内容をまとめると
- 不正咬合でも条件を満たすことで生命保険に入れる可能性がある
- 不正咬合でも加入できる生命保険の種類は「通常の生命保険（部位不担保）」「引受基準緩和型保険」など
- 不正咬合の方が生命保険に入る際の注意点として「告知義務違反に注意する」「複数の生命保険を比較する」「保険の専門家（FP）に相談する」などがある
- 知識がないまま生命保険の契約を決めて後悔する人がいる
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この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績：＜テレビ出演＞テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ！」
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この記事の目次
- 不正咬合でも生命保険に入れる可能性がある
- 不正咬合でも入りやすい生命保険2種類を紹介
- 通常の生命保険（部位不担保）
- 引受基準緩和型保険
- 不正咬合で生命保険に加入する際の注意点
- 告知義務違反に注意する
- 複数の生命保険を比較する
- 保険の専門家（FP）に相談する
- 不正咬合とは？歯並びと顎のズレが引き起こす機能障害
- 不正咬合の生命保険に関するよくある質問
- Q1：不正咬合の矯正治療は保険は適用できますか？
- Q2：反対咬合・受け口の場合は保険に加入できますか？
- Q3：不正咬合が過去に治療済でも申告は必要ですか？
- 不正咬合の生命保険の加入で悩んだら取るべき方法とは？
- 不正咬合は生命保険に加入できるかや取れる対策まとめ
不正咬合でも生命保険に入れる可能性がある
不正咬合でも入りやすい生命保険2種類を紹介
ここでは、不正咬合でも加入しやすい生命保険について解説します。
不正咬合でも加入できる可能性がある生命保険は以下の2種類です。
- 通常の生命保険（部位不担保）
- 引受基準緩和型保険
不正咬合の状態などによって加入できる条件が異なるため、自身がどの保険に加入できるのか今のうちから把握しておきましょう。
通常の生命保険（部位不担保）
不正咬合でも加入できる1つめの生命保険は、通常の生命保険（部位不担保）です。
不正咬合の経験がある場合でも、手術や治療が完了していれば無条件で生命保険に加入できる可能性が高いです。
また現在治療中であっても、部位不担保の条件をつけることで加入できる場合があります。
部位不担保の生命保険では歯など保険会社が指定する部位の病気などは保障の対象外になりますが、ほかの部位は通常どおり保障されます。
引受基準緩和型保険
2つめは、引受基準緩和型保険です。
不正咬合など何らかの理由で通常の生命保険に加入できない場合、部位不担保をつけずに引受基準緩和型保険を選択したほうが良いケースがあります。
引受基準緩和型保険は告知内容が通常の生命保険よりも少なく、以下の告知内容に該当しなければ加入できます。
- 現在入院をしているか、または最近3ヵ月以内に医師から入院や手術をすすめられたことがあるか
- 過去1～2年以内に入院または手術を受けたことがあるか
- 過去5年以内にがんまたは上皮内新生物・肝硬変・認知症・統合失調症・アルコール依存症などで医師の診断・検査・治療・投薬のいずれかを受けたことがあるか
不正咬合で生命保険に加入する際の注意点
ここでは、不正咬合で生命保険に加入する際の注意点を解説します。
主な注意点は以下の3つです。
- 告知義務違反に注意する
- 複数の生命保険を比較する
- 保険の専門家（FP）に相談する
告知義務違反に注意する
不正咬合の方が生命保険に加入する際は、告知義務違反に問われないように注意が必要です。
生命保険会社によって告知内容は異なりますが、通常の生命保険では主に以下の内容について問われます。
- 直近3ヵ月の健康状態
- 過去5年以内での健康状態
- 過去2年以内の健康診断の結果
- 身体の障害があるか
- がんの罹患や疑いがあるか など
複数の生命保険を比較する
不正咬合の方が生命保険を検討する際は、複数の生命保険を比較しましょう。
ひとくちに「生命保険」といっても、商品によって加入条件・保障内容・保険料などがまったく異なります。
同じ不正咬合の方でも必要な保障が異なるため、それぞれの治療状況に合う保険に加入する必要があります。
1つの保険だけ見て選んでしまうと、その生命保険が本当に最適な保障なのかわかりません。
最適な保険に加入するために、複数の保険を比較して選ぶことが重要です。
保険の専門家（FP）に相談する
不正咬合とは？歯並びと顎のズレが引き起こす機能障害
不正咬合とは、「歯並び」や「噛み合わせ」が悪い状態のことを指します。
不正咬合は見た目が気になるだけではなく、虫歯や歯周病の原因になるともいわれています。
歯並びが悪いことで歯ブラシが届かない隙間ができてしまい、溜まった汚れをもとに虫歯や歯周病が発生しやすくなります。
ひとくちに不正咬合といってもさまざまな種類があり、主な種類は以下のとおりです。
- 上顎前突（出っ歯）
- 下顎前突（受け口）
- 乱杭歯（八重歯）
- 正中離開（すきっ歯）
- 開咬（かいこう）
- 切端咬合（せったんこうごう）
不正咬合の生命保険に関するよくある質問
- Q1：不正咬合の矯正治療は保険は適用できますか？
- Q2：反対咬合・受け口の場合は保険に加入できますか？
- Q3：不正咬合が過去に治療済でも申告は必要ですか？
Q1：不正咬合の矯正治療は保険は適用できますか？
不正咬合の矯正治療に健康保険が適用されるか否かは、治療内容によって大きく異なります。
外科手術が必要なほど重度の顎変形症や、何らかの指定疾患が原因の不正咬合の場合、健康保険が適用されて自己負担は3割以下になります。
一方、通常の不正咬合の治療は自費診療となります。
健康保険はケガや病気の治療費について公的保障がおこなわれるものであるため、病気でもケガでもない美容目的の治療は保険の給付対象外です。
Q2：反対咬合・受け口の場合は保険に加入できますか？
反対咬合・受け口の方が民間の生命保険に加入できるかは、治療の状況で異なる場合があります。
反対咬合・受け口になっている方の場合でも、治療が完了していれば無条件で通常の生命保険（医療保険）に加入できる可能性があります。
一方、治療中の場合には通常の生命保険に加入できないこともあります。
通常の生命保険に無条件で加入できないときは「部位不担保の生命保険」や「引受基準緩和型保険」が選択肢になるでしょう。
Q3：不正咬合が過去に治療済でも申告は必要ですか？
不正咬合が過去に治療済みであっても、生命保険の加入時に申告が必要です。
生命保険の加入時には、現病歴や既往歴について正確に生命保険会社に伝える「告知義務」があります。
不正咬合が現在進行形のものではなく、過去に治療済みであっても、治療歴や完治時期などを正確に申告しなければいけません。
過去の治療歴を告知しないと「告知義務違反」となり、給付金が支払われなかったり強制解約になったりする可能性があるため注意が必要です。
不正咬合の生命保険の加入で悩んだら取るべき方法とは？
ここでは、不正咬合の生命保険の加入についての悩みを解消できる方法を紹介します。
不正咬合の方でも生命保険に加入できる可能性はありますが、治療の状況によって加入できる生命保険の種類が異なります。
加入する生命保険を間違えると後悔する可能性が高いため、可能な限り手厚い保障が得られる保険を検討しながら慎重に加入する保険を考えることになるでしょう。
ただ、「いつ保障を見直せばいいのか、何の保険を選んだら良いのかわからない」と悩む人も多いでしょう。
そこで、不正咬合の方が加入する生命保険で迷うなら、「生命保険に精通した相談サービス」を選ぶべきです。
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不正咬合は生命保険に加入できるかや取れる対策まとめ
- 不正咬合でも生命保険への加入は可能
- 治療状況によっては特定部位不担保または引受基準緩和型保険にしか加入できないこともある
- 不正咬合の方が生命保険に加入する場合「告知義務違反に注意する」「複数の生命保険を比較する」「保険の専門家（FP）に相談する」などに気を付けて比較する
