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この記事では、iDeCo(イデコ)の手数料、各金融機関によって何が違うのかがわかります。iDeCo(イデコ)は一般的に長くお付き合いしていく商品なので少しの手数料でも比較してみると大きく違ってきます。
この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
>> 谷川 昌平の詳細な経歴を見る
この記事の目次
イデコ(iDeCo)の手数料比較表
イデコ(iDeCo)の手数料はいったいどのくらいかかるのでしょうか。ひとくちに手数料といってもいくつか種類があります。
まず、金融機関ごとの手数料を比較してみましょう。
(尚、この表には投資信託の信託報酬は含んでおりません。)
手数料比較表
金融機関名 | 加入時(初回のみ) | 毎月の費用(積立あり) | 毎月の費用(積立なし) | 移すとき | 受け取り時 |
---|---|---|---|---|---|
イオン銀行 | 2,829円 | 171円 | 66円 | - | 440円 |
岡三証券 | 2,829円 | 171円 | 66円 | - | 440円 |
さわかみ投信 | 2,829円 | 171円 | 66円 | 4,400円 | 440円 |
大和証券 | 2,829円 | 171円 | 66円 | 4,400円 | 440円 |
野村証券 | 2,829円 | 171円 | 66円 | - | 440円 |
松井証券 | 2,829円 | 171円 | 66円 | 4,400円 | 440円 |
マネックス証券 | 2,829円 | 171円 | 66円 | 4,400円 | 440円 |
三井住友銀行 (みらいプロジェクト) | 2,829円 | 171円 | 66円 | - | 440円 |
楽天証券 | 2,829円 | 171円 | 66円 | 4,400円 | 440円 |
りそな銀行 | 2,829円 | 171円 | 66円 | - | 440円 |
auアセットマネジメント | 2,829円 | 171円 | 66円 | 4,400円 | 440円 |
auカブコム証券 | 2,829円 | 171円 | 66円 | 4,400円 | 440円 |
SBI証券 (セレクトプラン) | 2,829円 | 171円 | 66円 | 4,400円 | 440円 |
SMBC日興証券 | 2,829円 | 171円 | 66円 | - | 440円 |
ソニー銀行 (資産50万円以上) | 2,829円 | 171円 | 66円 | - | 440円 |
第一生命保険(加入から2年 目以降の手数料優遇あり) | 2,829円 | 171円 | 66円 | - | 440円 |
みずほ銀行 (資産50万円以上) | 2,829円 | 171円 | 66円 | - | 440円 |
富国生命保険 | 2,829円 | 430円 | 325円 | - | 440円 |
ゆうちょ銀行 | 2,829円 | 430円 | 325円 | - | 440円 |
ジブラルタ生命保険 | 2,829円 | 431円 | 326円 | - | 440円 |
中央労働金庫 | 2,829円 | 431円 | 326円 | - | 440円 |
三井住友銀行 (標準コース) | 2,829円 | 431円 | 326円 | - | 440円 |
三菱UFJ銀行/三菱信託銀行 【ライトコース】 | 2,829円 | 431円 | 326円 | - | 440円 |
JAバンク | 2,829円 | 431円 | 326円 | - | 440円 |
みずほ銀行 (資産50万円未満) | 2,829円 | 431円以内 | 326円 | - | 440円 |
荘内銀行 | 2,829円 | 446円 | 307円 | - | 440円 |
スルガ銀行 | 2,829円 | 446円 | 341円 | 4,400円 | 440円 |
北洋銀行 | 2,829円 | 459円 | 394円 | - | 440円 |
北陸銀行 | 2,829円 | 459円 | 354円 | - | 440円 |
北海道銀行 | 2,829円 | 459円 | 401円 | - | 440円 |
西日本シティ銀行 | 2,829円 | 460円 | 355円 | - | 440円 |
横浜銀行 | 2,829円 | 462円 | 357円 | - | 440円 |
お金のデザイン (MYDC) | 2,829円 | 468円 | 363円 | - | 440円 |
滋賀銀行 | 2,829円 | 68円 | 346円 | - | 440円 |
損保ジャパンDC証券 | 2,829円 | 473円 | 356円 | - | 440円 |
百十四銀行 | 2,829円 | 473円 | 368円 | - | 440円 |
信金中央金庫 | 2,829円 | 474円 | 369円 | - | 440円 |
広島銀行 | 2,829円 | 480円 | 375円 | - | 440円 |
福岡銀行 | 2,829円 | 480円 | 375円 | - | 440円 |
三井住友海上火災保険 | 2,829円 | 482円 | 368円 | - | 440円 |
秋田銀行 | 2,829円 | 482円 | 368円 | - | 440円 |
京葉銀行 | 2,829円 | 482円 | 368円 | - | 440円 |
中国銀行 | 2,829円 | 482円 | 377円 | - | 440円 |
明治安田生命保険 【シンプルコース】 | 2,829円 | 484円 | 379円 | - | 440円 |
池田泉州銀行 | 2,829円 | 487円 | 382円 | - | 440円 |
住友生命保険 | 2,829円 | 490円 | 385円 | - | 440円 |
東京海上日動火災保険 | 2,829円 | 490円 | 328円 | - | 440円 |
日本生命保険 | 2,829円 | 490円 | 385円 | - | 440円 |
伊予銀行 | 2,829円 | 490円 | 328円 | - | 440円 |
愛媛銀行 | 2,829円 | 490円 | 328円 | - | 440円 |
大垣共立銀行 | 2,829円 | 490円 | 473円 | - | 440円 |
鹿児島銀行 | 2,829円 | 490円 | 438円 | - | 440円 |
紀陽銀行 | 2,829円 | 490円 | 328円 | - | 440円 |
静岡銀行 | 2,829円 | 490円 | 328円 | - | 440円 |
十六銀行 | 2,829円 | 490円 | 328円 | - | 440円 |
南都銀行 | 2,829円 | 490円 | 328円 | - | 440円 |
百五銀行 | 2,829円 | 490円 | 385円 | - | 440円 |
北國銀行 | 2,829円 | 490円 | 341円 | - | 440円 |
みちのく銀行 | 2,829円 | 490円 | 347円 | - | 440円 |
ソニー銀行
(資産50万円未満) | 2,829円 | 490円以内 | 385円以内 | - | 440円 |
三井住友信託銀行 【プランN】 | 2,829円 | 501円 | 396円 | - | 440円 |
群馬銀行 | 2,829円 | 501円 | 339円 | - | 440円 |
常陽銀行 | 2,829円 | 501円 | 396円 | - | 440円 |
筑波銀行 | 2,829円 | 501円 | 356円 | - | 440円 |
あいおいニッセイ 同和損害保険 | 2,829円 | 532円 | 421円 | - | 385円 |
山口銀行 | 2,829円 | 534円 | 372円 | - | 440円 |
明治安田生命保険 【スタンダードコース】 | 2,829円 | 545円 | 440円 | - | 440円 |
大分銀行 | 2,829円 | 545円 | 383円 | - | 440円 |
栃木銀行 | 2,829円 | 545円 | 396円 | - | 440円 |
三菱UFJ銀行/三菱信託銀行
【標準コース】 | 2,829円 | 556円 | 423円 | - | 440円 |
宮崎銀行 | 2,829円 | 567円 | 460円 | - | 440円 |
SBIベネフィット ・システムズ | 2,829円 | 589円 | 484円 | 4,400円 | 440円 |
岩手銀行 | 2,829円 | 589円 | 429円 | - | 440円 |
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iDeCo(イデコ)の手数料が安い金融機関14社の比較一覧
iDeCo(イデコ)の手数料が安い金融機関として、以下14社を挙げます。
主な特徴についてそれぞれ比較、確認してみましょう。
14社の比較一覧
金融機関名 | 加入手数料 | 口座管理手数料 (月額) | iDeCoにおいての主な特徴 |
---|---|---|---|
SBI証券 | 2,829円 | 171円 | 15年を超える運営実績。加入者数No.1。 |
りそな銀行 | 2,829円 | 171円 | ESG銘柄の運用を通して社会貢献できる。 |
松井証券 | 2,829円 | 171円 | 業界最大級の商品ラインアップ。 |
マネックス証券 | 2,829円 | 171円 | 低コストの商品が充実。 |
楽天証券 | 2,829円 | 171円 | 証券口座とiDeCo口座を1つのIDで一括管理できる。 |
三井住友銀行 (みらいプロジェクト) | 2,829円 | 171円 | 全国の三井住友銀行の窓口で相談できる。 |
auカブコム証券 | 2,829円 | 171円 | 対象投信の保有残高に応じてPontaポイントがもらえる。 |
SMBC日興証券 | 2,829円 | 171円 | dポイントが貯まる。 |
大和証券 | 2,829円 | 171円 | 初心者向けのコンテンツが用意されている。 |
野村証券 | 2,829円 | 171円 | 安心のサポート体制。 |
イオン銀行 | 2,829円 | 171円 | 365日相談を受け付けている。 |
岡三証券 | 2,829円 | 171円 | 初心者も商品選びがしやすい。 |
auアセット マネジメント | 2,829円 | 171円 | 商品ラインナップが充実している。 |
さわかみ投信 | 2,829円 | 171円 | 独自の投資信託の設定がある。 |
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iDeCo(イデコ)の積立にかかる3つの手数料
iDeCo(イデコ)の積立には次の3つの手数料がかかります。
それぞれ詳しく見ていきます。
- 加入手数料
- 口座管理手数料
- 投資信託の信託報酬(運用管理費)
加入手数料
一つ目にかかる手数料として、iDeCo(イデコ)を始める際にかかる加入手数料があります。
加入手数料は初期費用として一回だけ支払います。この金額は国民年金基金連合会に対する一時的なコストとして一律で2,829円です。
口座管理手数料
口座管理手数料の最安値は171円!
iDeCo(イデコ)の口座管理手数料は、国民年金基金連合会に105円、信託銀行に66円の合計171円のみなのでしょうか。 実は各金融機関で比較してみるとそれ以外の手数料(ここでは以降、運営管理手数料と呼びます)がかかっています。
この運営管理手数料は、金融機関によって0円のところから300円以上のところまで様々です。 口座管理手数料の最安値が171円ということは、取扱金融機関が、運営管理手数料を0円で設定しているということです。
月々では数百円の差であっても、長期間積み立てていくことを考えたら少しでも無駄にしたくないものです。重要な比較ポイントと言えるでしょう。
投資信託の信託報酬(運用管理費)
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iDeCo(イデコ)の手数料が高い金融機関を選んでしまったら?
iDeCo(イデコ)口座は一つの運営管理機関でしか開くことができません。
このため、現在利用しているiDeCo(イデコ)口座の手数料が他の金融機関と比較して高い場合、金融機関の変更を検討してみることをおすすめします。
iDeCo(イデコ)で保有している資産を他社へ移すためには「運営管理機関の変更」といった手続きが必要となります。 新しくiDeCo(イデコ)口座を開設したい金融機関から「運営管理機関変更届」を取り寄せて必要事項を記入して返送する必要があります。
最安値と最高値の差は月々319円!
月々たった319円の差かと思われるかもしれませんが、長い目で比較することを怠ってはいけません。
下図の通り30年間で比較すると、11万4,840円もの差が生じます。 つまり、30年間の運用成績が全く同じであったとしても、11万4,840円がもらえるかもらえないかが、選ぶ金融機関によって決まってしまうということです。
月間 | 年間 | 30年間 | |
---|---|---|---|
月々171円 | 171円 | 2,052円 | 61,560円 |
月々490円 | 490円 | 5,880円 | 176,400円 |
その差は? | 319円 | 3,828円 | 114,840円 |
選ぶ金融機関でかかる手数料に大きな差に
月々の手数料は、選ぶ金融機関によって大きな差があります。
iDeCo(イデコ)は、税制上のメリットを受けつつ、より豊かな老後生活を送るための資産形成方法であり、長いお付き合いになるケースが多いものです。
運用期間が長ければ長いほど手数料の差がより顕著なものになります。 従って、手数料の安い金融機関と比較して高い手数料を支払っているのなら、思い切って金融機関そのものの変更を行う必要がありそうです。尚、変更の際には税金や変更先の運用方針についての確認も必要でしょう。
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iDeCo(イデコ)口座はどこで作るのがオススメ?
iDeCo(イデコ)を取扱う金融機関は少なくありません。数多くの金融機関の中から、手数料が安い金融機関14社にも登場の、SBI証券・松井証券の2社をオススメします。
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まとめ:iDeCo(イデコ)金融機関の手数料比較!ろうきんの手数料は高い?
ここまで、iDeCo(イデコ)金融機関の手数料を比較してきました。
ろうきんは、労働組合や生協などの会員が相互に助け合うため資金を出し合い利用し合う仕組みなことから、より利用者に還元され手数料が比較的安価なイメージがあります。
ただ、iDeCo(イデコ)についてはそういったイメージ先行で考えるのは得策ではないと言えるでしょう。
両社とも、iDeCo(イデコ)の手数料のみで考えた場合は比較的高いと言わざるを得ません。
iDeCo(イデコ)は将来の年金資産形成の一環として重要な選択肢の一つです。長い年月にわたって手数料を支払うことになるので手数料は安いに越したことはありません。
ただ、手数料のみで判断することなく、各社比較検討しつつ、自身のライフプランに合った金融機関、運用先を選ぶことが重要です。