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小銭貯金で楽しく貯金するにはどの入れ物を使用すればいいの?この記事では、FPが小銭貯金に最適な入れ物について解説します。入れ物の選び方、おすすめの貯金箱、小銭貯金のやり方、銀行で入金・両替する方法を紹介しているのでぜひお読みください。

記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

この記事の目次

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小銭貯金の入れ物はどう選ぶ?小銭貯金のやり方は?

こんにちは、マネーキャリアの笠井です。


先日、30代の友人からこんな相談がありました。

最近電子マネーを使っているけど、お金を使った気にならないから気軽にお金を使っている気がするんだよね。少しずつでも貯金できる方法ってないかな?

近年は電子マネーの普及により、あまりお金を持ち歩かない人も多いかも知れません。経済産業省の「キャッシュレス決済の中小店舗への更なる普及促進に向けた環境整備検討会」の資料によると、2019年度のキャッシュレス決済比率は26.8%となっており、年々右肩上がりにキャッシュレスの比率が高まっています。



キャッシュレスは便利ですが、お金を使った感覚が沸きづらく、ついお金を使いすぎてしまう人も多いのではないでしょうか。


キャッシュレスで少し使いすぎてしまったぶん、少しずつでも貯金できたらと考える人も多いと思います。


今回は、現金をたまにしか使わなくても、財布の中に余った小銭を少しずつ貯める「小銭貯金」の方法や入れ物を紹介します。


最近電子マネーでお金を使いすぎてしまうと悩んでいる人の、手助けになれば幸いです。

小銭貯金の入れ物の選び方を紹介!


小銭貯金を始めるときに、唯一準備しなければならないのがお金を貯める入れ物です。とはいえ、家にある空き箱やペットボトルなど、小銭が入るものなら何でもOKです。


でも、せっかく小銭貯金をするなら、長く継続してたくさんお金を貯めたいですよね。モチベーションが継続しやすく、かつ生活の中で邪魔にならない小銭貯金の入れ物の選び方を紹介します。

①大きいものを選ぶ

小銭貯金の入れ物はできるだけ大きいものを選ぶのがおすすめです。というのも、小さすぎるものだとすぐにいっぱいになってしまい、長期間たくさんの小銭を貯めることができないからです。


大きい容器だとなかなかいっぱいにはならないので、「まだまだ貯めるぞ!」とモチベーションを保つことができます。また、入れ物が大きいぶん、いっぱいになるまで貯めれば意外と大きな金額になり、達成感も大きくなりますよ。

②簡単に開かないものを選ぶ



小銭貯金は手軽に始められるぶん、貯めている途中のお金も気軽に使えてしまいます。


そこでおすすめなのが、鍵付きの入れ物や、缶切りやハンマーで開ける入れ物。


特に、壊して開けるものだと、貯金に手をつければ入れ物自体が使えなくなるので、強力な抑止力になります。

③デザインが良いものを選ぶ

冒頭で、いらない空き箱やペットボトルと言いましたが、貯金箱を部屋に出しっぱなしにする予定なら、気に入ったデザインの入れ物にするのも大切です。


部屋で浮いてしまうデザインや、気に入らないデザインだと、モチベーションも下がりやすくなります。


最近は可愛らしい貯金箱やおしゃれな貯金箱など、いろいろなタイプがありますよ。100円ショップにも、おしゃれな透明の大きなガラス瓶が売られています。


せっかく小銭貯金を始めるなら、小銭を入れたくなるようなお気に入りの入れ物を見つけてみてください。

おすすめの小銭貯金の入れ物3選!

大きくて簡単に開かない、好きなデザインの貯金箱が良いとお伝えしましたが、実際に売られている中でおすすめの入れ物を3つ紹介します。


ぜひ貯金箱選びの参考にしてください。

  • おしゃれで楽しく小銭貯金できる貯金箱
  • ダイソーをはじめとした100均で手に入る貯金箱
  • 筆者が実際に使用している貯金箱

①おしゃれで楽しく小銭貯金できる貯金箱


Luckies(ラッキーズ)の地球儀型貯金箱は、付属のウッドスタンドに乗せると男女問わずおしゃれなインテリアとして使えます。


ブリキでできた地球儀には、付属のマグネットやペンでいつか行きたい国をマークすると楽しいですね。


もちろん貯金箱としての機能も十分。高さ20cm×幅20cm×奥行き20cmと大きいので、貯金箱がいっぱいになるまで長期間コツコツ貯金を続けられます。

②ダイソーをはじめとした100均で手に入る貯金箱


最近は100円均一にも、いろいろな貯金箱が売られています。「100円玉○枚で○万円になる」といった貯金箱から、かわいらしいブタの貯金箱まで幅広く取り扱いがあります。


中でもおすすめなのが、このブリキの貯金箱です。見た目もビンテージ風でおしゃれなので、インテリアの邪魔になりません。


そして一番のポイントは、鍵付きだという点です。鍵がなければ開かないので、貯金の途中でお金を使ってしまうのを防げます。100円で鍵まで付いてくるなんて、クオリティが高いですよね。

③筆者が実際に使用している貯金箱


私が一番おすすめするのは、コカ・コーラの瓶をモチーフにしたこちらの入れ物です。実際のコーラの瓶よりかなり大きく、およそ幅18cm×高さ60cm×奥行18cmなので、長期間にわたって貯金することができます。


この入れ物の最大の魅力は、一見してどれくらい貯まったのか分かる点です。中身が見えない貯金箱だと、あとどれくらいでいっぱいになるのか分からなくて、途中で諦めてしまうことも。でも、こちらの透明の貯金箱ならどれくらい貯まったのかすぐ分かります。モチベーションの維持にもつながります。


ガラス瓶に見えますが、実はプラスチックでできているため、万が一落としてしまっても割れずに安心です。おしゃれなので、インテリアの邪魔にもなりませんよ。

選ばない方がよい小銭貯金の入れ物とは?


おすすめの小銭貯金の入れ物を紹介しましたが、逆に選ばない方がよい入れ物はどんなものなのでしょうか。


実は、王道の貯金箱らしい入れ物は選ばない方が良いんです。詳しく紹介します。

①貯める金額を指定している貯金箱

貯める金額を指定しているというのは、例えば「500円玉でいっぱいにしたら、○万円になる」などと謳っている貯金箱です。


まさに小銭貯金のために作られた入れ物なので、おすすめなのではと思った人もいるかもしれません。


しかし、しっかりとした貯金箱で「○円玉でいっぱいにしたら」と指定されていると、「貯金しなきゃ!」とプレッシャーに感じてしまい、貯金が長続きしなくなるんです。


小銭貯金は、長くコツコツ貯めてはじめてまとまった金額になります。


長続きさせるためには、プレッシャーを感じさせない入れ物を使う方が良いのです。

②入り口の小さな貯金箱

小銭が1枚入るほどの狭い入り口の貯金箱は避けましょう。


小銭貯金ではパンパンに膨れた財布の小銭を一度に入れるケースもあります。小銭を丁寧に一枚ずつ貯金箱に入れるのは、とても面倒です。


意外ですが入り口の小さな貯金箱は避けて、一気にたくさんの小銭を入れられるような貯金箱を選びましょう。

小銭貯金のおすすめのやり方ランキング!


小銭貯金と一言でまとめても、実はいろいろなやり方があります。お金を入れる日を決める方法や、使うつもりだったお金を入れる方法、何かをしたらお金を入れる方法など、ユニークなやり方もたくさんあります。


おすすめの小銭貯金のやり方を紹介しますので、ぜひ自分に合いそうなものを見つけてくださいね。

【6位】歩数貯金



一日に歩いた歩数によって貯金する金額を決めるのが歩数貯金です。例えば、「3,000歩以上歩かなければ300円貯金する」といった決まりを作って貯金します。


歩数の1割の金額を貯金するのも1つの方法です。お金が貯まるだけでなく運動する習慣も付くので、健康にも良いですよ。

【5位】銀行を見たとき貯金

出かけた先で銀行を見かけたら、財布の中の小銭を入金するのが「銀行を見たとき貯金」です。この方法では、小銭貯金で唯一準備すべき入れ物すら必要ありません。


メガバンクのATMやゆうちょ銀行のATMなら、小銭の入金にも対応しています。こまめに小銭を貯金すれば、知らず知らずにお金が貯まるうえ、財布がパンパンになることもありません。

【4位】つもり貯金



つもり貯金とは、使うはずだったお金を使わなかった際に、その金額を貯める方法です。例えば、セールで定価よりも安く買えたときに、定価で買ったと想定して差額を貯金します。


他にも、バスに乗らずに歩いて移動したという場合に、バスに乗ったと想定してバス代を貯金するケースも考えられます。


浮いたお金を貯めていくので負担感はないうえ、貯まったときに「こんなにお金が浮いたのか!」とお得感をえられること間違いなしの方法です。

【3位】500円玉・100円玉・銀色貯金

100円や500円玉など、銀色の小銭を貯める方法です。


一日のどこかで銀色の小銭を貯金する、500円玉が手に入ったときに貯めておくといったものです。


自分が無理なく続けられるルールを作って、長く続けることが大切です。

【2位】おつり貯金

買い物でもらったおつりを貯金する方法がおつり貯金です。買い物に行くたび貯金ができるので、早くお金を貯めることができます。


ただし、おつり貯金には注意点があります。貯金がしたくて、買い物のときに無理におつりを作ろうとするのは本末転倒なのでやめましょう。あくまで自然にもらったおつりを貯めるようにするのが、長続きのコツです。


おつり貯金は貯金箱がいっぱいになっても、いくらくらい貯まったのか把握しづらいのが醍醐味です。最後まで、いくら貯まっているのかワクワクしながら貯金を続けることができますよ。

【1位】つみたて貯金



つみたて貯金とは、「毎週○曜日」「毎月の給料日前日」というように、貯金するタイミングを決めて、財布の小銭全てを貯金するものです。


「500円玉が手に入ったら」などのルールも良いですが、帰宅後うっかり貯金を忘れてしまったり、貯金できるタイミングが読めないというデメリットもあります。


一方、つみたて貯金なら、自分で貯金するタイミングを決められるので、一日の終わりに小銭を貯金することを忘れづらいのがメリットです。


早くお金を貯めたい人や、貯金の習慣をつけたい人は週一回など短いスパンで、ゆっくり貯めたい人は月一回など長いスパンで貯金のタイミングを決めると良いでしょう。

小銭貯金を楽しく継続!モチベーションの維持方法とは?


小銭貯金は思い立ったら気軽に始められるぶん、飽きやすいという欠点もあります。また、小銭貯金は入れ物がいっぱいになるまでいの期間が読みづらく、途中で諦めてしまうケースも多いです。


せっかく始める小銭貯金、長く楽しく続けたいですよね。小銭貯金のモチベーションを保つ方法を紹介します。

  • 貯金のペースを決める
  • お金を貯金するルールを決める
  • 小銭貯金を始めた日を記録しておく
  • 小銭入れが小さい財布を使用する
  • 小銭貯金の目的やお金の使い道を決める【きっちりしている人向け】
  • 貯金箱を開けるタイミングを決めておく【きっちりしている人向け】
  • 貯める金額を決めない【ずぼらな人向け】
  • 入れ物を貯金箱だと思わない【ずぼらな人向け】

①貯金のペースを決める

小銭貯金を始めるにあたっては、まず貯金するペースを決めましょう。ペースを決めずに思い立ったときに貯金しようとしても、すぐに小銭貯金の存在を忘れてしまって長続きしません。


例えば、「毎週末に財布の中に余っている小銭を入れて、お財布をすっきりさせる」というルールを決めれば、新しい週を迎える前に財布の中が整ううえ、貯金もできて一石二鳥です。また、「毎日○円ずつ」と決めて貯金するのも良いでしょう。


ペースを決めるときのポイントは、貯金が習慣になるまでは毎日・毎週など、早めのペースで設定することです。貯金が習慣になると月一回といったペースでも、小銭を入れるのを忘れづらくなります。

②お金を貯金するルールを決める

貯金するルールというのは、例えば「ビールを飲んだら300円入れる」といったものです。ルールを作ると、およそどれくらいの期間でどれほどの金額が貯まるか何となく分かるのでゴールが見えやすく、継続しやすくなります。


ルール作りでは、あまり高額を設定すると途中で嫌になってしまうので、500円以内で無理のない金額を設定すると良いですよ。

③小銭貯金を始めた日を記録しておく



小銭貯金を始めた日は、メモしておきましょう。途中で続けるのが嫌になりかけても、始めた日を見れば「まだ○ヶ月しか貯めてないなら、もう少し頑張ろうかな・・・」とか、「もう○ヶ月も頑張ったんだから、もう少し頑張ろう!」と思えます。


また、貯金箱がいっぱいになったら「○ヶ月で○万円貯まった」と分かるので、次の貯金の目標設定の参考にもなります。


メモするだけの簡単なことですが、効果抜群の方法です。ぜひやってみてくださいね。

④小銭入れが小さい財布を使用する

小銭入れが小さいと、すぐに財布がパンパンになりますよね。


わざと小銭入れが小さい財布を使って、「財布が膨れたら、小銭を入れ物に入れる」という習慣を付ければ、忘れず貯金できるうえ、財布も常にすっきりします。


ルールを決めたり、ペースを決めたりするのが面倒な人には、特におすすめの方法です。

⑤小銭貯金の目的やお金の使い道を決める【きっちりしている人向け】

目標や期間を設定しておきたいというきっちりしている人は、貯めたお金の使い道を決めておくと、モチベーションが下がりづらくなります。


ただし、目標とする使い道は、少し高価なディナーや洋服など、普段より少し贅沢なものにすることが大切です。海外旅行や家の頭金といった大きな目標にしても、小銭貯金で叶えるためには入れ物がいくつも必要になってしまいます。


大き過ぎる目標はモチベーションが下がる原因にもなるため、「少し頑張れば手の届く程度」の使い道を設定しましょう。

⑥貯金箱を開けるタイミングを決めておく【きっちりしている人向け】

期間を決めずにダラダラと貯めるのは、終わりが見えずモチベーションが下がるという人もいるでしょう。その場合は、貯金箱を開けるタイミングを決めるのも一つの方法です。


きっちりとしている人にとっては、期間を決めた方が忘れずに集中して貯金に取り組めます。ただし、注意したいのが、貯金額を大きくしたいと考えるあまり、小銭を作るのが目的になってはいけないということです。


小銭で支払えるのにお札を使ったり、小銭を作るために不要なものを買ってしまうと、貯金の意味が薄れてしまいます。あくまで、自然にできた小銭で貯金することを心がけましょう。

⑦貯める金額を決めない【ずぼらな人向け】

目標金額をきっちり決めてしまうと、プレッシャーに感じて貯金が嫌になってしまう人もいます。


その場合は、貯める金額を決めずに余った小銭を貯金しましょう。


一般的に貯金や節約は、毎月の貯金額を給与から先に抜くことが大切です。でも、小銭貯金については、金額よりも「無理なく長期間継続すること」の方が重要です。


余った小銭をダラダラと無理なく貯めて、いくら貯まったかワクワクするのも小銭貯金の楽しみ方の一つですよ。

⑧入れ物を貯金箱だと思わない【ずぼらな人向け】

ダラダラとお金を貯めていると、途中で「少し使おうかな」とか「全部使っちゃえ!」と思ってしまうこともあります。入れ物がいっぱいになるまでに少しでも使ってしまうと、いつまで経っても貯金は終わらず、モチベーションも下がってしまいます。


貯金箱の中のお金を使わないようにするには、入れ物を「自分のお金が入っている貯金箱だ」と思わないことです。入れ物は「お店のレジ横にある募金箱だ」と思い込む、もしくは入れ物には外国のコインが入っていると思うようにしましょう。


そうすれば、入れ物を見ても、使おうと思わずに無理せず貯金を続けられます。

小銭貯金のメリットを紹介!


すぐに始められる小銭貯金には多くのメリットがあります。

  • 手軽にお金が貯まる
  • 財布がパンパンになるのを防げる
  • 経済的負担が少ない
  • 貯金箱の重さや見た目で成果が感じられる

他にも、災害などでATM等が使えなくなった際に、手元に少しでもまとまったお金があると心強いですよね。小銭貯金のメリットを紹介します。  

①手軽に貯金ができる

小銭貯金のメリットは、何と言っても手軽さです。貯金と聞くと、毎月の貯金額を決めることから始まり、給料天引きの設定や、家計のやりくりを考える・・・など事前準備が必要です。


でも小銭貯金なら、入れ物さえあればすぐに始められます。ちょうど良い入れ物がなくても、財布の小銭をこまめに銀行ATMで預け入れるだけで立派な小銭貯金になりますよ。

②財布が小銭で膨れない

財布が小銭でパンパンになってしまうことってよくありますよね。


私もよくパンパンになるのですが、レジで小銭を使おうと思っても結局小銭だらけでちょうどよい硬貨が見当たらず、また小銭が増えていくんですよね。


小銭貯金なら、財布の余った小銭を貯金するので、財布がパンパンに膨れるのを防げます。スマートな財布を保ちながら、しっかりお金を貯められますよ。

③経済的負担にならない



貯金と言えば、頑張って節約して浮いたお金を貯めるとか、給与から貯金額を抜く方法が一般的です。どちらも、貯金額をキープするために、節約や生活費のやりくりを工夫しなければなりません。


でも、小銭貯金はあくまで財布に余っている小銭を貯金するだけ。経済的に無理して貯めるというものではないので、負担感なく楽に続けられます。

④成果がすぐに感じられる

節約での貯金や、給与からの貯金は通帳で行いますよね。この場合、銀行に行って記帳しなければ、どれくらい貯金できたのか分かりません。


小銭貯金は、家の入れ物にお金を貯めるので、いつでも貯金の成果を確認できます。通帳のように細かい金額は数えなければ分かりませんが、透明な入れ物なら見た目でどれくらい貯まったか分かりますし、貯金箱の重さからも成果を感じられますよ。


小銭が増えた貯金箱を眺めながら、どれくらい貯まったのか想像するのも、ワクワクして楽しいですよ。

小銭を入金・両替する方法と注意点!銀行で入金するのは迷惑?


小銭貯金は銀行で入金・記帳しましょう。ただし、大量の小銭の入金は手数料を取られる場合もあり、注意が必要です。また、計数に時間が掛かるので、たくさんの人が並ぶATMを使うと迷惑になってしまいます。


他の人の迷惑にならずに、スマートに入金やお札に両替する方法を紹介します。

①入金・両替する方法を解説

大量の小銭の入金は、ゆうちょ銀行やメガバンクで行いましょう。


特にゆうちょ銀行の窓口なら、手数料が掛からないのでおすすめです。


ゆうちょ銀行で小銭を入金する流れは、「小銭貯金で貯めた小銭を銀行や郵便局で入金するのは迷惑?【オススメの方法やコツ】」の記事で詳しく解説しているのでそちらをご覧ください。


一方、メガバンクでの入金は、以下の3つの方法があります。

  • 窓口
  • ロビー入金機
  • ATM


まず窓口での入金方法は次の通りです。

  1. 総合窓口の受付番号を取って順番を待つ
  2. 窓口で小銭の入金を依頼する
  3. 専用用紙に記入し、店内で待つ
  4. 窓口で入金額と手数料の領収証をもらい、入金完了

メガバンクの窓口は、100枚以上(三井住友銀行は300枚以上)の硬貨の取り扱いについては手数料がかかるのがデメリットです。手数料については後ほど注意点で紹介します。


次に、ロビー入金機とは大量の硬貨を計数する機械です。設置していない店舗もあるので、小銭を持参する前に店舗に電話して、ロビー入金機の有無をチェックしておきましょう。


  1. 窓口でロビー入金機専用カードを借りる
  2. 小銭を入れて、金額を計数
  3. 出てきたレシートと通帳を窓口に持参して、入金完了

こちらも窓口と同様、硬貨が規定の枚数以上だと手数料がかかります。詳しくは注意点で紹介します。


最後にATMでの入金方法です。お札と同じく、ATMに硬貨を投入して入金します。


メガバンクのATMは、ゆうちょ銀行のATMとは違って硬貨投入口が大きいので、まとめて入金できます。ただし、1回につき100枚までの投入となるので、それ以上の硬貨を持参する場合は小分けにして入金しなければなりません。


ATMによる入金は小分けにする手間と時間がかかるものの、手数料無料なのが大きな魅力です。


両替については、メガバンクの窓口だと手数料がかかります。例えば、三菱UFJ銀行だと、11~500枚までで550円、それ以上は500枚毎に550円が加算されます。


両替機もありますが、大量の小銭を両替するとなると時間がかかるので、周りの人に迷惑になってしまう場合も。


両替でおすすめなのは、ゆうちょ銀行の窓口で入金してから出金する方法です。


ゆうちょ銀行なら、窓口での入金は無料です。さらに、ゆうちょATMなら通常貯金の預け入れおよび払戻し手数料も無料なので、大量の小銭も手数料無しで両替できます。

②入金・両替する際の注意点

メガバンクで大量の小銭を入金すると、枚数によっては手数料がかかります。


また、入金時の計数には時間が掛かるため、銀行に持参する日にちや時間帯にも気を配って、他の人の迷惑にならないようにしましょう。


また、郵便局での両替方法についての記事もあわせて読むとお得な両替方法についてより深く知ることができます。

まとめ:入れ物を選んで小銭貯金をしよう!

小銭貯金の入れ物の選び方や小銭貯金の方法、メリット、注意点について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは

  • 小銭貯金の入れ物は、大きくて簡単に開かないものがおすすめ
  • 貯める金額が決まっているもの、入り口の小さなものは選ばない方が良い 
  • いろいろな小銭貯金の方法の中でも、つみたて貯金がおすすめ 
  • 小銭貯金のモチベーションを保つには、貯金ペースやルールを決めることが大切 
  • 小銭貯金は手軽に始められるうえ、財布がパンパンになるのを防げる 
  • 小銭貯金を入金・両替するときには手数料や時間がかかる点に注意

でした。


貯金箱を開ける頃には余った小銭が大きな金額になっていて、すごく得した気分になれる小銭貯金。準備するのは入れ物だけと、かなり手軽なのも魅力です。ぜひ始めてみてください。


マネーキャリアでは、他にも読んでおきたい貯金や節約に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。