積立NISAのデメリットとは?7つのデメリットとそう言われる理由を解説!のサムネイル画像
積立NISAを検討している方で、デメリットやそれによる失敗を不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
積立NISAにはデメリットがいくつかありますが、それを理解することでデメリットによる損失を回避することが可能です
この記事を読んで、積立NISAのデメリットとその対処法が理解して資産運用を成功させましょう!


▼この記事を読んでほしい人
  • これからつみたてNISAを始めたいと考えている人
  • つみたてNISAのデメリット、メリットを知りたい人
  • つみたてNISAの基本や始め方を確認したい人

内容をまとめると

  • つみたてNISAには7つのデメリットが存在する反面、魅力的なメリットもある
  • 長期運用・リスク分散に適した投資が可能で、長期間運用することで高い利益が見込める
  • ただし、短期的な運用や資金に余裕がない人には向いていない
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この記事の目次

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積立NISAの7つのデメリット|デメリットと言われる理由とは?


非課税制度が魅力的な積立NISAですが、多くの人が心配するのはデメリットですよね。


積立NISAの主なデメリットは以下の7つです。

  • 元本割れの可能性がある
  • 損益通算・繰越控除ができない
  • 金融機関によって扱い銘柄やサービスが異なる
  • 長期投資が前提の制度で短期投資には向かない
  • 一括投資が不可能
  • 投資できる投資信託が限られている
  • 非課税枠の上限がある

積立NISAには「デメリットしかない」と聞いたという人もいるかもしれません。デメリットしかないは本当なのか、積立NISAの7つのデメリットを解説していきます。

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1:元本割れの可能性がある

積立NISAのデメリット1つ目は、積立NISAはあくまで投資を行う制度であるため、元本保証があるわけではない点です


投資の成績によっては積み立てた金額を下回ってしまう元本割れ」のリスクがあるということは承知しておきましょう。


積立NISAは金融庁によって選定された金融商品が対象ですが、絶対に利益が出るというわけではありません。


リスクとリターンを天秤にかけたうえで、リスクを許容できる余剰金で投資を行うことをおすすめします。

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2:損益通算・繰越控除ができない

積立NISAのデメリット2つ目は、積立NISAの口座では、損した場合の救済措置である損益通算や繰越控除を行うことができない点です


例として、複数の口座(口座A・口座B)を利用して投資を行っているとします。


口座Aでは20万円の利益、口座Bでは15万円の損益がでてしまいまいた。

損益通算を行うことで、口座A(+20万円)と口座B(-15万円)の損益を合計することができます。結果的に利益である5万円にしか税金がかかることはありません。


しかし積立NISAの口座では、他の口座と損益通算を行うことができません。


積立NISAの口座で大きな損益が出てしまい、他の口座で利益が出ていた場合、積立NISA損益に関係なく出た利益に対して税金がかかってしまうのです。


また、繰越控除はその年の損益合計がマイナスだった場合、そのマイナス分を次の年に繰り越して利益から引けることで、税金が安くなる制度です。


積立NISAは繰越控除を行うこともできないため、損をした場合に全く恩恵がないのです。

3:金融機関によって扱い銘柄やサービスが異なる

積立NISAのデメリット3つ目は選ぶ金融機関によって扱い銘柄やサービスが異なるので口座開設の金融機関の選択を慎重に行う必要がある点です。


積立NISAを利用するためには、積立NISA対応金融機関の中から、自分に最適な金融機関を見つけ口座を開設する必要があります。


取り扱っている金融商品の種類や数も金融機関によって異なるため、金融機関を選ぶためにはある程度の知識が必要となります。


例えば、SBI証券や楽天証券等のネット証券会社は銀行と異なりクレジットカード積立ができたり、Vポイントや楽天ポイントを貯めることができるなどの独自のサービスがあります。


一方、銀行では窓口で相談しながら積立NISAを始められるなどのメリットもあるので、それぞれのメリットデメリットを比較してみることが大切です。


また積立NISAの口座は1つしか作れないため、その選択は慎重に行う必要があるのです。

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4:長期投資が前提の制度で短期投資には向かない

積立NISAは長期的に資産形成を行うことを前提に作られた制度です。

20年以上分散・積立投資を続けることでより利益が出やすくなっています。


そのため、短期でお金が必要な人や長期的な運用が苦手な人には向いていません。


金融庁の発表によると、積立NISAでは保有期間5年や10年の運用と保有期間20年以上の運用では、保有期間20年以上の運用の方が元本割れのリスクが非常に低くなるといわれています。

5:一括投資が不可能

積立NISAはその名のとおり、一定額を一定期間投資するつみたて投資が対象であるため、一括で投資を行うことは不可能です。


投資する際には毎月や毎日などの投資する感覚を設定する必要があり、今安いからと一括で投資することはできないのです。


積立NISAは期間や金額を分散することによってリスクヘッジを行うことのできる投資制度であるため、一括で投資を行うスポット投資は制度の対象外です。


新NISAの成長投資枠であれば一括投資が可能であるため、一括投資を行いたい場合は新NISAの成長投資枠を利用することをおすすめします。

6:投資できる投資信託が限られている

積立NISAでは、金融庁の定めた条件を満たした投資信託とETFにのみ投資が可能です。

指定外の株式や債券、投資信託やETFを購入することはできません。


初心者には金融庁の定めた条件を満たした商品のみを購入できる点が安心材料となりますが、積極的に投資を行いたい方にはデメリットとなります。


自分の目的にあった金融商品を選びましょう。

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7:非課税枠の上限がある

積立NISAのデメリット6つ目は非課税枠が年間40万円と、上限が低い点です。


年間40万円、つまり月33333円までが非課税枠の対象であるため、投資可能な金額が物足りないという人もいるかと思います。


しかし、2024年からの新NISA改正で積立NISAの年間非課税枠が120万円、成長投資枠(旧NISAの一般NISA)の年間非課税枠が240万円と大幅に引き上げられました。


上限があることには変わりないですが、より自由な投資が可能になります。

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積立NISAはデメリットが多くて損?経験者の声を知恵袋から調査

積立NISAの7つのデメリットを紹介しましたが、果たして積立NISAのデメリットによってどのような失敗事例があるのでしょうか。

今回は知恵袋から3つの経験者の積立NISAの失敗の声を紹介します。

  • 事例①金融機関選びで失敗しました
  • 事例②利益が出てすぐに売却してしまいました
  • 事例③元本割れで焦って売却してしまいました

事例①金融機関選びで失敗しました

ひとつ目の経験者の失敗事例は、上で紹介した積立NISAのデメリット3にあたる金融機関選びの失敗です。

  • SBI証券で口座開設し、少し後悔しています。 積み立てnisaを始めようと思い、楽天カード持っていないし、ならSBIにすれば?と言ってくれる人もいたのでSBI証券で口座開設しました。が、先日楽天カードの還元率の良さを聞いてやっぱり総合的に楽天証券の方が良かったのかな?と少し後悔しています。 三井住友カードを作ろうかと思ったけど、楽天カードほど還元率は高くないし、ポイントアップ店舗もなんか微妙…。(引用:Yahoo知恵袋)

各金融機関で得られる独自のサービスは異なります。

特にポイントも有効活用していきたい方は、普段利用しているサービスのポイントを得れるもの金融機関を選択しましょう。

代表的なネット証券会社2社の独自サービスは以下になります。

SBI証券楽天証券
貯めることが可能な
ポイント
Tポイント
dポイント
JALマイル
Vポイント
Pontaポイント
楽天ポイント
対応クレジットカード三井住友カード楽天カード


事例②利益が出てすぐに売却してしまいました

2つ目の経験者の失敗事例は、上で紹介した積立NISAのデメリット4にあたる短期での売却の失敗です。

  • 今まで積み立てNISAをやってきたのですが、今年の春に株価下がりそうだと考え、利益を乗っているうちにと、積み立てた分を全て売却しました。(コレは失敗でした泣)(引用:Yahoo知恵袋)
購入した時と比べて少し儲けが出る、値下がりするなどしたらすぐに手放してしまうというのも初心者が陥りやすい失敗です。
少し儲けが出たからといって、下がる前に売ってしまおうという考えになってしまうと、今後値上がりした際の差額が損になってしまいます。

積立NISAの特徴は長期投資によるドル・コスト平均法リスク分散です。投資期間が長ければ長いほど利益が大きくなる仕組みになっています。

特に緊急で資金が必要でないのであれば、利益が出ていても運用を続けることがおすすめです。

ドル・コスト平均法とは?

価格変動がある金融商品を定期的に一定額で購入して積み立てる手法。

定額なので対象の金融商品価格が安い時には多く、高い時には少なく買うことで積立期間が長いほど購入価格が平均化され、リスクに強い投資が可能となる。

事例③元本割れで焦って売却してしまいました

2つ目の経験者の失敗事例は、上で紹介した積立NISAのデメリット1にあたる元本割れした状態での売却による失敗です。


元本割れによって、これ以上損失が出る前にと焦って売却してしまう方が多くいますが、それは間違いです。


長期投資において大きな値下がりはより安く購入することができる絶好のチャンスなのです。


慌てふためいて狼狽してしまう「狼狽売り」は初心者が陥りやすいものですが、どっしりと構えておくことが大切です。 焦らずじっくりと育てるような気持ちで、我慢強く向き合うことが成功のコツです。

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積立NISAのデメリットによる失敗を防ぐには?

ここまで積立NISAのデメリットやデメリットが原因で失敗した経験者の声を紹介してきました。


では、積立NISAでの失敗を防ぐにはどうすれば良いのか気になりますよね。

今回は、以下の2点を紹介します!

  • 過去の積立nisa失敗事例から学ぶ
  • 専門家に相談してみる|マネーキャリアがおすすめ

過去の積立NISA失敗事例から学ぶ

積立NISAで失敗した、損したといっている方の原因は実は、情報収集ができていないことによる「知らなかった」が原因であることが多いです。

積立NISAのデメリットを理解することで、デメリットを回避する資産運用を行うことが可能となります。


多くの方が経験した積立NISAの失敗として以下のものがあります。

  • 事例①特に何も考えず投資してしまった
  • 事例②儲けが出る、値下がりするなどしたらすぐ売ってしまった
  • 事例③積み立て金額を高めにしてしまった

投資銘柄によって将来の運用益は大きく変わります。

また、長期投資によるメリットを活かすためにも毎月無理なく運用できる金額を設定することも大切です。


他にもマネーキャリアではこれまでの積立NISAを利用した経験者の失敗事例10選とその対処法をまとめた記事を掲載しています!

失敗から学んで、積立NISAのデメリットによる失敗を回避しましょう!

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【失敗例10選】積立NISAブログでよくある失敗と損しないコツを紹介!

専門家に相談してみる|マネーキャリアがおすすめ

自分自身で積立NISAに関する知識をつけることも重要ですが、専門家などプロを頼ってみることでより多くの情報を得ることも可能です。


そのような方にはマネーキャリアのFP相談がおすすめです!

マネーキャリアでは公平な視点のもとみなさんの積立NISAをはじめとする資産運用をサポートします。


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積立NISAのデメリットで失敗する人としない人の特徴

積立NISAを始めるのなら絶対に失敗したくないですよね。

では、失敗する人としない人に何か違いはあるのでしょうか。

ここでは、失敗する人としない人の特徴をそれぞれ紹介します!

失敗する人の特徴

積立NISAで失敗しがちな人、積立NISAが向いていない人の特徴として以下があります。

  • 特徴1:一時の価格の値動きで一喜一憂してしまう人
  • 特徴2:無理して投資資金を捻出している人
  • 特徴3:短期的な利益を目指している人
積立NISAは、「長期・分散・積立投資」に適した制度となっています。

そのため、長期投資ではなく短期的な利益を目指している人や、価格の値動きで一喜一憂してしまう人には向いていないですし、失敗してしまう可能性が高くなります。

また、無理して投資資金を捻出している人もどこかで続けることができなくなってしまって途中で売却することになったら元も子もありません。

例えば、給与半年分の貯蓄をためてから資産運用を始めるというように、土台を作ってから初めていきましょう。

失敗しない人の特徴

積立NISAで成功する人の共通点として以下のものがあります。

  • 特徴1:デメリットをよく理解している人
  • 特徴2:明確な目標設定を行なっている人
  • 特徴3:わからないことがある時、他者/専門家の意見を聞ける人
積立NISAは比較的リスクの小さい資産運用制度ですが、冒頭で紹介したようなデメリットも存在します。
ただし、本記事で何度も言っているように、デメリットは理解することで回避をすることが可能です。そのため、情報収集ができ、積立NISAを理解している人は失敗しにくいと言えるでしょう。

また、なんとなくお金が増やせると聞いたからという理由ではなく、「何歳までに何万円貯める」といった明確な目標を持つ人は、基準が決まっているためそれに基づいて適切な売却判断もできるでしょう。

積立NISAはさまざまな判断を必要とします。困ったときは専門家に相談して第三者の意見を聞いてみましょう。
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デメリットだけではない!積立NISAを始めるべきメリットとは


多くのデメリットがあることを解説しましたが、積立NISAには大きなメリットが4つ存在します。

  • 初心者でも少額から気軽に長期的に運用できる
  • 買いのタイミングを迷わず済む
  • 運用益、分配費が非課税
  • ドル・コスト平均法で平均買付単価を抑えられる
デメリットと比較してメリットの方が大きいと感じるのであれば、積立NISAを始めることに問題はないかと思います。

ぜひ積立NISAを始めるかの参考にしてください。

1:初心者でも少額から気軽に長期的に運用できる

積立NISAは投資初心者でも始めやすい少額投資制度です。


金融機関にもよりますが、100円や1000円といった少額から投資を始めることができるため、気軽に運用できるという魅力があります。


もちろん積立金額が少額な分、運用益は少なくなってしまいますが、投資の経験がない初心者でも始めやすい国が認めた制度であるため安心です。


最初は少額から徐々に金額を増やしていくことで、実践的に学びながら投資を行うことができるのです。

2:買いのタイミングを迷わず済む

一般的な投資では、「安いときに買い高いときに売る」が当たり前ですが、投資に慣れていない人からすると安いときというのはわかりにくいものです。


これから上がるか下がるかわからない状況で、買うべきタイミングに迷ってしまうことは誰しもあるかと思います。


その点積立NISAならば、毎月一定金額を投資する投資方法であるため、自動的に投資のタイミングが決められます。


メリット4でも説明しますが、定期的に金融商品を購入することで値下がりのリスクにも対応できるため、買うタイミングが決まっているつみたてNISAは安心です。

3:運用益、分配費が非課税

運用益、分配費が非課税になる点は、積立NISAの最大のメリットです。


投資で得た利益に対して、普通であれば2割に相当する税金がかかります。


一方で積立NISAであれば、最大1200万円までの投資で得た利益に対して税金がかからないため、利益が大きければ大きいほど得になるのです。


新NISAになり非課税期間が撤廃され、長期間運用を行えることから、資金の必要なライフイベントに合わせてつみたてる、老後に備えて投資するといった、ライフプランに合わせた運用が可能です。

4:ドル・コスト平均法で平均買付単価を抑えられる

ドル・コスト平均法とは、一度に金融商品を一括で買うのではなく、一定期間の間に定額ずつ分けて購入することで、平均買付単価を抑えられるという考え方です。


金融商品の価格には波があるため、高いときに一度にまとめて購入してしまうと購入時の金額と売却時の金額の差が少なく、利益が少なくなってしまいます。


購入時期を分散することで、金融商品の金額の波の影響を減らし、安定した価格で買い付けることが可能となります。

積立NISAを始める時の注意点|デメリットを回避するポイント


積立NISAのメリット・デメリットについて解説しましたが、実際に積立NISAを始める際に注意しなければならない点が2点あります。


ここでは、2点を詳しく解説していきます!

注意点1:長く運用しなければいけない

積立NISAは長期間の運用によって、長く運用すればするほど利益が大きくなる投資制度です。


積み立てる資金に加えて毎年の利益が雪だるま式に増えていくことで利益がさらに大きくなるため、途中で引き出してしまうと利益が少なかったり損害が出たりする可能性があります。


積立NISAを利用する場合は、根気強く長期的な視点で運用することが必要なのです。

注意点2:短期で解約してしまうと利益が出ない

積立NISAは解約によるペナルティが一切ないため、簡単に解約することができますが、短期で解約してしまうと利益が出ません


積立NISAのメリットは、長期投資によるドル・コスト平均法リスク分散です。

そのため多少利益が出たときや、多少損が発生した時に解約してしまうと大きなデメリットとなります。


積立NISAを始めるときは、長期間にわたる投資であることを念頭において開始することをおすすめします。

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積立NISAのデメリットに関してよくある質問


ここからは、つみたてNISAに関する多くの疑問や不安に対して、3つのよくある質問をまとめて回答していきます。

  • 非課税期間終了後のデメリット|20年間の非課税期間が終わってしまった後はどうなる?
  • 口座の金融機関変更のデメリット|口座変更したいときのデメリットとは?
  • 新NISAで従来のデメリットは何か変わるのか?
不安解消の参考にしていただければと思います。

非課税期間終了後のデメリット|20年間の非課税期間が終わってしまった後はどうなる?

現行NISAを運用している場合、20年間の非課税期間が終わってしまった後は、自動的に課税口座に移行されます。


非課税期間が終わったからといって焦って売却する必要はなく、課税口座移行後引き出すことができます。


課税口座で引き続き運用することもできますが、税金がかかるのは課税口座に移行した後の利益に対してだけなので、非課税期間に出た利益に課税されることはありません。


非課税期間が終わったからといって焦る必要はありませんので、安心してください。

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口座の金融機関変更のデメリット|口座変更でデメリットはある?

NISA口座やつみたてNISA口座の変更は、変更したい年の前年の10月1日から、翌年の9月30日までに手続きを完了させる必要があります。


口座変更は1年に1回のみ可能ですが、変更したい年にすでに非課税枠を消費してしまっていると、その年は口座の変更ができません。


また、購入している金融商品は引き継ぐことができないため、売却する必要があります


注意として、書類に不備があると変更が送れる場合があるため、余裕を持った手続きを行うことをおすすめします。

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新NISAで従来のデメリットは何か変わるのか?

新NISAで従来言われてきたデメリットは何か変わるのでしょうか。

新NISAによって改正されたデメリットは以下のものがあります。

  • 非課税枠の上限
  • 非課税期間
  • 売却分の投資枠の再利用

新NISAでは、非課税枠の上限がつみたて投資枠では120万円に、成長投資枠では240万円に大幅に増加しました。また、非課税期間が無期限になり、期間に縛られない運用ができるようになります。


そして、売却した分の投資枠を再利用できるので永遠にNISAの制度利用が可能になります!

従来のデメリットが大幅改善されたNISAをぜひ成功させましょう。

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まとめ:マネーキャリアの無料相談で積立NISAのデメリットを回避しよう!

今回の記事では、積立NISAのデメリットやメリット、基本的な情報や注意点など、積立NISAに関わる不安の解消に役立つ情報を紹介しました。


積立NISAには多くのデメリットが存在しますが、その反面魅力的なメリットも存在しています。


デメリットを回避しながらメリットを最大限に受けるためにも、つみたてNISAに関わるある程度の知識は必要です。


そこでおすすめなのが、マネーキャリアの無料相談です。


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記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。