

この記事の監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次
- 住宅ローン(ミックスローン)でおすすめの金融機関7選
- 三菱UFJ銀行
- みずほ銀行
- SBI新生銀行
- auじぶん銀行
- イオン銀行
- りそな銀行
- 三井住友銀行
- 住宅ローン(ミックスローン)の借入先で迷ったら無料FP相談を活用しよう
- 【実際どうだった?】住宅ローン(ミックスローン)を組んだ人の体験談を調査
- どの金融機関を選びましたか?
- 上記の金融機関を選んだ理由を教えてください
- 実際に借りてみて後悔している点があれば教えてください
- これから住宅ローン(ミックスローン)を組む方へアドバイスがあれば教えてください
- 【失敗しないために】ミックスローンの金融機関を選ぶ際のポイント
- 両方の金利がバランスよく低水準な金融機関を選ぶ
- 固定・変動の比率を柔軟に設定できる金融機関を選ぶ
- 繰上返済や一部返済時の手数料が低い金融機関を選ぶ
- ミックスローンを組む際に知っておきたい注意点とは?
- 返済管理が複雑になることがある
- 固定金利期間終了後の金利リスクが読みにくい
- 団信(団体信用生命保険)の取り扱いが分かれる場合がある
- 住宅ローン控除の計算が複雑になることがある
- 金利動向によっては「ミックス」にしたメリットが薄れることがある
- 【まとめ】住宅ローン(ミックスローン)でおすすめの金融機関
住宅ローン(ミックスローン)でおすすめの金融機関7選
住宅ローンはいくつもの金融機関が扱っており、ミックスローンの利用も可能です。ローンごとに借入額や金利、返済額、返済期間が違うので、それぞれの金融機関を比較して、もっとも良い条件のローンを探しましょう。
ここからは、ミックスローンを利用できる金融機関を7つ紹介します。最初の金利や借入額などの比較表を掲載するので、それぞれの金融機関のローン内容を確かめておきましょう。
金融機関 | 三菱UFJ銀行※1 | みずほ銀行※2 | SBI新生銀行※3 | auじぶん銀行※4 | イオン銀行※5 | りそな銀行※6 | 三井住友銀行※7 |
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特徴 | ネットで完結可能 電子契約で印紙不要 団信保険料0円 | 借入時負担ゼロの 手数料無料プラン 店頭・ネット併用可能 | 低金利で保証料不要 オンライン完結 専任担当制 | 充実したサポート 金利優遇制度あり オンラインで完結 | イオングループ割引あり 保証料0円 柔軟な審査 | 団信のカバー範囲が広い 豊富なプラン | 金利プランが選べる Vポイント還元 借入後の充実サポート |
こんな方に おすすめ | ネットで完結したい人 保障を手厚くしたい人 | 諸費用を抑えたい人 将来的に住み替え検討中の人 | 最新金利で安く借りたい人 柔軟な審査を求める人 | 繰上返済を行いたい人 ネット完結したい人 | イオングループユーザー 属性に不安ある人 | 保障を重視する人 さまざまなプランから選びたい人 | 店舗サポートを受けたい人 ポイントを重視したい人 |
金利 | 変動金利:0.595%~ 固定金利(10年):1.88%~ | 変動金利:0.525%~ 固定金利:2.33%〜 | 変動金利:0.660%~
固定金利:1.250%~ | 変動金利:0.780%~
固定金利:0.825%~ | 変動金利:0.78%~
固定金利:1.13%~ | 変動金利:0.640%~
固定金利:1.675%~ | 変動金利:
0.595%~
固定金利(10年):1.85%~ |
借入金額 | 500万以上2億円以下 | 50万以上3億円以下 | 500万円以上3億円以下 | 500万円以上2億円以下 | 200万円~2億円 | 50万円~3億円 | 100万円~3億円 |
事務手数料 | 借入額×2.2%(税込) | 通常33,000円 | 借入額×2.2%(税込) | 借入額×2.2%(税込) | 110,000円 (税込) 借入額×2.2%(税込) 最低取扱手数料:220,000円(税込) | 借入額×2.2%(税込) | 借入額×2.2%(税込) |
繰り上げ返済 手数料 | ネットバンキング:無料 電話・窓口: 一部は無料~16,500円 全額は16,500~33,000円 | ネットバンキング:無料 店舗:33,000円 | 無料 | 一部繰り上げ返済: インターネット利用で無料・店舗は5,500円(税込) 全額繰り上げ返済: 変動金利だと無料・固定金利は33,000円 | 一部繰り上げ返済:無料 全額繰り上げ返済:55,000円(税込) | ネットバンキング:無料 店舗手続き:5,500円~33,000円 | ネットバンキング:無料 書面・店頭: 16,500円または33,000円 |
団体信用生命保険 | 一般・ワイド・三大疾病 七大疾病・全疾病など | 一般団信、がん団信 オプション付帯可 | 一般団信、がん団信 安心保障付団信 | 一般団信、ワイド団信 特約付き団信 | 一般団信、がん保障付、8疾病付 全疾病保障付、ワイド団信付 | 一般団信、ワイド団信 がん保障特約付、3大疾病保障特約 特定状態保障特約付 | 一般団信、8大疾病保障特約 |
参照:住宅ローン | auじぶん銀行
参照:住宅ローン|イオン銀行
参照:住宅ローン|三井住友銀行
三菱UFJ銀行
メガバンクの1つである三菱UFJ銀行は、全国に店舗を持っており、充実したサポートと高い信頼性を備えた銀行です。住宅ローンの金利は、固定金利や変動金利、ミックスローンも用意されています。
インターネットを使って、オンラインでの事前審査にも対応しており、オンラインからの申し込みも可能です。借入額は最大で2億円※1となっており、高額な物件でも対応できる金額でしょう。
ミックスローンは、借入金額を2つに分け、それぞれに固定金利と変動金利を適用します。



みずほ銀行
固定・変動・ミックスと金利プランが用意されており、ライフスタイルに応じて金利タイプを選べます。変動金利は低金利であるため魅力的です。そして、金利優遇キャンペーンが行われているので、より低い金利で住宅ローンを利用できる可能性があります。
オンラインと店頭の両方からローンの申し込みができ、全国支店でのサポートが受けられます。一般的な団信のほかに、がんや三大疾病に対応した保障も用意されており、選択肢の幅が広がります。どの保障が付帯したいかで希望に応じて選択でき、万一のリスクに備えられます。
ミックスローンでは、変動金利と固定金利(指定期間固定または全期間固定)を組み合わせることができます。



SBI新生銀行
ネットを中心にサービスを提供しているSBI新生銀行は、低金利が魅力の住宅ローンを提供しています。中でもパワースマート住宅ローンは、変動と固定の両方の金利タイプを選択でき、契約中の金利タイプの変更も可能です。
保証料・団信保険料、一部繰り上げ返済の手数料が無料で、わかりやすい料金体系となっています。オンラインで契約まで完結でき、全国どこにいても住宅ローンを利用できます。
ミックスローンとして、異なる金利タイプ(例:当初固定と変動など)を組み合わせることが可能です。



auじぶん銀行
オンラインで完結する低金利の住宅ローンを提供しています。変動金利や固定金利を中心に低水準金利を設定しており、手数料も安いです。auのモバイルやネットのサービスを利用していると、優遇金利が適用されます。
住宅ローンには、がん・急性心筋梗塞・脳卒中・肝疾患・腎疾患に対応する「50%保障団信」が金利上乗せなしで付帯※1し、保障内容が充実しています。これは、対応疾病を患った場合に、住宅ローンの残高の50%が免除される仕組みです。
auじぶん銀行では、契約期間中に2つの金利を適用できるタイプの商品はありません。しかし、住宅ローンの契約を2本にして、別々の金利タイプで契約することが可能です。この場合は、契約が2契約となり契約1つにつき1つの登記関連の費用が発生します。
また、2本の契約をする場合、1契約あたりの最低借入金額は500万円です。



イオン銀行
イオン銀行の住宅ローンは、買い物優待が付帯しているユニークなローンです。イオン銀行の住宅ローン契約者は、「イオンセレクトクラブ」に加入することで、毎月5の付く日などにイオングループでの買い物が5%割引※1になります(イオンカードセレクトの契約が必要です)。
普段からイオンを利用している人におすすめのローンです。イオン銀行はイオンモール内に店舗があるので、店頭相談も可能です。
金利タイプは、固定・変動・ミックスから選べます。ローンでの団信は無料で付帯され、有料でがん保障や就業不能保障なども付帯できます。店頭またはオンラインでローンの申し込みを行えます。
ミックスローンは、変動金利と固定金利を組み合わせることができ、契約期間中にそれぞれの金利をどれぐらいの期間適用させるか、自由に決めることが可能です。



りそな銀行
変動金利・固定金利、ミックスローンと3つの金利が選べる住宅ローンが用意されています。固定金利で選べる期間は、2年・3年・5年・7年・10年・15年・20年※1です。りそな銀行のマイゲートアプリを使えばシミュレーションが行えます。借入額や返済額などをシミュレートできるので、ローンを組む前に、いくら借りればどれぐらいの返済額になるか確かめられます。
また、団信は基本の一般団信の他に、がん保障や就業不能などと必要に応じて保障を有料で追加が可能です。店舗を構えているので、専門スタッフに相談できます。住宅ローンで迷ったときやわからないことがあるときには、相談してみると良いでしょう。
ミックスローンは、変動金利と固定金利を組み合わせます。契約は1つですが、2つの口に分かれます。



三井住友銀行
3大メガバンクの1つであり、大手銀行として信頼性が高いです。変動金利・固定金利・ミックス型と3つから選ぶことが可能です。店頭申込はもちろん、オンライン申し込みでも契約まで完結します。団信は無料で付帯されており、一般団信のほかに、有料で各種特約を追加することも可能です。
全国に支店を設けており、どの店舗でも対面相談を行えます。ローンは、借り換えや住み替え、リフォームなどでも契約可能です。そのため、家を買う以外にも、増改築や修繕に利用できます。ローンの利用でVポイントがもらえます。



※参照:住宅ローン : 三井住友銀行
住宅ローン(ミックスローン)の借入先で迷ったら無料FP相談を活用しよう

住宅ローンのミックスローンは、変動金利と固定金利を組み合わせることができます。
そのため、変動金利の将来の金利上昇リスク、固定金利の市場金利との差というリスクを軽減できる特徴があります。
変動金利や固定金利はどれぐらいの期間を設定できるか、また団信の保障は何が付帯しているかなどは、金融機関ごとに違います。それぞれの金融機関のローンを比較して、自分に合ったローンを選びましょう。

【実際どうだった?】住宅ローン(ミックスローン)を組んだ人の体験談を調査
住宅ローンでミックスローンを利用した人に、以下のアンケートを取りました。
- どの金融機関を選びましたか?
- 上記の金融機関を選んだ理由を教えてください
- 実際に借りてみて後悔している点があれば教えてください
- これから住宅ローン(ミックスローン)を組む方へアドバイスがあれば教えてください
それぞれ専門家目線で解説しているので、ミックスローンを利用するときの参考にしてください。
どの金融機関を選びましたか?

利用した金融機関としては、地方銀行や第二地方銀行という回答が一番多い結果となりました。その次にメガバンク、そして信託銀行やネット銀行という結果になっています。
メガバンクは大手で安心感がありますが、店舗となる地方では支店を構えていない地域もあります。その地域に根づいた地方銀行だと、近くに支店がある場合が多く、相談や申し込みがしやすいでしょう。また、都市部だとメガバンクの支店があるので、利用しやすいです。
上記の金融機関を選んだ理由を教えてください

住宅ローンの利用先を選んだ理由としては、紹介による場合というのが最も多い回答結果となりました。その場合には、紹介により金利が優遇されて、利用する金融機関として選んだ人もいます。
その他の理由としては、低金利や団信の保障条件、サポート内容や利便性、知名度や信頼性・実績によって選んだという回答が、それぞれ同じぐらいの割合でした。住んでいる地域で一番大きな金融機関だから、利用したという人もいます。
実際に借りてみて後悔している点があれば教えてください
ミックスローンを利用した中で後悔した点としては、借り換えしづらいという回答が一番多かったです。変動金利と固定金利を組み合わせたミックスローンは、どちらかの金利タイプだけ借り換えるのは難しい場合が多いです。また、金融機関によっては、借り換えの手続きが複雑になることがあります。
そのため、借り換えを考えているときには、ミックスローンにするかどうか、慎重に考える必要があります。金利が高いという声も聞かれ、さらに将来計画が甘かったという声もありました。計画が甘いと返済しにくくなります。
これから住宅ローン(ミックスローン)を組む方へアドバイスがあれば教えてください

30代男性
金利の動向を見極めて比率を決めるべき
ミックスローンは変動と固定の金利を組み合わせられるのが魅力ですが、今後の金利上昇をしっかり見据えて比率を決める必要があります。

50代男性
年数・金利・対応の3点で銀行を見極めよう
ミックスローンを選ぶ際は、返済年数や適用金利だけでなく、銀行の対応やサポート体制も重要です。同じような条件に見えても、手数料や融通性などで差が出ます。

40代女性
金利上昇を考えると固定重視が安心
最近は金利がじわじわと上昇してきているため、ミックスローンでも固定金利を多めにするほうが安心感があります。

30代男性
ミックスローンにも一長一短がある
変動金利と固定金利のバランスを取れる便利な商品ですが、それぞれにメリット・デメリットがあるため、じっくり検討することが大切です。

50代男性
手数料がかかっても借り換えで負担軽減できる
ミックスローンで借りた後でも、将来的に金利状況が変われば借り換えや一本化を検討するのも選択肢の一つです。
【失敗しないために】ミックスローンの金融機関を選ぶ際のポイント

失敗しないようにミックスローンを選ぶときは、以下のポイントを考慮してください。
- 両方の金利がバランスよく低水準な金融機関を選ぶ
- 固定・変動の比率を柔軟に設定できる金融機関を選ぶ
- 繰上返済や一部返済時の手数料が低い金融機関を選ぶ
両方の金利がバランスよく低水準な金融機関を選ぶ
ミックスローンは固定金利と変動金利を組み合わせて借り入れる住宅ローンの形態です。利用する金融機関を選ぶときは、両方タイプの金利が低水準に設定されている金融機関を選ぶようにしましょう。
低金利でローンを利用できれば、借入全体の金利負担を抑えることが可能です。もしも、変動金利が低くても固定金利が高いと借入期間全体でみると、それほど低い金利にはなりません。
固定・変動の比率を柔軟に設定できる金融機関を選ぶ
固定金利と変動金利の比率を自由に設定できるかどうかは重要なポイントです。例えば、将来的な金利上昇に不安がある場合は固定比率を多めに、当面の支払い額を抑えたい場合は変動比率を高めにするなどと調整することができます。
この比率を柔軟に変更できる金融機関は、利用者にとってより適した選択が可能になります。自由に設定できると、自分のライフプランに応じて金利タイプの配分を決められるので、納得して住宅ローンを利用できるでしょう。
繰上返済や一部返済時の手数料が低い金融機関を選ぶ
住宅ローンの返済期間中に収入増や貯蓄の余裕ができた際、繰上返済や一部返済を行うと良いです。繰上返済額は元金に充てられ、借入残高を減らすことができます。そのため、返済期間を短くできるので、支払う利息を減らせます。
しかし、繰上返済や一部返済での手数料が高いと返済するメリットが薄れることがあります。ネット銀行を中心に、繰上返済の手数料が無料や安い金融機関も多いです。将来的に柔軟に返済することを考えている人は、繰上返済や一部返済での手数料をみておきましょう。
ミックスローンを組む際に知っておきたい注意点とは?

ミックスローンを組むときには、事前に知っておくと良い点があります。
- 返済管理が複雑になることがある
- 固定金利期間終了後の金利リスクが読みにくい
- 団信(団体信用生命保険)の取り扱いが分かれる場合がある
- 住宅ローン控除の計算が複雑になることがある
- 金利動向によっては「ミックス」にしたメリットが薄れることがある
これらの点について、どんなことを知っておけば良いか説明します。
返済管理が複雑になることがある
ミックスローンでは、固定金利と変動金利という2種類の金利を適用することになります。これにより、それぞれの返済額、利率、残高、期間などが異なるため、全体の返済計画や残債管理が複雑になりがちです。
特に金利の見直しタイミングや返済期間の調整などで、どちらかの金利タイプに変更が生じた場合に借入期間全体に影響が及ぶこともあります。例えば、繰上返済を片方だけに行った場合、固定部分と変動部分で返済額のバランスが崩れることも考えられます。
長期にわたって返済するローンだからこそ、返済計画や資金管理をしましょう。返済計画を立てるときは、シミュレーションすると計画しやすいです。
固定金利期間終了後の金利リスクが読みにくい
ミックスローンのうち、固定金利部分には多くの場合「期間固定型」が採用されます。例えば、10年間は金利が一定でも、その期間が終了すると、その時点の金利情勢に応じて変動金利へ移行、または再度固定金利を選ぶ必要があります。
変動金利に移行後に金利が上昇していた場合、当初の返済額が大きく増えるリスクがあります。また、ミックスローンの中で変動部分を適用した期間の金利も上昇していれば、返済額が余計に増えて家計の負担が増えるので注意しましょう。
団信(団体信用生命保険)の取り扱いが分かれる場合がある
住宅ローンを組む際には、多くの金融機関で団信(団体信用生命保険)へ加入しなければいけません。ミックスローンの場合は、固定金利と変動金利をそれぞれ別商品として扱うと、団信にも別々に契約が必要になる場合があります。
それぞれの団信で保障内容や保険料の負担が異なったり、片方の金利タイプのローンにしか特約が付けられないこともあるため注意が必要です。保証料も違う場合もあるので、事前に団信の扱いはどうなるか確認しておきましょう。
住宅ローン控除の計算が複雑になることがある
住宅ローン控除は、一定の要件を満たす住宅ローンを対象に、年末のローン残高に応じた金額が所得税・住民税から控除される制度です。ミックスローンでは、固定・変動それぞれが別の契約になる場合が多いです。
そのため、控除の対象ローンが2本になるため、年末残高証明書も2通に分かれて発行されます。確定申告の手続きや会社員の年末調整で控除を受けるときに、提出書類や記入内容が複雑になることがあるので注意しましょう。特に初年度の申告は、わからないことが多く手間がかかります。
金利動向によっては「ミックス」にしたメリットが薄れることがある
ミックスローンの最大の魅力は、金利変動のリスクを分散できる点です。しかし、市場の金利動向によっては、ミックスにしたことで、かえって不利になる場合もあります。
例えば、長期間にわたり低金利が続くと、固定金利部分が高金利で支払総額が増える可能性があります。逆に、急激な金利上昇があれば、変動金利部分の負担が増え、ミックスではリスク回避が十分でなかったと感じることもあるでしょう。
【まとめ】住宅ローン(ミックスローン)でおすすめの金融機関

ミックスローンは、変動金利と固定金利のそれぞれのリスクを分散できる住宅ローンです。
金利タイプごとに設定できる期間や、団信の保障内容は金融機関によって異なります。各金融機関のローン内容を比較して、自分にとって有利な住宅ローンを選びましょう。
ミックスローンは2種類の金利を組み合わせるため、仕組みがやや複雑です。団信の保障内容や、特約による金利の上乗せについても、事前に確認しないと見落としやすいポイントです。
住宅ローンで後悔しないためには、契約前に専門家へ相談するのがおすすめです。マネーキャリアはFPが在籍している、お金に関する相談窓口です。住宅ローンに詳しいFPが、相談者の収入やライフプランに合わせて、最適な金融機関や金利タイプを提案してくれます。
