東京海上日動のiDeCo評判は?手数料は高い?おすすめ商品も紹介!のサムネイル画像

「iDeCoを始める金融機関を迷っている」「東京海上日動のiDeCoはおすすめか知りたい」このような悩みを抱える人は多いでしょう。そこで本記事では東京海上日動のiDeCoの商品・手数料を紹介、税制優遇のシミュレーションもします。ぜひ最後までご覧ください。

記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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東京海上日動のiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)の評判は?

こんにちは、マネーキャリア編集部です。


先日、30代男性からこんな質問をいただきました。


東京海上日動のiDeCoを勧められたので、どのような特徴があるのか教えてください。


契約している金融機関からiDeCoを勧められることは少なくないでしょう。


しかしどういうものなのか見当もつかないまま、話が進んでしまうということをよく聞きます。


せっかく加入するならどのような特徴があるのかを知ったうえで決めたいですよね。


そこで今回は東京海上日動のiDeCoを例に挙げて、

  • 東京海上日動のiDeCoの手数料は高い?他社と比較してみてわかったこと!
  • 東京海上日動のiDeCo運用商品を紹介!おすすめ商品は?
  • 東京海上日動でiDeCoを始める前に税制優遇シミュレーション!
  • 東京海上日動のiDeCoへの加入・変更手続きを紹介!住所変更はどうしたらいい?
  • 資産運用について迷ったらどこに相談するべき?
について解説します。

東京海上日動のiDeCoの評判・口コミを紹介

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東京海上日動のiDeCoの手数料は高い?他社と比較

iDeCoに加入するにあたって重要となるのが手数料です。


では東京海上日動の手数料はどれくらいかかるのでしょうか。


今回は比較のため、東京海上日動以外に、

  • SBI証券(セレクトプラン)
  • 楽天証券
  • みずほ銀行
も併せて表にして紹介したいと思います。

金融機関名加入時運用期間中
(積立時)
SBI証券
(セレクトプラン)
2,829円171円
楽天証券2,829円171円
みずほ銀行2,829円 431円以下
東京海上日動
2,829円
490円

ご覧のとおり、SBI証券楽天証券が最も安く、逆に東京海上日動は最も高いということが分かりました。

なぜ前述の2つがこれだけ安いのかというと、ネット証券だからです。

ネット証券だと手数料を安く抑えることができるのです。

逆に東京海上日動はネット証券ではないので、手数料が高くなってしまう残念な結果となってしまいました。

ではネット証券が必ずしも万人におすすめかというとそうではない部分もあります。

それは、「ほかからお金を移すときの手数料が高い」という点です。

ネット証券の多くは、「お金を移すとき」の手数料を設定しており、例えばSBI証券楽天証券では、手数料として「4,400円」も取られてしまいます。

それに対して、みずほ銀行や東京海上日動では、「無料」となっています。

しかし
  • お金を移すことはめったにないから関係ないでしょ
  • 初めからiDeCoに加入しておけばお金を移す必要がないじゃないか
と思う方もいるかもしれません。

実は、新たに就職や転職をすることになった人なら大きな影響を受けることになるのです。

というのも、就職や転職によって
  • 会社指定の年金制度に加入する必要がある
  • 会社指定の方に加入してもらえた方が企業側にもたくさんのメリットがある
ためにiDeCoからお金を移すケースが多いからです。

企業に就職した人ならほとんどの人はどれかの年金制度に加入することになりますよね。

それ以前にネット証券でiDeCoに加入していると自動的に「4,400円」かかってしまうことになるのです。

以上の点をまとめると、
  • 運用にかかわる手数料で見ると、ネット証券が安い
  • ネット証券は「お金を移す」ときに高額な手数料がかかる
となります。

繰り返しになりますが、東京海上日動は確かに手数料は高いですが、「お金を移す」際にお金がかからないという特徴があります。

つまりiDeCoに加入している状態で、就職・転職することになっても問題ないということです。

東京海上日動のメリットはこの点にあります。

東京海上日動のiDeCo運用商品を紹介!おすすめ商品は?

ここからは東京海上日動のiDeCoで運用できる

  1. 損保・預金
  2. バランス
  3. 国内株式
  4. 外国株式
  5. 国内債券
  6. 外国債券
  7. REIT

について解説します。


それぞれどういう特徴があるのかに注目してご覧ください。

損保・預金

一つ目は「損保・預金」です。

ここで解説しておくと、iDeCoの運用商品は大きく分けて、
  • 元本保証型商品
  • 投資信託
の2つがあります。

預金は元本保証型商品の一つとなっています。

これのメリットには、
  • リスクが限りなく0に近い
  • 掛金が全額所得控除の対象なので、銀行に定額預金するより利益が大きい
  • NISAやつみたてNISAにはない
などがあります。

しかしデメリットには、
  • 利益がほとんどないので、iDeCoのメリットの一つである「運用益が非課税」ということを活かせない
  • 資産が増えない
  • 手数料や中途解約によっては元本割れする恐れがある
などがあります。

iDeCoは多額の資産を運用する方がメリットは大きいので、預金は避けるべきです。

ただそれは投資によって資産を増やそうと思っている方に限ることです。

特に投資を目的とせず、あくまでiDeCoを「銀行の代わり」として使おうと思っている方であれば問題はないどころか、お得になります

銀行に定額預金して、少ない金利を受け取っているよりかはおすすめと言えるでしょう。

バランス

これから紹介するのはすべて投資信託です。

投資信託には、以下で紹介する、
  • バランス
  • 国内株式
  • 外国株式
  • 国内債券
  • 外国債券
  • REIT
があります。

iDeCoの投資信託すべてに共通するメリットとして、
  • 1円単位から買い付けできる
  • 購入時の手数料が無料
  • 分散投資や長期投資におすすめ
などがあります。

それに対してデメリットとして、
  • リスクは当然ながらある
  • 最低でも若干の知識を身につける必要がある
などがあります。

確かにデメリットは気になるところではありますが、個人的にはせっかくiDeCoに加入しているなら投資信託にも挑戦するべきだと考えています。

なぜなら運用益が非課税ということで、通常の投資信託よりは資産運用のハードルが低いためです。

ただそうはいっても、
  • 投資信託は怖い
  • 知識を身につけたり、考えたりするのは面倒
という方も少なくないでしょう。

そうした方におすすめなのが、二つ目の「バランス」です。

バランスとは、以下で解説する「国内株式」・「外国株式」・「国内債券」・「外国債券」を組み合わせて一つにまとめられた投資信託のことです。

メリットには、
  • 自分で考えて組み合わせる必要がない
  • 初心者におすすめ
などがあります。

デメリットには、
  • 単体で儲けた利益にはかなわない
  • 組み合わせを選べない
  • 絶対儲かることは保証できないので見極める知識は必要とする
などがあります。

プロの投資家でない限りは、バランスで運用してリスクを抑えるべきです。

そして今後自分で組み合わせるようになった際に活かすとよいでしょう。

国内株式

三つ目は「国内株式」です。

メリットには、
  • なじみのある企業に投資できる
  • 時差がない
  • 為替変動の影響を受けない
などがあります。

デメリットには、
  • 日本の経済状況に左右される
  • 利率がそこまで高くない
  • 最低100株のところが多い
などがあります。

国内株式は一般的なので一番手を付けやすい種類です。

その意味では初心者に優しい株式と言えるでしょう。

しかし逆に言えば、上級者もしくは高リターンを期待する人にとっては物足りない物となるかもしれません。

そうした方には次の外国株式をおすすめします。

外国株式

四つ目は「外国株式」です。

メリットには、
  • 企業数が圧倒的に多い
  • 利率が高いものが多い
  • 日本経済の影響を受けずに運用できる
  • 為替による差額で利益を上げることもできる
などがあります。

デメリットには、
  • 情報に触れる機会が少ない
  • 為替手数料が必要になる
  • 為替変動のリスクがある
などがあります。

特に為替手数料が余分にかかってしまい、結局外国株のメリットを生かせなかったという声をよく聞きます。

外国株式を購入するからには、
  • 手数料が気にならないくらいお金をかけて運用する
  • 逐一円に両替せずに受け取った利益をそのまま次の運用に回す
などをするとよいでしょう。

国内債券

株式よりも比較的リスクのないものがこの債券です。

ここでは「国内債券」・「外国債券」に分けてざっくりと解説します。

五つ目は「国内債券」です。

メリットは、
  • 信用が高い
  • ほぼ確実に元金が返ってくる
などがあります。

デメリットは、
  • 金利変動がある
  • 短期では儲からない(途中売却で損する可能性がある)
などです。

株式投資に比べるとリスクは低いので、長期投資に向いています

外国債券

六つ目は「外国債券」です。

メリットは、
  • 利率が高いものが多い
  • 為替による差額で利益を上げることもできる
などです。

デメリットは、
  • 元金が返ってこないこともある
  • 為替手数料が必要になる
  • 為替変動のリスクがある
などです。

外国債券はその地方の状勢によっては信用リスクが低下し、元本割れすることもあります。

長期投資の際には適宜情勢に注意してください。

REIT

七つ目は「REIT」です。

REITとは、資金を投資家から募って、集めたもので複数の不動産などを購入し、その賃貸収入や売買益を投資家に分配する商品のことです。

一人ではなかなか難しい大口の不動産投資であっても気軽に始めることができます。

メリットには、
  • 少額から始められる
  • 手間のかかる不動産を購入するだけで済む
などです。

デメリットは、
  • 不動産市況の影響を受けやすい
  • 不動産を運営する法人が倒産する恐れがある
などがあります。

不動産投資は株式と違い不動産の視点が必要になります。

例えば、
  • 自然災害による建物の損壊
  • テナントの退去
  • 賃貸料の未納
  • 不動産価格の下落
  • 投信法や不動産に関係する法律、税制度などの変更
  • 予期せぬ感染症の拡大
などに着目する必要があります。

特に今はコロナが流行しているので不動産は先が読めない状況となっています。

よく考えて検討してください。

東京海上日動でiDeCoを始める前に税制優遇シミュレーション!

ここからはiDeCoでいくら税制の優遇を受けられるのかシミュレーションしたいと思います。


東京海上日動のかんたん税制優遇シミュレーションを活用するのも良いでしょう。


まず必要となるのが、

  • 年収
  • 年齢
  • 掛金
です。

ここでは前提条件として、

  • 年収444万円(30代の平均年収)
  • 35歳
  • 10,000円
とします。

掛金は人それぞれだと思いますが、子どもの教育費がかかる年代に差し掛かると掛金を抑えるのがポイントです。

この場合の基本情報は以下の通りです。

年齢35歳
掛金/月10,000円
年収/年4,440,000円
積立総額1,500,000円
給与所得控除/年1,328,000円
社会保険料控除/年 ※1638,916円
基礎控除(所得税)480,000円
基礎控除(住民税)430,000円 

そしてこの条件で、iDeCoに加入するとき加入しないとき」の1年後25年後に分けて比較したいと思います。

その前に35歳時点での課税額は以下の通りです。

iDeCo加入時iDeCo未加入時
課税所得(所得税)1,873,084円1,993,084円
課税所得(住民税)1,923,084円 2,043,084円
所得税額93,654円101,808円
住民税額192,308円204,308円

そして1年後は以下の通りです。
iDeCo加入時 iDeCo未加入時
iDeCoによる所得税軽減額8,154円 0円
iDeCoによる住民税軽減額12,000円0円
iDeCoによる税制優遇額
20,154円 0円
積立金120,000円0円

たったの1年なのでそこまで大差はありません。
しかし25年後(満60歳)になるとは以下の通りとなります。
iDeCo加入時iDeCo未加入時
iDeCoによる所得税軽減額
203,850円0円
iDeCoによる住民税軽減額
300,000円0円
iDeCoによる税制優遇額503,850円0円
iDeCoの積立総額3,000,000円0円

加入しているとのしていないのではかなり差が広がりました。

以上のシミュレーションの結果、25年間で
  • 積立総額は3,000,000円
  • 税額軽減額(実質お得になった額)は503,850円
ということが分かりました。

実際には積立金以上の額が年金として給付されることが想定されます。

さらには税制優遇によって減るはずだったお金を回収できます。

豊かな老後を送りたいなら、ぜひともiDeCoに加入して老後資金を準備するのがいいでしょう。

東京海上日動のiDeCoへの加入・変更手続きを紹介!住所変更は?

ではここからは東京海上日動のiDeCoに加入・変更するための手続きを、

  1. 個人型確定拠出年金の加入に必要な書類を、Webから請求
  2. 書類が届いたら記入して返信用封筒で返送
  3. 変更は手続き書類を記入して拠出年金事務センターへ送付
のステップに分けて紹介します。

個人型確定拠出年金の加入に必要な書類を、Webから請求

まず加入に必要な書類を請求します。


その際、「個人情報の取り扱いについて」という資料に同意する必要がああります。


同意したら、

  1. 加入や移換の状況を選択してください。(4択)
  2. ご職業を選択してください。(国民年金の区分別:4択)
  3. 掛金の拠出を行いますか?(2択)
  4. 住所や氏名の変更がありますか?(2択)

という4つの設問に答えて、ご自身にあった資料を提示してもらいます。


いずれかの資料を選択したら、

  1. ご住所
  2. お名前
  3. メールアドレス
  4. ご連絡先電話番号
  5. 生年月日
  6. 性別
を記入して、オプションで、
  • 支店コード
  • キャンペーンコード
  • 営業店/代理店コード
  • 加入者管理キー
必要に応じて記入すれば完了です。

ちなみに、「氏名・住所変更届」はこのページで請求することも可能です。

書類が届いたら記入して返信用封筒で返送

そして書類が届いたら、見落としがないようにじっくり読んで、必要事項を記入後、捺印して、返信用封筒で返送します。

変更は手続き書類を記入して拠出年金事務センターへ送付

加入後にご自身の環境の変化により、

  • 結婚を機に氏名や住所が変わった
  • 主婦・主婦になったので国民年金の区分が変わった
  • 毎月の掛け金額を変更したい
などが発生することがあります。

こうした場合には、

  1. 東京海上日動のホームページから目的に合った書類を印刷する
  2. 必要事項を記入する
  3. 東京海上日動確定拠出年金事務センターに送付する
というステップを踏むことで変更が可能です。

資産運用について迷ったらお金のプロに相談すべき理由

ここまでより東京海上日動のiDeCoの特徴・仕組みを理解していただけたかと思います。


とはいえ、

  • やっぱり自分一人で選ぶのは心配だな…
  • ほかにおすすめな金融機関はないかな…

というような不安を抱いた方もおられるでしょう。


結論から申し上げますと、そのような方には、お金のプロに相談することをおすすめします。


お金のプロとひとくちに言っても、社会には会社・相談員ともにごまんといます。


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まとめ:iDeCoを始めるならネット証券とも比較しよう

ここまでは東京海上日動のiDeCoを中心に解説しました。


この記事のポイントは、

  • 東京海上日動のiDeCoはお金を移す手数料が無料!
  • 東京海上日動のiDeCo運用商品は6つのタイプに分けられる!
  • 税制優遇シミュレーションで、iDeCoに加入した無い時より圧倒的な差が確認できる!
  • 東京海上日動のiDeCoへの加入・変更手続きはホームページから請求しよう!
  • 資産運用について迷ったらマネーキャリア無料FP相談サービスに相談しよう!
でした。

今回は東京海上日動を例に挙げましたが、iDeCo自体はほかの金融機関にもあります。

金融機関を比較する際には、
  • 手数料
  • サービス
  • 運用商品のラインナップ
等を参考にするとよいでしょう。

また、コロナのリスクを考えると、実店舗に行きたくないという人もいるでしょう。

そういった方には「ネット証券」をおすすめします。

一度自分の希望をリストアップして、たくさんの選択肢の中から自分にあった金融機関を選ぶとよいでしょう。