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生活防衛費について、聞いたことはあるけどよくわからないといった方もいるのではないでしょうか?貯金がない場合、まず確保しなくてはいけないのが、この生活防衛費です。この記事では、生活防衛費とは何か、生活防衛費の目安や見直しのポイント等を解説します。

この記事の目次

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生活防衛費とは


生活防衛費
とは、日常生活を守るために必要な費用のことです。


万が一、病気や怪我、その他事情で働けなくなった時のために貯めておくお金のことです。


具体的には、食費や光熱費、住居費、通信費などが含む生活を維持する費用を指します。


生活防衛費は、私たちの生活を維持し、安心して暮らすために不可欠な費用と言えます。


なぜなら、これらの費用が不足してしまうと、食事ができなくなったり、家に光や暖房がなくなったり、毎日の暮らしができなくなる可能性があります。


ですので、生活防衛費を計算し、適切に管理することが重要です。

生活防衛費の具体例

生活防衛費は、人々が生活を維持するために必要な経済的な負担や出費を指します。


一例として、食費、住居費、光熱費、交通費、医療費、教育費などが含まれます。


これらの費用は、生活の質を保つためにかかる必要な経済的な支出であり、目安としてどのくらいの金額が必要かを把握することが重要です。


  • 食費

食費についてですが、一人暮らしの場合、月に2万円程度が目安とされています。


これには、日々の食事や飲み物、調味料などの食品費が含まれます。


  • 住居費

住居費は、家賃や管理費、修繕費などが含まれます。


これらは地域や物件によって大きく異なるため、自分の生活状況に合わせた金額を設定する必要があります。


  • 光熱費

光熱費は、電気代やガス代、水道代などが含まれます。


一般的には、一人暮らしの場合、月に1万円程度が目安とされています。


  • 医療費

医療費 は、健康保険の助成を受けることができますが、保険料や自己負担分なども含めた金額を考慮する必要があります。


  • 教育費

教育費に関しては、子供の教育にかかる費用や学校の授業料、教材費などがあります。


以上が一般的な生活防衛費の具体例です。


しかし、これはあくまで目安であり、個人の生活状況や地域によって大きく異なる場合もあります。


自分自身や家族の生活状況をよく把握し、必要な費用を計算してみることが重要です。

生活防衛費の必要額

では、生活防衛費は、一体いくらあれば良いのでしょうか?

生活防衛費の目安は、個人や家族の年齢や家族構成によって異なり、一人暮らしか、家族を持っているかで考え方は違うと言われています。

  • 一人暮らし:毎月の生活費×6カ月分
  • 家族世帯:毎月の生活費×12か月分

毎月15万円で暮らしている一人暮らしの方であれば90万円、毎月30万円で暮らしている家族世帯の方であれば360万円、生活防衛費として確保しておくと、いざという時に安心ですね。

ただし、これはあくまで目安であり、個々の状況によって変動する場合もあります。

自分や家族の生活スタイルや将来の目標などを考慮しながら、生活防衛費を設定していくことが重要です。

生活防衛費の見直しポイント


生活防衛費を見直すことは、日々の生活において非常に重要です。

まず、生活防衛費を見直すためには、まず自分の現在の生活費を把握することが重要です。

収入と支出をしっかりと確認し、どの部分にお金を使っているのかを把握しましょう。

そこから、必要な費用と不必要な費用を見極め、不必要な費用を削減することができます。

また、生活防衛費を見直す際には、節約の方法も考えましょう。

例えば、食費を節約するためには、食材の値段を比較して購入することや、食材を無駄にしないようにすることが大切です。

また、光熱費を節約するためには、電気やガスの使用量を減らすことや、エネルギー効率の良い家電製品を選ぶことなどが有効です。 

さらに、保険料や税金などの固定費を見直すことも生活防衛費を削減するためには重要です。

例えば、自動車保険や生命保険など、必要な保険に加入しているかを見直し、不要な保険には解約するなどすることが有効です。 

生活防衛費を見直すポイントはさまざまですが、まずは自分の生活費を把握し、必要な費用と不必要な費用を見極めることから始めましょう。

そして、節約の方法や保険や税金などの固定費の見直しも行い、効果的に生活防衛費を削減していきましょう。

生活防衛費を見直すことで、より快適な生活を送ることができます。
記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。