- がん保険の解約のタイミングを知りたい人
- がん保険の解約で後悔したくない人
- がん保険の見直しを何年もしていない人
- がん保険の解約の適切なタイミング
- がん保険を解約する時の注意事項
- 解約のタイミングを誤ると、どのような不利益があるのか
- 迷った時のおすすめ相談窓口
がん保険の解約を検討すべきタイミングは大きく分けて3つあります。解約に際しては、再加入時の保険料が高くなってしまったり、反対に解約返戻金を受け取ることが出来たりと注意点が多くあるので、がん保険の解約を考えたタイミングではこれらの要素をしっかりと考慮しましょう。
この記事の目次
- がん保険の解約を検討すべきタイミング
- タイミング① がん保険へのニーズが変化した場合
- タイミング② 家計に余裕がなくなってきた場合
- タイミング③ より魅力的な保険が出てきた場合
- がん保険の解約を考えたタイミングで知っておきたい注意点
- 新しいがん保険に加入できなくなる可能性がある
- がん保険の再加入時の保険料が高くなる
- がん保険の再加入時には免責期間がある
- がん保険の解約時には解約返戻金が受け取れる
- 解約返戻金とは?
- 解約返戻金を受け取る際の注意点
- 解約返戻金を受け取りたい際の手順
- がん保険を解約する際の手順
- がん保険の解約のタイミングに迷ったらプロに相談!
- まとめ:がん保険の解約のタイミングは?
がん保険の解約を検討すべきタイミング
がん保険には解約すべきタイミングがあるのをご存知でしょうか?
考え方や状況により様々ですが、ほとんどの人に当てはまる「解約すべきタイミング」をお伝えします。
がん保険を解約すべきタイミング
- がん保険へのニーズが変化した場合
- 家計に余裕がなくなってきた場合
- より魅力的な保険が出てきた場合
がん保険のみならず、他の保険でも同じように解約を検討すべきタイミングがありますが、がん保険の場合は少し違った理由もありますので、解説していきます。
多くの方が一度、保険に加入すれば見直しすることなく、そのままにされているのではないでしょうか。
実はそのままにしていると、思っていたような給付金額を受け取れないことや、そもそも保障されていないといった「損」などをしてしまう可能性があります。
そういったことがないように、この記事を最後まで読んでいただき、ご自身のがん保険が解約すべきタイミングなのか、そうでないのかの判断に役立ててください。
タイミング① がん保険へのニーズが変化した場合
がん保険の解約を検討すべきタイミングの一つ目は、がん保険へのニーズが変化した場合です。
例えば独身時代に加入したがん保険が「万が一がんになってしまったら、治療費さえ保険でまかなえたらいい」という考え方で加入したものであったとします。
その後、結婚しご自身の家族ができたら、治療費だけでなく、がんにより働けず一時的に収入が落ちることも考えられ、家族のために収入の補填が必要になるかもしれません。
こういったご自身のライフステージや家族構成の変化により、がん保険に求めるニーズも変化するのが一般的です。
自身のライフステージや家族構成など、自身の状況が変化したタイミングで一度、見直しや解約を考えてみましょう。
タイミング② 家計に余裕がなくなってきた場合
二つ目は、家計に余裕がなくなってきた場合です。
加入当初はさほど負担感なく毎月の保険料が払えたとしても、何かしらの理由で収入が落ちてしまったり、出費が増えてしまったり、と保険料の負担を大きく感じる時があるかもしれません。
そんな時も解約を検討すべきタイミングです。もちろん不測の事態のために加入し続けることが一番です。
しかし、目の前の生活に余裕がない時に万が一の時のことまで考えて家計を圧迫しているのであれば、一度解約を検討するのも必要ではないでしょうか。
タイミング③ より魅力的な保険が出てきた場合
三つ目は、より魅力的な保険が出てきた場合です。
日々、医療が進歩しているように保険も進歩していきます。新しい治療に対応できるように、新しいがん保険や新しい特約などが開発されています。
そのため新商品の方が、保障が充実しており、より魅力的な保険になっていることが一般的です。
これはがん保険だけでなく、他の保険にも言えることですが、加入している保険と新しい保険を比較し、どちらが魅力的で自身に合っているか考えるのも大切なことです。
がん保険の解約を考えたタイミングで知っておきたい注意点
がん保険の解約を考えたタイミングで注意していただきたいことがありますので、下記にまとめてみました。
- 新しいがん保険に加入できなくなる可能性がある
- がん保険の再加入時の保険料が高くなる可能性がある
- がん保険の再加入時には免責期間がある
詳しくは後ほど解説しますが、この3点は注意が必要です。
特に、加入しているがん保険を解約した後に、新しいがん保険に加入できなくなる可能性には特に注意してください。
基本的に解約した保険を、元に戻すことはどこの保険会社も受け付けていないので、そのままがん保険にずっと加入できないなんてことになりかねません。
新しいがん保険に加入できなくなる可能性がある
さきほどもお伝えしましたが、最も注意していただきたいのが、新しいがん保険に加入できなくなる可能性があることです。
新しい保険に加入する場合には、健康状態を報告する「告知」が必要になります。
その告知により、現在の健康状態で加入できる・加入できない、の審査がされます。健康であれば問題ないですが、病気を患ってしまった場合や、健康診断の結果が著しく悪い場合には加入を拒否される場合があります。
保険会社としても、一定以上のリスクがある方まで加入を了承してしまうと会社運営に支障をきたしてしまうために、加入条件に一定の線引きをしています。
最近では、そういった方でも加入がしやすい緩和型の保険も発売がされていますが、リスクが高い分保険料も高くなっていますので、さらなる注意が必要です。
がん保険の再加入時の保険料が高くなる
がん保険の再加入時に保険料が高くなる可能性があることも注意が必要です。
みなさんご存知の通り、一般的にがん保険を含む生命保険商品は年齢が高くなるほど、保険料が高くなります。
これは年齢があがると、病気になるリスク、死亡するリスクが高くなるので、そのリスクの分だけ保険料の支払いが必要になるといった仕組みです。
特にがんに関しては日本人の死亡要因を大きく占める病気の一つなので、年齢があがることによる保険料の上昇率も高い傾向にあります。
解約を考え、新しいがん保険に加入するタイミングは絶対的に年齢があがっていますので、保険料も前の契約時より当然高くなることになります。
ただし、保障内容によってはその限りではありません。前の保険より保障内容を下げれば、それに応じて保険料も下がります。
がん保険の解約を検討するタイミングには、ご自身に合った保障内容と保険料のバランスを考えてみてください。
年齢ごとの具体的な保険料が気になる方はこちらの記事で例示していますので、ご確認ください。
がん保険の再加入時には免責期間がある
あまり知られていないことかもしれませんが、基本的にがん保険には免責期間が存在します。
免責期間の詳しい説明は省きますが、契約日から90日以内に発見されたがんに対しては保険が使えないというものです。
がん保険でなくても、死亡保険や医療保険に特約でついているがんの保障に対しても免責期間が存在しますので、注意が必要です。
保険商品によっては免責期間が存在しないがん保障もありますので、加入されるタイミングで自身でも確認してみてください。
新しくがん保険に加入したからといって、前のがん保険はすぐに解約してしまうと免責期間中にがんになってしまうと、がんに対する保障がなにもなくなってしまいます。
そうなってしまうと、今までのがん保険も新たに加入したがん保険も意味がないと、なってしまいますので、解約を検討するタイミングをしっかりと考える必要があります。
免責期間についての詳しい解説はこちらの記事を参考にしてください。
がん保険の解約時には解約返戻金が受け取れる
がん保険の解約時に解約返戻金が受け取れる場合もあります。
がん保険には大きく分けて掛捨てタイプか、積立てタイプの2種類があり、積立タイプの場合は積み立てた保険料が解約時に返ってきます。
加入しているがん保険が、解約返戻金がないタイプなのか、解約返戻金があるタイプなのかも確認してみてください。
解約返戻金がある積立タイプの場合にも、解約返戻金を受け取る際に、いくつか注意すべきことがありますので後ほど解説します。
解約返戻金とは?
そもそも解約返戻金とは何かを解説しておきます。
先ほどお伝えしたように、積立タイプの場合に解約時に返ってくるお金のことです。
この解約返戻金には3つの型があります。
- 従来型
- 低解約返戻金型
- 無解約返戻金型
従来型は払戻率により計算され算出された金額がもどってくる一般的な型です。
低解約返戻金型は保険商品によりますが、通常の返戻金の70%程度に返ってくる金額を抑えている型で、その代わりに、保険料の払込完了後の返戻率を高く設定しています。
無解約返戻金型は解約返戻金がない代わりに、保険料を安く抑えられる。上記でいう掛捨てタイプのことです。
解約返戻金を受け取る際の注意点
解約返戻金を受け取る際にも注意点があります。
- 保険料の満額が戻るわけではない
- 保険料払込期間中の解約返戻金は少なくなる
- 税金がかかる場合がある
解約返戻金を受け取れるとしても、今まで払ってきた保険料の全額が受け取れるわけではありません。
上記の3つの型のどれかによって金額は変わってきますので、気になる方は加入している保険会社に確認してみてください。また、商品によっては全額返ってくるものもあります。
解約のタイミングが保険料払込期間中の場合は基本的に、解約返戻金は少なくなるように設定されていますので、注意が必要です。
解約返戻金の金額によっては「一時所得」として税金がかかる場合があります。
一時所得の計算式はこちらです。
{(解約返戻金-払込保険料)-50万円}÷2
解約返戻金と支払った保険料の累計との差額が50万円を超えない場合には、発生しません。しかし、他の一時所得がある場合は全て合算で計算されます。解約返戻金を受け取りたい際の手順
解約返戻金を受け取りたい際の手順としては下記の通りです。
- 加入しているがん保険に解約返戻金があるのか担当者、もしくは保険会社に確認する
- 解約返戻金の有無と金額を確認し、問題なければ、そのまま解約の意思を伝える
- 後日、届く書類に必要事項を記入して送り返す
解約返戻金の有無や金額は、商品や解約のタイミングによって様々ですので必ず自身で確認
してください。
問題なければ解約の意思を伝えると書類を発送してくれますので、届いた書類に必要事項を記入して送り返してください。
保険会社によっては本人確認書類や保険証券等の書類の同封が必要な場合もありますので、届いた書類をよく確認しましょう。
がん保険を解約する際の手順
がん保険を解約する際の手順は、解約返戻金を受け取りたい際の手順とほぼ同じですが、注意すべき点がありますので解説します。
- 担当者もしくは保険会社に解約の旨を連絡する
- 後日、届く書類に必要事項を記入する
- 記入した書類と他の必要な書類(本人確認書類、保険証券など)を同封し送り返す
- 保険会社が解約処理をする
- 保険会社から解約完了の通知が届く
難しいことはなにもありませんが、注意すべき点は解約する「タイミング」です。
がんの保障がもう必要ないという方は気にする必要はありませんが、より魅力的な保険に変えるという方は要注意です。
先述したように、がん保険には免責期間があります。
加入してから90日間は新しく加入したがん保険は使えませんので、解約するタイミングを間違えるとがん保障が何もない期間ができてしまします。
それを承知で解約するのか、新しくがん保険に加入してから90日後に解約するのか、タイミングをどうするのか、よく考えてから解約手続きを進めてください。
がん保険の解約のタイミングに迷ったらプロに相談!
様々なことまで考えないといけない解約のタイミングは迷ってしまいますよね。
そんな時はやはりプロに相談することをおすすめします。お客様の希望や現状、最新のがん治療やそれにかかる費用、様々なことを考えベストなタイミングを教えてくれます。
相談窓口は様々ありますが、中でも1番おすすめなのは、マネーキャリアです。
マネーキャリアは全国で3000人以上のお金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)が在籍しており、業界最大手の一つです。
独自のスコアでFPを評価しており、知識不足のFPやお客様満足度の低いFPは担当できないようにシステム化がされています。
そのため、お客様満足度が高いプロ中のプロが担当しているので、顧客満足度が93%と多くのお客様から評価を得ています。
相談は無料で何度でもできるうえに、がん保険のことだけでなく、資産運用や老後の生活のことなど不安に感じていることは何でも相談することができます。
まとめ:がん保険の解約のタイミングは?
今までがん保険の解約のタイミングについて解説してきました。まとめると、以下のようになります。
解約するタイミングは3つ。
- がん保険へのニーズが変化した場合
- 家計に余裕がなくなってきた場合
- より魅力的な保険が出てきた場合
ライフステージや家族構成、生活費などに「変化」があった場合と、加入している保険よりも魅力的な保険が「新たに出てきた」場合ですね。
そして解約する際の注意事項も3つ。
- 新しいがん保険に加入できなくなる可能性がある
- がん保険の再加入時の保険料が高くなる可能性がある
- がん保険の再加入時には免責期間がある
不利益になってしまう可能性もあるので、解約のタイミングをしっかりと考えたうえで、手続きを進めてください。