
「学資保険と養老保険の特徴の違いを知りたい」
「学資保険と養老保険のどちらがおすすめ?」
とお悩みではないでしょうか。
結論、学資保険と養老保険の特徴にはいくつか違いがあり、どちらがおすすめか場合によって異なります。
そのため、仕組みの違いを理解した上で自分の目的に合っている保険を選ぶことが大切です。
この記事では学資保険と養老保険の違いについて詳しく解説します。
学資保険と養老保険の共通点や養老保険を使うことをおすすめしない理由も紹介するので、ぜひご覧ください。
- 学資保険と養老保険の違いは以下の4点
1.加入の目的
2.被保険者
3.受取時期
4.保険料 - 学資保険と養老保険の共通点は以下の4点
1.貯蓄性
2.元本保証
3.契約者の万が一の保障
4.税制上の優遇措置 - 学資保険の代わりに養老保険を使うことをおすすめしない理由は以下の2つ
1.学資保険と比べて保険料が高くなる傾向がある
2.教育費が必要なタイミングで資金を受け取ることが難しくなる

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
学資保険と養老保険の違いは?
学資保険と養老保険の違いは主に以下の点です。
- 加入の目的
- 被保険者
- 受取時期
- 保険料
加入の目的
学資保険は子どもの教育資金を計画的に準備することが主な目的です。
子どもの進学時期に合わせて給付金を受け取れるように設計されており、教育費の負担を軽減するための商品です。
一方、養老保険は貯蓄と死亡保障を兼ね備えた保険で、満期時の資金準備と契約者が満期前に死亡した場合の保障を目的としています。
養老保険は用途が限定されておらず、老後資金や住宅資金など様々な目的に活用できます。
被保険者
学資保険では一般的に子どもが被保険者となり、親(契約者)が保険料を支払います。
子どもが被保険者であるため、子どもに万が一のことがあった場合は保険契約は終了し、一般的に既払込保険料相当額が返還されます。
一方、養老保険では通常、契約者自身が被保険者となります。
つまり、保険料を支払う人と保障の対象となる人が同じになるのが基本的な形です。
学資保険は子どもを中心に考えた保険設計であるのに対し、養老保険は契約者自身のための保険設計となっています。
受取時期
学資保険は小学校・中学校・高校・大学への入学時などのタイミングに合わせて給付金を受け取れるように設計されています。
複数回に分けて給付金を受け取ることができるため、教育費が必要なタイミングに合わせた資金計画が立てやすくなっています。
対して養老保険は、基本的に満期が契約者(親)の65歳などの高齢時に設定され、祝い金もないため、満期時に一括で保険金を受け取る仕組みです。
そのため、養老保険は多くの場合、子どもの進学等のタイミングとは合いません。
保険料
一般的に、同じ保障金額の場合、学資保険の方が養老保険よりも保険料が安くなる傾向があります。
これは学資保険が子どもを被保険者とするため、死亡リスクが低く設定されているからです。
また、学資保険では契約者(親)に万が一のことがあった場合に保険料払込免除となる特約が標準で付いていることが多いのに対し、養老保険ではこうした特約を別途付ける必要があることも違いの一つです。
学資保険と養老保険の共通点
学資保険と養老保険の共通点は以下のとおりです。
- どちらも貯蓄性のある保険商品である
- 満期時に元本保証がある
- 契約者に万が一のことがあった場合の保障がある
- 税制上の優遇措置がある
どちらも貯蓄性のある保険商品である
学資保険と養老保険はどちらも貯蓄性のある保険商品です。
毎月または一定期間ごとに保険料を支払い、将来的に満期保険金や給付金として受け取ることができます。
両保険とも、単なる保障だけでなく、計画的に資金を準備するという貯蓄の機能を持っています。
この貯蓄性により、将来の教育資金や老後資金などの準備に活用できる点が共通しています。
満期時に元本保証がある
学資保険と養老保険はどちらも満期時に元本保証がある商品です。
そのため、一部の商品を除いて、支払った保険料の総額以上の金額を満期時に受け取ることができます。
これは投資信託やETFなどの投資商品と大きく異なる点で、市場の変動に左右されず、あらかじめ決められた金額を確実に受け取れるという安心感があります。
特に元本割れのリスクを避けたい方や、確実な資金計画を立てたい方にとって、この元本保証は大きな魅力となっています。
契約者に万が一のことがあった場合の保障がある
学資保険も養老保険も、契約者に万が一のことがあった場合の保障があります。
学資保険では、契約者(通常は親)が死亡または高度障害状態になった場合、以後の保険料払込みが免除され、予定通りに給付金を受け取ることができます。
養老保険では、被保険者(通常は契約者自身)が死亡した場合、死亡保険金が支払われます。
このように、どちらの保険も「万が一」の事態に備える保障機能を持っている点が共通しています。
この保障によって、家族の将来に対する不安を軽減できます。
税制上の優遇措置がある
学資保険と養老保険はどちらも一定の税制上の優遇措置を受けることができます。
例えば、契約者と受取人が異なる場合、満期保険金や給付金は「贈与税」の対象となりますが、学資保険の場合は「110万円×契約年数」までの非課税枠が設けられています。
また、養老保険の死亡保険金には相続税の死亡保険金の非課税枠(500万円×法定相続人の数)が適用されます。
このように、両保険とも税制上の優遇措置があり、効率的な資産移転や相続対策に活用できる点が共通しています。
学資保険の代わりとして養老保険をおすすめしない理由
学資保険の代わりとして養老保険をおすすめしない主な理由は以下の2点です。
- 学資保険と比べて保険料が高くなる傾向がある
- 教育費が必要なタイミングで資金を受け取ることが難しくなる
学資保険と養老保険はどちらがおすすめ?
学資保険と養老保険のどちらが適しているかは、個人の状況や目的によって異なります。
それぞれの保険が向いている人の特徴を理解することで、自分に合った選択ができるようになります。
ここでは、学資保険が向いている人と養老保険が向いている人の特徴を解説します。
学資保険が向いている人
学資保険は子どもの教育資金を計画的に準備したい親に最適な保険です。
特に子どもが小さいうちから教育資金の準備を始めたい方や、教育費が必要なタイミングに合わせて資金を受け取りたい方に向いています。
また、自分(契約者)に万が一のことがあっても、子どもの教育資金を確保しておきたいと考える親にとって、保険料払込免除特約が標準装備されている学資保険は安心感があります。
養老保険が向いている人
養老保険は老後資金や住宅資金など、特定の目的に限定せず将来の資金を準備したい方に適しています。
また、貯蓄と死亡保障を同時に確保したい方や、満期時に一括で大きな金額を受け取りたい方にも養老保険はおすすめです。
さらに、子どもの教育資金だけでなく、自分自身の将来の資金も同時に準備したいと考える方には、養老保険の汎用性の高さがメリットになります。
学資保険と養老保険に関するよくある質問
- それぞれの弱点は何ですか?
- 養老保険から学資保険への切り替えはできる?
- 併用するメリットはある?
それぞれの弱点は何ですか?
学資保険の主な弱点は、低金利だと返戻率が低くなる点です。
また、途中解約すると元本割れするリスクが高く、お金の自由度が低いという弱点もあります。
一方、養老保険の弱点は、同じ保障金額の場合、学資保険よりも保険料が高くなりがちな点です。
また、養老保険は満期時に一括で保険金を受け取るため、教育費のように段階的に必要となる資金の準備には不向きという弱点もあります。
さらに、両保険に共通する弱点として、インフレに弱いという点が挙げられます。
養老保険から学資保険への切り替えはできる?
養老保険から学資保険に変更したい場合は、養老保険を解約して新たに学資保険に加入する必要があります。
ただし、この場合、養老保険の解約返戻金が払込保険料を下回り、元本割れするリスクがあります。
特に契約初期の場合、解約返戻金は払込保険料を大きく下回ることが多いため注意が必要です。
また、新たに学資保険に加入する際には、子どもの年齢によって保険料や条件が変わるため、加入時期が遅れるほど不利になる点も考慮すべきです。
併用するメリットはある?
学資保険と養老保険を併用することには、以下のメリットがあります。
- 一つの保険会社に依存するリスクを減らすことができる
- 学資保険で子どもの教育資金を準備しながら、養老保険で自分自身の老後資金などを準備できる
- 学資保険では教育イベントに合わせた段階的な受取りを、養老保険では満期時の一括受取りを設定することで、短期的な資金ニーズと長期的な資金ニーズの両方に対応できる
ただし、両方に加入することで保険料の負担が大きくなるため、家計の状況を考慮した上で検討する必要があります。
学資保険と養老保険で迷ったらマネーキャリアに無料相談【まとめ】
この記事では、学資保険と養老保険の特徴、相違点・共通点について解説しました。
ポイントは以下のとおりです。
- 学資保険と養老保険の違いは以下の4点
1.加入の目的
2.被保険者
3.受取時期
4.保険料 - 一方で、以下4点の共通点もある
1.貯蓄性
2.元本保証
3.契約者の万が一の保障
4.税制上の優遇措置 - 学資保険の代わりに養老保険を使うことをおすすめしない理由は以下の2つ
1.学資保険と比べて保険料が高くなる傾向がある
2.教育費が必要なタイミングで資金を受け取ることが難しくなる - とはいえ、学資保険と養老保険のどちらが適しているかは、家庭の状況や希望する保険料によって異なる
- あなたの家庭の状況や希望する保険料に基づいた教育資金のアドバイスを受けられる
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