
- 免責期間なしのがん保険への加入を検討している人
- 免責期間なしのがん保険のメリット・デメリットが知りたい人
- 最適ながん保険選びで悩んでいる人
内容をまとめると
- 免責期間なしのがん保険は加入後すぐに保障が開始される
- 一般的ながん保険は免責期間があり、加入後90日間または3ヶ月間は保障が受けられない
- 免責期間なしのがん保険は診断一時金がなく、上皮内新生物は特約扱いになる
- 最適ながん保険を探したい場合は保険のプロに相談する
- FP相談の顧客満足度93%のマネーキャリアなら、オンラインでFPに無料相談ができる
免責期間なしのがん保険を徹底解説します。がん保険に免責期間がある理由や注意点も解説しています。免責期間があるがん保険には保険会社によって責任開始日が変わったりすぐ保障が受けられるがん保険もあります。また、免責期間なしのがん保険は人によって必要性が変わるため保険のプロに無料相談することをおすすめします。
この記事の目次
目次を閉じる免責期間なしのがん保険とは?
免責期間なしのがん保険とは、加入後すぐにがん治療が必要になっても保障を受けられるがん保険です。
一般的ながん保険には、90日間または3ヶ月間の免責期間があります。免責期間とは、保障が受けられない期間のことです。
がん診断やがん治療を受けても、期間中は保障を一切受けられません。がんの種類にもよりますが、がん治療にかかる費用の平均は以下のとおりです。
費用 | |
---|---|
入院 | 21,410円 |
入院外 | 12,477円 |
(厚生労働省「令和元年度医療給付実態調査」をもとに3割負担で算出)
厚生労働省「令和2年(2020)患者調査の概況」によると、がん治療の平均入院日数は19.6日です。以上を踏まえると、がん治療で入院すると42万円以上もの費用がかかります。免責期間中に罹患すると、これらの費用は全て自己負担になります。
また、免責期間中であっても当然保険料の支払いは必須です。以上の点から、免責期間があると十分な保障が受けられず、保険料が無駄になるリスクがあります。
一方、免責期間なしであれば加入後直後から保障が開始するため、加入後すぐにがん治療が必要になっても保険料が無駄になる心配がありません。
ただし、一般的ながん保険よりも商品数が少なかったり、保険金が少なかったりするデメリットも存在します。したがって、安易に免責期間の有無だけで商品を決めず、保障内容や目的に合わせて選びましょう。
がん保険に免責期間がある理由
がん保険に免責期間がある理由は主に以下の2つです。
- がんには自覚症状がほとんどない
- がん疑いで駆け込みで加入する可能性がある
厚生労働省「令和2(2020)年受療行動調査(確定数)の概況 」によると、がん患者の半数近くは自覚症状がありません。例えば、「胃の悪性新生物<腫瘍>」の自覚症状の有無の割合は以下のとおりです。
割合 | |
---|---|
自覚症状あり | 46.9% |
自覚症状なし | 49.7% |
覚えていない | 0.8% |
不詳 | 2.6% |
もちろん罹患する部位によって割合は異なりますが、概ね半数近くが自覚症状なしと回答していました。特に前立腺がんの場合は、65.0%もの人に自覚症状がありません。
また、がんには自覚症状がほとんどないものの、初期症状がみられるケースもあります。例えば咽頭がんの場合は、以下のような初期症状が出る可能性があります。
- 喉の痛み
- 声の変化
- 口を開けにくい
免責期間がない場合、このような初期症状が出て不安に感じた人や、自覚症状がない人ががん保険に加入し、加入後すぐにペナルティなしで保険金を受け取れてしまうのです。そのため、他の健康な加入者との公平性が損なわれてしまいます。また、がんに罹患しながら加入しても、告知義務違反にならず通ってしまうリスクもあります。
以上の理由から、ほとんどのがん保険では90日間の免責期間を設定することで、このようなリスクを排除し公平性を保っているのです。
免責期間なしのがん保険のメリット・デメリット
免責期間なしのがん保険は、90日間の免責期間を待たずに保障が受けられます。そのため、一見するとメリットだらけにも思えますが、もちろんデメリットもあるため安易に選ぶのは危険です。
そこで本章では免責期間なしのがん保険について、
- メリット
- デメリット
をそれぞれ解説します。
がん保険選びは加入の目的や保険料、保障内容などから慎重に判断することが大切です。加入後に「思ったものと違う」と感じて解約してしまうと、損をする可能性があります。
そのため、免責期間なしのがん保険のメリット・デメリットを知った上で、自分に合っているかを判断してください。
免責期間なしのがん保険:メリット
免責期間なしのがん保険のメリットは以下の2つです。
- 加入直後から保障が開始する
- 保険料が割安
1.加入直後から保障が開始する
免責期間なしのがん保険は、加入直後から保障が開始されます。
「がんかもしれない」と悩んでいる人には、高額な医療費や収入の減少といった経済的な不安は生活に関わる大きな問題です。しかし、一般的ながん保険の場合、免責期間中はがん診断や治療を受けても保障されません。
その点、免責期間がなければ加入直後でも保険金が受け取れるため、がん治療にかかる費用への不安を軽減できます。
2.保険料が割安
免責期間なしのがん保険は、保険料が割安に設定されています。主な理由としては以下の2点が挙げられます。
- 診断一時金がない
- 保険金の金額が少ない
上記は一見デメリットのようにも感じますが、割安な保険料ですぐに保障が受けられる点は大きなメリットです。
免責期間なしのがん保険:デメリット
免責期間なしのがん保険のデメリットは以下の2つです。
- 診断一時金がない
- 上皮内新生物は特約扱いになる
ここでは上記で挙げたデメリットをそれぞれ解説します。
1.診断一時金がない
2.上皮内新生物は特約扱いになる
免責期間なしのがん保険をおすすめできる人

免責期間なしのがん保険は以下の人におすすめです。
- 貯蓄が十分あり診断一時金が不要な人
- がん保険に複数加入して保障を充実させたい人
- 空白期間のつなぎとして利用したい人
免責期間なしのがん保険の注意点を5つで解説!
免責期間なしのがん保険は、契約からの期間を問わず保障が受けられます。多くのがん保険では免責期間を導入していますが、免責期間に関しては以下の点に注意が必要です。
- 免責期間中は保障の適用外になる
- 免責期間中でも保険料は発生する
- 乗り換えの際は免責期間が過ぎてから解約をする
- 商品により責任開始日・免責期間が異なる
- 健康告知は正直に申告する
注意点①免責期間中のがん保険の保障は適用されない
1つ目の注意点は、免責期間中に保障が適用されないことです。
一般的ながん保険の責任開始日は、契約から90日間(または3ヶ月間)経過後です。
- 契約前からがんと診断を受けていた
- 免責期間中にがんと診断を受けた
上記のケースでは、いずれも保障が受けれず契約無効になります。特に前者は告知義務違反に該当し、保険料も全く返ってこないため注意が必要です。
がんは自覚症状がないことも多いため、加入後すぐに発覚するケースも少なくありません。診断こそ受けていないものの「がんに罹患しているかもしれない」と不安を抱えている場合は、免責期間なしのがん保険への加入を検討してください。
注意点②免責期間中も保険料は発生する
2つ目の注意点は、免責期間中も保険料が発生することです。
一般的ながん保険は、免責期間中に発覚したがんは保障の対象外になります。しかし、契約期間内には変わりないため保険料の支払いは必須です。
なお、免責期間中でも保険料の支払いは無駄ではありません。保険会社が支払う保険金は、免責期間中の保険料も含め算出するからです。
それでも、やはり保険料がもったいないと感じる人もいることでしょう。免責期間がなければ、契約直後からずっと保障が適用されます。そのため、保障が適用されないのに保険料を支払続けることに抵抗がある人は、免責期間なしのがん保険の方がおすすめです。
注意点③がん保険を乗り換える際は免責期間後に旧契約を解約する
入院 | 外来 | |
---|---|---|
平成14年 | 139.4千人 | 119.7千人 |
平成17年 | 144.9千人 | 140.1千人 |
平成20年 | 141.4千人 | 156.4千人 |
平成23年 | 134.8千人 | 163.5千人 |
平成26年 | 129.4千人 | 171.4千人 |
注意点④がん保険によって責任開始日・免責期間が異なる
- 1回目の保険料支払日から90日
- 1回目の保険料支払日から3ヶ月
注意点⑤がん保険を契約する際は正確な健康状態の告知を行う
- 契約解除
- 契約の取り消し
がん保険の相談におすすめの相談先3つ【無料】
がん保険には多くの種類があるため、どの商品にすべきか迷ってしまいますよね。適切ながん保険は、家計状況やライフステージなどによって異なります。
そのため、がん保険選びの際は保険のプロに相談しましょう。保険のプロであれば、複数の商品の中から最適ながん保険選びのアドバイスができます。
がん保険の相談におすすめの相談先は以下の3つです。
- マネーキャリア
- ほけんのぜんぶ
- 保険見直しラボ
本章では上記で挙げた3つの相談先の特徴を紹介します。
いずれも無料で利用できるため、がん保険選びで悩んでいる人はお気軽にご相談ください。
1番おすすめ:マネーキャリア
マネーキャリアの特徴は以下のとおりです。
特徴 | |
---|---|
取扱会社(がん保険以外も含む) | 約40社 |
対応エリア | 47都道府県 |
相談方法 | オンライン |
おすすめポイント | FP相談の顧客満足度93% |
マネーキャリアでは、お金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)に保険相談ができます。FPはお金に関する様々な専門知識を持っているため、家計状況やライフステージに合った適切ながん保険選びが可能です。
マネーキャリアは予約から面談まで全てオンラインのため、スマホひとつで利用できます。そのため、仕事や家事で忙しい人もスキマ時間に利用可能です。なお、希望があれば対面相談もできます。
マネーキャリアはFP相談の顧客満足度が93%で、
- 相談内容が明確ではない
- 保険やお金の知識が全くない
といった人にも最適な解決方法を提案できます。そのため、がん保険を探している人はもちろん、保険やお金について漠然とした不安を抱えている人にもおすすめです。
ほけんのぜんぶ
特徴 | |
---|---|
取扱会社(がん保険以外も含む) | 30社以上 |
対応エリア | 47都道府県 |
相談方法 | 訪問 オンライン |
おすすめポイント | 子育て世代におすすめしたいブランドランキング1位(2022年) |
保険見直しラボ
保険見直しラボの特徴は以下のとおりです。
特徴 | |
---|---|
取扱会社(がん保険以外も含む) | 36社 |
対応エリア | 全国約70拠点 |
相談方法 | 店舗 訪問 オンライン |
おすすめポイント | イエローカード制度があるから安心して利用できる |
まとめ:免責期間なしのがん保険は人によって必要性が異なるためプロに相談がおすすめ
免責期間なしのがん保険について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
免責なしのがん保険は、加入後すぐにがんになっても保障が適用されます。ただし、診断一時金がなかったり、上皮内新生物は特約扱いになったりするデメリットがあるため、免責期間の有無だけで選択するべきではありません。
がん保険は家計状況やライフステージ、加入目的などから検討するため、どのような商品が最適かは人により異なります。そのため、最適ながん保険選びをしたい人は、保険のプロに相談しましょう。保険のプロであれば、多数の商品の中からその人に合った条件のがん保険を提案できます。
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