日銀が発表した長期金利の修正について、住宅ローンだけに関係する話ではなく、長引く円安や物価高など、多くの人の生活に影響を及ぼすとされています。何がどのように変わったのか、私たちの生活へはどのように影響するのかを、わかりやすく解説します。
監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
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この記事の目次
日銀が発表した金融政策の修正とは
これまでの金融政策はどんなものだったのか
長く続いた低金利がもたらした結果
日本の低金利が続く中、2022年アメリカでは急速な利上げが行われてきました。
考えられる生活への影響は?
- 円安が抑制されるのではないか
- 輸入品や海外旅行などの物価高が抑えられるのではないか
【懸念されること】
- 住宅ローンの金利上昇
- 金利が上がることにより企業が設備や人材への投資をしなくなり、企業成績が上がらず、給料が増えないのではないか
上記のようなことが、メリット・デメリットとしてあげられています。
2022年は異例の円安の年となり、「円安=日本にとって不利なこと」というイメージを持たれている方も多いかもしれません。
その円安が抑制されるのだから良いことではないかと思われるかもしれませんが、円安のおかげで輸出が好調となり恩恵を受けていた業界もあります。
円安が進みすぎると輸入で利益が得にくくなりますが、海外に日本製品がたくさん輸出され業績が上がります。
円高が進みすぎると輸入品や海外旅行などがお得になりますが、輸出が進まず日本の経済が冷え込みます。
どちらも一長一短ですが、いずれにせよ私たちの生活に直結することとなりますので、今回の金利修正による影響でこれ以上家計に負担がかからないことを祈るばかりです。
気になる住宅ローンはどうなる?
既に住宅ローンを組んでいる人 | これから住宅ローンを組む人 | |
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固定金利 | 影響なし | 影響あり |
変動金利 | ゆくゆくは影響する可能性あり | ゆくゆくは影響する可能性あり |
まとめ
今回の事実上の利上げとも言える金融政策の修正について、金利が上がれば円安や物価高も落ち着くのではないかと考えられる一方、金利が上がり過ぎると給料は上がらなくなり経済が冷え込むのではないかとの懸念もあります。