大腸ポリープ切除後でもがん保険に入れる?保険金がいくらもらえるかも解説のサムネイル画像
「大腸ポリープでも加入できる保険を探したい」
「大腸ポリープの治療で保険金を受け取れるの?」

とお悩みではないでしょうか。

結論、大腸ポリープでも保険に加入できる可能性があります。

ただし、治療の状況や手術後の経過年数や保険の種類によって加入可否が異なります。

そのため、まずはどんな保険が選べるのかを把握し、そのうえでより良い条件で加入できる保険会社を見つけることが大切です。

この記事では大腸ポリープの方の生命保険に加入するための審査条件や、大腸ポリープ切除で受け取れる保険金額などを紹介します。

大腸ポリープの種類やがん化の可能性など、大腸ポリープの気になる概要についても解説するのでぜひご覧ください。
  • なるべく良い条件で保険に加入したい
  • 大腸ポリープのせいで保険の加入を断られたことがある
  • 保険料や保障内容を見直したい

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▼内容をまとめると

  • 大腸ポリープ切除後も保険に加入できる可能性はあるが各保険会社で審査がある
  • 悪性と良性でがん保険の対象になるかが変わる
  • 大腸ポリープを切除していて保険に加入できるか不安な方は「マネーキャリア」への相談がおすすめ
※通院歴・治療歴は保険会社にバレる可能性が高いです。
※大腸ポリープを隠して保険に加入すると告知義務違反となるため注意しましょう。

監修者「井村 那奈」

監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
>> 井村 那奈の詳細な経歴を見る

この記事の目次

大腸ポリープ切除後もがん保険に加入可能!審査基準を紹介

大腸ポリープを切除した方でも、審査基準を満たせばがん保険に加入することは可能です。


大腸ポリープには大きく分けて以下の2つの種類があります。

  • 腫瘍性ポリープ
  • 非腫瘍性ポリープ
上記のうち腫瘍性ポリープには「良性」「悪性」という2種類があり、切除後にがん保険に加入できるかはポリープの種類によって異なります。

切除したポリープが良性の場合、良性のポリープはがんではないため下記の条件に当てはまらなければがん保険に入れる可能性はあります。


  • 今までに、がん(または上皮内新生物)にかかったことがある
  • 過去5年以内にがん以外の病気で診察や治療、検査や投薬を受けたことがある
  • 過去3ヵ月以内にポリープや潰瘍性大腸炎などで医師の診察や治療・投薬を受けたことがある
  • 過去2年以内に健康診断や人間ドックで以上を指摘されたことがある

ただし、悪性のポリープでは悪性ポリープががんであるとみなされるため、上記の審査基準をクリアできないことから基本的にがん保険に加入できません。


ご自身がポリープを切除した経験があり、保険に加入できるか不安があるときは無料の保険相談「マネーキャリア」へのご相談をおすすめします。


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手術後数年経過していれば加入できる可能性が高い

良性の大腸ポリープの場合、手術後に数年以上が経過していれば加入できる可能性は十分にあります。


理由は、がん保険の告知では「手術してからの経過年数」が確認されるためです。


がん保険によって告知内容は異なるものの、一例を挙げると以下のような告知内容があります。

  • 過去5年以内のがん以外の病気の治療歴
  • 過去3ヶ月以内にポリープなどで医師の診察や治療を受けたか

良性の大腸ポリープであれば「がん以外の病気」に該当しますが、手術後に5年以上の時間が経過していれば、上記の告知についてクリアしていることになります。


したがって、手術後の経過が良好であれば、保険に加入することは十分に可能です。

現症でも部位不担保であれば加入できる可能性がある

いま現在すでに良性の大腸ポリープがある方でも、「特定部位不担保」の契約にすることで一般的な保険に加入できる場合があります。


特定部位不担保とは、保険会社が定める特定の疾病や、その治療を目的とする手術について、給付金の支払い対象にならないことです。


大腸が部位不担保に設定された場合、大腸ポリープ切除のために入院や手術をおこなっても給付金が支払われません。


その代わり、不担保にした部位以外の病気やケガに対する保障は通常どおり受けることができます。


大腸ポリープの保障はつかなくてもいいから、他の保障を通常の保険で受けたいという方にはおすすめです。

具体的な加入可否は保険会社によって異なる

告知の内容や審査の基準は保険会社ごとに異なります。


告知内容や審査の基準は保険会社によって異なるため、ある保険会社では断られても、他の保険会社では加入できた場合が多くあります。


良性のポリープの場合、加入の審査でよく確認されるのが「術後の経過期間」です。


手術してから申し込みまでの期間によっては加入できる可能性があります。


完治から3年以上の期間があれば加入できる保険もあれば、5年以上の期間が必要なケースもあります。


良性の大腸ポリープと診断されたことがある方は、加入できる可能性が高い保険会社を探すことが大切です。


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大腸ポリープ切除で保険金はいくらもらえる?がん保険の対象?


結論からお伝えすると、多くの場合大腸ポリープはがん保険の対象です。


大腸ポリープ切除は悪性の場合と良性の場合で、がん保険の対象になるかわかれるケースが多いので以下で詳しく確認してみてください。


また、大腸ポリープ切除が、がん保険の対象かどうかは加入している保険や良性・悪性かによっても変わってきますので注意しておきましょう。


ここでは以下について紹介していきます。

  • 大腸ポリープとは?
  • 悪性の大腸ポリープはがん保険の対象
  • 良性の大腸ポリープはがん保険の対象にならない場合がある 

大腸ポリープについてから、悪性でがん保険の対象になる場合と、良性と診断されがん保険の対象にならないケースを紹介。


大腸ポリープの種類やがん化の高さについてもこの記事では紹介していますので、参考にしてみてください。


そもそもがん保険は不要か必要か、必要だとしたらどのような場合かということを失敗なく知っておきたいという方は以下の記事を参考にしてください。

がん保険は不要?必要?のサムネイル画像

がん保険は不要か?必要か?不要論やいらない人の特徴を解説!【100人への独自調査も実施!】

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悪性の大腸ポリープはがん保険の対象

上記で説明した、腺腫やSSLと呼ばれる悪性の大腸ポリープが見つかった場合は、がん保険の対象になります。


一方で、保険会社の中には下記のような事例もありました。

  • 大腸の粘膜内癌(M癌)は上皮内癌(非浸潤癌)と同様の取扱いになること
  • 一部の特約(医療保険における特定疾病診断保険料免除特約・収入保障保険における保険料払込免除特約など)では保証の対象外となるケースもある

このように、加入している保険・特約によっては、「上皮内癌および皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚癌を除く」などと定めれているケースも多く、すべての保険で対象になるとは言い切れません。


がんと一概にいっても、悪性なのか良性なのか、保険の対象ではあるけど「収入保障保険」や「特定疾病診断保険料免除特約」の対象にはならないなどの場合もありますので、加入している保険に確認しておくようにしましょう。

良性の大腸ポリープはがん保険の対象にならない

良性の大腸ポリープは、がん保険の対象とはならないケースが多くあります。


ここでは実際の保険会社の例を出しながら解説していきます。


ある保険会社では、大腸ポリープ手術の対応は以下のようになっていました。

  • ポリープ手術が給付金の対象かどうかは、保障内容によって異なる
  • 医療保障では、治療のために受ける手術は給付対象
  • がん保障では、大腸ポリープが悪性新生物(がん)だった場合に治療のために受ける手術が支払い対象となる
また、大腸ポリープに対する回答は以下のようになっていました。
  • 良性の大腸ポリープと診断された場合、給付の対象外となる
  • 責任開始期以後(免責以降)に初めて大腸ガンおよび上皮内新生物と診断確定されたら、ガン診断給付金が受け取れる(悪性の場合)

一般的にはがん保険では良性の場合、給付金の対象外となることが多いようです。

がん保険はがんに対する保証を受けられるものですので、悪性なのか良性なのかが重要になってきます。

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大腸ポリープの種類とがん化の可能性


大腸ポリープの種類とがん化の高さについて、気になっている人も多いのではないでしょうか。


ここでは以下について紹介します。

  • 大腸ポリープの種類はどのくらいあるのか
  • がん化しやすい大腸(だいちょう)ポリープとは
大腸がんの腫瘍性ポリープ・非腫瘍性ポリープなどの種類から、がん化しやすいポリープまで詳しく解説していきます。

病院で大腸ポリープと診断されても、良性か悪性なのか、腺腫にもたくさんの種類があります。

大腸ポリープにはどのような種類があるのかを知っておき、ある程度の知識をつけておくようにしましょう。

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大腸ポリープとは?

そもそも、大腸ポリープとはどのような病気なのでしょうか。


自分が大腸ポリープになって初めて病名を聞いた、という方もいますよね。


大腸ポリープの「ポリープ」とは、皮膚や粘膜などから突出した腫瘤の名称を指しています。


大腸ポリープは大腸の中に腺腫やSSL (sessile serrated lesion)と呼ばれる腫瘍が見つかった状態のこと。


すべての大腸ポリープが「がん」になるかといわれるとそうではなく、悪性でがんになるケースと、良性でただそこにあるだけの場合があります。


大腸がんになる可能性が考えられるのが、大腸にあるポリープが腺腫やSSL (sessile serrated lesion)と呼ばれる腫瘍だったケース。


腺腫やSSLと呼ばれる腫瘍の場合、手術や抗がん剤などを受けなければいけないがんになってしまうといわれています。

種類は何がある?

大腸ポリープの種類はどのようなものがあるのでしょうか。

大腸ポリープの種類は以下のものがあります。
ポリープ種類
腫瘍性ポリープ・大腸がん
・腺腫
非腫瘍性ポリープ・炎症性ポリープ
・過形成性ポリープ
・過誤腫性ポリープ

大腸ポリープは腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープに大きくわかれます。

その中で、はじめからがんとして発生する場合と、腺腫が悪性化して大腸がんになる場合がああります。

大腸ポリープの中で、代表的なのは腺腫(アデノーマ)

その腺腫にも、さまざまな種類があり細分類しているので以下を参考にしてみてください。
通常型腺腫鋸歯状ポリープ通誤腫性ポリープ
管状腺腫過形成性ポリープPeutz-Jeghers polyp
菅状絨毛腺腫
Sessile serrated adenomaJuvenile Polye
絨毛腺腫・混合型ポリープ
・Traditional serrated adenoma
・Cowden syndrome
・Cronkheit-Canada syndrome

上記では大腸ポリープを形態的に分類したもの。

腫瘍・非腫瘍のどちらかであるのかは、がんの判断をする上で重要です。

そのため、高リスクなポリープと判断された場合には、フォローアップ期間を短縮するべきと米国内視鏡学会および日本消化器内視鏡学会では勧告されています。

がん化しやすい大腸ポリープは?

がん化しやすい大腸ポリープにはどのようなものがあるのでしょうか。


上記で高リスクなポリープだった場合を説明しましたが、高リスクなポリープは以下の3つに分類されます。

  • サイズが10mm以上の腺腫
  • 絨毛状腺腫(病理組織学的に絨毛構造を25%以上有するもの)
  • 高異型度腺腫の3種類が高リスクポリープであると定義
(引用元:Winawer SJ and Zauber AG. The advanced adenoma as the primary target of screening. Gastrointest Endosc Clin N Am. 2002; 12: 1-9)

高リスクポリープの発生頻度はこちら。

ポリープの種類切除したポリープ数
通常型腺腫160184.40%
鋸歯状ポリープ
28214.90%
通誤腫性ポリープ14
0.70%

高リスクなポリープは全体の5%程度。

もし、自分自身が大腸の切除を受けた際には、切除したポリープは、高リスクとされるものだったのかを確認しておくようにしましょう。

通常型腺腫のうち90%以上のポリープは管状腺腫に該当していますが、まれに絨毛腺腫であることもあります。

大腸ポリープの治療内容


大腸ポリープの治療内容は、どのようなものがあり、どのような流れでおこなわれるのでしょうか。


ここでは、以下のとおり大腸ポリープの検査から治療までを説明していきます。

  • 大腸内視鏡検査
  • EMR (内視鏡的粘膜切除術)
  • ポリペクトミー
この3つについて、大腸ポリープでの検査方法・治療内容・流れを紹介していきます。

今大腸ポリープと診断され、不安な気持ちで記事を読んでいる人も、がん保険を使えるか知っておきたい人も、大腸ポリープについてひとつひとつ知っていくことで、疑問を減らしていきましょう。

大腸ポリープでは、大きさによって対応が変わってきます。

直径1cm以下のポリープの場合は、内視鏡で取ることができるケースもあり、日帰り手術となることも。

また、入院の場合も1泊2日程度となる場合が多いため焦らずに医師の判断にしたって適切な治療を受けることが重要ですよ。

大腸内視鏡検査

大腸ポリープが疑われる場合、大腸内視鏡検査が必要になることがあります。


大腸内視鏡検査とは、内視鏡を肛門から挿入し、大腸ポリープなどの腫瘍や炎症などがないかを調べる検査です。


大腸内視鏡検査の流れは以下。

  • 腸管洗浄液を飲んで腸の中をきれいにする
  • ベッド上で左側を下に横向きになり、膝を抱えるような姿勢になる
  • 肛門に病気がないかをはじめに診察で確認
  • 局所麻酔のゼリーや潤滑用ゼリーを使い内視鏡を肛門から挿入
  • 盲腸に到達後、内視鏡を徐々に抜きながら大腸内を観察・病気の発見をおこなう
大腸内視鏡検査に使用される内視鏡は約12mm。

大腸の長さはおよそ150cmで個人差があるため、大腸内視鏡検査にかかる時間は人によって差があります。

また、鎮静剤を使用してなるべく苦痛を少なく治療を受けることができる病院もあります。

大腸内視鏡検査の痛みに不安がある人は、事前に病院に鎮静剤の使用有無を確認しておくようにしましょう。

EMR (内視鏡的粘膜切除術)

大腸ポリープの治療にはEMR (内視鏡的粘膜切除術)があります。


上記で説明した大腸内視鏡検査などで大腸ポリープが発覚した場合、EMRやポリペクトミーで治療していきます。


ここではEMRについて詳しく紹介します。


EMR治療とは、病変が平らな表面型であったり、がんや腺腫(せんしゅ)を切除したりする場合におこなわれる方法です。


大腸ポリープでのEMR治療の流れは以下。

  • 無茎型など表面がなめらかになっている病変はスネア(医療用処置具)がひっかけにくくなっているため、病変の粘膜の下層部に、生理食塩水などの液体を注入
  • 液体を注入することで、病変を浮かび上がらせる
  • 盛り上がった部分(浮かび上がった部分)に以下で紹介しているポリペクトミーと同じ流れでスネアを引っかけて絞る
  • スネアを引き絞って高周波電流を流することで、一気に病変を焼き切る(切除)

EMRは、病変部分を盛り上げて切除するときに採用されます。


ポリペクトミーについては以下で詳しく紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。


EMRやポリペクトミーの治療対象になる大腸ポリープはこちら。

  • 直径5ミリ以上の腺腫(5ミリ以下の小さなものは良性の腺腫のままでいることが多い傾向にある)
  • リンパ節転移がないと考えられる2センチ未満の早期がん
大腸ポリープを早期に発見することで、おなかを切ることなくポリープを切除できるとされています。

ポリペクトミー

上記でも簡単に説明してしまいましたが、ポリペクトミーは茎(くき)やくびれのようなもののあるポリープ切除に有効とされている治療方法。


大腸ポリープでのポリペクトミー治療の流れは以下を参考にしてみてください。

  • ポリープのくき(またはくびれ)の部分に、スネア(医療用処置具)を引っかける
  • スネアを引き絞り、高圧電流をかける
  • ポリープの根本から焼き切るように切除する
上記で紹介したEMRとは、「生理食塩水などの液体を注入」するか、しないかの違いがありました。

ポリペクトミーは、表面が平らではなく掴める(スネアを引っ掛けられる)病変に有効な治療。

そのため、大腸ポリープでの治療は、茎やくびれがあるかないかなど、病変の形によって変わります。

また、大腸ポリープでEMRやポリペクトミーを受ける前や治療時・治療後の過ごし方は以下のとおりです。
  • 下剤などで腸内を洗浄、きれいな状態にする
  • 食事は前日の夜まで
  • 病院によって、日帰りか1泊2日の入院かなど違いがある(年齢なども考慮される場合も)
  • 翌日から飲食可能(最初の食事は全がゆから)
  • 退院後は定期的な検査を受ける
再発にすぐに気付くためにも、定期的に検査するようにしましょう。

大腸ポリープ切除にかかる費用


大腸ポリープの切除は、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。


ここでは以下の項目に分けて紹介していきます。

  • EMR (内視鏡的粘膜切除術)にかかる費用
  • ポリペクトミーにかかる費用
  • 入院した場合にかかる費用
  • 大腸ポリープ切除にかかる費用まとめ 
上記でも説明した、大腸ポリープを発見するための大腸内視鏡検査や、治療方法2つ(EMRとポリペクトミー)にかかる費用から、入院した場合まで詳しく解説していきます。

そもそも病院の負担は人によって、3割負担や2割負担など決まっていますよね。

一般的に3割負担のイメージがあるかもしれませんが、最初にどのような人が負担なのか説明していきます。

負担率は以下のとおりです。

対象者負担率
70歳未満3割負担
70歳〜75歳一般所得者2割負担
(現役並所得者は3割)
75歳以上・一般所得者1割負担
・一定以上の所得者:2割負担
・現役並所得者3割負担
6歳未満2割負担
年収などの詳しい条件は厚生労働省のホームぺージを参考にしてみてください。

大腸内視鏡検査にかかる費用

大腸内視鏡検査にかかる費用は、いくらくらいなのでしょうか。


大腸内視鏡検査にかかる費用は、3割負担の人で約8,000円~30,000円です。


内視鏡検査で異常が見られたり、追加で生検(病変の一部を採って、顕微鏡で詳しく調べる検査)が必要な場合、以下の代金が追加される可能性もあるので注意しておきましょう。


詳しい内訳は、以下のとおりです。

項目金額
診察料代など
約2,000円~3,5000円
大腸内視鏡検査代約5,000円
病理組織検査代約3,500円~7,000円
前処置
麻酔薬剤費
約2,500~4,000円
追加生検約5,000円


(参照:医療法人幸生会 森ノ宮胃腸内視鏡 ふじたクリニック


追加生検のほかにも、麻酔や鎮静剤を希望する人や、初診の人などは少し多めに見積もっておくのがおすすめです。

EMR (内視鏡的粘膜切除術)にかかる費用

大腸ポリープでEMR (内視鏡的粘膜切除術)にかかる費用は、いくらくらいなのでしょうか。


EMR (内視鏡的粘膜切除術)にかかる費用は、笠寺病院を参考にみてみると、2㎝未満の場合3割負担で約16,980円、生検(悪性なのかを検査すること)を希望する場合は、別途約20,070円となっていました。


2㎝以上の場合は、3割負担で約22,180円、生検は25,270円がプラスされます。


また、切除する部分が1箇所なのか、2箇所なのかによって金額が変わってきますので注意しておきましょう。


基本的に、EMR (内視鏡的粘膜切除術)を日帰り手術でおこなう場合は、約2万円~3万円が一般的。


切除したポリープが悪性なのか良性なのかを知りたい際には、生検を希望する必要があります。


その際、金額がプラスされることも覚えておくようにしましょう。

ポリペクトミーにかかる費用

大腸ポリープでポリペクトミー治療をおこなった場合、いくらくらいかかるのでしょうか。


ポリペクトミーにかかる費用は、自己負担率によって変動しますが、約7千円~2万2千円となっています。


上記で紹介したEMR (内視鏡的粘膜切除術)より、ポリペクトミーのほうが安い傾向にありますが病院によって金額に差がありますので、心配な人は最寄りの病院に問い合わせてみるのがおすすめ。


また、1ヶ月に支払った金額が高額医療費の上限を超えた際には、お金が戻ってくる場合も。


高額医療費については「使えないことも多い?高額療養費制度の落とし穴についてわかりやすく解説」の記事でさらに詳しく解説しています。


高額医療費制度の.年収による上限額なども紹介していますので、手術や入院前には確認しておくようにしましょう。

入院した場合にかかる費用

大腸ポリープで入院した場合にかかる費用はいくらくらいなのでしょうか。


大腸ポリープの切除は、日帰りで終わることもあれば入院になる場合もあります。


入院日数などは、手術を受ける病院や先生の方針によって変わってきます。


一般的な大腸ポリープでの入院日数は1泊2日、多くて2泊3日以内に退院できるケースが多くなっています。


3割負担の人は、入院は1日1万円程度が目安ですので、大腸ポリープで入院した場合の費用は2万円〜3万円(入院費用)ほど。


そこに切除した際の手術代約2万円~3万円がプラスされます。


大腸ポリープを切除して、最大2泊3日の入院をした場合でも、6万円程度かかると覚えておくのがおすすめです。

大腸ポリープ切除にかかる費用まとめ

ここまで、治療別の大腸ポリープ切除にかかる費用から、入院の際の費用までを紹介してきました。


大腸ポリープ切除にかかる費用をまとめると、このようになっていました。

治療種類費用
大腸内視鏡検査にかかる費用約8,000円~30,000円
EMR
(内視鏡的粘膜切除術)
約2万円~3万円
ポリペクトミー約7千円~2万2千円
入院した場合入院費用:2万円〜3万円
大腸ポリープ切除費用
:約2万円~3万円


EMR (内視鏡的粘膜切除術)やポリペクトミーを比較してみても、そこまで大きな差は感じられませんでした。


入院を含む手術をおこなうと6万円程度と、少し金額が上がっていますね。


入院をして治療をする際は、入院日数によって大きく金額が変わることを注意しておきましょう。


また、参考までに大腸がんの費用はこちら。

  • 結腸がん手術・2週間入院した場合:30〜40万円
  • 直腸がん手術:2週間入院した場合:30〜40万円
かかる費用によって、限度額適用認定証などをうまく利用しながら損をしないように気をつけましょう。

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大腸ポリープ切除でもらえる保険金の種類は?


大腸ポリープ切除をした際に、がん保険で受け取れる給付金にはどのようなものがあるのでしょうか。


ここでは以下の2つを紹介します。

  • 手術給付金
  • 入院給付金
この給付金は、がん保険だけではなく、医療保険でも対象となれば受け取ることができますのでよく確認しておくようにしましょう。

大腸ポリープの手術を受ける前には、どのくらいの金額を受け取れるのか保険を確認してくのがおすすめ。

また、がん保険は定期的な見直しが必要な商品です。

加入してそのまま放置することがないよう、一定期間ごとに保障内容を確認しておくようにしましょう。

手術給付金

大腸ポリープの切除で手術を受けた際には手術給付金を受けとることができます。


がん保険の場合は、悪性だった際しか受け取れないなど条件があるケースもありますが、医療保険では良性でも受け取れる場合も。


手術給付金は保険商品によって金額がさまざまで、一般的には、入院日額保障×定められた倍額(手術の負担によって倍額が決まるケースもある)を計算するケースや、もともと手術給付金はいくらと決められている場合があります。


自分が今、大腸ポリープの手術を受けていくら受け取れるのか、覚えていない人はこの機会に確認しておくようにしましょう。


手術を受けた際には、退院後すぐに働けない可能性もあるため収入が低下してしまうリスクも考えられます。


手術給付金を確認しながら、その金額で収入を補えるのかを再度検討しておくのがおすすめです。

入院給付金

大腸ポリープの治療で、入院治療をした際には入院給付金を受け取れる可能性があります。


入院給付金の給付方法は保険によって異なり、主に以下の2パターンがあります。

  • 入院した際に、一時金としてまとまったお金を受け取れる
  • 入院した日数に応じて(1日あたりいくらなど)お金が受け取れる
近年では、入院日数が少ないことから入院一時金としてまとまったお金を最初に受け取る形の保険も増えつつあります。

入院日数が少ないときには、まとまった金額を受け取れるのはうれしいですよね。

基本は、入院日数×いくらと決まっている保険が一般的なかたち。

入院が長くなってしまったときには、結果的に上記の方法のほうが多くもらえることもあるためよく吟味して給付方法を選ぶようにしましょう。

入院給付金は、大腸ポリープの治療で働けないとき、収入が下がってしまったときの支えにもなります。

大腸ポリープでは、1泊2日、2泊3日など入院して手術を受けることもあるため、あらかじめいくら受け取れるのか確認しておくようにしましょう。

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大腸ポリープ切除で保険金はいくらもらえる?


大腸ポリープ切除をした場合、給付金はいくらもらえるのでしょうか。


ここでは、以下2つの項目に分けて解説します。

  • 日帰りの場合もらえる給付金はいくら?
  • 入院した場合もらえる給付金はいくら?
加入している保険によってもらえる給付金はさまざまですが、いくつかの保険を比較しながらいくらもらえるのかについて説明していきます。

大腸ポリープを、日帰り・入院で切除した場合いくらの給付金がもらえるのか気になっている人は、ぜひ参考にしてみてください。

日帰りの場合、保険金はいくらもらえる?

大腸ポリープを日帰りで切除した場合、いくらの給付金がもらえるのでしょうか。


基本的に日帰りで大腸ポリープ切除をした場合にもらえる給付金は、


外来手術給付金

です。

手術給付金では「入院日額×何倍」と定めているケースも多く、例えば入院日額1万円の20倍だった場合以下の計算式で

1万円(入院費額)×20倍=20万円

大腸ポリープ切除でもらえる保険金は20万円となります。

参考までに、外来手術給付金5万円の保険を30代男性で比較してみると、保険料は以下のようになっていました。

A社B社C社
1,864円3,216円2,400円

入院をせずに大腸ポリープ切除をする場合、もらえる給付金は外来での手術給付金となります。

入院での手術給付金しかない保険もあるため、保険に加入する前にはよく確認しておくようにしましょう。

入院した場合、保険金はいくらもらえる?

大腸ポリープを入院して切除した場合、保険金はいくらもらえるのでしょうか。


考える要素は「入院日数」「入院日額」「手術給付金」の3つ。


入院をして大腸ポリープを切除した際は、

  • 入院給付金
  • 入院手術給付金
を受け取ることができます。

例えば、入院日額1万円、手術給付金10万円の保険で大腸ポリープを切除したときにもらえる給付金は
  • 入院5日間として計算
  • 入院日額1万円×5=5万円
  • 手術給付金10万円
結論、合わせて15万円を受け取れる
ということになります。

参考までに、入院日額1万円、手術給付金10万円の保険料を30歳男性の場合で比較すると、以下のようになっていました。

A社B社C社
3,216円2,074円2,210円 

また、がん保険で必要になる保障額はライフステージや年齢など人それぞれです。

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大腸ポリープと診断されても、お金のことは保険でなんとかなると安心できるように自分に合った保険に加入しておきましょう。

まとめ:大腸ポリープ切除はがん保険の対象?いくらもらえる?

この記事では大腸ポリープ切除はがん保険の対象になるのか、どのような給付金が受け取れるのかについて解説しました。


ポイントはこちら!

  • 大腸ポリープの切除は悪性ならがん保険の対象になる
  • 良性の場合は対象にならないケースもある
  • 大腸ポリープ切除では、手術給付金・入院給付金が受け取れることも
  • 大腸ポリープのがん保険・保証についてはマネーキャリアへの相談がおすすめ
  • マネーキャリアならスマートフォンひとつでオンラインで相談できる
上記以外にも大腸ポリープの種類から、切除術など、大腸ポリープと診断された際に知っておきたい情報から、がん保険の給付金についてまで詳しく紹介しました。

また、保険は定期的な見直しが重要です。

どのようながん保険なら大腸がんに備えられるのか、保険会社ごとの保障内容の強みなど知りたいこともさまざまですよね。

そんなときには、マネーキャリアにご相談ください。

数多くのがん保険の中から、あなたに合った保険を提案します。

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