

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
- 看護師で貯金1000万円は可能?
- 看護師の平均年収は508万円
- 看護師の年齢別の平均賃金(月収換算)
- 毎月の貯金額の目安は手取りの10%〜20%
- 効率的に1000万円貯めるなら、まずは無料FP相談で家計の見直しがおすすめ!
- 看護師が1000万円貯めるには何年かかる?パターン別にシミュレーション
- 5年間で1000万円を貯める場合
- 10年間で1000万円を貯める場合
- 15年間で1000万円を貯める場合
- あなたにぴったりの方法は?無料FP相談でプロと一緒に最適なプランを立てよう
- 看護師が効率よく1000万円貯めるための貯蓄術4つ
- 先取り貯金を活用して自然と貯まる仕組みをつくる
- ボーナスをしっかり貯蓄に回す
- つみたてNISAを活用して資産運用を始める
- 無料FP相談を活用して家計全体の見直しをする
- 【まとめ】看護師で貯金1000万円は十分実現できる!無料FP相談を賢く活用しよう
看護師で貯金1000万円は可能?
1,000万円の貯蓄を達成するために、看護師の年収の事実に基づいたプランを考える必要があります。客観的事実として看護師の平均年収や、年齢別の平均賃金を紹介します。
- 看護師の平均年収は508万円
- 看護師の年齢別の平均賃金(月収換算)
- 毎月の貯金額の目安は手取りの10%〜20%
看護師の平均年収は508万円
看護師が貯蓄1,000万円をクリアできる理由の一つに、年収の高さが挙げられます。看護師の平均年収は、ボーナスや各種手当込みで年収約508万円です。
日本の平均年収がおおよそ450万円近辺で推移していることを考えると、看護師の年収は平均年収よりも高い、ということになります。
政府がまとめた、令和5年賃金構造基本統計調査によると、看護師の月収は35万円程度となっており、ボーナスは約86万円です。月収とボーナスの一部を少しづつ貯蓄に回せば、やがては貯蓄1,000万円をクリアすることも夢ではありません。
看護師の年齢別の平均賃金(月収換算)
月々の貯蓄を計画する際の目安として、看護師の年齢別の平均賃金を一覧表にまとめてみました。
年齢 | 平均賃金 | 手取りの目安 |
---|---|---|
20~24歳 | 32.5 | 26 |
25~29歳 | 37.7 | 30.1 |
30~34歳 | 39 | 31.2 |
35~39歳 | 40.1 | 32 |
40~44歳 | 42 | 33.6 |
45~49歳 | 44.5 | 35.6 |
50~54歳 | 46 | 36.8 |
55~59歳 | 46.9 | 37.5 |
60~64歳 | 40.3 | 32.2 |
65~69歳 | 34.9 | 27.9 |
毎月の貯金額の目安は手取りの10%〜20%
家族構成や経済状況にもよりますが、一般的に理想的な貯蓄額の目安は手取りの10%から20%と言われています。将来、教育費にお金がかかる世帯なら、手取りの15%から20%が妥当なラインではないでしょうか。
月々の貯蓄額はそれほど大きな金額ではありませんが、長い目で見るとそれなりの金額になります。保険や投資を組み合わせつつ、できるだけ長い目で目標1,000万円を目指すと良いでしょう。
効率的に1000万円貯めるなら、まずは無料FP相談で家計の見直しがおすすめ!

看護師が1,000万円の貯蓄を作ることは、それほど難しいことではありません。長い期間の地道な貯蓄は必要ですが、ボーナスや諸手当を組み合わせると、やがては達成できる目標です。
長い人生、お金に余裕がある時期と貯蓄に回す余裕もない時期があります。貯蓄を継続するためには、メリハリは欠かせません。お金を貯める時期には多めに貯蓄しつつ、お金が入り用な時期は、貯蓄額の割合を減らす柔軟性も必要です。
具体的な資産形成の方法がイメージできない方は、お金の専門家であるFPへ相談してみてはいかがでしょうか。新たな気づきが得られるかもしれません。

看護師が1000万円貯めるには何年かかる?パターン別にシミュレーション
看護師が貯蓄1,000万円をクリアするには、具体的にどのくらいの期間が必要なのでしょうか。それぞれのパターンごとにシミュレーションしてみました。
- 5年間で1000万円を貯める場合
- 10年間で1000万円を貯める場合
- 15年間で1000万円を貯める場合
5年間で1000万円を貯める場合
5年間で1,000万円貯蓄するには、毎月約16.6万円の積み立てが必要です。一般的な貯蓄割合の目安に当てはめて考えてみると、理想の月収は60万円〜70万円となります。
現実的に、看護師の仕事だけで60万円〜70万円稼ぐのは難しいです。平均的な手取り30万円で5年以内に1,000万円の貯蓄を目指す場合、生活費を13万円に抑えることになります。
看護師が5年で1,000万円の貯蓄を目指す場合、無理をしなければいけません。どうしても5年以内に1,000万円の貯蓄を目指したい場合は、副業も考えた方が良いでしょう。
10年間で1000万円を貯める場合
10年で1000万円貯蓄するには、毎月約8.3万円の積み立てが必要です。一般的な貯蓄割合に当てはめて考えてみると、理想の月収はおおよそ40万円程度になります。5年に比べると、現実味のある数字になりました。
手取り30万円の想定で毎月8.3万円を貯蓄する場合、生活費は約21.6万円です。10年間続けることを考えると先の長い話ですが、無駄使いをしない習慣が身につけばそれほど厳しい生活にはならないでしょう。
15年間で1000万円を貯める場合
15年で1,000万円を貯蓄するには、毎月約5.5万円の積み立てが必要です。一般的な貯蓄割合に当てはめて考えてみると、理想の月収はおおよそ28万円です。15年計画になると、看護師の月収でも十分に対応できる金額となりました。
手取り30万円で毎月5.5万円を積み立てる場合、月々の生活費はおよそ25万円です。教育費の兼ね合いや世帯人数にもよりますが、無駄使いなく節約を習慣化できれば、達成できる数字です。
あなたにぴったりの方法は?無料FP相談でプロと一緒に最適なプランを立てよう

5年から15年の1,000万円貯蓄計画を紹介しましたが、看護師の月収を考えるとより現実的な期間は10年から15年です。15年計画ともなると、月々の生活に余裕を持たせつつもしっかり貯蓄できます。
1,000万円の貯蓄計画をたてる場合、まずは15年計画から始めてみてはいかがでしょうか。余裕があれば毎月の貯蓄額を増やすと15年の期間を短縮もできますし、1,300万円など貯蓄計画を上乗せも可能です。
できる範囲から少しづつ始めて、途中で方向性を固めていく方法を取ると、自分にピッタリの貯蓄計画を見出すことができます。
看護師が効率よく1000万円貯めるための貯蓄術4つ

看護師の月収でも1,000万円の貯蓄を達成できることは分かりましたが、具体的にどのような貯蓄方法が有効なのでしょうか。
以下、4つの貯蓄方法について詳しく説明します。
- 先取り貯金を活用して自然と貯まる仕組みをつくる
- ボーナスをしっかり貯蓄に回す
- つみたてNISAを活用して資産運用を始める
- 無料FP相談を活用して家計全体の見直しをする
先取り貯金を活用して自然と貯まる仕組みをつくる
先取り貯金とは、給与などの収入が入った時に、使ってしまう前に決まった金額を貯蓄に回す運用方法です。貯金額を差し引いた残りのお金で生活費をやりくりします。一般的に、貯金習慣をつけたい子供や新社会人が使う貯金方法です。
定期預金を預け先にしておけば、計画的にお金を積み立てることができます。衝動的な無駄使いでお金を失うこともなく、貯蓄習慣ができることから、お金を貯めたい人が最初に始める運用方法として最適です。
ボーナスをしっかり貯蓄に回す
ボーナスを貯蓄に回せるようになると、一気に貯蓄スピードが上がります。貯蓄を重視したい場合は、買い物でローンを組むのはやめて、できるだけ一括払いで済ませるようにしましょう。
ローンを組んでしまうと、月々の支払いのほかに、ついボーナス払いを併用してしまいがちです。ローンの返済割合が高くなってしまうと、月々の貯蓄もままならなくなってしまいます。1,000万円の貯蓄計画をたてる時は、ローンをできるだけ組まないようにする決意も大切です。
ボーナスを貯蓄に回す割合は人それぞれですが、少なくとも半分程度は貯蓄したいところです。割合が少ないと貯蓄そのものに疑問を感じてしまい、つい無駄使いをしてしまいます。
つみたてNISAを活用して資産運用を始める
無料FP相談を活用して家計全体の見直しをする
1,000万円を目標にした貯蓄のイメージが全然できない、という方は、お金の専門家であるFPへ相談してみてはいかがでしょうか。FPへの相談では、ライフスタイルや家族構成などをヒアリングのうえ、目標の1,000万円へ向けた具体的な貯蓄プランの提案を受けることができます。
貯蓄のみで1,000万円を目指すプランのほかに、NISAなどのつみたて投資や貯蓄性の高い保険をうまく利用する方法もあります。専門家ならではの視点で、幅広い提案ができる点がFP相談のメリットです。
【まとめ】看護師で貯金1000万円は十分実現できる!無料FP相談を賢く活用しよう

看護師として働きながら貯金1,000万円をクリアするのは難しいことではありません。10年以上の長期計画をもとに、入念な貯蓄計画を立てて実行できれば、無理なく達成できるでしょう。10年計画だとやや家計を圧迫する可能性が高いですが、15年計画ならそれほど無理することなく1,000万円に到達できるでしょう。
余裕資金がない方や具体的な貯蓄の方法に迷っている方は、マネーキャリアへ相談してみてはいかがでしょうか。マネーキャリアでは経験豊富なFPによる、知見に基づいた提案を受けることができます。
相談費用はかかりませんので、お気軽にお尋ねください。お金の運用に関して、今まで到底気づくことがなかった新しい発見に出会えるかもしれませんよ。
