内容をまとめると
- 中古マンション購入で住宅ローンは利用可能。ただし築年数や耐震基準などの制限があるケースがある
- 住宅ローン減税の適用条件には、年収や居住用とすることなどがある。新築物件と中古物件では条件に違いがあるため注意が必要。
- 中古マンションの購入には3000万円〜5000万円が一般的に必要となる。リフォームを行う場合は費用がより高額になるケースも多いため、注意しておく。
- 中古マンションの購入で住宅ローンを利用する際には「マネーキャリア」を活用して返済計画を立ててもらうのがおすすめ。マネーキャリアなら住宅ローンに詳しいプロがあなたに合った購入予算・返済計画を立ててくれる。
この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
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この記事の目次
- 中古マンションの購入で住宅ローンは組める?
- 中古マンションでも利用可能な住宅ローン
- 物件の築年数や耐震基準による制限がある場合もある
- 住宅ローン控除は中古マンションでも利用できる?
- 住宅ローン減税の適用条件
- 新築物件と中古物件の場合の違い
- 【確認】中古マンションの購入にはいくら必要?
- 中古マンションの購入に必要な資金の相場
- 物件価格以外の追加費用
- 住宅ローンの審査に通りにくい中古マンションの特徴
- 旧耐震基準のままの物件
- 再建築不可物件
- 中古マンション購入の流れ
- 物件探しから購入までのステップ
- ローン申請から審査、契約までのプロセス
- 【1番オススメ】中古マンションの住宅ローンを検討している方におすすめのサービス
- 住宅ローンの審査に関する相談が何度でも無料:マネーキャリア(丸紅グループ)
- まとめ:中古マンションの購入で住宅ローンは組める?
中古マンションの購入で住宅ローンは組める?
中古マンション購入の際に、住宅ローンは組めるのか疑問に感じていませんか?
結論、中古マンションの購入で住宅ローンは組めます。
ここでは、以下の項目に分けて紹介します。
- 中古マンションでも利用可能な住宅ローン
- 物件の築年数や耐震基準による制限がある場合もある
金融機関によって条件は異なるものの、基本的に中古マンション購入でも住宅ローンは利用可能です。以下では中古マンションでも利用可能な住宅ローンや、制限を紹介します。
中古マンションでも利用可能な住宅ローン
上記で、中古マンションの購入でも住宅ローンが利用できる旨を紹介しましたが、中古マンションに利用可能な住宅ローンは、以下のものがあげられます。
- フラット35
- 民間金融機関の住宅ローン
物件の築年数や耐震基準による制限がある場合もある
中古マンションの住宅ローンは基本的に可能ですが、物件の築年数や耐震基準など、制限がある場合もあるため注意が必要です。
物件が担保となる住宅ローンでは、物件そのものの価値も重要視されます。
主に考えられる制限は以下の通りです。
- 築年数:金融機関によっては築25年以上の物件に対し、借入期間の上限が短くなる場合もある。
- 耐震基準:「旧耐震基準」の物件は住宅ローンの審査が厳しくなる可能性がある。ただし、古い物件でも耐震診断を受けて補強工事を行っているケースでは、ローン審査が通る可能性も高い。
住宅ローン控除は中古マンションでも利用できる?
住宅ローン控除は中古マンションでも利用できるのか、疑問に感じていませんか?
実は、中古マンションでも条件を満たせば住宅ローン控除の対象となります。
ここでは、以下に分けて住宅ローン控除を解説します。
- 住宅ローン減税の適用条件
- 新築物件と中古物件の場合の違い
住宅ローン控除は、物件の性能に応じて決められた年数にわたり年末のローン残高に応じた税額控除が受けられる制度です。新築・中古を問わず適用できるため、条件をよく知っておくのがおすすめです。
住宅ローン減税の適用条件
中古マンション購入の際の住宅ローン減税適用条件は、以下の通りです。
- 住宅ローン控除を受ける人の合計所得金額が2,000万円以下
- 住宅取得後6か月以内に居住を開始し、その年末まで住んでいる
- 新耐震基準に適合している住宅
- 返済期間が10年以上ある
- 床面積が50m2以上ある
- 床面積の50%以上が居住用であるなど
住宅ローン減税は令和6年度税制改正で大きく制度内容が変更されているため、古い情報を鵜呑みにしてしまわないよう注意すべきです。心配な場合は、住宅ローンに詳しいプロに相談したり、不動産会社に問い合わせてみるのがおすすめです。
参照:国土交通省
新築物件と中古物件の場合の違い
ここでは、住宅ローン控除の新築物件と中古物件の違いを紹介します。
結論、新築物件と中古物件では、住宅ローンや控除に関する条件が異なるケースがあります。
詳細はこちら。
住宅ローン控除での違い | 新築物件 | 中古物件 |
---|---|---|
築年数 | 制限なし | 中古物件は築年数によって 融資条件や控除条件が異なる 築年数が低い物件は優遇される可能性も |
税控除期間 | 長い | 新築に比べると中古物件は 控除期間が短く設定されている |
金利 | 比較的低い | 新築に比べると若干高い金利が設定される場合もある |
新築物件と中古物件では、築年数や税金の控除期間、金利などに多少の違いがあります。また、金融会社によって住宅ローンの条件は異なるため、事前に確認しておくのがおすすめです。
【確認】中古マンションの購入にはいくら必要?
中古マンションの購入はいくら必要なのか、疑問に感じていませんか?
ここでは以下2つのポイントを解説します。
- 中古マンションの購入に必要な資金の相場
- 物件価格以外の追加費用
実際に中古マンションを購入する際には、物件価格だけでなく諸費用にも注意すべきです。なるべく細かい資金計画を立てるためにも、必要な資金の相場を知っておくと安心です。
中古マンションの購入に必要な資金の相場
中古マンションの購入に必要な資金の相場は、いくらくらいなのか気になっていませんか?
結論、立地や築年数により異なるものの約3000万~5000万円程度を目安に考えておくのがおすすめです。物件購入の際には、自己資金を10%程度用意しておくのがベターなため、自己資金は300万円〜500万円で考えておくのがおすすめです。
ただし、地方の駅近ではない物件など立地条件や築年数が経過しているケースは、3000万円以下で購入できる物件も多くあります。一方で都心部や駅近、築浅の物件は近年の原材料高騰の影響もあり、高額になっているケースも多いため、予算設定には注意しておくべきです。
物件価格以外の追加費用
中古マンションの購入では、物件価格以外の追加費用も必要になります。一般的に必要になる資金は、以下の通りです。
- 仲介手数料:物件価格の3%+6万円が一般的な相場価格
- 登記費用:不動産登記に必要な司法書士の報酬や税金
- 修繕積立金:マンション共有部分の維持・管理のための積立金
- リフォーム費用:築年数に応じて必要なリフォーム費用が発生する場合がある
住宅ローンの審査に通りにくい中古マンションの特徴
住宅ローンの審査に通りにくい中古マンションの特徴は、以下の通りです。
- 旧耐震基準のままの物件
- 再建築不可物件
旧耐震基準のままの物件
住宅ローンの審査に通りにくい中古マンションの特徴の一つ目は、「旧耐震基準のままの物件」です。
上記でも耐震基準の条件は解説しましたが、1981年(昭和56年)以前に建築確認された物件は、耐震性の低さから住宅ローンの審査が厳しくなる場合があります。
中古マンションによっては、耐震診断を実施し改修工事を行なっているケースもあるため、物件購入前には耐震基準を確認しておくのがおすすめです。
参照:国土交通省
再建築不可物件
住宅ローンの審査に通りにくい中古マンションの特徴の二つ目は、「再建築不可物件」です。
再建築不可物件とは、建築基準法の接道義務を満たしておらず、建物を建て替えることができない物件のことを指しています。再建築不可物件は取得費用が安いものの、建替えや大規模リフォームが難しく、住宅ローンの審査が通りづらくなってしまいます。
中古マンションが再建築の可能になっているかは、事前に不動産会社に確認しておくべきです。
中古マンション購入の流れ
中古マンション購入の流れを、以下に分けて紹介します。
- 物件探しから購入までのステップ
- ローン申請から審査、契約までのプロセス
物件探しから購入までのステップ
中古マンションの物件探しから購入までのステップは、以下の通りです。
- 予算・希望エリアを絞る
- WEBサイトや不動産会社などで物件探し
- 気になった物件をいくつか内見する
- 購入申し込み
ローン申請から審査、契約までのプロセス
ローン申請から審査、契約までのプロセスは以下の通りです。
- 気になった物件を購入するため住宅ローン申請をする
- 仮審査
- 本審査
- 承認後に金額や条件を確認
- 正式にローン契約を締結
- 売買契約書を締結
- 手付金を支払う
【1番オススメ】中古マンションの住宅ローンを検討している方におすすめのサービス
ここでは、中古マンションの住宅ローンを検討している方に1番おすすめのサービスを紹介します。
中古マンションを購入する際には、築年数や耐震基準、リフォームの必要性など確認すべき項目も多く、返済計画や住宅ローンの種類など1人で決めるのは大変です。また、住宅ローン商品は金融機関によっても違うため、どのローンを選べばいいか悩んでしまいますよね。
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まとめ:中古マンションの購入で住宅ローンは組める?
本記事では中古マンションの購入で住宅ローンは組めるのかを解説しました。
結論、中古マンションの購入で住宅ローンは組むことができます。ただし、築年数や建築基準などの条件があるケースもあるため、注意が必要です。
ただし、中古マンション購入では、リフォーム費用が必要になるケースも多く、予算設定が重要になります。いくらの予算なら家計にとって無理がないのか、毎月の返済はどの程度がいいのかなど、プロに判断してもらうのがおすすめです。
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