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「不労所得の作り方が知りたい。不労所得はどうやって作ればいいのだろう。」このような疑問を持っている方は多いでしょう。そこで本記事では、不労所得の作り方はどんなものがあるか、パターン別おすすめ不労所得、不労所得のリスクについて解説しました。

記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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不労所得の作り方はどんなものがある?パターン別で解説

こんにちは、マネーキャリア編集部です。 


先日30代の男性の友人から、こんな相談がありました。 


「本業以外に安定して収入を得たいのだけど、不労所得の作り方にはどんなものがある?それぞれについてどのくらいのリスクがあるのかも知りたい」


人生100年時代、本業による収入だけではなく、自分が働かなくてもお金が入る仕組みを持っている人の方が豊かな生活をおくれます。


では、実際、どうやって不労所得を作れば良いでしょうか


今回は

  • 大きな不労所得、小さな不労所得を狙う場合にはどのようなものがあるのか
  • パターン別おすすめ不労所得
  • 不労所得のリスク
についてお伝えしていきます。

不労所得の作り方には何があるのか、必要なのは初期の資産なのか時間なのか、どうすればよいのか、で悩んでいる方の第一歩のお手伝いになれば幸いです。 


まず最初に

  • 大きな不労所得を狙う場合
  • 小さな不労所得を狙う場合
について見ていきましょう。

①大きな不労所得を狙う場合

まずは大きな不労所得の作り方についてです。


不労所得だけで生活したい方、もしくは、不労所得で資産を大きくしたい方は参考になるかと思います。


大きな不労所得の作り方で、注意しなくては行けないのが、大きな不労所得を狙う場合には、リスクが高くなってしまうということです。


自分がかけた分のお金よりも多くの損失が出てしまうリスクだけでなく、場合によっては大きな借金を背負ってしまう可能性もあります。


それらを理解した上で、自分の許容範囲で行うことが大切です。


具体的な、大きな不労所得の作り方には以下のようなものがあります。

  • FX
  • 株式投資
それぞれについて詳しく見ていきましょう。

FX

FXは「Foreign Exchange」の略称で「外国為替証拠金取引」のことです。円・ドル・ユーロなど、ある種類の通貨を別の種類の通貨に交換して利益を生む資産運用方法になります。

FXでは金融機関に預ける証拠金を担保とし、お金を借りて取引を行います。ここでレバレッジをかけることが出来るので、手持ちの資金よりも多くのお金で取引が出来ます

FXの会社にもよりますが、多くの会社ではレバレッジは最大25倍としているところが多いです。レバレッジが25倍の場合、元手が4万円でも100万円のお金を借りて取引をすることが出来ます。

FXでレバレッジを大きくきかせることで、少額の投資金額でも大きな不労所得を得ることができます。

ただし、その分リスクも大きくなるので注意が必要です。

株式投資

株式投資とは、株式の売買によって配当金や売却益を得て資産を増やす方法のことです。

長期間保有して利益を目指す投資信託と異なり、株価の変動が大きい会社を選ぶと短期間での取引で利益を稼ぐことが可能です。

また、株式を保有することで配当金を得られるので安定して不労所得を得ることもできます。

欠点としては、株式の売買には損失が発生する可能性があることと、会社を見極める専門知識が必要なこと、また元手となる金額がそれなりに必要なことがあります

②小さな不労所得を狙う場合

つぎに、小さな不労所得の作り方はどのようなものがあるのでしょうか。


いきなり大きな不労所得を狙うのではなく、小さな不労所得を狙う場合の方がリスクが少なく済みます。


月に1万円など、小さな不良所得を作る場合には以下のようなものがあります。

  • 投資信託
  • REIT
  • 駐車場経営
  • シェアリングサービス
  • ブログやyoutubeなど

投資信託

投資信託とは、投資信託を運用する会社の金融商品によって、配当金や売却益を得る方法です。

個別株投資と違い、少額でも始められ、インデックスファンドなど株価指数などの指標に連動した投資信託は低リスクで資産を増やすことができます。

また、NISA(ニーサ)やiDeCo(イデコ)を使うことで税制優遇を受けられるのもポイントになります。

REIT

REIT(リート)とは投資者から集めた資金で不動産への投資を行い、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益を原資として投資者に配当する商品です。

少額から始められる不動産投資で、不動産市場全体に投資をするのと同じなので、個別の不動産を保有するよりもリスクを抑えることが出来ます

駐車場経営

駐車場経営とは、月極駐車場やコインパーキングなどを経営することで継続的な不労所得を得る方法です。

不動産投資に比べて少ない金額から始めることができ、少ない管理コストで収入を得ることができます。

シェアリングサービス

シェアリングサービスとは、使っていない車や部屋、別荘を貸し出して不労所得を得る方法です。

別荘など初期投資が必要なものもありますが、車や使っていない部屋など自分が所有しているものを貸し出す場合は、初期費用を抑えることが出来ます。

ブログやyoutubeなど

ブログやyoutubeでは自分で制作したコンテンツに広告を紐づけて不労所得を得ることが可能です。

一度、アクセスを集めるコンテンツを作ることができればそれ以降は、継続的に収益を得ることが出来ますが、安定した収益を得るには継続してコンテンツを作りつづけることが必要です。

パターン別おすすめ不労所得

不労所得の作り方には、様々な方法があるのがわかりました。

どのくらいの金額が欲しいのかによって、また自分の使える時間や知識、スキルによっても方法が異なります。

ここからはいつくかのパターンに分けて、おすすめの不労所得の作り方についてお伝えして行きます。

大きく3つのパターン

  • 主婦・学生
  • 老後を心配している方
  • 早く不労所得を得たい場合
で見ていきましょう。

①主婦・学生

まずは、主婦・学生の方におすすめな不労所得の作り方についてです。


主婦や学生の方は、まとまったお金を借り入れての不動産投資や、24時間チャートに張り付く必要があるFXなどは向いていません。


主婦や学生の方は、少額で初めることが出来てちょっとした隙間時間で行えるものが良いでしょう。


具体的な方法は以下になります。

  • ブログ・youtube
  • 投資信託

ブログ・youtube

ブログやyoutubeはパソコンやスマホがあれば始められて、自分の好きな空き時間で作業が可能です。

人気のありそうなコンテンツを作って効率的に収益を得るのも良いのですが、自分の趣味や興味のあることについて発信するのであれば、気軽に楽しく続けることが出来ます。

ただし短期間での不労所得を得ることは難しく、半年や一年などある程度の時間は必要です。

投資信託

投資信託は、月々数千円からでも始めることが可能なので、動かせる資金の少ない主婦や学生のかたにはおすすめです。

基本的に不労所得が年間で20万円を越えると税金を払う必要があるのですが、20歳から始めることの出来るNISAやiDeCoを使うことで、運用して出た利益や分配金に対して税金を払う必要はなくなります。

積み立て型で投資信託を行うことで、自動で貯蓄をすることが出来て、長期間行うことで老後資産の形成も行うことができます。

②老後を心配している方

老後を心配している方におすすめの不労所得の作り方についてお伝えして行きます。


老後が心配な方は、短期間での不労所得の作り方ではなく、長い時間をかけてそれなりの金額を運用しての投資がおすすめです。


時間をかけることを出来るのは大きなメリットで、それなりにリスクの高い投資で損失を出しても挽回することが出来ます。


老後な心配な方には以下の不労所得の作り方がおすすめです。


  • 不動産投資
  • 株式投資

不動産投資

働いてある程度の継続的な収入がある方は、不動産投資がおすすめです。

継続的な収入があるので銀行からの借入金を元に不動産投資を始めることができます。

また、不動産投資は長期間行うことで収益性が高まるので、老後までの時間に落ち着いて資産を形成することができます。

株式投資

短期間での売買ではなく継続的な株式への投資は、不労所得の形成につながります

常に変動する株式市場において、短期間での株式投資はリスクが高いです。ですが、長期間の株式投資であれば、一度株価が落ちたとしても、その後回復するのでリスクを抑えられます。

もちろん株価暴落や会社が潰れるなどのリスクはあるので、一つの株式だけを保有するのではなく、分散して株を保有する、国内外に分けて為替リスクを避ける、などの工夫は必要です。

③早く不労所得を得たい場合

早く不労所得を得たい場合におすすめの不労所得の作り方についてお伝えして行きます。


なるべく早く不労所得を得るときのポイントはリスクを取って、大きなお金を動かすことです。


リスクが大きい分、損失も大きくなり場合によっては借金も出来てしまうので、自分の持っているすべての資産を使うのは避けましょう


具体的な不労所得の作り方は以下になります。

  • FX
  • 株式投資

FX

FXはレバレッジをかけることにより自分の持っている資産よりも多くのお金を動かして取引することができます

例えば25倍のレバレッジをかける場合、100万円の元手で2500万円の取引を行うことが出来ます。これによって短期間であっても多くの利益を生むことが出来るのです。

ただし、レバレッジを高くかける分損失も大きくなるので、自分の許容できる範囲でレバレッジをかけるようにしましょう

株式投資

株式投資は、FXと違いレバレッジをかけることは出来ないのですが、短期間での売買益だけでなく、保有してることで分配金を受け取ることが出来るのが魅力です。

具体的に短期間で不労所得の作り方としては、株価の変動幅が大きい銘柄を選んで売買益で資産を増やし、そのお金で安定して分配金を得られる会社の株を保有する、という流れです。

変動幅が大きい銘柄での取引にはリスクが生じるのですが、安定した会社で分配金を貰うステージに移るとリスクはコントロールできます。

不労所得のリスク

不労所得を得る際には注意しなくてはいけないことがあります。

それは、不労所得の大小関わらずある程度のリスクはあるということです。

不労所得を得る上で気をつけなければいけないリスクには以下のようなものがあります。

  • 初期費用が必要な場合
  • 元本割れのリスク
  • 確定申告を忘れずに
  • 不労所得を得るには時間がかかる
それぞれについて詳しくお伝えして行きます。

初期費用が必要な場合

不労所得を作るには、多かれ少なかれ初期費用が必要な場合が多くあります。


大きな不労所得を得るためにはその分、多くの初期費用が必要になります。


たとえば、不動産投資では、銀行からの融資を受けることが可能ですが、自宅ではなく投資目的ですと頭金無しで融資を受けられることは少ないので、融資額の10分の1程度の金額は必要です。


また、FXはレバレッジをかけることで初期費用よりも多くのお金を運用できますが、ある程度の利益を出すためには初期費用も多く必要です。


株式投資や投資信託なども、運用するお金は自分で用意する必要がありますし、ブログ運営であればサーバーやドメイン代、youtubeであれば動画編集ソフトの費用も必要です。


工夫をすることで初期費用を抑えることは可能ですが、そのかわりに不労所得を得るまでにかかる時間が長くなったり、その分自分で勉強したり作業をする労力がかかります

元本割れのリスク

不労所得を得る方法には元本割れのリスクがあります


リスクはそれぞれの方法によって異なりますが、基本的には短時間で多くの不労所得を狙うほど大きくなります。


不動産投資は受けた融資に対しての返済が必要なので、投資に失敗した場合は残った借金を返す必要があります。


FXも短期で大きく利益を得るためには多くのレバレッジを掛けて取引を行う必要があるので、失敗した場合は借金が残るので、リスクが高くなります。


株式投資や投資信託も相場の変動によって、投資額よりも金融商品の評価額が下がることがあります。長期間で運用を続けていけば、相場は回復するので元本割れは回避できるのですが、短期間の売買には注意が必要です。


元本割れのリスクを必要以上に心配する必要はないのですが、自分がやろうとしている不労所得の作り方が、どのくらいのリスクがあるのか知っておく必要があります


また、30代で働いていればまだまだ挽回が出来ますが、50代で投資に失敗すると老後の生活に影響がでる、など自分の年齢やライフプランに合わせた不労所得の作り方を選ぶことも大切になります

確定申告を忘れずに

不労所得を得た場合には確定申告が必要となる場合があります


確定申告とは、一年間の所得をまとめてかかる税金を計算して税務署に報告する手続きのことです。


会社員の場合は、不労所得が20万円を越えるまでは確定進行の必要はありませんが以下のケースですと不労所得が20万円以下でも確定申告をする必要があります。

  • 給与収入が2,000万円を超える
  • 2ヵ所以上から給与を受け取っている
  • 医療費控除などを受けたい場合
自営業者の場合は、不労所得の金額に関わらず確定申告が必要です。

会社員は、年末に生命保険や住宅ローンについての控除を計算する年末調整がありますが、不労所得が20万円を越える場合は、それ以外にも3月に確定申告をする必要があるということです。

株式投資や投資信託で、「特定口座(源泉徴収あり)」で売買取引している場合は、証券会社が所得や税金を計算して代わりに納めてくれるため、確定申告は不要になります。

自分の不労所得に対してどの程度税金がかかってくるのかを知っておく必要があります。

不労所得を得るには時間がかかる

不労所得を得るには時間がかかるということも忘れてはいけません


自己資産が大きい場合や、相続した不動産を運用する、など特殊な場合を除いて不労所得を得るまでには時間がかかります。


不動産投資や株式投資は、初心者が最初から利益を出すのは難しく、利益を安定して出すのためには、お金はもちろん勉強や経験が必要になってきます


REITや投資信託であれば、相場全体の価格に連動するのでそこまでの知識は必要ありませんが、どのファンドを購入すればいいのかを選ぶときには最低限の知識が必要です。


また、初期投資が少なくてすむブログやyoutubeは、10個程度のコンテンツでは広告収入を得ることが出来ないので、人気のあるコンテンツを溜めるために時間が必要です。


安定して不労所得を得れるようになるためにはある程度のコストと時間がかかる、ということを事前に知っておき生活に支障が出ないようにしましょう

まとめ:不労所得の作り方を学んで生活を豊かにしよう

不労所得の作り方についてお伝えしてきましたがいかかだったでしょうか。


今回の記事のポイントは

  • 大きな不労所得、小さな不労所得を狙う場合にはどのようなものがあるのか
  • 自分に合ったパターンの不労所得を選ぶことが大切
  • 不労所得にはリスクがあるので事前に知っておく必要がある
働くことでの収入以外に不労所得を作ることで生活が豊かになります。

記事内でお伝えして通り、短期間で多くの不労所得を得ようとする場合にはリスクが大きくなります。

自分の年齢やライフプランに合わせて不労所得の作り方を選ぶことが大切です。

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