住宅ローンのオーバーローンはどんな状態?意味のある場合と注意点を解説!のサムネイル画像
住宅ローンにおけるオーバーローン状態とは、物件の価値以上の金額を借入してしまっている状態です。

住宅ローン借入の際に、オーバーローン状態は避けるべき状態であるにもかかわらず、オーバーローン状態に陥ってしまう人は数多くいます。

「オーバーローンってよく聞くけどどういう状態かわからない」「オーバーローン状態の何が悪いかわからない」と思う人も少なくないはずです。

そこでこの記事では、住宅ローンのオーバローンについて、意味がある場合と注意点などを解説します。

・住宅ローンにおけるオーバーローンとはどういう状態なのか知りたい。
・現在借り入れている住宅ローンがオーバーローン状態になっていないか心配。

上記に当てはまる方はこの記事を読むことで、オーバーローンが詳しくわかるだけではなく、注意点や対策も知ることができます。
住宅ローンにおけるオーバーローン状態とは、物件の価値より多くの金額を住宅ローンで借入している状態であり、借り換えや一括返済をする上で問題となる状態です。

自分の借入している住宅ローンがオーバーローン状態になっているかどうかは、借入時にどの範囲の費用で融資を受けたかや物件の状態や種類によって異なるため、マネーキャリアのようなFPに相談できるサービスを使ってオーバーローンかどうか判断する人が多いです。


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内容をまとめると

  • 住宅ローンのオーバーローンとは、住宅の価値や価格が住宅ローンの借入金額を下回っている状態である。
  • オーバーローンには、頭金を用意しなくても住宅購入ができたり、住宅ローン控除額が増えたりするメリットがある。
  • オーバーローンにはデメリットがあり、金利が高くなったり住宅を売却しても一括返済ができなくなったりすることには注意が必要。
  • 実際にオーバーローンを組む際には、審査が厳しくなるため事前にマネーキャリアのようなお金の専門家に相談をして審査への対策をしておくことが重要。
この記事の監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。
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この記事の目次

住宅ローンのオーバーローンとは?

住宅ローンを利用するうえで、オーバーローンという言葉をよく耳にします。

ここでは、オーバーローンとはどのような状態になるのかを解説し、オーバーローン状態になるケースとして代表的な以下の2つを紹介します。
  • 諸費用のために多く借りる場合
  • 住宅や土地の価値が下がった場合
オーバーローン状態を具体的もケースと合わせて理解すると、より正確な把握が可能です。

住宅ローンのオーバーローンとはどんな状態?

住宅ローンのオーバーローンとは、住宅の購入価格や不動産価値よりもローンの借入額や残債が多い状態のことをいいます。

住宅ローンの借り入れ時に住宅の購入価格よりも多い金額で融資を受けたり、借り入れ後に不動産の価値が下がることによってオーバーローンが引き起こされます。

住宅ローンの借り入れ当初だけでなく、返済途中でもオーバーローン状態になる可能性があるため注意が必要です。

ケース①:諸費用のために多く借りる場合

住宅ローンがオーバーローン状態になるケースとして、住宅ローンの借入時に物件の購入価格に加えて諸費用も合わせて借入をする場合があります。

住宅購入時に必要な仲介手数料や火災保険代、登記費用などの購入代金以外にかかる諸費用も住宅ローンの借入金額に含めることで、住宅の購入価格以上の借入が可能です。

住宅購入時にかかる諸費用は一般的に借入額の5%程度はかかると言われており、4,000万円の住宅であれば200万円程度が諸費用として必要なため現金で用意するのが困難な場合もあります。

諸費用が現金で用意できない場合に、住宅ローンに諸費用を上乗せして借入をおこなうことで多額の現金を用意する必要がなくなりますが、住宅ローンがオーバーローン状態となります。

諸費用も含めて借入すると、オーバーローン状態となるばかりか返済の負担も増えるため借入時には慎重な判断が必要です。

ケース②:住宅や土地の価値が下がった場合

住宅ローンがオーバーローン状態となるケースとして、住宅や土地の価値が下がった場合も考えられます。

住宅ローンの借入をおこない住宅を購入したあとで、近隣の住宅や土地の相場の変化や、経年劣化により住宅や土地の価値が下がり、住宅ローンの残債を下回ることでオーバーローン状態が起こります。

不動産の価値は常に変化しており、価値が上がることもあれば下がることも少なくありません。

頭金を用意せずに購入価格の全額に近い金額で融資を受けている場合は、特にオーバーローンが起こりやすいです。

住宅ローン借入中には、近隣の不動産売買の相場を常に確認すると自分の住宅ローンがオーバーローン状態となっていることをいち早く察知できます。

住宅ローンがオーバーローン状態となる場合には、諸費用も含めて住宅ローンを借入する場合と、借入後に住宅と土地の価値が下がる場合があります。


しかし、オーバーローン状態が必ずしも悪いわけでなく、場合によっては諸費用も含めて住宅ローンを借入するほうがメリットが大きい場合もあります。


自分にとってオーバーローンも含めてどのような住宅ローンの組み方が最適なのかを知るためには、マネーキャリアのような無料でFPに相談ができるサービスの利用が効果的であり、オンライン等で気軽に相談ができるため人気があります。


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住宅ローンでオーバーローンを組むメリット

住宅ローンでオーバーローンを組むことは、多くのメリットをもたらします。
オーバーローンとは、住宅購入に必要な金額以上のローンを組むことで、購入費用だけでなく関連する諸費用なども一緒にローンで賄うことができる方法です。

ここでは、オーバーローンを組むことの主なメリット3つをご紹介します。
  • 頭金がない際にも住宅ローンを組める
  • 自己資金を残して住宅購入ができる
  • 住宅ローン控除を受けられる額が増える
住宅ローンをあえてオーバーローンになるように組むことによって大きなメリットがあります。

頭金が無い際にも住宅ローンを組める

頭金がなくても、オーバーローンを利用すれば住宅の購入が可能です。


頭金の準備に苦労し、マイホーム購入が先延ばしになるケースも少なくありませんが、オーバーローンなら頭金を用意する必要がありません。


例えば、手元にまとまった資金がなくても、住宅の購入代金だけでなく、諸費用も全額住宅ローンでカバーできるため、頭金を用意するまで待つ必要がありません。


頭金は一般的に住宅購入費用の20%から30%が目安となっており、多額の金額を用意しなければなりません。


多額の資金が調達できない場合でも、オーバーローンをならすぐに住宅の購入が可能です。

自己資金を残して住宅購入ができる

オーバーローンを利用すると、自己資金を手元に残したまま住宅の購入ができます。


オーバーローンは、住宅の購入費用に加えて諸費用も融資を受けられるため、諸費用の支払いのために用意していた資金を残して住宅の購入ができます。


自己資金を残して住宅を購入できるため、住宅購入後の生活費やリフォーム、子育てに必要な費用の確保が可能です。


例えば、住宅を購入した直後には引越し費用や新しい家具の購入、さらに教育資金などが必要になることがあります。


オーバーローンを組むことで、これらの費用を無理なく支払うための資金を保持でき、住宅購入後も余裕を持って生活ができます。

住宅ローン控除を受けられる額が増える

オーバーローンを組むことで、住宅ローン控除を受けられる額が増える可能性があります。


住宅ローン控除は、住宅ローンの借入額や年末の残債に応じて所得税や住民税の負担が軽減される制度です。


オーバーローンにより通常のローンよりも借入額が多くなれば、借入額に応じて控除額も増え、毎年の税負担が軽減されます。


毎年の税負担が軽減されることにより、長期的に見ても家計への負担が軽減され、経済的に余裕を持った生活が可能です。


オーバーローンを組むことで、住宅ローン控除による税制上のメリットも最大限に活用できます。

住宅ローンでオーバーローンを組むことはさまざまなメリットがありますが、年収や雇用状況などによってはオーバーローンのメリットが発揮されないケースもあります。


状況によっては、オーバーローンにならないように頭金や諸費用を用意するほうがメリットがある場合もあるため、実際に住宅ローンを組む際にはさまざまな状況をもとに総合的な判断が必要です。


最適な住宅ローンの組み方を判断するために、マネーキャリアのようなお金の専門家への相談ができるサービスを使うことで有益なアドバイスや最適な組み方を教えてもらえるためサービスを利用する人が増えています。


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住宅ローンでオーバーローンを組むデメリット

オーバーローンは、住宅購入に必要な資金を確保できる便利な方法ですが、その一方でいくつかのリスクやデメリットも存在します。


ここでは、オーバーローンを組むデメリットを3つ紹介します。

  • 毎月の返済負担額が大きくなる
  • 住宅売却でもローン返済ができなくなる
  • 金利が高くなる場合がある

住宅ローンでオーバーローンを組むことで資金の余裕を持ちながらマイホームを手に入れることができる反面、長期的に見て家計に大きな負担をかける可能性もあるため注意が必要です。

毎月の返済負担額が大きくなる

オーバーローンを組むことで、毎月の返済額が大幅に増えるため注意が必要です。


オーバーローンでは、住宅の購入費用に加えて購入に必要な諸費用も含めて住宅ローンの借入をおこなうため、借入金額が増えます。


借入金額が多ければその分返済額が増加するため、毎月の返済金額が家計に与える影響が大きくなり、住宅ローンの返済が困難になる場合があります。


オーバーローンにより諸費用を含めて借入ができるため頭金等の準備が必要なくなりますが、返済負担額が大きくなるため継続して返済をしていくうえでは注意すべきです。

住宅売却でもローンの返済ができなくなる

オーバーローンを組んだ場合、住宅を売却してもローン残高を全額返済できないケースが生じることがあります。


不動産の売却相場の変化により住宅の市場価値が下がった際には、売却額がローン残高を下回ることがあり、結果として売却後もローンの返済が残ってしまうことがあります。


例えば、オーバーローンで購入した家を将来的に売却しようとしても、残債務が多すぎて売却益だけではローンを完済できないケースがあります。


また、借入当初はオーバーローンを組んでいなくても、住宅の市場価値が下がることによってオーバーローン状態が引き起こされた場合、住宅を売却しても債務が残る可能性があることにも注意すべきです。


オーバーローンでは、住宅を売却してもローンの返済ができなくなるため、売却後も前の家のローンを返済し続けなければなくなり次の住宅の購入が困難になります。

金利が高くなる場合がある

オーバーローンを組む場合、借入額が増えることで金利が高くなるリスクもあります。


一般的に、購入代金に対して借入金額の割合が多いと金融機関がリスクを考慮し、金利を高く設定する場合があります。


金利が高くなることにより、総返済額が大きく膨らみ支払負担が増加するため注意が必要です。


住宅ローンは借入金額が大きく、返済期間も長くなるため金利がほんの少し上昇するだけでも総返済額は100万円単位で変わってきます。


オーバーローンを選択する際には、金利上昇の影響も慎重に考慮する必要があります。

オーバーローンを組む際には、借入金額が多くなることにより返済の負担が大きくなるリスクに注意しなければなりません。


住宅ローンは毎月の返済を30年以上続けていく必要があるため、借入金額が多いと返済金額が多くなり、毎月の返済が家計に大きな負担がかかります。


住宅ローンの返済が家計に与える負担を最小限に抑えるためには、詳細なシミュレーションが必要であり、FPに無料で相談ができるマネーキャリアのようなサービスは、住宅ローンのシミュレーションを細かく丁寧におこなってくれるため人気です。


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住宅ローンでオーバーローンを組む際の注意点

オーバーローンは、住宅購入に関わる費用全体をローンでカバーできる便利な手段ですが、その利用には注意が必要です。


住宅ローンでオーバーローンを組む上で注意すべき点は下記の2つです。

  • 借りたお金を住宅以外に利用するのは違法
  • オーバーローンは通常より審査が厳しい

誤った利用や理解不足からトラブルになることもあるため、事前にリスクやルールを把握しておくことが重要です。

借りたお金を住宅以外に利用するのは違法

住宅ローンで借りた資金は、基本的に住宅の購入や関連費用に充てることが義務付けられています。


そのため、オーバーローンで余分に借りたお金を、投資や個人的な借金返済などへの使用は違法であり、住宅ローンでは事前に振込先や支払い先が全てチェックされ、それぞれ自動的に金融機関から振り込まれる場合がほとんです。


金融機関が提供する住宅ローンは、住宅の取得を目的とした借入れですので、住宅以外の用途に資金を流用すると契約違反となり、最悪の場合、ローン契約が解除される可能性があります。


ローン契約が解除されると、場合によってはローンの一括返済を求められるリスクがあるため、オーバーローンを組む際には用途の厳守が重要です。

オーバーローンは通常より審査が厳しい

オーバーローンを利用する場合、通常の住宅ローンよりも審査が厳しくなるため注意が必要です。


金融機関は、住宅ローンの審査をおこなう際に、返済能力やリスクを収入や雇用状況、家族構成などから慎重に判断します。


オーバーローンにより住宅ローンの借入金額が大きくなればなるほど、毎月の返済金額が大きくなるため、金融機関は返済能力があるかどうかを厳しくチェックします。


そのため、オーバーローンを希望する場合には、しっかりと事前準備をおこない、審査に備えることが重要です。

住宅ローンでオーバーローンを組むことによって大きなメリットがありますが、実際に組む際には注意すべき点がいくつもあります。


注意すべき点のなかでも、借入金額が大きくなることによって審査が厳しくなるため、審査がおこなわれる前に無理なく返済できる借入金額を希望しているかどうかをチェックしないと審査に通らない可能性が高いです。


借入希望金額が無理なく返済できる金額となっているかどうかは、住宅ローンシミュレーションをおこなう必要があり、FPが相談者の状況をヒアリングしてシミュレーションをおこなってくれるマネーキャリアのようなサービスの需要が高まっています。


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【1番オススメ】住宅ローンのオーバーローンを検討している方におすすめのサービス

ここでは、住宅ローンのオーバーローンの利用を検討している方にとっておすすめのサービスについて紹介します。


住宅ローンのオーバーローンとは、住宅の価値や価格以上の金額で住宅ローンの借入をおこなっている状態であり、購入後に多くの資金を手元に残しておけたり、頭金なしで住宅が購入できたりすることがメリットです。


しかし、オーバーローンにより借入金額が多くなり、返済負担が大きくなることからオーバーローンを組む際には、ライフプランを作成した上で返済計画を立てることが求められます。


オーバーローンの返済計画を立てる際には、ライフイベントごとにかかる費用を踏まえる必要があるためお金に関する専門家への相談を検討すべきです。


オーバーローンを組む際の返済計画を立てるなら、マネーキャリアのFPへの相談がおすすめです。


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まとめ:住宅ローンのオーバーローンとは?

この記事では住宅ローンのオーバーローンについて詳しく解説しました。


住宅ローンのオーバーローンは状況によってはさまざまなメリットがありますが、借入額が多くなることによるデメリットにも注意が必要です。


また、オーバーローンを組む際には、借りたお金を住宅以外の用途に使えなかったり、審査が厳しくなったりすることも理解した上でオーバーローンを組むことが求められます。


特に住宅ローンの審査は金融機関ごとに審査項目が異なるため、審査を受ける前に自分の収入や雇用状況などを細かくチェックした上で希望する金額で審査が通るかを確認しておく必要があります。


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