金融機関は住宅ローンの借入の際には、借入希望金額を基に審査が行われます。
住宅ローンの審査の基準は公になっていないことが多いため、審査をしてみないと自身がいくら借入ができるかわかりません。
借入金額がわからないと、住宅の予算が分からずマイホームの購入の計画を立てることが非常に困難です。
そこで、この記事では住宅ローンの平均借入額や年収ごとに借入ができる金額を解説します。
・住宅ローンをいくら借入ができるか把握して、マイホームの購入を計画したい。
・住宅ローンの審査に落ちたくないので、自分が借入できる金額が知りたい。
上記に当てはまる方は、この記事を読むことで自分が借入できる金額がわかり、マイホームの予算を設定できます。
ぜひ参考にしてください。
内容をまとめると
- 住宅ローンの平均借入額は住宅の種類によって異なるが、新築の場合は3000万円以上が平均である。
- 住宅ローンの借入は年収の5倍から7倍の借入が一般的であり、年収が高いほど借入できる金額が増えるが返済も増えるため注意が必要。
- 住宅を購入する場合は、購入代金の他にさまざまな費用がかかるため事前に準備が必要。
- 住宅ローンがいくら借りれるかは専門家に判断してもらう必要があり、マネーキャリアのようなファイナンシャルプランナーへの無料相談サービスの利用がおすすめ。
この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
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この記事の目次
住宅ローンの平均借入額はいくら?
住宅ローンのの平均借入額は、借入方法によって異なります。
また、マイホームの購入金額の何%あたりを借入するかは、さまざなケースが存在します。
ここでは、住宅ローンの借入に関して以下の内容を紹介します。
- 借入方法別の平均借入額
- 購入金額に対する借入額の割合
借入方法別の平均借入額
住宅ローンの借入額の平均は住宅の種類によって大きく異なります。
以下は住宅種別ごとの平均借入額を表にまとめたものです。
住宅の種類 | 借入額の平均 |
---|---|
注文住宅(土地を含めて購入) | 3772万円 |
注文住宅(建て替え) | 2394万円 |
新築分譲戸建て住宅(分譲地の新築建売など) | 3054万円 |
新築分譲集合住宅(新築マンション) | 2259万円 |
既存戸建住宅(中古戸建) | 1908万円 |
既存集合住宅(中古マンション) | 1492万円 |
上記の表を見てみると、最も借入額の平均が高いのが土地を含めて購入した場合の注文住宅で3772万円です。
最も借入額が低いのが既存集合住宅であり、金額は1492万円です。
2つは2000万円以上も平均借入額に差があるため、住宅ローンを利用する方の中でも、購入代金や返済のことを考えてさまざまな金額で借り入れを行っていることが分かります。
また、新築の戸建てを購入する場合には、平均借入額が新築分譲戸建て住宅でも3054万円となっていることから、最低でも3000万円は借り入れなければならない可能性が高いです。
反対に既存住宅は、購入者の平均年齢が新築と比較して高く、自己資金をある程度準備できている場合が多いため借入額の平均は新築より低くなっています。
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購入金額に対する借入額の割合
住宅種別 | 平均購入金額 | 平均借入金額 | 購入金額における 借入金額の割合 |
---|---|---|---|
注文住宅(土地を含めて購入) | 5436万円 | 3772万円 | 69.4% |
注文住宅(建て替え) | 4487万円 | 2394万円 | 54.3% |
新築分譲戸建て住宅(分譲地の新築建売など) | 4214万円 | 3054万円 | 72.5% |
新築分譲集合住宅(新築マンション) | 5279万円 | 3020万円 | 57.2% |
既存戸建住宅(中古戸建) | 3340万円 | 1908万円 | 57.1% |
既存集合住宅(中古マンション) | 2941万円 | 1492万円 | 50.7% |
住宅ローンはいくら借りられる?年収ごとにシミュレーション
ここまで住宅ローンの平均借入額について解説してきましたが、やはり気になるのはいくら借りられるかです。
住宅ローンの借入可能金額を決める大きな要因は年収です。
ここでは、住宅ローンの住宅種別ごとの年収倍率について解説し、下記の年収について借入のシミュレーションを行います。
- 年収300万円の場合
- 年収500万円の場合
- 年収700万円の場合
- 年収1000万円の場合
住宅の種類別の年収倍率
住宅の種類 | 住宅購入に 必要な資金 | 年収倍率 |
---|---|---|
注文住宅(土地を含めて購入) | 4,257万円 | 7.3倍 |
注文住宅(建て替え) | 3,454万円 | 6.5倍 |
新築分譲戸建て住宅(分譲地の新築建売など) | 3,494万円 | 6.7倍 |
新築分譲集合住宅(新築マンション) | 4,521万円 | 7.1倍 |
既存戸建住宅(中古戸建) | 2,574万円 | 5.5倍 |
既存集合住宅(中古マンション) | 3,110万円 | 5.8倍 |
年収300万円の場合
年収500万円の場合
年収700万円の場合
年収1000万円の場合
【確認】住宅購入・住宅ローン契約時にかかるお金
住宅を購入する際には、購入時や住宅ローン契約時に必要な費用があります。
ここでは、住宅購入・住宅ローン契約時にかかるお金を以下のように分類して解説します。
- 住宅を購入する際にかかるお金
- 住宅ローン契約時にかかるお金
- その他に必要なお金
住宅を購入する際にかかるお金
住宅ローン契約時にかかるお金
その他に必要なお金
- 引っ越し費用
- 家具・家電購入費用
- 固定資産税・都市計画税
- 不動産取得税
住宅ローンがいくら組めるか気になる方におすすめのサービス:マネーキャリア
ここでは、住宅ローンがいくら組めるか気になる気になる方におすすめのサービスについて紹介します。
住宅ローンを借入する際に、自分がいくら借りられるかを知ることは重要です。
自分が借りられる金額以上の借り入れ希望金額で住宅ローンの申込を行っても審査に通りません。
審査に通らないと、別の金融機関の住宅ローンに申し込んだり、金額を落とて再度申しんだりする必要があるため、余計な時間がかかります。
自分が現時点でいくら借入ができるかを詳細にシミュレーションを行うためには、ファイナンシャルプランナーや金融機関への相談が必要不可欠です。
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住宅ローンの利用にあたり、現在の家計簿見直しを合わせて相談させてもらいました。自分で試算していて不安を覚えた部分が相談により解消でき、モヤモヤがなくなりすっきりしました。
まとめ:ローンの平均借入額はいくら?
この記事では、住宅ローンの平均借入額や年収ごとの借入金額、住宅購入時に必要なお金について解説しました。
住宅ローンの平均借入額は、住宅の種類によって異なります。
また、住宅ローンの借入は年収の5倍から7倍の金額で借りる人が多く、年収が高ければ高いほど高額な住宅ローンの借入が可能です。
ただし、年収の5倍から7倍というのはあくまで目安であり、借入ができる金額を知るためには専門家への相談が必要不可欠です。
専門家に相談することで、年収だけでなく、勤務状況や家族構成などを基に、詳細に借入金額をシミュレーションしてくれます。
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