の平均や節約術などに関して解説しました。
4人家族の生活費は約20万円となり、支出が収入を上回ることも少なくありません。そのため、無理のない範囲で節約をして、残ったお金を今後の支出のために貯蓄しておく必要があります。
また加えて、物価の高騰や円相場の変動が起きているなかで、生活費を節約または維持しつつ、子どもの成長に備えるためには、家計の専門家に確認してもらいながら準備を進める必要があります。
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