少額投資が資産運用の初心者におすすめの理由とは？失敗しないコツやはじめ方をご紹介！

少額投資とは、その名のとおり少額資金で投資を行える資産運用のことです。

投資をしてみたいけど、リスクが怖くてなかなか一歩が踏み出せないという人におすすめです。

以下では、具体的に初心者におすすめの少額投資の魅力について解説します。

• 初心者に少額資産運用がおすすめな理由
• 少額投資で得られる長期的なメリット

投資信託や株には元本保証がありません。

投資信託や株は市場の動きによって常に変動するため、リスクとリターンがともないます。

しかし、少額資産運用は最低投資額が少額なので、もし資産が2分の1に減ったとしても、もともとの資産が少なく損失は最小限で済みます。

このように、少額投資はリスクが最小限に抑えられることから資産運用を始める第一歩としておすすめできます。

少額投資で得られるメリットは、預貯金以外の資産を持つリスク分散です。

現在円のみの資産しか持っていない場合、将来もしも円の価値が下がったときには、資産の価値が減少してしまうリスクがあるためです。

また、「複利」の恩恵を体験できることもメリットになり、大きな利益は得られなくても、今後も長く継続できれば資産は増やせる安心感が持てます。

こうした心理的な要素もメリットとなります。

初心者でも始めやすい少額資産運用の具体的な方法を解説します。

投資信託、株式、FXなど、投資商品には種類が多く何を選べばよいか迷ってしまう人も多いです。

そこで特に初心者におすすめする少額資産運用として、3つの活用法を紹介します。

• 投資信託や積立NISAを活用した少額投資
• ポイント投資やおつり投資
• 株式累積投資（るいとう）の特徴と活用法

積立NISAは最低金額100円から、ポイント投資は1ポイントから、株式累積投資は1万円から投資がスタートができます。

ポイント投資やおつり投資は、わざわざ資金を用意する必要がなく、ふだんの生活を過ごす中で投資が行えるため、気軽に試したい人におすすめです。

投資信託には少額から始められる銘柄があります。

しかしながら、初心者であれば、一時金を投資するより積立投資がおすすめです。  

中でも「つみたてNISA」（少額投資非課税制度）は、通常なら税金20％かかる利益に対しても非課税（年間120万円、1人1,800万円が上限）になる制度なので資産運用に適しているので積極的に活用したいところです。

「つみたて投資枠」の銘柄は、金融庁が最適な銘柄を厳選していて安心です。

毎月、継続して「つみたてNISA」で少額投資を始めることからスタートしてみましょう。

証券会社によっては、現金以外での取扱いもできます。

たとえば楽天証券は、日々のお買い物でたまったポイントを「1ポイントあたり１円」で利用ができます。

手軽に投資の練習ができる点や現金を使いたくない人にメリットです。

また、余ったおつりを、あらかじめ設定された金額で自動的に運用するアプリの活用で「おつり投資」をおこなうという方法もあります。

株式累積投資（るいとう）は、選んだ1つの銘柄を毎月一定の金額で継続して積立していく株式投資の手法です。

取引を行っている証券会社が指定した銘柄の中から選ぶことができます。

通常、株式の購入は決まった単位の金額で行なうため最低10万円以上の取引が必要ですが、株式累積投資は一単位未満の積立が可能で、最低1万円から株式投資ができます。

金額変更は千円単位で、月100万円未満の範囲で活用できます。

株式をしてみたいが、手持ちの資産が少ないという方はおすすめです。

ここまで少額資産運用のメリットについて解説してきました。

しかし、メリットだけでなく気を付けておきたい点もいくつかあります。

ここからは少額資産運用のデメリットと注意点を解説します。

• 大きな利益を期待しすぎない
• 手数料や税金が割高になるケース
• 投資の目的と計画を明確にする重要性

目減りするリスクは少ないですが、利益が出る場合のリターン（利益）も比例して少なくなります。新NISAやiDeCoといった利益非課税制度以外では、利益分に20％の税金が引かれます。

少額資産運用は資産が少なくてもスタートできる一方、メリットとあわせて慎重に判断する必要があります。

投資は少額から始められる分、そもそも資金が少なければ利益自体は少額になることを理解しておきましょう。

つまり資産運用は少額から可能ですが、利益自体は大きくはないということです。

もし大きい利益を求める場合は、資産も大きくする必要があり、その分当然リスクは大きくなります。ですので、まずは資産運用の経験を優先することをおすすめします。

投資を経験して、少しづつ市場の動きや金融商品の知識が身に付いてきたら、資金の増額なども考えていきましょう。

投資信託などを行う際に見落としがちなのが各種手数料です。

売買するときや保有時に手数料が発生しますが、頻繁に売買を行うとそのたびに手数料が発生し、とくに少額での株取引（単元未満）では手数料が割高になるケースもあります。

具体例として1万円の投資信託を行ったAさんと、少額投資を行ったBさんで比較します。

・Aさんのケース

• 毎月1万円を投資信託で運用。1年で12万円の投資額に対して購入と売却時の手数料として1パーセントがそれぞれにかかったので合計で2,400円の手数料が必要になった

・Bさんのケース

• 単元未満株を購入し、その後、頻繁に売買を行った。1回の取引で980円の手数料がかかったので年間12回で計11,760円の手数料を支払った

Bさんのケースは少額投資の手数料が高く、繰り返し売買したため1年間で大きな支出となりました。

さらに通常の商品は、税率20.315％（所得税15.315％+住民税5％）の「源泉分離課税」がかかります。

こうした手数料や税金対策で少額投資を行う際は以下のことに注意しましょう。

• できるだけ手数料の安い商品を選択する
• 短期間での売買は極力行わない

また、運用利益が非課税になる新NISAやiDeCoを積極的に活用すればより有効な対策になります。

投資は有効な資産運用方法ですが、人によって投資目的や達成したい金額は違います。

そこで、投資の目的といつまでにゴールするといった具体的な計画を立てましょう。

目的と計画を立てず漫然と投資を行った場合、予測不能な事が起きてしまえば投資が計画倒れとなってしまうかもしれません。  

そのため、長期間でシミュレーションと不測の事態が発生したときの対応策も視野に入れた計画作りが不可欠になります。

初心者が少額資産運用を行なう際に注意する点について解説しました。

ここではさらに具体的な少額資産運用法を、失敗しないポイント3選で解説します。

• 余剰金で無理なく投資を始める
• ハイリターンを狙わず堅実に取り組む
• 投資信託や積立型商品の活用でリスク分散

投資の価値は未来の経済情勢によって変わるので、投資資産の保障はありません。

そこで、万一資産がマイナスになってしまっても生活に支障がでない余剰資金で資産運用を行なうことが一つ目のポイントです。

生活費、マイホーム資金・車の買い替え資金からではなく、当面使う必要がない資金で無理なく資産運用は行いましょう。

2つ目のポイントは初めからハイリターンな商品は狙わないことです。

資産運用の商品には、リターンの大きな商品から低い商品があります。

投資先は「国内」「外国」「株式」「債券」「不動産」などがあり、ジャンルが異なる複数の商品に分散して資産を持つことが、投資におけるリスク分散の基本です。

その点で、投資信託は1つの商品で複数の投資ができるポートフォリオが作られているため、初心者が取り組みやすい商品です。

価格変動のリスクが理解できるまでの期間は、堅実に運用できる商品の選択をおすすめします。

たとえば着実に利益が返ってくる債券重視タイプなどはおすすめです。債券は、国や企業にお金を貸して満期には元金+利息分が返ってくるという仕組みです。

ただし発行元が破綻すれば債務は不履行となるリスクはあります。

投資信託は、1つの商品を購入するだけで分散投資できるので、リスク分散が効いた資産運用です。

たとえばA社という企業にのみ投資を行うと、A社が倒産してしまえば資産は一気にマイナスとなってしまいます。

しかし、10社の企業に分散するとリスクも軽減され、安定的に運用を行なうことができます。

また毎月一定額で投資を行う積立型は、長期で買い続けることで価格の変動を平均的にする効果があります。

投資は正しい方法で行なうことで失敗するリスクを減らすことは可能です。

しかし、具体的な方法というのは人によって答えが異なります。

なぜなら、年収や年齢だけでなくライフスタイルや投資目的、投資のリスク許容度、、何年後に達成したいのかという時期（ゴール）によっても、手段や選択できる商品は変わるからです。

近くにいる知人に相談するとしても、自分の資産に関する内容まではなかなか言いづらい部分がありますが、金融のプロなら気にすることなく相談ができます。

そこで、マネーキャリアのように、無料で資産運用のプロに何度でも資産運用の相談ができるサービスがあるのです。

簡単30秒で予約完了できるうえに、相談実績100,000件以上の実績から、一人ひとりに合わせたオーダーメイドのアドバイスができる点が強みです。

ここまで少額投資が資産運用の初心者におすすめである理由を解説してきました。

初心者でも失敗せずに資産運用が行える理由としてまとめるといかになります。

• まず少額から無理なく投資の経験ができる
• 余剰資金を活用して心理的、資産的な余裕がもてる
• ポイント投資や、おつり投資アプリの活用で低リスクでも経験できる