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奨学金を借りれない理由を知りたい

「奨学金を借りれない場合の対処法を知りたい」

とお悩みではないでしょうか。


結論、奨学金が借りれない理由は主に審査基準や申請条件にあり、それを克服する方法や他の手段として以下が存在します。

  • 親・祖父母の援助を受ける
  • 保証人がいない場合は機関保証制度を利用する
  • 在学採用制度で在学中に奨学金の申請を行う
  • 大学・自治体・企業の奨学金制度の利用を検討する
  • 教育ローンを利用する

この記事では、奨学金を借りれない理由や審査基準を中心に解説します。


さらに、奨学金を借りる際の注意点や、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金制度についても詳しく紹介しますので、自分に最適な方法を見つけてみてください。

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監修者「井村 那奈」

監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次

奨学金が借りられない理由とは?

奨学金が借りられない理由として、以下の4つがあります。

  1. 親の年収が奨学金受給基準よりも高い
  2. 進学前の成績が悪い
  3. 保証人を立てることができない
  4. 奨学金の採用枠に制限がある

ここでは、多くの学生が利用している日本学生支援機構(JASSO)の奨学金を前提に解説していきます。


まずは自分がどの理由に該当するのかを正確に把握することで、適切な解決策を立てることができます。


それでは、各理由について詳しく見ていきましょう。

  • 奨学金を借りれなかったときはどうしたらいいんだろう…


このような悩みを持つ人は多いですが、もし奨学金が借りれなくても教育費を準備していく方法は他にもあります。


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1.親の年収が奨学金受給基準より高い

奨学金が借りられない理由1つ目は、親の年収が奨学金受給基準よりも高いことです。


以下は、日本学生支援機構(JASSO)が定める第一種・第二種奨学金の所得基準です。


▼第一種貸与奨学金の場合

世帯人数給与所得者給与所得者以外
2人761万円546万円
3人716万円546万円
4人803万円552万円
5人905万円629万円

参照:第一種奨学金の家計基準|日本学生支援機構


▼第二種貸与奨学金の場合

世帯人数給与所得者給与所得者以外
2人1,166万円893万円
3人1,113万円879万円
4人1,250万円892万円
5人1,334万円958万円

参照:第二種奨学金の家計基準|日本学生支援機構


上記の年収額が、それぞれの奨学金を申請できる上限となります。


奨学金の審査では「家計基準」と「学力基準」の両方を満たす必要があり、特に第一種奨学金は経済的支援がより必要な家庭を優先するため、基準が厳しく設定されています。

万が一所得基準を超えて奨学金を借りれなかった場合は、救済措置がないか公的機関や奨学金専門の相談先に問い合わせをする必要があります。  


ただし、来年以降の教育資金・生活費確保にも備えて根本的に家計のお金の問題を解決したい場合は、マネーキャリアのお金のプロに相談するのがおすすめです。


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2.進学前の成績が悪い

2つ目の理由は、進学前の成績が悪いことです。


以下は、日本学生支援機構(JASSO)が定める第一種・第二種奨学金の学力基準です。

▼第一種貸与奨学金の場合(いずれかを満たす)

  • 高等学校又は専修学校高等課程の、1年から申し込み時までの成績評価の平均値が3.5以上
  • 高等学校卒業程度認定試験合格者であること

▼第二種貸与奨学金の場合(いずれかを満たす)

  • 高等学校又は専修学校(高等課程)での学業成績が平均水準以
  • 上特定の分野において特に優れた資質能力を有する
  • 大学における学修に意欲があり、学業を確実に修了できる見込みがある
  • 高等学校卒業程度認定試験(大学入学資格検定)に合格した人、または科目合格者で基準に該当する人

第一種は評定平均3.5以上が目安ですが、基準に満たない場合でも、家庭の経済状況や特定分野での優れた成果が認められれば採用されることもあります。


一方、第二種は成績が平均以上であれば申し込み可能で、第一種よりも幅広い学生が対象です。


奨学金は「意欲を持って学ぶ学生を支援する制度」であるため、親の所得だけでなく、自身の学業成績が基準を満たしているかを事前に確認しておくことが大切です。


>>他の奨学金を借りれない理由を見る

3.保証人を立てることができない

3つ目の理由は、保証人を立てられない場合です。


奨学金の申請には、連帯保証人1名と保証人1名を設定する必要があります。

▼連帯保証人となれる人の条件

  • 奨学生が未成年者の場合は、その親権者(親権者がいない場合は未成年後見人)であること
  • 奨学生が成年者の場合は、その父母。父母がいない等の場合は、奨学生の兄弟姉妹・おじ・おば等の4親等以内の親族であること
  • 未成年者および学生でないこと
  • 奨学生の配偶者(婚約者を含む)でないこと
  • 債務整理中(破産等)でないこと
  • 貸与終了時(貸与終了月の末日時点)に奨学生本人が満45歳を超える場合、その時点で60歳未満であること

参考:人的保証制度|日本学生支援機構

▼保証人となれる人の条件

  • 奨学生および連帯保証人と別生計であるこ
  • と奨学生の父母を除く、おじ・おば・兄弟姉妹等の4親等以内の親族であること
  • 返還誓約書の誓約日(奨学金の申込日)時点で65歳未満であること。また、返還誓約書の提出後に保証人を変更する場合は、その届出日現在で65歳未満であること
  • 未成年者および学生でないこと
  • 奨学生または連帯保証人の配偶者(婚約者を含む)でないこと
  • 債務整理中(破産等)でないこと
  • 貸与終了時(貸与終了月の末日時点)に奨学生が満45歳を超える場合、その時点で60歳未満であること

通常、連帯保証人は両親、保証人は別居している親族(おじ・おばなど)に依頼するケースが一般的ですが、これらの条件を満たす親族がいない場合は、機関保証制度を利用すれば奨学金の申請が可能です。


なお、公共料金の支払い遅延や過去の返済遅延がある場合でも、奨学金の審査に直接影響することはありません。


ただし、教育ローンなどの他の資金調達方法では信用情報が審査に影響する場合があるため注意が必要です。


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4.奨学金の採用枠に制限がある

4つ目の理由は、奨学金の採用枠には制限があることです。

日本学生支援機構の奨学金は、一定の基準を満たしていれば原則として受給資格が得られ、明確な採用枠の制限は設けられていません(※)。

一方で、大学や地方自治体などが独自に実施する奨学金制度では、予算や財源の都合により採用人数が限られている場合が多くあります。そのため、基準を満たしていても応募者が多い年度には、選考で落選してしまうことがあります。

このように、審査基準だけでなく採用枠という外的要因によっても、奨学金を受けられないケースがある点に注意が必要です。


奨学金を借りれない場合の対処法5選!

奨学金を借りれない場合の対処法は以下の5つです。

  1. 親・祖父母の援助を受ける
  2. 保証人がいない場合は機関保証制度を利用する
  3. 在学採用制度で在学中に奨学金の申請を行う
  4. 大学・自治体・企業の奨学金制度の利用を検討する
  5. 教育ローンを利用する
奨学金の受給資格を満たしていない場合や採用枠に漏れた場合でも、別の方法で必要な学費を調達できる可能性はあります。

一つの方法がダメでも諦めず、自分が利用できる選択肢がないか一つひとつ検討していきましょう。

それぞれの対処法について、以下で詳しく解説していきます。

ただし、これらは必ず利用できるとは限らないため、余裕を持って自分でも資金を準備しておくことが大切です。


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1.親・祖父母の援助を受ける

奨学金が借りられない場合の対処法1つ目は、「親・祖父母からの援助を受ける」です。


特に家計基準を満たせず奨学金の利用が難しい場合は、家族に相談することで経済的な支援を受けられる可能性があります。


大学生活に必要な生活費は、進路ナビによると毎月約12万6,000円もの費用が必要とされており、授業料や教材費を含めると負担はさらに大きくなります。


そのため、援助をお願いする際は「なぜ奨学金が借りられないのか」という理由を明確にしたうえで、必要な金額や使い道を具体的に説明し、家族と現実的な支援内容を話し合うことが大切です。


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2.保証人がいない場合は機関保証制度を利用する

2つ目は、「機関保証制度の利用」です。


保証人を立てられないことを理由に奨学金を諦めている方にとって、この制度は有力な選択肢です。


奨学金の保証方式には以下の2種類があります。

▼保証方式

  • 人的保証・・・父母やおじおばに保証人になってもらう
  • 機関保証・・・(財)日本国際教育支援協会がに保証してもらう

機関保証を利用すれば、保証人を用意できない場合でも奨学金の申請が可能です


さらに、返済が困難になった場合でも家族や親族に返済義務が及ばないというメリットがあります。ただし、保証料が奨学金から差し引かれるため、実際の受取額は少なくなる点には注意が必要です。


たとえば、2024年度採用者が第二種奨学金を4年間利用する場合、貸与月額5万円なら保証料は約10万円程度かかります。


▼2024年度採用者が第二種奨学金を4年間借りた場合

奨学金月額借入総額保証料月額(円)保証料4年分(円)
30,0001,440,0001,13554,480
50,0002,400,0002,147103,056
100,0004,800,0005,497263,856

借入額によって保証料は変動するため、あらかじめ負担額を確認したうえで無理のない範囲で利用しましょう


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3.在学採用制度で在学中に奨学金の申請を行う

3つ目は、「在学採用制度で在学中に奨学金の申請を行う」です。


この制度は、毎年春ごろに在籍している学校を通じて申し込みができる仕組みで、進学前の「予約採用」で不採用だった場合でも、入学後に再チャレンジすることが可能です。


ただし、採用には各大学が定める学力基準を満たす必要があります。

  • 出身学校または在籍する学校における成績が平均水準以上と認められること
  • 特定の分野において、特に優れた資質能力を有すると認められること
  • 学修に意欲があり、学業を確実に修了できる見込みがあると認められること
  • 高等学校卒業程度認定試験合格者で、上記のいずれかに準ずると認められること

参照:進学後の学力基準|日本学生支援機構


入学後に学費や生活費が不足する見込みがある場合は、早めに在学採用制度の募集時期を確認し、必要な書類を準備しておくとよいでしょう。

  • このまま大学に進学してもお金は大丈夫なのか不安…
  • 在学採用制度を申し込みたいけど、条件が厳しそうで心配…
在学採用制度は、学費や生活費を補うための有効な手段ですが、申請条件や学力基準が厳しく、落ちる可能性も十分あります。

そこで、マネーキャリアお金の専門家に相談することで、今からでも家計を見直しお金を捻出して、計画的に自力で費用を貯めていくことが大切です。


何度でも無料で相談できるので、一緒に不安解消していきましょう。

4.大学・自治体・企業の奨学金制度の利用を検討する

4つ目は、大学や自治体、企業が独自に提供する奨学金制度を利用することで、奨学金を借りられない場合の有効な対処法です。


これらの制度は、成績優秀者や経済的に困難な学生を支援する目的で設けられており、条件を満たせば返済不要の給付型支援を受けられるケースもあります。


たとえば、自治体によっては月1万〜5万円程度の奨学金を支給しているところもありますが、実施の有無や募集時期は地域ごとに異なります。そのため、居住地の自治体ホームページで詳細を確認しておくと安心です。


また、大学独自の特待生制度を利用すれば、入学金や授業料の全額・一部免除を受けられる可能性もあります。日本学生支援機構の奨学金が利用できない場合でも、こうした制度を組み合わせることで学費負担を大幅に軽減できるでしょう。


>>奨学金を借りれない場合の他の対処法を見る

5.教育ローンを利用する

5つ目は、教育ローンの利用です。


教育ローンには主に、国が提供する「国の教育ローン」と民間銀行の教育ローンの2種類があります。

国の教育ローンは日本政策金融公庫が運営しており、金利は2.40%(2024年10月時点)と比較的低く、日本学生支援機構の奨学金と併用する人も多い制度です。対象となるのは学生の保護者で、世帯年収が一定基準内であれば申請できます。


▼国の教育ローンの所得基準(例)

子の人数世帯年収の上限
1人790万円
2人890万円
3人990万円
4人1,090万円
5人1,190万円

参照:国の教育ローン|日本政策金融公庫


一方、民間銀行の教育ローンは審査が早く、国の教育ローンの所得基準を超える家庭でも利用しやすいのが特徴です。


例えばみずほ銀行の場合は以下の通りです。

▼みずほ銀行の教育ローンの申し込みできる方

  • 借入時年齢が満20歳~66歳未満で最終返済時年齢が満71歳未満の
  • 方勤続年数が2年以上の方
  • 前年度税込み年収が200万円以上で安定喝継続した収入の見込める方
  • 保証会社の保証を受けられる方

民間銀行の教育ローンは年収が高めの家庭でも利用しやすく、奨学金の代替手段として有効な選択肢といえます。

ただしローンを利用する場合は必ず借りて終わりではないことを認識しておきましょう。


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奨学金を借りる場合の注意点


奨学金を借りる際の注意点としては以下の4つが挙げられます。

  1. 奨学金は借金である
  2. ライフプランを明確にする必要がある
  3. 締切日などの変更が無いか常にチェックする必要がある
  4. 入学前の納付金は奨学金では払えない
奨学金制度は、お金がないが勉強したい学生に金銭的支援を行ってくれます。

このようなメリットがある一方で、注意点をしっかりと確認し、奨学金制度を有効に活用しましょう

奨学金は金銭的な支援を受けられる一方で、将来の返済負担やライフプランを明確にしないまま借りてしまうと、返済が難しくなる可能性もあります。


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1.奨学金は借金である

奨学金を借りる場合の注意点1つ目は、「奨学金は借金であること」です。


奨学金を借りる場合、ほとんどの人は貸与型の第二種奨学金を利用します。


お金を借りているので、大学卒業後に返済義務が借りた本人に課されます。


労働者福祉中央協議会の「奨学金や教育費負担に関するアンケート調査」によると、奨学金の借入平均額は約300万円となっています。


奨学金の返済期間として最も多いのは15~20年未満で33.5%、次いで10~15年未満が24.8%でした。


この場合、月に約15,000円を奨学金の返済に充てるので、特に入社したての20代の人にとっては大きな負担になります。


日本学生支援機構の奨学金貸与・返還シミュレーターを使って、将来返していく金額がいくらになりそうか調べてみるなど、利用には十分な検討が必要です。

2.ライフプランを明確にする必要がある


奨学金を借りる場合の注意点2つ目は、ライフプランを明確にする必要があることです。


奨学金の利用を検討する際に、自分のライフプランも考えてみましょう。


厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、新卒の平均初任給は大卒で22万8,500円(手取り額:22万1,349円)です。


生活費で15万円、交際費で3万円だとすると奨学金の返済に充てられるのは4万円ということになります。


もし車を買ってローンを組めば、毎月35,000円程度の返済になります。(200万円・5年返済でローンを組んだ場合)


そうすると奨学金の返済をする為には生活費や交際費を切り詰めなければなりません。


このように、お金を借りる前に将来の収入と支出のバランスと、ライフイベント(結婚・車の購入など)をイメージしておくことが重要となります。

  • ライフプランってどうやって立てればいいの?
  • 将来のことが想像できなくて返済計画を立てられるか不安


そんな方はマネーキャリアを活用して、将来の収支バランスやライフプランをもとにした返済計画の立て方についてプロに相談してみるのがおすすめです。


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3.締切日などの変更が無いか常にチェックする


奨学金を借りる場合の注意点3つ目は、締切日などの変更がないか常にチェックする必要があることです。

奨学金の申請には締め切りがあります。

高校に在学中であれば、進路担当の先生から奨学金の案内があると思いますが、自分でもいつごろまでに申請をしないといけないのか把握しておきましょう。

また、奨学金制度そのものに重要な変更が加わる場合もあります。

具体的なものとして、家計基準の見直しがあります。

この見直しは2024年にも実施され、対象範囲が拡大したことにより、以前まで受給できなかった人も受給資できるようになりました。

また第一種貸与奨学金の場合は、春しか申請できないことがあります。

通常、春と秋に予約採用の募集がありますが、第一種は春にしか募集しないこともありますので、春の募集に間に合うように注意が必要ですので注意しましょう。

4.入学前の納付金は奨学金では払えない


奨学金を借りる場合の注意点4つ目は、入社前の納付金は奨学金では払えないことです。

通常、大学合格後に入学金や初年度の授業料を支払う必要があり、入金期日までに支払えないと合格取り消しという事態も発生しかねません。

奨学金を利用して払いたいと考えられている人も中にはいますが、奨学金の申請をして、無事採用が決まったとしても入金されるのは入学後の5月頃となるので、奨学金の受け取りを入学金や初年度の授業料に間に合わせられません。

進学したい大学の入学金や、初年度の授業料をあらかじめ調べてみましょう。

もし、手元の預金だけで支払うことが難しそうであれば、教育ローンを利用することをお勧めします。

民間の銀行の中には、教育ローンを正式に申し込みする前に、借りれるかどうかを簡単な審査で調べることができるサービスをしている銀行もあります

「仮審査」や「簡易審査」という呼び方をされていますので、気になる方は最寄りの銀行へ問い合わせてみましょう。

5.奨学金の採用連絡は2ヶ月後

奨学金を借りる場合の注意点5つ目は、「奨学金の採用連絡は2ヶ月後」ということです。


奨学金の申請をして、採否結果の通知時期は次のとおりです。

  • 予約採用・・・予約採用候補者としての採否結果は、申込・推薦期限の2か月後に学校へ通知されます。採用候補者決定後に海外大学に入学し、「進学届」等を提出した後の採否結果は、初回振込のあった月の下旬に、採用決定通知とともに「奨学生証」「返還誓約書」等が国内連絡者宛てに送付されます。
  • 在学採用・・・申込書類が不備なく提出された場合、申込締切月の2か月後の初旬に、国内連絡者宛てに採否結果通知を送付されます。
奨学金の採用には所得調査など審査基準が多く設けられているので、時間を要します。

2ヶ月間ただ待っているのではなく、落ちた場合の対処法や具体的な返済計画について考えるのが重要です。

奨学金を借りる際によくある落とし穴とは?現役FPに聞いてみた【座談会】

奨学金は、多くの家庭にとって進学費用を支える大きな味方です。


一方で、借入額や返済計画をきちんと立てないまま利用すると、卒業後の家計に重くのしかかる“落とし穴”にはまりやすいのも事実です。


今回は、ファイナンシャルプランナー(FP)の加藤さんと池元さんのお二人に、実際に見聞きした奨学金の失敗談と、その背景にある判断ミスについて語ってもらいました。


専門家ならではの視点と、読者の皆さんが同じ失敗を避けるためのヒントを、リアルな座談会形式でお届けします。

加藤FPと池元FP

※左側:加藤FP、右側:池元FP

教育費全体のトータル的な資金計画を見落とす

——まずは、教育費全体を見ないまま奨学金を借りてしまうケースについて伺います。 


加藤FP:奨学金の相談を受けると、多くのご家庭が授業料と入学金だけで資金計画を立てているんですよね。そこを払えれば安心、という気持ちはすごくわかります。


池元FP:でも実際には、進学って学費以外にもいろいろな費用がかかります。通学交通費や教材費、部活・サークルの活動費、さらには下宿や一人暮らしなら生活費もかかります。これが想定以上になるケースがとても多いです。


加藤FP:以前ご相談いただいた方も、学費分だけを考えていたんですが、実際は生活費や初期費用も重なって初年度で想定より数十万円多く必要になりました。結果、追加で借り入れをすることになり、返済総額が膨らんでしまいました。


池元FP:特に1年目って、家電や家具、パソコンなどの初期費用も一気にかかりますからね。学費だけ見ていると全然足りないというケースは珍しくありません。


加藤FP:奨学金は「今いくら足りていないか」ではなく「卒業までにトータルでいくらかかるか」を踏まえて考えることが大事です。全体を見ないと、返済の負担も大きくなってしまいます。

返済計画を考えずに借入してしまう

——次に、返済計画を立てずに奨学金を借りてしまう失敗談について教えてください。 


加藤FP:多いのが、とりあえず借りられる上限で申し込んでしまうパターンです。返済のことは“そのとき考えればいい”と後回しにしてしまう人が少なくありません。


池元FP:実際に、毎月10万円以上を借りて卒業時に500万円以上の残高を抱えた方もいました。お子さんが返済することになっていたのですが、就職してから毎月4〜5万円の返済が始まり、生活費がカツカツになってしまっていましたね。


加藤FP:そうそう。もうひとつ大事なのは、誰が返すのかというところですよね。そこも事前に話し合っておくことが大切です。


池元FP:しかも子ども自身が、社会人になってからどれくらいの負担になるか具体的に想像できていないことも多いです。実際の返済額をイメージしておくだけでも、借入額の考え方は大きく変わると思います。


加藤FP:奨学金は借りた瞬間よりも、返済が始まってから“重さ”を実感します。契約の前に、返済生活を親子でしっかり話し合っておくことが本当に大切です。

井村FP

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日本学生支援機構(JASSO)の奨学金制度とは

日本学生支援機構の奨学金制度の以下について紹介します。

  1. 給付型奨学金について
  2. 第一種奨学金は利息なしだが審査基準が厳しい
  3. 利息ありの第二種奨学金の審査基準はやさしい
  4. 第一種・第二種の奨学金は併用できる
奨学金制度を利用する人の多くは、日本学生支援機構の奨学金制度を利用することになります。

奨学金の中にも様々な種類があるので、自身に合った適切なものを見つけましょう。

  • 奨学金を借りても、学費以外の生活費が足りるか心配…
  • 奨学金の返済についても不安を感じている


このような悩みを持つ場合、家計への負担を最小限に抑え、計画的に資金管理することが重要ですが、ひとりで行うことは容易ではありません。


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1.給付型奨学金について



日本学生支援機構(JASSO)には、大きく三種類の奨学金があります。
  • 給付型奨学金【返済不要】
  • 第一種貸与奨学金【返済有・無利子】
  • 第二種貸与奨学金【返済有・有利子】
給付奨学金、第一種貸与奨学金、第二種貸与奨学金の順に受給条件が緩和されています。

給付型奨学金は、その名の通りで返済する義務がない奨学金です。

学力基準と家計基準のどちらも満たす必要があり、他の奨学金よりも厳しい条件となっています。

給付奨学生として採用されてから大学を卒業するまで、家族の所得金額に基づく第1~第3区分に応じて、通学形態(自宅通学・自宅外通学)によって定まる下表の金額(月額)が、原則として毎月振り込まれます。

【国公立の場合】
区分自宅通学自宅外通学
第1区分29,200円66,700円
第2区分19,500円44,500円
第3区分9,800円22,300円

【私立の場合】
区分自宅通学自宅外通学
第1区分38,300円75,800円
第2区分25,600円50,600円
第3区分12,800円25,300円
参照:給付型奨学金について|日本学生支援機構

国公立と私立ともに、奨学金の限度額は自宅外通学>自宅通学、第3区分>第2区分>第1区分となっています。

第1区分~第3区分は、家族の収入の多寡によって区分分けされています。収入が多い方から、第3区分>第2区分>第1区分となっています。

自身がどの区分に該当するかは、日本学生支援機構の進学資金シミュレーターでも確認することができます。

奨学金制度の中にも種類があります。どんなものがあるのか把握して、自身に合った適切な制度を選ぶ必要があります。

2.第一種奨学金は利息なしだが審査基準が厳しい

第一種貸与奨学金は無利子なので、第二種貸与奨学金よりも条件が良い分審査基準は厳しくなっています。


特に学力基準が厳しく、以下のようになります。

  • 高等学校又は専修学校高等課程の、1年から申し込み時までの成績評価の平均値が3.5以上
  • 高等学校卒業程度認定試験合格者であること

所得基準を満たしているだけでなく、学業成績が優秀でなければならないので、第一種奨学金に採用された場合、「すごい」と言えます。

3.利息ありの第二種奨学金の審査基準はやさしい

第二種貸与奨学金は利息ありの奨学金です。


第一種よりも選考基準が易しいので、多くの人は第二種貸与奨学金を借りています。


日本学生支援機構によると第一種と違い利息は付きますが、令和5年の利率は0.002%〜0.467%と、良心的な金利水準となっています。


国の教育ローンや民間銀行の教育ローンだと1.7%~4%の金利なので、奨学金の利息はかなり割安な設定だと言えるでしょう。


2万円〜12万円までと、家計の事情に合わせて受給額を自由に選べます。


将来、自分で返済できる範囲内のお金を借りるようにしましょう。


第二種貸与奨学金の審査基準は以下の通りです。

▼学力基準(いずれかを満たす)

  • 高等学校又は専修学校(高等課程)での学業成績が平均水準以上
  • 特定の分野において特に優れた資質能力を有する
  • 大学における学修に意欲があり、学業を確実に修了できる見込みがある
  • 高等学校卒業程度認定試験(大学入学資格検定)に合格した人、または科目合格者で基準に該当する人

▼家計基準
世帯人数給与所得者給与所得者以外
3人1,009万円601万円
4人1,100万円692万円
5人1,300万円892万円

第二種奨学金は、他の教育ローンに比べて低金利ですが、給付金ではないので返済のための資金準備が重要です。


そのためマネーキャリアでは、実績豊富なお金のプロ(FP)が無料で返済のための準備計画をサポートしています。


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4.第一種・第二種の奨学金は併用できる

第一種と第二種の奨学金は併用して利用できます。


学力基準は第一種と同じで、家計基準は、世帯人員、就学者の有無等によって異なります。


生計維持者の収入金額が選考の対象となりますが、収入・所得の目安はおよそ次の金額以内です。


▼収入・所得の上限額の目安

世帯人数給与所得者給与所得者以外
3人599万円245万円
4人686万円306万円
5人884万円476万円

参照:第一種・第二種併用貸与の家計基準|日本学生支援機構


上記の条件を満たせば第一種と第二種を併用して利用できますが、併用貸与の場合は、貸与総額および貸与終了後の毎月の返還額が多額となるので、将来の返還のことも十分に考えて申請しましょう。

奨学金の悩み全般を簡単に解消する方法とは

ここまで、奨学金を借りられないという悩みを簡単に解決できる方法を解説します。


奨学金を借りられない理由は多岐にわたり、借りられない場合には教育ローンや大学などの独自の奨学金制度を利用する必要があります。


しかし、奨学金やその他教育ローンなどの制度でお金を借りたとしても、その後どのように返済していくかなどの計画を立てる必要もあります。


しかし、一人で将来のことまで考えるのは容易ではありません。


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奨学金が借りれない理由と解決策のまとめ

この記事では、奨学金を借りられない理由とその対処法を中心に解説してきました。


奨学金を借りられない理由は所得基準など多数あり、借りられなかった場合の対処法として、独自の奨学金制度を利用する・教育ローンを利用するなどが挙げられます。


しかし、奨学金や教育ローンの利用には返済がつきものです。


また、奨学金を借りただけでは学費とセットでかかる生活費に対応できない場合も多いです。


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