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「外貨建て保険にはどんなメリット・デメリットがあるの?」このような疑問を持つ方は多いでしょう。そこで本記事では、外貨建て保険のメリット・デメリット、外貨建て保険がおすすめな人の特徴、おススメの外貨建て保険などをまとめました。

記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

この記事の目次

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外貨建て(ドル建て)保険のメリット・デメリットを解説

こんにちは、マネーキャリア編集部です。 


先日、40代男性からこんな相談をいただきました。

銀行から外貨建て保険をおすすめされたのですが、いまいちよく分かっていないので不安です。

外貨建て保険というと、一般的な保険とは異なるため、あまりよく知らないという人が大半でしょう。


今回はそういった方のために、外貨建て保険の紹介を中心に、

  • 外貨建て保険のメリット
  • 外貨建て保険のデメリット
  • 外貨建て保険は生命保険料控除の対象になる?
  • 外貨建て保険に加入したい人が気を付けるポイント3選
  • 外貨建て保険がおすすめな人の特徴
  • 外貨建て保険のおすすめの活用法
  • おすすめの外貨建て終身保険ランキング
について紹介します。

外貨建て保険のメリット


外貨建て保険にはメリット・デメリットがあります。


これらを知らずに、ただ勧められたからと言って簡単に契約するのは非常にリスクのある行動です。


ここからお伝えすることを参考にしてください。


外貨建て保険を知らない方のために、まずは外貨建て保険のメリットを、

  • 保険料が円建てに比べて安い
  • 運用効率が良い
  • 資産を分散することができる
の順に紹介します。

①保険料が円建てに比べて安い

外貨建て保険は名の通り、外貨を使用する保険のことです。


つまり、円以外の貨幣を用いることになります。


例えば、外貨建て保険でメジャーなのは、ドルです。


外貨を用いるということは、外国の金利が関わってきます。


日本ではマイナス金利が施行されているように金利がとても低いです


それに対して海外では金利が高くなっています


ということは、外貨建て保険に加入して利益を受け取る際には、より高い保険料を受け取ることができるようになります。


そのことによって、保険料を安くしても十分な保険料を受け取れるようになるのです。


言い換えれば、外貨建て保険と日本の円建て保険を比べると、外貨建て保険の保険料の方が安くなるのです。

②運用効率が良い

上でお伝えしたように、外貨建て保険は金利が高いです。


それだけ運用によって得られるものも大きくなります。


それを保険会社もわかっているので、保険加入の際に「予定利率」と言われる、あらかじめ約束された利率を高く設定しています。


予定利率が高ければ高いほど、受け取れる利益も大きくなるので、予定利率が高いと嬉しいですね。

③資産を分散することができる

もし日本の一つの円建て保険だけに加入していれば、何らかの有事の際に円の価値が暴落したり、保険会社が倒産したりした際に、被害を被ることになります。


しかし、外貨建て保険にも加入していれば、そういった際にも被害を最小限に抑えることができます。


このように、日本と海外に資産を分散しておくことは、将来の不安を和らげることにつながるので、非常におすすめです。

外貨建て保険のデメリット


このように、外貨建て保険にはいくつかのメリットがあります。


これだけ見ると外貨建て保険が完全なもののように見えますが、実際はそうではありません。


やはり外貨という特質上気になる点はいくつかあります。


しっかりとデメリットを知ったうえで、本当に必要か判断するようにしてください。


外貨建て保険のデメリットを、

  • 元本割れによるリスクがある
  • 為替変動によるリスクがある
  • 為替手数料などの諸費用がかかる
の順に紹介します。

①元本割れによるリスクがある

日本の円建て保険の場合、特に運用益が増減することなく、そのまま受け取れることがほとんどです。


しかし、外貨建て保険の場合、円の価値が暴落する可能性があります。


もし暴落した場合、運用益が少なくなってしまうので、受け取れる利益が減ってしまいます


それが続けば、受取金が結果的に掛け金よりも安くなってしまうことがあります。


これを元本割れと言い、なるべく避けたいことですが、外貨建て保険の場合ありうることを忘れてはいけません。

②為替変動によるリスクがある

外貨建て保険なので、どうしても為替の影響を受けてしまいます。


そのため、運用益が上がるときもあれば、下がるときもあります。


下がったときには、上でお伝えしたように、元本割れすることもあります。


ただし、運用効率が高いので、受け取れる利益が高い時もあります。


このように、外貨建て保険はハイリスクハイリターンなものとなっています。

③為替手数料などの諸費用がかかる

海外で円を両替する際には、そのままの額で両替できるわけでなく、若干減らされて両替されます。


これは両替の手数料がかかっているためです。


もちろん、外貨建て保険でも為替手数料はかかってきます。


為替手数料は保険会社でなく加入者が負担しなければならないので、気になるところではあります。


こうしたデメリットが気になる方は、次に紹介する生命保険料控除を検討してみてはいかだでしょうか。

外貨建て保険は生命保険料控除の対象


少し話は戻るのですが、外貨建て保険のメリットはほかにもあります。


それは、生命保険料控除の対象になるということです。


そもそも生命保険控除とは、特定の生命保険料、介護医療保険料及び個人年金保険料を支払った場合に、一定の金額の所得控除を受けることができる仕組みのことです。


外貨建て保険は、その対象となっているので、生命保険控除ができるのです。


ではその手順について紹介します。


参照:国税庁『生命保険料控除を受けるための手続

  1. 確定申告書の生命保険料控除の欄に記入する
  2. 支払金額や控除を受けられることを証明する書類又は、電磁的記録印刷書面(電子証明書等に記録された情報の内容と、その内容が記録された二次元コードが付された出力書面をいいます。)を確定申告書に添付、あるいは提示する

生命保険控除の手順は以上の通りです。

この手順の通り実行すれば控除を受けられます。

ここからは具体的にどれくらい控除されるのかを表で確認します。

参照:国税庁『生命保険料控除額の金額

年間の保険料等控除額
20,000円以下支払保険料等の全額
20,000円超 40,000円以下支払保険料等×1/2+10,000円
40,000円超 80,000円以下支払保険料等×1/4+20,000円
80,000円超一律40,000円

以上の通りとなっています。

このことから、外貨建て保険はどうやって控除の手続きをするか、どれくらい控除されるのかを確認できました。

外貨建て保険に加入したい人が気を付けるポイント3選


外貨建て保険は何も考えなくてもうまくいくような万能な保険ではありません。


いくつか気を付けるポイントがあります。


そのポイントとは、

  1. 外貨建て保険の種類に注意
  2. 手数料などの諸費用を確認
  3. 加入するタイミングと支払方法に注意
などのことです。

どれもあまりなじみのないことなので、適当に流してしまう恐れがあります。

しかし目先の利益にとらわれて知識がないのは非常に危険です。

ぜひこのポイントを保険加入の際にお役立てください。

①外貨建て保険の種類に注意

外貨建て保険には、

  • 終身保険
  • 個人年金
  • 養老保険
といった種類があります。

それぞれ保険金をどのように使うかによって使い分けるとよいでしょう。

例えば、
  • 常に備えておきたいなら、終身保険
  • 老後の生活を安定したものにしたいなら、個人年金
  • 備えにプラスして満期に一時金を受け取りたいなら、養老保険
といった使い分けがおすすめです。

もちろん、それぞれのタイプ別で料金やシステムが異なります。

保険の契約の際に、何が希望なのかを洗い出しておくといいでしょう。

②手数料などの諸費用を確認

外貨建て保険を契約する際に最も気になるのが手数料です。


先ほどもお伝えしたように、為替手数料が必ずかかってしまいます。


どれくらいかかるのかをしっかり知っておくと安心です。


また、為替手数料以外にも、何かしらの費用がかさみます。


そうした費用は保険会社によってばらばらであるので、それぞれの保険プランを見比べて自分に合ったものを選ぶのがおすすめです。

③加入するタイミングと支払方法に注意

まず、加入するのは、今現在家計に余裕があって、さらにいつお金が必要になるかのめどが立った時です。


なぜかというと、そもそも余裕がないのに保険に加入しては生活が苦しくなりますし、いつ必要なのかが分からなければ、意味もない期間に設定してしまう恐れがあります。


万全のタイミングで加入するようにしてください。


そして、支払い方法にも注意が必要です。


支払方法には、

  • 平準払い(月払・半年払・年払)
  • 一時払い
があります。

平準払いだと、毎月の支払い金及び受取金が大きく変化することはありませんが、良くも悪くも安定しています。

逆に一時払いだと、為替変動を見極めて支払うことがでお得にできる可能性がありますが、逆に損害が大きくなることもあります。

自分に合っているのはどっちなのかを選んで、支払い方法を決めましょう。

外貨建て保険がおすすめな人の特徴


ここまでは外貨建て保険の詳しい内容についてお伝えしてきました。


これらを知ったうえで本当に自分に合っているのか気になった方は多いかと思われます。


そこで、ここからはどういった人が外貨建て保険におすすめなのかを説明します。


結論から先に申し上げると、

  • 資産を分散したい人
  • 資産運用に知識があり、投資に活用したい人 
のような人におすすめです。

これらに当てはまる人は一度検討してみるといいでしょう。

資産を分散したい人

外貨建て保険は疑似的に資産を海外に置くことになります。


そのため、もし日本で何か非常事態が起こったとしても影響を抑えることができます。


もっとも、日本でそういう事態が起こらないからこそ、円の価値が安定して金利が低くなっているのですが、それでも万が一ということもあります。


第一、資産を一か所にまとめておくより、分散させて運用させた方が失敗したときの備えとなります。


これは投資の世界でも有効な手段とされているので、同様に外貨建て保険においても、資産を分散させ宇野は効果的だと言えます。

資産運用に知識があり、投資に活用したい人

こうした点からも、保険運用と投資の世界は案外似通っていることが分かります。


そこで、外貨建て保険の運用経験をもとに、投資に活用するという方法もあります。


保険だと、そこまで損害が大きくないので、挑戦しやすく、初めの一歩として十分な選択肢でしょう。


これをもとに、もっと金利の高い投資にチャレンジして、もっと資産を増やそうとするのもいいかもしれません。


とにかく、資産運用という経験になることは間違いないでしょう。

外貨建て保険のおすすめの活用法


外貨建て保険にはいくつかの活用方法があるのをご存じでしょうか。


今回おすすめする活用法は、

  • 資産運用
  • 老後資金
  • 教育資金
の3点です。

それぞれについてなぜおすすめなのか・どうするべきかを紹介していきます。

①資産運用

外貨建て保険は、一般的な保険と違い為替変動の影響を考慮しなければいけません。


簡潔に言うなら、保険料が一定にならないのです。 


一定にならないということは、得することも損することもあります。 


ただ、うまく運用に成功すれば、少ない保険料でより多くの利益を受け取ることができます。 タイミングを計らって、運用に挑戦しましょう。 

②老後資金

これも為替変動をうまく生かすことが前提ですが、老後資金をほかの人より増やすことができます。 


そのためには、退職前に終身保険に入っておいて、好きなタイミングで解約するべきです。 


あるいは、養老保険に入っておいて、退職のタイミングで受け取るべきです。

③教育資金

子どもの教育費が一番かかるタイミングにちょうど受け取れるようにすることで、教育費をわざわざ用意する手間がなくなります。 


そのためには、適切なタイミングで、個人年金・養老保険の満期受取金を受給できるよう調整するべきです。 


あるいは、必要になったときに、終身保険の解約辺類金を受け取れるようにするべきです。

おすすめの外貨建て終身保険ランキングをご紹介

ただ、外貨建て保険はあまりメジャーなものでなく、自分で探すのは大変という方もいるでしょう。


そこで、最後に外貨建て就寝保険でおすすめのものをランキング形式で、

  1. ジブラルタ生命「米国ドル建終身保険&低解約返戻金型」
  2. PGF生命「米国ドル建終身保険PG」
  3. メットライフ生命「USドル建終身保険 ドルスマートS」
の順に紹介します。

なおあくまで参考なので、これが絶対というわけではありません。

気になった方は自分で調べて、様々な保険を比較検討してみるといいでしょう。

1位:ジブラルタ生命「米国ドル建終身保険&低解約返戻金型」

ジブラルタという名前ですが、日本の企業で、本社も東京にあります。(親会社は外資系企業)


企業の情報は以下の通りです。


企業名ジブラルタ生命保険株式会
The Gibraltar Life Insurance Co., Ltd.
設立年2001年4月3日
代表取締役添田 毅司(そえだ たけし)
本社〒100-8953 東京都千代田区永田町2-13-10


ここからはジブラルタ生命の特徴を紹介します。


その特徴は、

  • オンラインで相談できる
  • チャット相談もある
  • 選択肢が豊富
などです。

ここからはそれぞれについて解説します。

オンラインで相談できる


これまでのような対面相談だと、相談者全員で一緒に店舗に向かわなくてはいけませんでした。

しかし今はコロナの影響から、オンライン相談が取り入れられています。

そのことによって、離れた人も一緒に相談に参加できるようになりました。

チャット相談


ボット相談(人間でなくロボットが受け答えする相談のこと)にはなりますが、いつでも相談が可能です。

またロボットということもあり、些細なことでも気兼ねなく相談しやすいというメリットがあります。

選択肢が豊富


ジブラルタ生命では、ドル建終身生命だけでも、
  • 米国ドル建終身保険
  • 米国ドル建終身保険(低解約返戻金型) 
  • 米国ドル建特定疾病保障終身保険
  • 米国ドル建介護保障付終身保険
  • 米国ドル建軽度介護終身保障終身保険(通常型、低解約型)
などのように、種類が豊富です。

多すぎて迷ってしまうということにもつながりかねないですが、それだけ選択の余地があるというのはあまりないことです。

唯一無二の特徴と言えるでしょう。

2位:PGF生命「米国ドル建終身保険PG」

これも外資家企業に見えますが、日本の企業です。


企業の情報は以下の通りです。


企業名プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社
The Prudential Gibraltar Financial Life Insurance Co., Ltd.
設立年2010年4月1日
代表取締役阪本 浩明(さかもと ひろあき)
本社〒100-0014 東京都千代田区永田町2-13-10


先ほどのジブラルタ生命の子会社です。


そのため、若干に通っている部分があります。


例えば、

  • 終身保険の種類が多い
  • SDGsのような社会貢献意識が高い
といった特徴を共有しています。

もちろん、子会社なのでPGF生命ならではの特徴もあります。

その特徴は、

  • 当日の為替レートが分かりやすい
  • ソルベンシー・マージン比率が高い
などです。

ここからはそれぞれについて解説します。

当日の為替レートが分かりやすい


PGF生命では、ホームページから当日の為替レートを簡単にチェックできるようになっています。

為替レートは、円とドルを両替するためには絶対必要となるものです。

簡単に知れるようになっているのはいいですね。

ソルベンシー・マージン比率が高い


ソルベンシー・マージン比率とは、不測の事態に備えてどれだけ貯蓄があるかということを指す指標で、高ければ高いほど余力があるということになります。

200%を下回らなければ問題ないのですが、このPGF生命では、約800%とかなり高い水準にあります。

これだけ高いということは予備貯蓄が潤沢なので、倒産するリスクがかなり低いといえるでしょう。

安心してお金を預けることができます。

3位:メットライフ生命「USドル建終身保険 ドルスマートS」

メットライフ生命は、野球の球場名にもなっているのでご存じの方も多いのではないでしょうか。


企業の情報は以下の通りです。


企業名メットライフ生命保険株式会社
設立年1972年12月11日
代表取締役ディルク・オステイン
本社東京都千代田区紀尾井町1番3号


ここからはメットライフ生命の特徴を紹介します。


その特徴は、

  • オンライン相談がある
  • 多様性を支援している
  • 新型コロナによる申し込み臨時サイトがある
などです。

オンライン相談がある


これはジブラルタ生命と同じ特徴ですね。

オンライン相談ということで、おうちで気軽に相談できるようになりました。

多様性を支援している


メットライフ生命では、2020年から「ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン」(DEI)をグローバルで推進しています。

そのため、従業員には多様な働き方を認め、無理なく仕事できる環境を作っています。

そんな中で最も力を入れているのが、女性管理職の比率の向上です。

男女関係なく優秀な人材を取り入れ、会社内に新たな風をもたらすことを期待しています。

そしてそれは会社内だけでなく、営業するうえでも顧客を第一に考えたサービスができる効果が挙げられるでしょう。

新型コロナによる申し込み臨時サイトがある


これは全員というわけではないのですが、一部の人向けに新型コロナの臨時サイトが用意されています。

新型コロナという未知の病原体に振り回される中で通常の営業とは異なる形で、顧客をサポートしてくれています。

新型コロナで収入が減ったという人は一度検討してみてもいいかもしれません。

まとめ:外貨建て保険のメリット・デメリット

ここまでは外貨建て保険について紹介してきました。


この記事のポイントは、

  • 外貨建て保険のメリット・デメリットがある(主に為替変動に関すること)
  • 外貨建て保険は生命保険料控除の対象になる!
  • 外貨建て保険に加入したい人が気を付けるべきなのは、じっくり考えて加入すること
  • 外貨建て保険がおすすめな人は、資産を活用したいと思っている人
  • 外貨建て保険のおすすめの活用法には、「資産運用」・「老後資金」・「教育資金」がある
  • おすすめの外貨建て終身保険ランキングは、一位:ジブラルタ生命、二位:PGF生命、三位:メットライフ生命
でした。

ここまでお読みいただいた方なら、外貨建て保険がどういうものなのかをよく理解していただけたかと思います。

安易に加入しないことがポイントでしたね。

ただ、自分一人で考えるのは難しいという方もいるでしょう。

そうした方には、保険の専門家に相談することをおすすめします。

このマネーキャリアでも、豊富な実績と知識を持った、ファイナンシャルプランナー相談を受け付けています。

何度でも無料で、オンラインで相談可能なので、一度検討してみてはいかがでしょうか。

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