がん保険の一時金に2000万円は必要？一時金の目安や月額保険料を解説

「がん保険の一時金に2000万円は必要なのかな？」「がん保険一時金2000万円、掛金はいくらになる？」

そんな疑問を持ちではありませんか？

結論、がん保険の一時期に2000万円は必要ないといえます。

その理由として、がんにかかる治療費は100万円ほどであることや、保険料が高くなってしまうことがあげられます。

がんになった際にどのような費用が必要になるのかについては、以下でさらに詳しく解説していきます。

ここではがん保険の一時金について、以下の項目を紹介。

• 一時金が2000万円のがん保険はある？月額保険料は？
  
• 一時金に2000万円は必要ない
  

そもそも、一時金2000万円ものがん保険はあるのか、気になっている人も多いですよね。

結論、一時金2000万円のがん保険は限られてはいますが、あります。

ほとんどの場合40代以上の方は2,000万円の一時金をつけることができませんでした。

20才、30才の一時金2000万円をつけた場合の保険料は以下のようになっていました。

上記はどちらも、がん保障2000万円、10年間のみの保険です。

ここに入院日額保障や、手術給付金、終身保障をプラスすると、さらに金額は上がってきますので注意しておきましょう。

参考までに35歳男性で、入院一時金と手術一時金10万円、終身死亡保険200万円とがん一時金2000万円をつけた場合の月額保険料は「21,453円」となっていました。

終身で保障をつけるのにプラスして、手厚くがん保障をつけたいと考える人は保険料が高額になってしまうことも考慮しておきましょう。

がん保険の一時金2000万円は、保険料が高くなってしまうことや、そのほかの保障をバランスよくつけるほうがいいことから、必要ないといえます。

がん保険の一時金を、2000万円など高額にすると、そのほかの保障額が少なくなってしまったり、高い保険料に生活が苦しくなってしまったりすることも考えられます。

病気のリスクはがんだけではないため、全ての保障をバランスよくつけておくのがおすすめ。

がんに対して重点的に保障をつけたい人は、がん一時金を300万円〜にするなど少し余裕のもてる金額を設定しておきましょう。

がん一時期は、がんになって働けなくなってしまった時の保障や、生活費を賄えるくらいの金額にしておくのがおすすめ。

また、どのくらいの保険料にしたらいいか分からない、必要な保証が知りたい、という人はプロに相談してみるようにしましょう。

実際、がんになった時に必要な費用はいくらなのでしょうか。

ここでは以下の項目について紹介していきます。

• がんの治療に必要な費用
  
• がんの治療以外で必要な費用
  
• 追加でかかる可能性のある費用
  

がんの治療に必要な費用はどのくらいなのでしょうか。

がんの平均治療は平均で100万円程度といわれています。

2000万円ほどの一時期金は必要ないですが、がんの治療では働けなくなってしまうことも考えられます。

扶養家族がいる人、貯蓄に不安のある人は100万円ほどの一時金をがん保険につけておくと安心です。

がんの種類ごとのそれぞれの費用を見てみると、以下のようになっています。

（参照：公益社団法人全日本病院協会）

上記を見てみても、一回のがんになった場合100万円程度あると安心と考えられます。

また、病状によっては入院が長引いてしまったり、高額な治療が必要になる場合も。

以下ではがんの治療以外で必要な費用や、追加でかかる可能性のある費用についても紹介していますので、医療費だけではなく、そのほかの費用まで考えておきましょう。

現在がん保険に加入している人は、この機会にがん保険を見直してみるのもおすすめ！

近年保険は定期的な見直しが必要とされていますので、今の保険が自分に合っているのか知りたい人は保険を見直してみましょう。

がん治療での医療費以外で、必要な費用は何があるのでしょうか。

がん治療以外で必要な費用は、以下のものが考えられます。

• 自分自身や扶養家族の生活費
• 交通費
• 外見のケアにかかるお金など

がん保険では医療費、生活費や通院費以外に、追加でかかる可能性のある費用もあります。

主に考えられるのは「先進医療費」です。

先進医療とは、「厚生労働大臣が認めた高度な医療技術を用いた療養その他の療養のうち、保険給付の対象とすべきかどうか検討中の療養」のこと。

難しく感じてしまいますが、厚生労働大臣が認めた高度な医療技術ということでしっかりと国が認めた医療です。

がんの治療では先進医療を必要とするケースもありますので、以下の表ではどのような先進医療があるのか、費用も合わせて紹介します。

また、病状になどによってはそのほかの先進医療を進めらる場合もありますので、注意しておきましょう。

がん保険の一時金はいくら必要なのでしょうか？

2000万円はいらない、といわれても、具体的にいくらに設定すればいいのか、悩んでしまう人も多いですよね。

ここではがん保険の一時金について、以下の項目に分けて紹介していきます。

• がん保険の一時金の相場は50～200万円
  
• 万が一に備えるなら一時金は300～500万円
  

がん保険の一時金の相場は、いくらくらいなのでしょうか。

一般的ながん保険一時金の相場価格は50万円〜200万円です。

がん保険での一時金は、多くの場合がんと診断されたらまとめて給付されるお金です。

がん保険では、10万円、20万円などの少額から、1000万円、2000万円など自分で細かく設定することが可能（一時金の額が決められている保険もある）。

使い道も、人それぞれ自由ですので、生活費にしたり、医療費にしたりさまざまなことに利用できます。

上記でも説明したように、がんにかかる平均費用は約100万円。

50万円の一時金と、入院日額保証などで備えたり、200万円の一時金でがんを乗り越えたりなど、生活スタイルや扶養人数によって入院一時金を決めるようにしましょう。

がんになってしまっとき、離職をして治療に専念したい、先進医療に備えておきたいと考える人も多いですよね。

万が一のがんに備えるなら、一時金は300～500万円程度あると安心といえます。

例えば、離職をして収入がなくなってしまった場合でも、500万円あれば当面の生活費や医療費を確保することが可能。

また、先進医療など高額医療費制度が利用できない治療をしたい場合にも、300〜500万円の一時金を受け取ることで、迷わず治療に専念することも期待できます。

医療費だけではなく、収入の減少や家族の生活費、したい治療を我慢しなくてもいいように多めの一時金にしておくのもおすすめです。

がん保険では、一時金の金額によってどのように月額保険料は変わってくるのでしょうか？

30歳男性、掛け捨て型10年間の保険を一時金の金額ごとに比較すると、以下のようになっていました。

2000万円の一時期の保険は、月額が8千円以上と高額なことがわかりました。

一方で、500万円ほどの一時金なら、月額は2千円と入りやすい傾向に。

次に50代女性の場合、掛け捨て型、終身での保険料を比較していきます。

50万円の一時金だと、千円台の掛金で保険に加入することができますが、200万円の一時金にした場合は、5千円近い掛金が必要です。

また、このシミュレーションは終身払いの設定のため保証を受け続る限り、毎月保険を支払う必要があります。

老後、毎月5千円の出費は厳しい、という人は65歳までに払い込む保険などを検討するのもおすすめ。

その分毎月の保険料は割高になってしまいますが、老後年金での生活になった際なども考慮して保険を選ぶようにしましょう。

当たり前ですが、がん保険は毎月保険料を支払う必要のあるものです。

家計のことを考えると、固定費はできるだけ抑えたいと考える人も多いですよね。

ここでは、がんでの万が一に備えつつ、費用を抑える方法を以下の項目に分けて紹介していきます。

• 一時金のみのがん保険を契約する
• 一時金に加えて先進医療特約付きのがん保険に加入する
•  がん保険の保障期間を限定して契約する
  

万が一に備えて、一時金のみのがん保険を契約すると、がんになった際にまとまったお金を受け取ることが期待できます。

万が一に備えてがん保険をお考えの人は、一時金のある保険に加えて先進医療特約付きのがん保険に加入しておくのもおすすめです。

先進医療特約とは、がんの治療で先進医療を受けた際に、かかった分の技術料と同額を保証してくれる保険。

例えば、がん治療で250万円の先進医療を受けたとしても、先進医療特約をつけておくことで自己負担なく治療を受けることができます。

先進医療特約は、保険会社によって最大1000万円までや2000万円までと上限が定められていることがほとんど。

先進医療特約のみで保険に加入することはできないため、がんの一時金保険にプラスして加入しておくのがおすすめ。

30歳、男性ががん保険の一時金100万円と医療保証にプラス先進医療をつけてみると、

• 先進医療をつけたときの差額は62円
• 30歳男性、がん保険の一時金100万円と医療保証のみの保険料は772円
• そこに先進医療特約をプラスしても834円

がん保険で万が一に安く備えたい人は、保証期間を限定して契約するのもおすすめです。

がんの手厚い保証が必要となる期間は、人それぞれ違いますよね。

子どもが小さい時期、教育費のかかる時期、働きざかりで収入が多い時期などさまざまです。

そのため、手厚くがん保証をかけたい期間のみ限定してがん保険を契約することで、長い目でみた際に保険料を抑えることが期待できます。

例えば、働き盛りの30代、40代はがん保険を手厚くして、50代、60代になってきたら保証を最低限にするなども可能。

定期型の保険でも、保証内容を変えながら終身保険に変えることもできるケースもあるため、その時に合わせた保証をプラスするのがおすすめです。

逆に、自分一人の生活費だけ確保できればいいという時期には、保険料を抑えた保険に加入するなど、メリハリをつけた保証を検討しましょう。

がん保険の一時金に2000万円が必要なのか、自分はいくらあればいいのか悩んでいる人はプロに相談するのがおすすめです！

マネーキャリアでは、経験豊富なFPが家計やライフステージを考慮した上で、最適ながん保険を提案します。

常に保険と向き合っているプロだからこそわかる、必要な補償額や保険内容。

がん保険の一時金はいくらがいいのか、またそのほかに加入したほうがいい保険はあるのかなど、プロの目線での保険を説明してくれます。

マネーキャリアなら相談は何度でも無料で、無理な勧誘などは一切ありません。

今加入しているがん保険を見直したい、という人も大歓迎。

がん保険について聞きたい小さいな疑問から、お金の不安や悩みなど、お気軽にご相談くださいね。

本記事では、がん保険の一時金に2000万円は必要なのか、保険料はいくらになるのかについて解説しました。

この記事のポイントはこちら！

• がん保険の一時金に2000万円は必要ない
• がん保険一時金の相場は50〜200万円
• 万が一に備えるなら300〜500万円
• がん保険では先進医療特約をつけておくのがおすすめ
• がん保険の一時金の相談ならマネーキャリア