▼この記事を読んでほしい人
- iDeCoの掛金額を決めるのに不安がある人
- iDeCoの掛金額の上限について知りたい人
- iDeCoの掛金額の変更頻度と方法について知りたい人
▼この記事を読んでわかること
- iDeCoの掛金額の上限と変更頻度・方法について
- iDeCoの掛金額の設定のポイントと注意点
- iDeCoの運用方法や運用商品の決めるポイントについて
iDeCoに関する悩みならまずはマネーキャリアの無料相談を気軽に利用してみてください!
内容をまとめると
- 掛金額の上限を決めるものには加入資格とその加入区分があり、第一号被保険者は6.8万で、第二号被保険者は1.2万〜2.3万、第三号被保険者は2.3万である
- iDeCoの掛金額の変更頻度は年に1回である
- iDeCoに拠出する金額の決める際の注意点(デメリット)はiDeCoは原則60歳まで引き出すことができないこと
- 今の時代年収資産運用や積み立てをしていないと将来お金に困ることになる
- 資産運用や積み立てに関する相談はお金のプロであるFPに相談すべき
- FP相談で迷ったらマネーキャリアがおすすめ
iDeCoを利用する上で大事なのが掛金額の設定です。掛金額の設定に良し悪しによって老後にもらえる資金が大きく変わってきます。そこで今回は、iDeCoの掛金額の設定方法や変更方法と頻度について解説します。この記事からiDeCo掛金額について参考にしてみて下さい。
監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
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この記事の目次
- iDeCoについて掛金額の上限と掛金額の変更方法をもとに詳しく解説!
- iDeCoとは?【iDeCoの特徴と仕組みについて】
- iDeCoの掛金額上限の仕組みについて【加入資格とその加入区分】
- 掛金額の上限を決めるものには加入資格とその加入区分がある
- 第一号被保険者に当てはまる職業は自営業など【上限金掛額は6.8万!】
- 第二号被保険者に当てはまる職業は会社員!【上限金額は1.2〜2.3万!】
- 第三号被保険者に当てはまる職業は専業主婦など【上限金額は2.3万!】
- iDeCoに拠出する金額を決める際のポイントを解説
- iDeCo加入者の掛金額の分布・平均を紹介
- 第一号被保険者は退職金制度の代わりとして活用できる
- 第二号被保険者は税制メリットをうまく活用できる
- iDeCoの掛金額を決める際の3つのポイント
- iDeCoの掛金額の変更頻度は年に1回である【掛金額の変更方法解説】
- iDeCoの掛金額の変更頻度は年に1回だけである
- iDeCoの掛金額の変更方法について解説
- 掛金額はライフステージ・就労環境の変わり目に見直しをすることが大事
- iDeCoの掛金額見直しにはシミュレーションの活用が有効!
- iDeCoに拠出する金額の決める際の注意点(デメリット)を解説
- iDeCoの掛金額は原則60歳まで引き出すことができない
- iDeCoの掛金額を決める際に注意しておきたい「多額の支出について」
- iDeCoの掛金額を決めたら運用商品の配分を決めよう
- 運用商品をを決める際のポイント5つ
- iDeCoの運用商品①元本確保型商品
- iDeCoの運用商品②投資信託【4つの種類を解説】
- 投資信託にはパッシブ運用とアクティブ運用の2つの運用方法がある
- 金融機関を決める際の3つポイントについて解説
- iDeCoの掛金額の受け取り方法と受け取り開始年齢について解説
- 掛金額の受け取り方法【一時金・年金・一時金と年金の組み合わせ】
- 掛金額の受け取り開始年齢は積み立てた期間によって変わる
- iDeCoに関する不安はマネーキャリアの無料相談サービスで解決
- まとめ:iDeCoの掛金額の上限や変更方法について
iDeCoについて掛金額の上限と掛金額の変更方法をもとに詳しく解説!
こんにちは。マネーキャリア編集部です。
先日30代の女性の知人から、こんな相談がありました。
iDeCoとは、個人型確定拠出年金のことです。iDeCoには様々なメリットがあり、iDeCoをおすすめしている人は非常に多いですし、実際に利用する価値は十分あります。
しかし、商品の良さについてわかっていても実際に掛金をいくらにすればよいのか悩んでいる方は多いでしょう。
そこで今回は、iDeCoの掛金について説明します。わかりやすく説明しますので是非参考にしてくださいね。
iDeCoとは?【iDeCoの特徴と仕組みについて】
iDeCoとは個人が加入することができる確定拠出年金の愛称です。
老後2000万円に代表されるように公的年金だけでは豊かな老後を過ごすのは難しくなっています。
そこで自助努力として公的年金以外にお金を貯める必要が以前に比べ増しているのです。
老後資金を貯めるにはiDeCo以外にも様々な商品がありますが、最もおすすめすることができるのがこのiDeCoになります。
ではなぜiDeCoが最もおすすめすることができる仕組みなのでしょうか? iDeCoには様々なメリットがありますが、主なメリットは5つに集約されます。
- 自由に毎月の積み立て金額を選べる
- 運用益が非課税
- 選択することができる投資商品が優秀
- IDeCoの掛け金は全額所得控除の対象
- 一括で受け取っても年金で受け取っても税制が有利
IDeCoのメリットについてわかりやすく説明していきます。
・自由に毎月の積み立て金額を選べる
iDeCoは毎月5000円から始めることができます。積み立てることができる金額の上限は職業などによって異なりますので後ほど積立金額については詳しく説明しますが、少ない金額から利用できるのはiDeCoの大きなメリットといえるでしょう。
・運用益が非課税
通常、投資信託や株式などの金融商品で運用をして利益を得た場合、利益に対して20.315%の税金がかかります。
例えば、投資信託や株式で100万円の利益が出た場合、100万円×20.315%=203,150円の税金がかかるのです。
しかし、iDeCoで運用して出た利益に対しては税金は一切かかりません。20.315%という高い税率がかからず非課税であるということはiDeCoの大きなメリットになります。
・選択することができる投資商品が優秀
iDeCoでは、運用する商品を様々な投資商品から選ぶことができます。元本割れが怖い方は定期預金や保険で運用することもできますが、定期預金や保険ではほとんどお金は増えません。
iDeCoで運用するのにおすすめなのはやはり投資信託になります。世の中には約10,000種類の投資信託があるといわれていますが、運用成績は千差万別です。
しかし、iDeCoで運用することができる投資信託は金融庁の厳しい審査を通った投資信託のみになります。金融庁の厳しい審査を通った投資信託なので、当然運用成績も期待することができるでしょう。 厳選された投資信託から運用することができることはiDeCoの大きなメリットといえます。
・IDeCoの掛け金は全額所得控除の対象
iDeCoの掛け金は全額所得控除の対象になります。所得控除の対象といわれてもぴんとこない方もいるかもしれません。
しかし、この記事を読んでいる方の多くは年末調整を利用したことがあるのではないでしょうか?
年末調整の際、医療保険や生命保険に入ってる場合、その掛け金を所得から控除することができます。
所得から控除することができるという事は所得税や住民税を安くすることになりますので、年末調整でお金が戻ってきた経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?
iDeCoの掛け金も、保険の控除と同じ仕組みです。iDeCoの掛け金は全額所得控除の対象になりますので、結果的に所得税や住民税を安くすることができます。
一般的にiDeCoは何十年と利用することになりますので、1年あたりの節税効果は少なくても、何十年も行うことによって大きな金額になります。 掛け金が所得控除の対象になっている事はiDeCoの大きなメリットといえるでしょう。
・一括で受け取っても年金で受け取っても税制が有利
iDeCoは、運用益が非課税になり掛け金も所得控除の対象になるなど税制面で大きな優遇を受けてます。
さらにiDeCoは運用している期間だけではなくお金を受け取るときの税制も優遇されています。
iDeCoでは運用したお金を一括で受け取ることもできますし年金のように分割で受け取ることも可能です。
一括でお金を受け取った場合は、退職所得に該当します。退職所得の仕組みは以下のようになります。
- iDeCoの利用年数が20年以下の場合…40万円×年数(80万円未満の場合は、80万円)
- iDeCoの利用年数が20年長の場合…800万円+70万円×(利用年数-20年)
このように退職所得には大きな控除がありますので非常に有利な税制なのです。
iDeCoは年金のように分割で受け取った場合、公的年金等の雑所得に該当します。要は公的年金を受け取る時と同じ税制が適用されることになるのです。
公的年金等の雑所得は以下のように計算されます。
- 公的年金等の雑所得=収入金額-公的年金等控除額
公的年金と同じ税制で受け取ることができるので非常に有利な仕組みになります。
また、iDeCoで貯めたお金は一括+分割で受け取ることも可能です。有利な税制で様々な受け取り方法があることもiDeCoの大きなメリットといえるでしょう。
iDeCoの掛金額上限の仕組みについて【加入資格とその加入区分】
iDeCoで積み立てることができる金額は職業によって異なります。 職業別の上限積立金額は以下のようになります。
※表を入れて欲しいです※
掛金額の上限を決めるものには加入資格とその加入区分がある
上記の表を見てみると、職業はもちろん、同じ会社員であっても「企業年金のあり・なし」などで毎月積み立てられる上限金額が異なってきます。
iDeCoの利用を検討する際は、ご自身がまずどの区分に当てはまるかしっかり確認するようにしてください。
また、iDeCoを利用する際は上限金額まで絶対に積み立てなければいけないということではありません。
最低5000円から1000円単位で積み立て金額を変えることができます。途中で積み立て金額を変えることもできますので、まずは少ない金額から始めることもできることはiDeCoの大きなメリットといえるでしょう。
またiDeCoは給料天引きで利用することができるので、知らず知らずのうちに大きな金額が貯まっているというメリットもあります。
どうしても手元にお金があると使ってしまうという方も多いと思いますが、天引きであれば強制的にお金を貯めることができるのでこちらも大きなメリットですね。
第一号被保険者に当てはまる職業は自営業など【上限金掛額は6.8万!】
第二号被保険者に当てはまる職業は会社員!【上限金額は1.2〜2.3万!】
会社員の方は、「企業年金のあり・なし」などで上限金額は1万円から2万3000円までに分かれています。
企業年金がなしのサラリーマンの場合は、2万3000円まで積み立てることができますので、大きな金額を積み立てることが可能です。
公的年金だけでは豊かな老後を送ることは難しい可能性が高いので、企業年金がないサラリーマンの方は特に、iDeCoの積み立て金額を大きくする必要があるといえるでしょう。
第三号被保険者に当てはまる職業は専業主婦など【上限金額は2.3万!】
専業主婦などの第3号被保険者の場合、上限金額は2万3000円になります。
「企業年金あり」のサラリーマンなどに比べるとかなり大きな金額を積み立てることがで可能です。
しかし、専業主婦の場合、収入がないのでiDeCoの掛け金の所得控除を最大限生かすことはできない可能性があります。
専業主婦など第3号被保険者の方は、配偶者とよく相談をして掛け金を決めるのが良いでしょう。
iDeCoに拠出する金額を決める際のポイントを解説
職業などによってiDeCoの掛けるができる上限金額が異なることについて理解いただけたでしょうか?
iDeCoはメリットが多い制度になりますので極力大きな金額を掛けるべきではありますが、拠出する金額を決める際にはいくつかのポイントがあります。
この章では拠出する金額を決める際のポイントについてわかりやすく説明しますのでぜひ参考にしてくださいね。
iDeCo加入者の掛金額の分布・平均を紹介
IDeCoの平成30年3月末時点の平均掛金額は16,222円です。加入者の種別ごとに見ると、拠出限度額が一番高い月額68,000円まである第一号加入者の平均額が多くなっています。
- 国民年金1号加入者(自営業者等)27,270円
- 国民年金2号加入者(会社員等)14,352円
- 国民年金3号加入者(専業主婦(夫)等)16,170円
※表2を入れて欲しいです。
このように加入者の種別ごとに見てみるとかなり掛け金の差があることがわかりますね。
第一号被保険者は退職金制度の代わりとして活用できる
国民年金一号加入者は、退職金がないケースがほとんどですし、受け取れる年金も国民年金のみになるので会社員や公務員の方などに比べ老後に不安があるのでしょう。
そのため、国民年金一号加入者の加入額が1番多くなっていると想定されます。
iDeCoは60歳になった時点で一括で受け取ることができますので退職金代わりにすることもできますし、分割して受け取れば国民年金の足しにすることが可能です。
このように、60歳になった時点で一括で受け取るか分割で受け取るか決められることもiDeCoの大きなメリットといえるでしょう。
第二号被保険者は税制メリットをうまく活用できる
サラリーマンや公務員の方が主な対象者である第二号被保険者は税制メリットに魅力を感じてiDeCoに加入している方が多いようです。
サラリーマンや公務員は、自営業の方などに比べ節税がなかなか難しいのが現状になります。
自営業の方のように経費のコントロールができないので、iDeCoの掛け金が所得控除の対象になるのは非常に貴重な節税方法になるのです。
サラリーマンや公務員の方ができる節税方法は、iDeCo以外だと生命保険料控除やふるさと納税、医療費控除、特定支出控除くらいしかありません。
節税方法が少ないサラリーマンや公務員の方は積極的にiDeCoを活用したほうが良さそうですね。
iDeCoの掛金額を決める際の3つのポイント
IDeCoの掛け金金額を決める際のポイントは主に3つあります。
- 上限金額を知り現在の状況ならいくら拠出できるか考える
- 掛け金の見直しを含め定期的に運用プランの見直しを行う
- ご自身やご家族の状況に応じてNISAなど短期的な資産運用に向いている方法も考える
iDeCoの掛け金金額を決めるポイントについてわかりやすく説明しますね。
・上限金額を知り現在の状況ならいくら拠出できるか考える
iDeCoの掛け金を決める際は、まずはご自身の加入限度額を知り、現在の状況であればいくら拠出できるかを考えるようにしましょう。
iDeCoは非常に有利な程度になりますので極力大きな金額を掛けるべきですが、生活に支障をきたすような無理な金額で行うべきではありません。生活に影響しない無理のない金額で行うようにしましょう。
ただし、あまりにも掛け金が少ないと老後、後悔することになりますので、もし大きな掛け金を掛けることができない場合は、収入を増やすことや支出を減らすことなどを併せて考える必要があります。
・掛け金の見直しを含め定期的に運用プランの見直しを行う
後ほど説明しますがiDeCoの掛け金は年に1回変更することができます。また運用プランの変更もできますので掛け金の見直しや運用プランの見直しを定期的に行うのが良いでしょう。
ライフスタイルが変わり掛け金を増やせるケースもあると思いますし逆に掛け金を減らさなければいけないケースもあると思います。
また運用プランについても高いリスクを取れるようになることもありますしリスクを下げなければならないケースもあるでしょう。
掛け金の見直しや運用プランの見直しを行うことができるのはiDeCoの大きな特徴の1つになりますのでしっかり活用するようにしましょう。
・ご自身やご家族の状況に応じてNISAなど短期的な資産運用に向いている方法も考える iDeCoは非常に優れた資産運用の制度ですが、何も資産運用はiDeCoだけではありません。
IDeCoは60歳まで原則下ろすことができませんので短期の運用には向いておらず、短期で運用したい場合は、NISAなどを活用するのが良いでしょう。
NISAもiDeCoと同様に運用益に対して非課税になりますので非常に良い仕組みになります。
IDeCoだけでなくご自身やご家族の状況に応じて様々な金融商品を組み合わせて運用するようにしましょうね。
iDeCoの掛金額の変更頻度は年に1回である【掛金額の変更方法解説】
先ほど少し説明しましたが、iDeCoの掛け金は年に1回変更することができます。
ライフスタイルの変化によって掛け金を変更したいケースは多いでしょう。
一度掛け金を決めたらずっとその掛け金を支払わなければいけないわけではありませんので安心してくださいね。
iDeCoの掛金額の変更頻度は年に1回だけである
iDeCoの掛け金は、いつでも変えられるというわけではなく変更頻度は年に1回だけになります。
「年に1回しか」と感じるか「年に1回も変更できる」かと感じるのは人によって違うかと思いますが、どちらにしても年に1回掛け金の変更は可能です。
それでは具体的な掛け金の変更方法について見ていきましょう。
iDeCoの掛金額の変更方法について解説
iDeCoの掛金は、金融機関に「加入者掛金額変更届」を提出すれば、変更が可能です。
また、「加入者月別掛金額登録・変更届」というものを添付すれば、掛金の支払い方法を「月払いから年払い」に変更することもできます。
しかし、年払いは12月~翌年11月の単位ごとに変更する形になりますので注意が必要です。
また、掛金の支払いが厳しくなったときは、掛金の拠出を停止することも可能です。 ただし掛け金の拠出を停止してしまうと所得控除を受けることができませんし、老後資金を安定的に貯めることもできなくなってしまいます。
さらに掛け金の拠出を止めても、年間1000円以下ではありますが手数料はかかり続けるのでこちらも注意が必要です。
掛金額はライフステージ・就労環境の変わり目に見直しをすることが大事
掛金額は、ライフステージや就労環境の変わり目に見直しするのが大切です。
例えば、一般的には子供が小さいうちは教育費が多くかかりませんのでiDeCoの掛金を大きくすることができると思いますが、逆に子供が大きくなると教育費が大きくかかるのでiDeCoの掛金を多く払うのは厳しくなるかもしれません。
また、就労環境が変わり収入が増えればiDeCoの掛金を多くすることができますし、逆に収入が減ってしまうとiDeCoの掛金を減らさなければいけなくなるかもしれません。
このように掛金額はライフステージや就労環境の変わり目に見直しすることが大切になるのです。
iDeCoの掛金額見直しにはシミュレーションの活用が有効!
iDeCoの掛金額の見直しにはシミュレーションを使うのが有効です。
年収によって利用できる所得控除の金額が異なりますし、目標金額も人によって違うでしょう。
iDeCoのシミュレーションを利用すれば簡単にご自身に合った適切な掛金を知ることができますのでぜひ利用するようにしてください。
iDeCoに拠出する金額の決める際の注意点(デメリット)を解説
iDeCoに拠出する金額を決める際、メリットだけではなく注意点についてもしっかり理解しておくことが必要です。
IDeCoに拠出する金額を決める際のデメリットについてわかりやすく説明していきますね。
iDeCoの掛金額は原則60歳まで引き出すことができない
iDeCoの掛金額は原則60歳まで引き出すことができません。
NISAやつみたてNISAのようにいつでもおろせるわけではありませんので、計画的に利用する必要があります。
突発的にお金が必要になったとしても他のところで補えるようしっかり考えて利用するようにしてくださいね。
iDeCoの掛金額を決める際に注意しておきたい「多額の支出について」
iDeCoの掛金額は大きければ大きいほど良いと思いますが、ライフステージによっては、一度に大きな支出がかかることがあります。
一般的には、子供の大学費用などは多額のお金が必要になりますし、子供がいなくても病気をしてしまうと大きな支出がかかることが一般的です。
このように生きていくと多額の支出がかかる時期が来ますのでこちらも考慮してiDeCoの掛金額を決める必要があるでしょう。
iDeCoの掛金額を決めたら運用商品の配分を決めよう
iDeCoの掛け金額を決めたら運用商品の配分を決めるようにしましょう。
運用商品の配分を決めるには様々なポイントがありますのでこの章でわかりやすく説明します。
運用商品をを決める際のポイント5つ
運用商品を決める際に重要なポイントは5つあります。
- 運用商品の特徴
- 運用商品の種類
- 想定リターン
- 想定リスク
- 価格変動の要因
その他にも運用商品を決めるポイントはたくさんありますが、まずは上記5つについてしっかり確認するようにしましょう
特に想定されるリターンやリスクについては非常に重要です。ご自身のリスクレベルに合った商品を選ぶようにしてくださいね。
iDeCoの運用商品①元本確保型商品
元本確保型商品とは、定期預金や元本確保型の保険のことです。
元本確保型の商品は安心感はありますが、現在の金利情勢を考えるとほとんど増えません。
もう少し金利が上がれば利用するのも良いと思いますが、現在の金利情勢ではほとんどうまみがないといえるでしょう。
iDeCoの運用商品②投資信託【4つの種類を解説】
iDeCoの運用商品の中心は投資信託です。
投資信託とは、投資家からお金を集めて集めたお金でプロのファンドマネージャーが運用する金融商品になります。
プロのファンドマネージャーが運用してくれるので、金融知識があまりなくても問題なく運用することが可能です。
投資信託は主に4つの種類があります。
- 国内債券型
- 外国債券型
- 国内株式型
- 外国株式型
債券は株式よりも値上がりを期待することはできませんが。その分、値動きが安定しています。
また、外国債券や外国株式などは為替のリスクがありますが、その分大きな利益を得られる可能性があるのです。
このように投資信託は主に4つの種類に分かれますが、それ以外にも様々な資産に分散して投資されているバランス型のファンドや不動産に投資されているリートと呼ばれる投資信託もあります。
ご自身の好みやリスク許容度にあった投資信託選ぶようにしましょう。
投資信託にはパッシブ運用とアクティブ運用の2つの運用方法がある
投資信託の運用手法にはパッシブ運用とアクティブ運用というものがあります。
パッシブ運用とは日経平均株価やNYダウなどの株価指数などに連動する商品です。値動きを把握しやすく、分散して投資されているため投資初心者の方でも安心して投資できるでしょう。
一方、アクティブ運用とは、ファンドマネージャーが株式の銘柄選定などを行いパッシブ運用をより高い運用実績を目指す投資手法になります。
運用がうまくいくと大きな成果を期待できますが、その分大きな損失を可能性もありますので投資初心者の方はまずはパッシブ運用型の投資信託を選ぶのが良いでしょう。
金融機関を決める際の3つポイントについて解説
iDeCoを利用する金融機関を決める際のポイントは主に3つあります。
- 商品ラインナップの豊富さ
- サービスの充実度
- 手数料
商品ラインナップが豊富でなければご自身の希望のポートフォリオを作ることができません。
また、コールセンターやホームページなどのサービスの充実度も実際に利用する際、非常に重要なポイントです。
手数料については、金融機関によって異なりますのでかなり重要な項目になります。
極力ランニングコストは抑えた方が良いに決まっているので手数料については特にこだわった方が良いかもしれませんね。
iDeCoの掛金額の受け取り方法と受け取り開始年齢について解説
iDeCoは運用方法も重要ですが受け取り方法についても事前にしっかりしておいた方が良いです。
また受け取り開始年齢についても事前にしっかり理解しておかないと後々困ることになります。
わかりやすく受け取り方法や受け取り開始年齢について解説しますのでぜひ参考にしてくださいね。
掛金額の受け取り方法【一時金・年金・一時金と年金の組み合わせ】
IDeCoの掛け金額の受け取り方法は3つあります。
①一時金として一括で受け取る
原則60歳に到達したら、70歳になるまでの間に、一時金として一括でiDeCoの掛け金を受け取れます。退職金代わりに利用するのも良いかもしれませんね。
②年金として受け取る
iDeCoの掛け金は5年以上20年以下の有期年金としても受け取れます。金融機関によっては終身年金で受け取れる選択肢もあるようです。年金として受け取ることにより公的年金+ αの金額を受け取ることができますので豊かな老後生活の一助になるでしょう。
③一時金と年金を組み合わせて受け取る
一時金と年金を組み合わせて受け取ることもできます。一時金を退職金代わりに受け取り、残りを年金として受け取ることもできますので非常に便利に感じる方も多いのではないでしょうか。
掛金額の受け取り開始年齢は積み立てた期間によって変わる
下記金額の受け取り開始年齢は積み立て期間によって異なりますので注意してください。 下記の通りになっていますのでしっかり確認するようにしましょう。
・加入期間別の受給開始年齢
- 10年以上…60歳
- 8年以上10年未満…61歳
- 6年以上8年未満…62歳
- 4年以上6歳未満…63歳
- 2年以上4歳未満…64歳
- 1か月以上2年未満…65歳
iDeCoに関する不安はマネーキャリアの無料相談サービスで解決
iDeCoについてかなり詳しく説明してきましたが、実際に対面やオンラインで相談したい方も多いでしょう。
iDeCoの相談は様々な金融機関などで行うことができますが、おすすめはマネーキャリアの無料相談サービスを利用することです。
マネーキャリアの無料相談を行っている担当者は知識はもちろん豊富ですし顧客に寄り添った提案をしてくれるということで非常に満足度が高いサービスです。
またiDeCoだけではなくNISAや保険などお金にまつわるすべてのことについて相談することができますのでぜひ積極的に利用してみてはいかがでしょうか。
オンライン面談を利用すれば全国どこからでも相談できるのもマネーキャリアの大きなメリットです。
まとめ:iDeCoの掛金額の上限や変更方法について
この記事では、iDeCoの掛金額について説明しました。
iDeCoは非常に良い商品ですがいくら掛金をかければいいか気になる方も多いでしょう。
結論としては、「掛金額が多ければ多いほど良いが、収入や支出の状況、ライフスタイルによる」です。
この記事では特に下記10のことについて詳しく説明しました。
- 特にこの記事では、以下の5つの方法を紹介しました。
- iDeCoとは?【iDeCoの特徴と仕組みについて】
- iDeCoの掛金額上限の仕組みについて
- iDeCoに拠出する金額を決める際のポイント
- iDeCoの掛金額の変更頻度は年に1回
- iDeCoに拠出する金額の決める際の注意点
- iDeCoの掛金額を決めたら運用商品の配分を決める
- 金融機関を決める際の3つポイント
- iDeCoの掛金額の受け取り方法と受け取り開始年齢について
- iDeCoに関する不安はマネーキャリアの無料相談サービスで解決
是非、今回の記事を参考にしていただき、iDeCoの理解を深めていただければ幸いです。