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iDeCoの運用には商品を自分で選び掛金の配分を決めなければなりません。本記事ではiDeCoの配分について詳しく解説していきます。また配分をする上で大事な資産の見直しと配分変更についても詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。

監修者「谷川 昌平」

監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。
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この記事の目次

iDeCoの配分って何?また配分変更はどんな時に利用するのがおすすめ?

こんにちは。マネーキャリア編集部です。 


先日、20代の女性の友人からこんな疑問を寄せられました。

iDeCoの口座を開設したんだけど、掛金の配分ってどうすればいいの?投資信託はよくわからないし定期預金にしてもほとんど増えないし…

ここでは、

  • iDeCoの配分とは
  • 運用商品の種類
  • 配分の仕方
  • リスク許容度 

など、iDeCoの配分についてわかる記事になっています。ぜひ最後までご覧ください。

マネーキャリアでは、お金に関する記事が数多くありますので興味のある方は合わせてご覧ください。 

iDeCoの商品の配分とは運用商品の組み合わせとその掛金額を決めること


iDeCoの配分とは、運用商品の組み合わせと掛金の割合を決めることを言います。

iDeCoは、掛金額に個人差がありますので、金額で決めずに割合で決めます。


例えば、下記の通りです。

  • A投資信託(海外株式):30%
  • B投資信託(日本株式):20%
  • C投資信託(海外債券):30%
  • 定期預金:20%
合計が必ず100%になるようにします。

金融機関によっては、一定期間運用割合を決めないと、勝手に指定商品を買わされます。
そのため、配分を決めるのはとても重要です。

iDeCoの配分を決める前に運用商品の種類を確認しよう

「じゃあ早速選んじゃお!」と早まる前に、まずは運用商品の種類について確認しましょう。

  • iDeCo運用商品には「元本確保商品」「投資信託」の2つ
  • iDeCo運用商品①元本確保型商品
  • iDeCo運用商品②投資信託

iDeCo運用商品には「元本確保商品」と「投資信託」の2つがある

iDeCoの運用商品には、元本確保商品と投資信託の2種類があります。

ほとんどの金融機関で、元本確保商品は1~2本、投資信託は30本前後です。

iDeCo運用商品①元本確保型商品

元本確保商品は、名前の通り元本割れしない商品です。

その代わり、運用リターンは定期預金の金利分くらいしか出ません。


2021年10月現在、メガバンクの定期預金は0.002%。

100万円預けても金利は20円。


iDeCoは運用益に対して税金がかかりませんが、20円の利益では税金はたったの4円です。

どうしても損したくない人を除いて、旨味のない商品です。

iDeCo運用商品②投資信託

iDeCoのメインは、投資信託になります。

一口に投資信託と言っても様々な商品があり、

  • 先進国株式(国内株式)
  • 新興国株式
  • 先進国債券(国内債券)
  • 新興国債券
  • 先進国REIT(J-REIT)
  • 新興国REIT
  • バランス型
など、金融機関によっても微妙に異なります。

iDeCoの配分の分散投資によってリスクをより抑えた運用が可能


これだけ様々な商品があるので、iDeCoの配分を調整することによってリスクを抑えた運用が可能になります。

以下2つに分けて解説します。

  • iDeCoは運用商品によってリスクとリターンが異なる
  • 分散投資をすることでリスクを最小限に抑えられる

iDeCoは運用商品によってリスクとリターンが異なる

iDeCoは、運用商品によってリスク、リターンが全く異なります。


リスクとリターンは、基本的に比例の関係です。

リスクが大きいほど、リターンも大きくなります。


直近では株価の急騰で、株式を中心に運用する投資信託のリターンが異常に大きくなっていますが、今後もそうなるとは限りません。


一方、極端な低金利で厳しい状況になった債券を中心に運用する投資信託も、今後金利が上昇する可能性を考えれば状況が変わる可能性があります。


最近の異常な状況を除けば、商品によるリスク・リターンの関係は以下の通りです。

  • 株式:ハイリスク・ハイリターン
  • REIT(不動産):ミドルリスク・ミドルリターン
  • 債券:ローリスク・ローリターン
ただし、ローリスクだから損をしない、という意味ではありませんので勘違いしないでください。

分散投資をすることでリスクを最小限に抑えられる

商品によるリスク・リターンが異なるなら、分散投資によりリスクは抑えられます。

  • 株式やREITのように景気が良いときに大きなリターンが見込めるもの
  • 債券のように景気が悪いときにリスクを抑えてくれるもの
この両者をバランスよく持つことで、リーマンショック級の大暴落が起きても下落を最小限にできます。
また、年代によって債券の割合を変更することで、老後資金を安定的に運用できます。

iDeCoの商品の配分の仕方について詳しく解説

ここで、iDeCoの商品の配分方法について、以下3ステップに分けて解説します。

  • ①運用目標を定めよう
  • ②元本確保型と投資信託の商品の配分を決めよう
  • ③投資信託商品の配分を決めよう

①運用目標を定めよう

まずは、あなたの運用目標を決めてください。

目標がなければ配分も決めようがありません。


基本的に、iDeCoは60歳までは引き出せないので老後資金になりますが、金額によって運用方針は変わります。


運用目標金額に掛金だけで達するなら、リスクを取る運用をする必要はありません。

一方、運用目標金額が掛金の2倍以上なら、ある程度リスクを取らなければ絶対無理です。


20代~40代前半までだとイメージがつきにくいかもしれませんが、目安として下記のように考えてください。

  • 60歳までに早期退職:目標金額が大きくなるのでリスクを取るしかない
  • 定年退職:会社の退職金や厚生年金の金額次第
  • 65歳以降も働く:目標金額は少なく済むのでそこまでリスクを取らなくてもよい
早期退職を考える場合は、60歳まで引き出せない点や、退職時期によっては年金額が大きく目減りするリスクも考える必要があります。

決して、「老後2000万円問題だからとりあえず2000万円」と簡単に片付けられる問題ではありません。
どうしても計算できない人は、2000万円を一つの目安(目標)としても良いでしょう。

②元本確保型と投資信託の商品の配分を決めよう

①の金額と掛金の合計金額を計算し、その差異を見ながら元本確保型と投資信託の配分を決めていきましょう。


老後資金について別枠で定期預金をする場合は、その分も考慮してください。

大まかには、若ければ若いほど投資信託の割合は多めにし、定年が近い人ほど元本確保型の割合を多めにした方が良いです。


iDeCoは今後の法改正で、70歳までの運用が可能になります。

とはいえ、運悪く運用終了直前で大暴落を食らうと、これまで増やしてきた利益を一気に吐き出したり、運用結果がマイナスになります。


若ければ巻き返し可能ですが、定年間際では無理です。


残りの運用期間も考慮しつつ、目標金額との差異も考えながら決めましょう。

③投資信託商品の配分を決めよう

投資信託の割合が決まったら、配分を決めてください。

基本的には株式中心で良いです。


既に元本確保型の商品にある程度振り分けているなら、投資信託分はある程度リスクを取っても問題ないからです。


また、今後不景気が永遠に続いたり、信頼できる大企業が連鎖倒産でもしない限り、株式のリターンは債券やREITに勝てます。勝ちやすい商品をメインにするのが、投資の王道です。

iDeCo投資信託の運用方法について詳しく解説


iDeCoの投資信託の運用方法について、下記2点を解説します。

  • 投資信託の運用方法①パッシブ運用
  • 投資信託の運用方法②アクティブ運用

投資信託の運用方法①パッシブ運用

近年人気が高まっているのがパッシブ運用(インデックス運用)です。

パッシブ運用は、iDeCoの投資信託の過半数が採用しており、指数に連動した運用を目指しています。


指数の代表例は、下記の通りです。

  • 日経平均株価
  • TOPIX(東証株価指数)
  • ダウ平均株価
  • S&P500
パッシブ運用は指数に従うだけなので、投資信託の手数料(信託報酬)が安いです。
最安値クラスだと年率0.1%程度しかかかりません。

ただし、半導体関連など一部の企業が上昇している局面では、パッシブ運用は一時的に成績が悪くなります。

投資信託の運用方法②アクティブ運用

パッシブ運用の反対がアクティブ運用です。

指数に上回るリターンを目指し、プロが独自の基準で銘柄選定を行います。


日本では、レオス・キャピタルワークスが運営する「ひふみ投信」が有名です。

手数料(信託報酬)年率1%~1.8%と高くなりますが、場合によってはパッシブ運用を上回るリターンを出したりします。


ただし、銘柄選定を誤ると手数料が高い上にリターンも乏しいという、悲惨な結果になります。残念な話ですが、長期的に見ると悲惨な結果になっているアクティブ運用の投資信託が多いです。


短期的にはパッシブ運用より良い結果を生むこともあるので、うまく配分変更ができる人は組み入れても良いでしょう。

投資信託のみでもうまく配分することができる

元本確保型との割合を考慮しなくても、投資信託だけでうまく配分を分散できるものもあります。

下記2点を解説します。

  • バランス型ファンドについて
  • ターゲット・イヤー型ファンドについて

バランス型ファンドについて

バランス型ファンドとは、複数種類の商品を分配したファンドです。

大きく分けて3種類あります。

  • 積極型(成長型、リスク高め):株やREITが60%以上
  • 標準型(リスク平均):株やREITが40%~60%
  • 安定型(リスク低め):株やREITが40%以下
REITについては含むもの、含まないものがありますが、どちらにせよリスクは高めなのであまり変わりません。

リスクをどこまで取れるか、によって選ぶと良いでしょう。

ターゲット・イヤー型ファンドについて

ターゲット・イヤー型ファンドは、アメリカで注目が集まっている投資信託です。

ターゲット・イヤーを設定(例えば2040年)し、ターゲット・イヤーに近づくにつれて国内債券の割合を高めてリスクを下げていくのが特徴です。


若いうちはリスクを取った運用を行い、年齢が上がるにつれてリスクを抑制した運用を行います。

定期的な資産配分の変更が面倒な人や忘れがちな人にとっては、ありがたい仕組みです。

自分のリスク許容度を確認して運用スタイルを決めよう


iDeCoの投資信託は、30本前後とはいえ複雑な用語も多く、自力で運用方針を決めるのは簡単ではありません。

運用方針を決める上で参考になる指標として「リスク許容度」というものがあります。


ここでは、リスク許容度について、以下の通り解説します。

  • リスク許容度を決める5つのポイントについて
  • リスク許容度を考えた配分①
  • リスク許容度を考えた配分②
  • リスク許容度を考えた配分③
  • リスク許容度を考えた配分④

リスク許容度を決める5つのポイントについて

リスク許容度は、本質的には「個人差」の一言です。

しかし、初めて投資をする人には、「あなたのリスク許容度はあなたが考えて」と言っても難しいと思います。


大まかにリスク許容度を決めるポイントは5つで、リスク許容度が高い人、低い人を分けて表にすると以下の通りです。

ポイントリスク許容度が低いリスク許容度が高い
今後の収入や資産が増加する見通しあまり増えない増える
年齢40代~50代20代~30代
投資経験ないor少ない多い
iDeCo以外での老後資金の準備していないしている
投資に対する考え方安定リスク選好

右側にあてはまる数が多いほどリスク許容度は高く、左側にあてはまる数が多いほどリスク許容度は低くなります。

実際に、4人の事例でリスク許容度を考えた運用配分を例示しますので、参考にしてください。

リスク許容度を考えた配分①

Aさん(20代前半)の場合。

  • 収入や資産が増加する見通し:増える可能性が高い(リスク許容度:高)
  • 年齢:若い(リスク許容度:高)
  • 投資経験:初めて(リスク許容度:低)
  • iDeCo以外での老後資金の準備:当面iDeCoのみ(リスク許容度:低)
  • 投資に対する考え方:積極運用したい(リスク許容度:高)
投資経験がなく、老後資金の準備がiDeCoだけになりますが、まだまだ年齢が若いです。
積極運用したい意向なら、外国株式を中心に組み入れて配分すると、長期投資によりリターンを最大化できます。

参考配分
  • 外国株式:40%
  • 国内株式:30%
  • 外国債券:20%
  • 国内債券:10%

リスク許容度を考えた配分②

Bさん(30代後半)の場合。

  • 収入や資産が増加する見通し:資産は増えそうにない(リスク許容度:低)
  • 年齢:老後までの時間はある(リスク許容度:高) 
  • 投資経験:数年の経験あり(リスク許容度:高) 
  • iDeCo以外での老後資金の準備:当面iDeCoのみ(リスク許容度:低) 
  • 投資に対する考え方:iDeCoのお金は減らしたくない(リスク許容度:低)
投資経験があったとしても、資産の増加見通しが乏しくiDeCoのお金を減らしたくないと考えている場合は、元本確保型をメインにしておくのが無難です。
状況が変わり次第、リスクを取った運用に変更しても良いでしょう。

参考配分
  • 元本確保型:60% 
  • 国内債券:25% 
  • 外国債券:15% ※新興国債券はNG 

リスク許容度を考えた配分③

Cさん(40代後半)の場合。

  • 収入や資産が増加する見通し:増えそうにない(リスク許容度:低) 
  • 年齢:老後までの時間があまりない(リスク許容度:低) 
  • 投資経験:10年以上(リスク許容度:高) 
  • iDeCo以外での老後資金の準備:最近始めた(リスク許容度:高) 
  • 投資に対する考え方:積極運用(リスク許容度:高)
積極運用したいとの考え方ですが、iDeCoは70歳までしか運用を続けられません。万が一運用終了間際で大暴落を食らうと大きく目減りするので、ある程度は元本確保型で守りの投資も考えておくべきでしょう。
iDeCo以外に老後資金の準備が十分にあれば、もう少しリスクを取っても良いかもしれません。

参考配分
  • 元本確保型:30% 
  • 外国株式:30% ※新興国株式はNG
  • 国内株式:20%
  • 外国債券:10% ※新興国債券はNG 
  • 国内債券:10%

リスク許容度を考えた配分④

Dさん(50代後半)の場合。 

  • 収入や資産が増加する見通し:まだ増えそう(リスク許容度:高) 
  • 年齢:老後までの時間がない(リスク許容度:低) 
  • 投資経験:20年以上(リスク許容度:高) 
  • iDeCo以外での老後資金の準備:十分準備している(リスク許容度:高) 
  • 投資に対する考え方:iDeCoの運用は安定性重視(リスク許容度:低)
投資経験やiDeCo以外の資産準備は十分なので、場合によっては積極運用もありかもしれません。ただ、既に50代後半で運用期間が短いことや、本人がiDeCoで積極的な運用を望まないことを考慮すれば、元本確保型をメインにした方が良いでしょう。

参考配分
  • 元本確保型:70%
  • 外国株式:20% ※新興国株式はNG
  • 国内債券:10%

年代別におすすめの配分のについて解説


リスク許容度よりも簡単なのが、年代別に配分を考える方法です。

以下3点に分けて解説します。

  • 20〜30代は積極的な資産形成をするのがおすすめ
  • 40代は配分変更・保有商品の入れ替えをしよう
  • 50代は安定した配分がおすすめ

20〜30代は積極的な資産形成をするのがおすすめ

若い世代は収入や資産は少ないですが、その分将来的な収入増・資産増も望めます。

また、運用期間を長く取れます。


そのため、iDeCoの運用は積極的に行うのがおすすめです。


おすすめ資産配分

  • 外国株式:40% 
  • 国内株式:30% 
  • 外国債券:20% 
  • 国内債券:10%

40代は配分変更・保有商品の入れ替えをしよう

40代になると、収入の増加もなだらかになり、子育てなどライフイベントにもお金がかかります。

iDeCoは70歳まで運用できるため、大幅な運用商品の見直しをする必要はありませんが、新興国株式や新興国債券など、リスクが極端に高い商品の配分は見直した方が無難です。


おすすめ資産配分

  • 外国株式:35% ※新興国株式はNG 
  • 国内株式:25%
  • 外国債券:20% ※新興国債券はNG 
  • 国内債券:20%

50代は安定した配分がおすすめ

50代では収入が頭打ちになり、50代後半から下がり始めます。

また、年金受給にも近づいてくるため、リスクの高い運用で万が一失敗すると取り返しがつきません。

可能な限り安定的な配分がおすすめです。


おすすめ資産配分

  • 元本確保型:30%
  • 外国株式:20% ※新興国株式はNG
  • 国内株式:15%
  • 外国債券:15% ※新興国債券はNG
  • 国内債券:20%

配分変更とスイッチングのやり方について詳しく解説

40代以降で特に大切な配分変更スイッチングについて、2つに分けて解説します。

  • 配分変更は運用している商品の掛金の割合を変えること
  • スイッチングはこれまでに積み立てた運用商品の構成などを変更すること

配分変更は運用している商品の掛金の割合を変えること

配分変更は、これからの掛金について運用商品の割合を変えることを言います。

これまでに積み立てた分は変わりません。


「今まではリスクの高い運用をしていたけど、これからは少しずつ控えめにしたい」


という場合に有効です。

スイッチングはこれまでに積み立てた運用商品の構成などを変更すること

スイッチングは、これまでに積み立てた運用商品の構成を変更することを言います。

今まで持っていた商品を売ることになるので、損益が確定します。


いくら年代に応じて安定的な運用をするべきと言っても、無理に損切りをする必要はありません。

  • ある程度の利益が出ている
  • 50代に入ってきており、これ以上ハイリスクな運用はできない
など、「売っても良い理由」と「売らなければいけない理由」の双方が揃わない限り安易なスイッチングは避けましょう。

配分変更・資産見直しのタイミングはいつ?


配分変更やスイッチングと言われても、投資初心者がタイミングを見計らうのは簡単ではありません。

ここでは、主な配分変更、スイッチングのタイミングとして3点を解説します。

  • 一定期間ごとに資産の見直しと配分変更を行う
  • 年齢や環境・ライフステージに合わせて配分変更をする
  • 値動きがあってもすぐには利益確定しないほうがよい

一定期間ごとに資産の見直しと配分変更を行う

まずは、1年に1回など、定期的に配分変更やスイッチングを行う方法です。

この方法は、忘れにくいメリットがあります。


一方で、iDeCoは長期投資のスタンスです。

短期的に配分変更を繰り返すと、取れた利益も取れなくなるデメリットがあります。

特に20代、30代なら焦る必要はないので、株式のパッシブ運用(インデックス運用)を中心にじっくり構える方が良いでしょう。

年齢や環境・ライフステージに合わせて配分変更をする

最も現実的なのは、年齢・環境・ライフステージに合わせて変更する方法です。

20代~30代と40代、50代では取れるリスクは異なります。


また、独身と家庭を持った後でも取れるリスクは異なります。

個々の状況に合わせて、柔軟に変更していくのが良いでしょう。


この場合は、配分変更でも数年に1回以下、スイッチングについては10年に1回程度で十分です。

値動きがあってもすぐには利益確定しないほうがよい

大前提として、値動きがあってもすぐに利益確定するのはおすすめしません。

iDeCoは長期的な老後の資産形成です。


50代後半ならともかく、20代~30代のわずかな掛金では大した利益になっていません。

わずかな利益で右往左往するより、仕事を頑張ったほうが稼げます。


「この商品なら10年以上持てる」という自信のある投資信託を選び、ずっと買い進めていくほうが良いです。

iDeCoや資産運用に関する悩みはFPに相談すべき理由

相談料

まとめ:iDeCoの運用商品の自分に合った配分をして運用をしよう

ここまで、iDeCoの運用商品や配分について、

  • 商品の種類
  • 2つの運用方法
  • リスク許容度に応じた運用配分
  • 年齢に応じた運用配分
  • 配分変更とスイッチング
などを中心に詳しく解説しました。

何度も言いますが、iDeCoは長期的な資産形成を目的にしたものです。
短期的な損益であたふたせず、どっしり構えて運用していきましょう。

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