「緑内障は生命保険に入れない?」
「緑内障でも保険加入できる?」
こんな不安を持っていませんか。
結論、緑内障でも生命保険に加入することは可能です。
ただし、以下の項目によって加入できる生命保険の種類は異なります。
当記事では、緑内障の方の生命保険の加入条件や入りやすい保険の種類を紹介します。
緑内障の治療で保険金がおりるかどうかなども解説するのでぜひ参考にしてください。
▼内容をまとめると
- 緑内障と診断されても生命保険に加入できる可能性はある
- 緑内障でも加入できる保険の選び方を知ることが大切
- 緑内障の保険加入でお悩みなら持病保険専門のマネーキャリアの加入診断がおすすめ!
※通院歴・治療歴は保険会社にバレる可能性が高いです。
※緑内障を隠して保険に加入すると告知義務違反となるため注意しましょう。
監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
>> 井村 那奈の詳細な経歴を見る
この記事の目次
- 緑内障でも生命保険(医療保険)への加入は可能
- 通常の生命保険(医療保険)は部位不担保になる場合が多い
- 引受基準緩和型や無選択型は緑内障でも保険加入しやすい
- 緑内障とは?治療法や治療費の保険金支払いについて解説
- 緑内障とは視神経の障害による病気のこと
- 緑内障の治療法には薬物療法や手術がある
- 緑内障による検査・治療は生命保険(医療保険)の対象
- レーシック手術では生命保険(医療保険)の対象外になる可能性がある
- 緑内障で生命保険に加入する際の注意点
- 告知義務違反に注意する
- 複数の生命保険を比較する
- 自己判断せず保険のプロに相談してみる
- 緑内障の生命保険加入を相談できる保険相談窓口おすすめ3選
- マネーキャリア
- 保険見直し本舗
- 保険見直しラボ
- 緑内障は障害年金の対象になる
- 緑内障の方の生命保険に関するアンケート調査結果
- 緑内障でも加入できる生命保険は多いと思いますか?
- 緑内障になったあとの生命保険加入についてどのような意識がありますか?
- 緑内障後に生命保険に加入できましたか?
- 加入できた生命保険の種類を回答してください【加入した方の回答】
- 緑内障後の生命保険選びで1番大変だったことは何ですか?
- 緑内障後の生命保険加入について持病保険のプロに相談したいと思いますか?
- 緑内障の方の生命保険に関するQ&A
- 緑内障と診断されたら保険金はおりる?
- 緑内障は障害者になる?
- 緑内障予備軍だったら無条件で生命保険に加入できる?
- 緑内障の人におすすめの保障内容は何?
- 緑内障でも生命保険に加入したいならまずはマネーキャリアで無料相談
緑内障でも生命保険(医療保険)への加入は可能
緑内障でも生命保険に加入できる可能性はあります。
ただし、加入時の年齢や疾患の状態などによって細かく加入基準が設けられているため注意が必要です。
この項目では、緑内障の方が検討するべき以下2種類の生命保険について解説していきます。
- 一般の生命保険(医療保険)
- 引受基準緩和型保険
通常の生命保険(医療保険)は部位不担保になる場合が多い
通常の生命保険(医療保険)は、緑内障の方の場合、部位不担保になる場合が多いです。
部位不担保とは、特定の部位の保障をおこなわないという条件のことをいいます。
その場合、緑内障に関わる部位の入院・手術においては保障を受けることはできませんが、その他の部位では通常通りの保障を得られます。
部位不担保の契約になるかは、保険会社ごとの基準によって異なります。
一般的には、下記のような項目を踏まえ部位不担保になるかどうかが判断されます。
- 現在の年齢
- 緑内障発症時の年齢
- 治療内容
- 精密検査の状態(視野、眼圧、視力)
条件 | 加入可否 部位不担保の条件なし:◎ 部位不担保:○ |
---|---|
発症年齢19歳以下 症状が先天性または続発性 | ◯ ※左の条件に当てはまらない場合 不担保期間が短縮される場合がある |
現症または既往症 | ◯ ※精密検査の結果により ◎になる可能性あり |
引受基準緩和型や無選択型は緑内障でも保険加入しやすい
- 過去3ヵ月以内に入院や手術、放射線治療をすすめられていない
- 過去1年以内に、入院または手術を受けていない
- 過去5年以内に、別の病気やケガで、医師の診察・検査・治療・投薬を受けていない
緑内障とは?治療法や治療費の保険金支払いについて解説
緑内障とは眼の病気の一つで、40歳以上の人の5%、60歳以上では10%以上の人が罹患している、患者数の多い病気です。
緑内障は完治することが難しく、症状が進行すると失明する恐れがあります。
また、緑内障の治療は高くなった眼圧をコントロールすることが目的で、一度失った視野は戻ることはありません。
そのため、早い段階から継続的に治療をする必要があり、症状によってはレーザー治療や手術をおこないます。
ここからは、以下を詳しく説明していきます。
- 緑内障の概要
- 緑内障の治療方法
- 緑内障の治療にかかる費用と保険金
緑内障とは視神経の障害による病気のこと
緑内障は、視神経の障害によって、視野(見える範囲)が狭まっていく眼の病気です。
緑内障は、目の中で血液の役割をする「房水」が目の外にうまく輩出されないことが原因で起こる病気です。
目の外に房水がうまく輩出されないため、眼圧(目の形状を維持する圧力)が異常に高くなり、視神経が傷ついてしまいます。
その結果、以下の症状が現れます。
- 視野が狭くなる
- 視界が欠ける
- 視力が低下する
しかし、早期発見・早期治療を正しくおこなえば視力を失う恐れはありません。
もし、検診などで緑内障かもしれないと言われたら、自己判断をせず必ず病院で医師の指示に従いましょう。
緑内障の治療法には薬物療法や手術がある
緑内障の治療法には薬物療法や手術などがあります。
主な緑内障の治療方法は以下の通りです。
- 薬物療法:点眼・内服薬
- レーザー手術
- 観血手術:流出路再建術・濾過手術・チューブシャント手術
レーザー手術や観血手術を受けて眼圧が下降しても、その効果が半永久的に続くとはいえません。
そのため、複数回の手術が必要になる場合もあります。
緑内障の治療は眼圧を下げて視野と視力を保つことが目的となり、一度傷んだ視神経は元に戻らず、視野が元に戻ることがありません。
早く病気を発見し、症状が重くなる前に治療をすることが大切です。
緑内障による検査・治療は生命保険(医療保険)の対象
緑内障の検査・治療は民間の生命保険(医療保険)の保険金給付の対象になります。
また、万が一民間の生命保険(医療保険)に加入していない場合も、健康保険の適用となるため、決まった自己負担割合で受けることができます。
さらに、入院や手術で治療費が高額になった場合は高額療養費制度の適用にもなり、自己負担を抑えながら治療を受けることができます。
給付条件や給付額は加入している保険によって異なるので、必ず自分でも契約内容を確認しましょう。
レーシック手術では生命保険(医療保険)の対象外になる可能性がある
レーシック手術では生命保険(医療保険)の対象外になる可能性があります。
契約日が2007年3月31日より前の生命保険(医療保険)は、給付される可能性があります。
しかし、2007年4月1日より保険会社の規定が改定されたため、この日以降の加入商品ではレーシック手術では手術給付金が給付されません。
また、レーシック手術は健康保険の適用ではない「自由診療」になるので、健康保険は適用されず、全額自己負担になります。
高額療養費制度も適用されないので注意しましょう。
ただし、健康保険の適用外ではありますが医療費控除の対象にはなるので、確定申告で医療費控除の申請をするのを忘れないようにしましょう。
緑内障で生命保険に加入する際の注意点
緑内障で医療保険に加入する際は以下の3点に注意しましょう。
- 告知義務違反に注意する
- 複数の保険を比較する
- 自己判断せず保険のプロに相談してみる
加入時に手続きにミスがあり、せっかく生命保険に加入したのにいざというときに使えない、というケースもあります。
プロに相談しながら、しっかり保険商品を比較して安心して生命保険に加入できるようにしましょう。
告知義務違反に注意する
まず、告知義務違反に注意しましょう。
告知手続きの際、事実を告知しなかったり事実とは異なることを告知した場合、それが故意ではなくても「告知義務違反」となります。
告知義務違反であると判断されると、契約の解除や取り消しをされることがあります。
契約が解除や取り消しをされた場合、給付金や保険金は支払われません。
告知義務違反にはこのようなケースがあります。
- 検診で軽度のがんであると診断されたのに、告知で「がんの罹患歴はない」と告知して保険に加入。後日、がん治療のために入院給付金や手術給付金を受け取ろうとした。
このように故意の場合もあれば、「この程度なら告知するほどでもないだろう」と勝手に判断し、悪意なく告知義務違反をしてしまうケースもあります。
告知義務違反にならないためにも、生命保険に加入する際には担当者に確認しながら、慎重に告知をおこなうようにしましょう。
複数の生命保険を比較する
緑内障の方が生命保険に加入する場合、複数の保険を比較するように注意しましょう。
以前の医療保険は、入院した際は「入院日数×入院日額」が給付される日額型の医療保険が主流でした。
しかし、近年は入院日数が短期化する傾向があり、一時金型や診療報酬点数連動型などさまざまな保障タイプの商品が販売されています。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、慎重に比較しなければいけません。
また、加入や給付の条件についても保険会社や保険によって異なるため、複数の生命保険を比較して、自分の考え方に合った保障内容の保険選ぶことが大切です。
自己判断せず保険のプロに相談してみる
自己判断で「この生命保険にしか入れない」とあきらめず、「保険のプロ」に相談することをおすすめします。
生命保険の用語には難しい言葉も多く、一人で複数の生命保険の保障内容を比較するのは大きな負担です。
また、よくわからず保険料の高い生命保険に加入してしまったが、実はもっと安い生命保険に加入できたという例もあります。
そのため、まずは保険のプロに相談してみましょう。
緑内障の生命保険加入を相談できる保険相談窓口おすすめ3選
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---|---|---|---|---|---|---|
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自分に合った保険相談窓口選びの参考にしてください。
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緑内障は障害年金の対象になる
緑内障が進行し視力障害が生じた場合、日本年金機構の認定基準を満たせば「障害年金」支給の対象になります。
障害年金支給の認定基準に該当した場合の障害基礎年金の受給額はこちらです。
障害等級/ 家族構成 | 子なし | 子1人 | 子2人 | 子3人 |
---|---|---|---|---|
1級 | 977,125円 (月額81,427円) | 1,202,025円 (月額100,168円) | 1,426,925円 (月額118,910円) | 1,501,925円
(月額125,160円) |
2級 | 781,700円 (月額65,141円) | 1,006,600円 (月額83,883円) | 1,231,500円 (月額102,625円) | 1,306,500円
(月額108,875円) |
ここでいう「子」とは、「18歳到達年度の年度末までの子ども」または「20歳未満で障害等級1級または2級の子ども」で、一定の年収基準を満たしている人のことを指します。
障害基礎年金の受給額は、配偶者の有無によって受給額が変わることはありません。
また、障害基礎年金を受け取れる場合は、「障害年金生活者支援給付金」の対象となります。
障害年金生活者支援給付金の金額は、
- 1級:月額6,288円
- 2級:月額5,030円
です。前年の所得が一定額以下であることが要件となっていて、障害基礎年金とは別で手続きをする必要があります。
厚生年金加入者が受給できる障害厚生年金は、平均標準報酬額や厚生年金保険に加入していた期間などによって受給額が変わります。
詳しくはお住まいの自治体にある年金事務所に問い合わせましょう。
緑内障の方の生命保険に関するアンケート調査結果
緑内障でも加入できる生命保険は多いと思いますか?
緑内障になったあとの生命保険加入についてどのような意識がありますか?
緑内障後に生命保険に加入できましたか?
加入できた生命保険の種類を回答してください【加入した方の回答】
緑内障後の生命保険選びで1番大変だったことは何ですか?
緑内障後の生命保険加入について持病保険のプロに相談したいと思いますか?
緑内障の方の生命保険に関するQ&A
こちらでは緑内障の方の医療保険に関するQ&Aについて解説します。
- 緑内障と診断されたら保険金はおりる?
- 緑内障は障害者になる?
- 緑内障予備軍だったら無条件で生命保険に加入できる?
- 緑内障の人におすすめの保障内容は何?
緑内障だけど生命保険を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
緑内障と診断されたら保険金はおりる?
緑内障と診断されただけでは保険金は給付されません。
緑内障の治療は健康保険の適用なので、緑内障治療のために入院や手術を受けたときに、入院・手術給付金を受け取ることができます。
受け取れる条件や給付額は加入している商品やプランによって異なります。
緑内障は障害者になる?
緑内障は、視野障害が起こるため、障害認定を受けることが可能です。
そのため、緑内障は障害年金の対象にもなります。
ただし、認定を受けるためには日本年金機構の認定基準を満たす必要があるため注意しましょう。
緑内障予備軍だったら無条件で生命保険に加入できる?
緑内障予備軍の場合、無条件では保険に加入できない可能性があります。
緑内障で視神経が障害を受けたが、視野に異常がない状態を前視野緑内障と呼びます。
いわゆる緑内障予備軍です。
緑内障予備軍の場合、6ヵ月〜1年に一度の定期検査をおこなうことが推奨されています。
定期検査の結果によって、無条件で加入できるのか、不払い条件や特別保険料を設定した上で加入できるのか保険会社が判断します。
そのため、緑内障予備軍でも加入に条件が付く場合があります。
緑内障の人におすすめの保障内容は何?
緑内障の人におすすめの保障内容は、こちらの2つです。
- 外来手術に対応した手術保障
- 生活障害保障
緑内障など眼の手術は、入院せずにおこなう外来手術が多くあります。
入院手術しか対応していない手術給付金の医療保険の場合は、給付金が受けられない可能性があるため、外来の手術にも対応した医療保険を選ぶと安心です。
また、生活障害保障では、障害者手帳が交付されたり、公的年金制度の障害年金1・2級に認定されたときなど、それぞれの商品で規定されている状態になると生活障害保険金が支払われます。
視力が著しく低下したり、失明をすると働くことも難しくなるため、事前に備えておくと安心です。
緑内障でも生命保険に加入したいならまずはマネーキャリアで無料相談
記事の内容をまとめると以下のとおりです。
- 緑内障でも生命保険(医療保険)に加入することは可能
- 加入できる生命保険には一般的な保険(部位不担保付き)や引受基準緩和型保険などがある
- 緑内障の方が生命保険を選ぶなら告知違反はせず、複数の保険を比較することが大切
- 生命保険についての不安は、マネーキャリアへの相談がおすすめ
緑内障に罹患すると生命保険には加入できないイメージがある方もいるかもしれませんが、実際には何らかの生命保険・医療保険に加入できる可能性はあります。
ただ、保険ごとに加入の可否や基準が異なるため、自分だけで比較せずに保険のプロに相談することが大切になります。
どの保険に加入できるかわからずに不安を感じるなら、マネーキャリアへの相談をおすすめします。