太陽光発電設置は住宅ローン控除の対象になる?条件や補助金についても解説のサムネイル画像
電気代の高騰が続く中、太陽光発電の設置を検討している方も多いのではないのでしょうか。

しかし、太陽光発電の設置は初期費用が高いため、住宅ローン控除の適用を受けられるかどうかは重要なポイントです。

この記事では太陽光発電の設置が住宅ローン控除の対象となる条件や注意点、補助金について解説します。

・太陽光発電設置に利用できる補助金について知りたい
・住宅ローン控除を利用して、太陽光発電設置の金銭的負担を軽くしたい

上記のような方は本記事を参考にすれば、費用を抑えて太陽光発電を導入できます。

住宅ローン控除や補助金は条件を満たさないと受けれません。


条件も都度変更があるので、最新の情報を得る必要があります。


申請方法や時期を間違うと補助が受けられない場合もあるので、住宅ローンについてはマネーキャリアのような無料で専門家に相談できるサービスの利用がおすすめです。


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内容をまとめると

  • 太陽光発電の設置が住宅ローン控除の対象となるには「新築・購入時に同時に設置する」「住宅ローン控除対象の改修工事と併せて設置する」必要がある。
  • 太陽光発電の設置に利用できる補助金には「ZEH支援事業」や「子育てグリーン住宅支援事業」があり、住宅ローン控除と併用できる。
  • 住宅ローン控除と補助金は条件や申請時期を間違うと対象外となったり、補助金が受けられない場合もあるので、注意が必要。
  • しかし、住宅ローン控除や補助金の内容や条件は複雑なため、のような無料相談窓口で専門家に相談するのがおすすめ。
この記事の監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!
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この記事の目次

太陽光発電付き住宅の住宅ローン控除

太陽光発電の住宅ローン控除

住宅ローン控除とは、年末の住宅ローン残高の0.7%分を最大で13年間、所得税・住民税から控除できる制度です。


住宅ローン控除は2024年に改正され、新築住宅は省エネ基準を満たすもののみが対象となりました。


では太陽光発電付き住宅は住宅ローン控除の対象になるのでしょうか。

詳しく解説していきます。

太陽光発電の設置費用は住宅ローン控除の対象になる?

残念ながら、太陽光発電の設置だけでは住宅ローン控除の対象にはなりません。


住宅ローン控除は住宅購入者への金銭的支援が目的のため、家の設備のみ購入しても対象外となるからです。


しかし、太陽光発電は費用が高額のため、住宅ローン控除を活用して負担を軽減したいと考える人も多いのではないでしょうか。


一定の条件を満たせば、太陽光発電の設置費用が住宅ローン控除の対象となる可能性があります。

太陽光発電付き住宅で控除額はどう変わる?

太陽光発電付き住宅では、よりよい税制優遇を受けられる可能性があります。


2024年以降、新築で住宅ローン控除を受けるためには省エネ基準を満たすことが必須条件となりました。


太陽光発電を導入することでZEH水準省エネ住宅の基準を満たし、借入限度額3500万円で

(子育て世帯・若年夫婦世帯は4500万円)年度末ローン残高×0.7%の控除を13年間受けることができます。


節税もでき電気代の削減もできるので、住宅購入の際に太陽光発電の導入を検討する人も増えています。

住宅ローン控除の適用条件は新築・中古・改修時でそれぞれ決められています。


新築の省エネ基準は4段階に分かれているなど、住宅ローン控除の条件は複雑で理解するだけで時間がかかります。


そのため、住宅ローンの相談はプロに何度でも無料で相談できるマネーキャリアを利用するのがおすすめです。


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太陽光発電の設置が住宅ローン控除の対象になる条件

太陽光発電設置の住宅ローン控除の対象条件

太陽光発電の設置が住宅ローン控除の対象となるには条件を満たす必要があります。

必要な条件は以下の場合によって変わります。


  • 新築時や購入時に同時に設置した場合
  • 改修工事時に設置した場合

詳しく解説していきます。

新築時や購入時に同時に設置した場合

新築時や購入時に太陽光発電を設置した場合は、住宅ローン控除の対象となります。


住宅ローン控除の計算に使用する「家屋の取得対価」の額に家屋と一体として取得した電気設備などの取得額が含まれるためです。


例えば、照明器具やトイレ、ユニットバスなどの設備も家屋の取得対価の額に含まれます。


そのため、住宅の購入と一緒に太陽光発電を導入することで住宅ローン控除の適用を受けることが可能です。

改修工事時に設置した場合

自宅の改修工事の際に太陽光発電を設置する場合にも住宅ローン控除もしくは住宅特定改修特別控除の対象になる可能性があります。


改修工事が住宅ローン控除の対象となるには以下の6つの工事のいづれかに該当する場合です。


  • 増築、改築、建築基準法に規定する大規模の修繕または大規模の模様替え工事
  • マンションなどの区分所有建物のうち、その人が区分所有する部分の床、階段または壁の過半について行う一定の修繕・模様替えの工事
  • 家屋のうち居室、調理室、浴室、便所、洗面所、納戸、玄関または廊下の一室の床または壁の前部について行う修繕・模様替えの工事
  • 建築基準法施行令の構造強度等に関する規定または地震に対する安全性にかかわる基準に適合させるための一定の修繕・模様替えの工事
  • 一定のバリアフリー改修工事
  • 一定の省エネ改修工事

住宅ローン控除の対象となる改修工事時に太陽光発電を設置することで、住宅ローン控除の適用を受けられます。

住宅特定改修特別税額控除は住宅ローンの有無に関係なく利用できる制度です。

省エネ改修工事やバリアフリー改修工事などを行った際に確定申告を行うことで所得税の控除を受けられます。

住宅ローン控除と住宅特定改修特別税額控除は併用できないので注意が必要です。

太陽光発電の設置の際に住宅ローン控除の対象となるには、条件を満たす必要があります。


住宅ローン控除の適用要件は複雑なため、自分だけで判断するのは難しいです。


そこで、無料で何度でも専門家に相談できるマネーキャリアで、自分に合ったアドバイスを受けることをおすすめします。


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太陽光発電の設置に利用できる補助金

太陽光発電の設置には、国や自治体の補助金が受けられます。


住宅ローン控除と併用ができるものもあり、補助金を利用することで経済的負担を抑えて太陽光発電を設置できます。


また、国の補助金に加えて、独自に補助金制度を設けている自治体もあるので、自分の住んでいる地域の補助金について事前に調べておきましょう。

国の補助金制度

現在、「太陽光発電の設置のみ」で利用できる国からの補助金はありません。


しかし、高機能な省エネ設備と同時に太陽光発電を設置することで受け取れる補助金制度があります。


  • ZEH(ゼッチ)支援事業
  • 子育てグリーン住宅支援事業

財源と補助対象が同じなため、ZEH支援事業と子育てグリーン住宅支援事業の併用はできません

どちらを利用するのが自分には適しているかは制度に詳しい専門家に相談するのがおすすめです。

地方自治体の補助金制度

 太陽光発電の導入には各自治体が独自の補助金を設けていることがあります。


地方自治体の補助金と国の補助金は、財源や目的が異なるため併用が可能です。 


例えば、 東京都は新築住宅への設置は1kWあたり12万円(上限36万円)、3.6kW超の場合は1kWあたり10万円の補助があったり、福島県では1kWあたり4万円(上限16万円)の補助金が受けられます。


さらに、地域によっては都道府県と市区町村の2段階で補助金が受けられることもあります。


ただし、予算がなくなり次第終了することや、年度ごとに精度内容が変更される可能性があるので注意が必要です。


太陽光発電の設置の際は、自治体の公式サイトや担当部署に最新の補助金制度を確認することをおすすめします。

太陽光発電の設置費用を抑えるために、住宅ローン控除と併せて国や自治体の補助金を活用するのがおすすめです。


しかし、補助金は制度ごとに条件や必要書類が異なり、自分だけで把握することが難しいことも多いです。


書類に不備があると補助対象外となるため、計画的に準備する必要があります。


そこで、マネーキャリアで専門家に無料で相談し、補助金について適切なアドバイスをもらうのがおすすめです。


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住宅ローン控除と補助金を併用する際の注意点

住宅ローン控除とさまざまな補助金は併用が可能ですが、注意点を理解していないと、せっかくの制度を利用できないこともあります。


以下の注意点を覚えておきましょう。


  • 住宅ローン控除の申請時には補助金の額を引いて申請する
  • 住宅ローン控除と補助金の申請時期の違い
  • 1年目は確定申告が必要
  • 太陽光発電の売買所得がある場合

詳しく解説していきます。

住宅ローン控除の申請時には補助金の額を引いて申請する

補助金を受け取った場合は、住宅ローン控除の申請の際にローン残高から補助金の額を引く必要があります。


補助金を控除せずに申請すると、税務署から修正を求められることがあります。


例えば、自治体から補助金を受けた場合は、その分を差し引いた金額で申請しなければいけません。


正しく申告することで、あとの手続きの手間を省くことができます。


住宅ローン控除と補助金の申請時期の違い

住宅ローン控除は入居の翌年に確定申告で申請しますが、補助金は着工前に申請が必要なケースも多いです。


例えば、ZEH支援事業は住宅の施工会社が補助金の申請を行い、「交付決定通知書」の受領後に工事を開始しなければいけません。


交付決定通知書を受け取る前に工事を開始すると補助対象外となることがあります。


このように、申請時期を間違うと補助金を受けられないこともあるため、利用する制度の申請時期は事前に確認しておきましょう。

住宅ローン控除申請の1年目は確定申告が必要

住宅ローン控除を受けるためには住宅を取得した翌年に確定申告を行う必要があります。


通常は年末調整を行っている会社員も、1年目だけは確定申告が必要なので、忘れないよう注意してください。


住宅を取得した翌年の2月16日~3月15日の間に確定申告を行いましょう。


2年目以降、会社員は年末調整のみで住宅ローン控除を受けられます。

太陽光発電の売買所得がある場合

太陽光発電の余剰電力を電力会社に売却した所得がある場合は、雑所得として確定申告が必要です。


会社員で売買所得が20万円以下の場合は所得税の確定申告は不要ですが、住民税の申告はしなければいけません。


住宅ローン控除の1年目で確定申告する際は、太陽光発電の年間所得が20万円以下の場合でも、売買所得も確定申告が必要なので注意しましょう。


住宅ローン控除と補助金を確実に受け取るためには、正しい申告方法や申請時期など注意すべき点がいくつもあります。


とくに補助金は申請時期を間違うと受けられない場合もあります。


住宅ローン控除と補助金の利用を計画的にすすめられるよう、マネーキャリアで無料で相談してアドバイスを受けることをおすすめします。


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住宅ローン控除を受けるための手続きは?

新居への引っ越しや片付けなどで忙しくしていると、住宅ローン控除の手続き準備は後回しになりがちです。


確定申告の時期が近付いたとき、慌てずに済むように必要書類や流れを把握しておくと安心です。


必要書類や申告方法について詳しく解説します。

必要書類を準備する

住宅ローン控除の1年目の確定申告には必要書類が多くあります。


書類の準備には時間がかかる場合もあるので、計画的に準備を進める必要があります。


必要書類は以下の通りです。


  • 確定申告書
  • 本人確認書類の写し
  • 源泉徴収票
  • 土地・建物の登記事項証明書
  • 住宅借入金等特別控除額の計算明細書
  • 住宅ローンの年末残高等証明書
  • 建物・土地の不動産売買契約書(請負契約書)の写し
  • 住宅の区分に応じた証明書類
  • 補助金の決定通知書

2年目以降は以下の2つの書類のみ準備すれば、年末調整で住宅ローン控除を受けられます。

  • 給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書 兼年末調整のための(特定増改築等)住宅借入金等特別控除計算明細書
  • 住宅ローン残高証明書
給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書 兼年末調整のための(特定増改築等)住宅借入金等特別控除計算明細書は、税務署から残りの年数分まとめて送付されるので、無くさないように保管しておく必要があります。

確定申告書類の作成・提出

必要書類をもとに確定申告書類の作成をし、管轄の税務署に提出します。


はじめての確定申告で記入方法などわからない場合は、マネーキャリアを利用して無料で相談するればスムーズに手続きが可能です。


確定申告書類の提出方法は以下の3通りです。


  • 管轄の税務署に持参する
  • 管轄の税務署に郵送する
  • e-Taxで電子申請する


e-Taxでの電子申請はマイナンバーカードを利用してスマホやパソコンでいつでも申告ができるので便利です。


しかし、初期設定に時間がかかるというデメリットもあるので、自分に合った方法で提出しましょう。

1年目は住宅ローン控除の適用に確定申告が必要で、必要書類も多いです。


税務署でも確定申告の相談はできますが、確定申告の時期は窓口も混雑するので相談に時間がかかります。


そこで、専門家に無料で相談できるマネーキャリアで不明点を確認することをおすすめします。


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まとめ

太陽光発電の設置費用は条件を満たせば住宅ローン控除の対象となります。


また補助金を利用することで設置費用の負担を軽減できます。


ただし、申請手続きや条件をしっかり把握し、適切に手続きを進めることが重要です。


住宅ローン控除や補助金の制度内容は複雑なので、マネーキャリアで住宅ローンのプロに無料で相談するのがおすすめです。


太陽光発電の導入を検討している方はマネーキャリアに相談して住宅ローン控除や補助金制度を積極的に活用していきましょう。  

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