内容をまとめると
- NISAのデメリットは、投資商品なので元本割れの可能性があり、損益通算ができないこと。またNISA口座は1人1口座しか持てず、今まで証券口座で投資してきたものをNISA口座には移せないことである。
- NISAでは短期的な取引を避け、元本割れを過度に気にしないこと。そして必ず余剰資金で運用し生活費などを使わないことが大切。
- NISAで資産運用がうまくいくためには長期投資と分散投資を心がけ、老後までの綿密な資産計画を立てること。自分でプランを立てるのは難しいので専門家に相談することも大切。
- 個人がNISAの資産運用に適した投資商品を探すのは難しいため、NISAのプロへ「無料で何度でも」資産運用について相談できる「新NISAの無料相談窓口」を利用する人が増えている。
- とくに投資銘柄や商品が決められなかったり、自分の最適な投資プランが立てられなかったりする人こそ専門家に相談し、専門家と共に自分に合った投資方針を決めてほしい。
この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
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この記事の目次
- 【NISAはやばい?】NISAのデメリットと言われる理由4選
- 元本割れの可能性があるから
- 損益通算ができないから
- 証券口座で一度投資したものをNISA口座には移せない
- 1つの口座しか持てないから
- NISAの運用状況がやばくなってしまう人の特徴とは
- 短期的な利益を求める
- 一時的な元本割れを過度に気にする
- 余剰資金がなく生活費で投資してしまう
- NISAでの資金運用がやばくならないリスク回避法
- 長期的な投資を意識する
- 老後まで綿密な資金計画を立てる
- 分散投資を行う
- 資産運用の専門家に相談する
- NISAでの資金運用がやばくならないリスク回避法
- NISAを含む資産形成の悩みを解消する:マネーキャリア
- NISAのデメリットやリスクを低める方法まとめ
【NISAはやばい?】NISAのデメリットと言われる理由4選
NISAは投資初心者にも人気の投資制度ですが、知っておくべきデメリットもあります。
「NISAはやばい」といわれる理由を4つ紹介します。
NISAのデメリットやリスクを知りたい人やNISAで損をしたくない人は必見です。詳しく解説します。
元本割れの可能性があるから
「NISAはやばい」といわれる1つめの理由は、元本割れの可能性があることです。
NISAでは株式や投資信託などの金融商品に投資するため、元本保証がありません。市場の変動によって損失が出る可能性があります。
とくに短期的な視点で投資を行い、一時的な相場の下落に耐えられずに売却してしまうと元本割れになってしまいます。NISAでは必ず長期運用をこころがけ、市場の変動に冷静に対応することが大切です。
損益通算ができないから
「NISAはやばい」といわれる2つめの理由は、損益通算ができないことです。
通常の証券口座(特定口座や一般口座)では利益と損失を相殺できますが、NISA口座ではそれができません。
例えば証券口座AとBの2つを持っていて、証券口座Aで10万円の損失、証券口座Bの株式で8万円の利益が出たとします。
通常の口座なら損益通算ができるので、Aの10万円の損失とBの8万円の利益が相殺されて2万円の損失となります。この場合利益は0円ですから税金はかかりません。また2万円の損失は「繰越控除」をすると翌年以降の利益と相殺できます。
しかし証券口座AがNISA口座の場合は損益通算ができないので、Bの8万円の利益には税金がかかってしまいます。またNISA口座の損失も翌年以降に繰り越せないのに注意しましょう。
NISAでの損失はNISAのメリットを全く活かせません。長期投資を行い、できるだけ損失を出さないことが重要です。
証券口座で一度投資したものをNISA口座には移せない
「NISAはやばい」といわれる3つめの理由は、証券口座で一度投資したものをNISA口座には移せないからです。
NISA口座では、口座内で新たに購入した銘柄のみ保有できます。
NISA口座で昔に証券口座で購入した銘柄を運用したい場合は、NISAの年間投資枠(つみたて投資枠は年120万円、成長投資枠は年240万円)の中でもう一度購入してください。NISAの非課税メリットを最大限活かすには、大きな値上がりが期待できる銘柄か、配当目的で長期間保有予定の銘柄を優先的に買い直しましょう。
1つの口座しか持てないから
「NISAはやばい」といわれる4つめの理由は、1つの口座しか持てないことです。
NISAは税制優遇の関係で、1人1口座しか開設できない決まりがあります。また新NISAにはつみたて投資枠と成長投資枠がありますが、枠ごとに異なる金融機関に口座を開設することもできません。
NISA口座を選ぶときは、自分にあった金融商品を取り扱っている金融機関を選んでください。会社によってかなり取扱商品が違います。また年に1回NISA口座を変更することも可能ですが、手続きはかなり手間と時間がかかるので注意しましょう。
NISAの運用状況がやばくなってしまう人の特徴とは
NISAは上手に利用すると魅力的な制度ですが、上手に使いこなせない人もいます。NISAの運用状況がやばい状態になってしまう人の特徴を3つ紹介します。
短期的な利益を求める
NISAの運用状況がやばい状態になってしまう人の特徴の1つめは、短期的な利益を求めることです。
NISAは長期投資を前提とした制度です。短期的な値動きに一喜一憂して頻繁に売買をすると年間投資枠をすぐに使い切ってしまい、その年の残りの期間は非課税メリットを活かせません。
また短期的な利益を求めて売買し損失が出ても、NISA口座では損益通算ができません。損失をなるだけ出さないように、長期投資と分散投資でリスク回避を心がけましょう。
一時的な元本割れを過度に気にする
NISAの運用状況がやばい状態になってしまう人の特徴の2つめは、一時的な元本割れを過度に気にすることです。
投資は常にリスクを伴い、短期的に見れば元本を下回ることがあります。しかし一時的な下落に反応して損切りしてしまうのはおすすめできません。
株式市場は常に上下の値動きを繰り返しており、長期的に見れば上昇傾向にあることがわかります。株価が下落した時は逆に割安な価格で株を投資するチャンスととらえ、既に投資しているものも持ち続けることが重要です。
余剰資金がなく生活費で投資してしまう
NISAの運用状況がやばい状態になってしまう人の特徴の2つめは、余剰資金がなく生活費で投資してしまうことです。
投資は余裕資金で行うことが大前提であり、生活資金を投資に回すのは大変危険です。市場の短期的な変動に過敏に反応しかねず、心理的なプレッシャーも生まれます。
まずは生活基盤を固め、生活資金といざというときの資金を確保したうえで残りのお金を投資に回すことが重要です。計画的な資産管理と無理のない範囲での投資が、長期的な資産形成の鍵になります。
NISAでの資金運用がやばくならないリスク回避法
NISAでの資金運用がやばい状態に陥らないためにはどうすればよいでしょうか?NISAでの資金運用がやばい状態にならないリスク回避法は4つあります。
長期的な投資を意識する
NISAでの資金運用がやばい状態にならないリスク回避法の1つめは、長期的な投資を意識することです。
長期投資を意識することで、一時的な市場の下落にも動じることなく資産を増やしていけます。また複利効果により時間と共に投資リターンが大きくなる効果も見込めます。
新NISAでは非課税の適用期間が無制限になり、長期投資がより効果的な資産形成方法となりました。老後資金やマイホーム資金など、長期的な目標をもって投資することを心がけましょう。
老後まで綿密な資金計画を立てる
NISAでの資金運用がやばい状態にならないリスク回避法の2つめは、老後まで綿密な資金計画を立てることです。
現在の収入や支出、将来の目標、予想される生活の変化などを考慮し、長期的な視点で資金計画を立てましょう。
■ライフデザインを考える
将来どのように生きたいかを考えましょう。人生の目標・働き方・結婚や子供の有無なども考えておくとよいでしょう。
■ライフプラン表を作る
まずは自分の将来の年表(現在~死ぬまで)を作ります。そこに結婚、転職、出産、子供の進学、マイホームや車の購入などのライフプランを埋めていきましょう。将来家族がいる予定なら、家族のライフプランも記入しましょう。
■収支を書き加えてキャッシュフロー表を作る
ライフプラン表に家計の収入や支出、貯蓄残高の推移を書き加えましょう。合わせて生活費や住居費、教育費なども暮らし全般にかかるお金を書き足し、年間収支と金融資産の残高も記入します。余暇の費用なども入れておくとよいでしょう。
もし記入していて計画しているライフプランが実現できそうになければ、見直しを行ってください。
■完成したライフプラン表を見直す
年表が完成したらじっくりと見直しましょう。自分の夢がかなえられるのか、無理なら今後どうすればよいかなど見えてくるものは多いはずです。
金融庁のライフプランシミュレーターでは、現在の自分や家族の収入・支出の情報や将来の計画を入力することで、将来の家計収支をグラフ化して確認することができます。一度やってみるのもよいでしょう。
分散投資を行う
NISAでの資金運用がやばくならないリスク回避法の3つめは、分散投資を行うことです。
例えば、投資をする時に国内株式だけでなく債券やREIT(不動産投資信託)など異なった種類の投資商品に分散投資して、リスク軽減をしましょう。株式投資でも複数の銘柄や業種に分けて投資することで、リスクを抑えることができます。
またNISAのつみたて投資枠での毎月の積立投資も、時間の分散投資の一種です。あらゆるリスクを分散させながら安定的なリターンをめざしましょう。
資産運用の専門家に相談する
NISAでの資金運用がやばい状態にならないリスク回避法の4つめは、資産運用の専門家に相談することです。
NISAでの資金運用がやばくならないリスクを回避させるためには、まずはNISAについてよく理解し、資産運用の知識と経験を持ったうえで詳細なライフプランを立てることが大切です。
しかし、自分一人で一つ一つの投資商品について検討し、目的に合ったものを選ぶのは大変です。適切なものを選べるという保証もなく、悩んでいるうちに投資チャンスを逃してしまいます。
そのようなときはNISAや資金運用の専門家に相談することをおすすめします。「無料で何度でも」NISAを含む資産運用全般の悩みについて相談できるマネーキャリアの「新NISAの無料相談窓口」のようなサービスを利用するのがよいでしょう。
新NISAの無料相談窓口では、総合的な資産運用全般についての提案が可能です。満足度98.6%・相談実績80,000件以上の実績があり、LINEで簡単に予約ができるのも魅力的なポイントです。
NISAでの資金運用がやばくならないリスク回避法
NISAでの資金運用がやばくならないリスク回避法に悩んだときに使える方法とは、NISAのリスク回避法をよく理解したうえで、適切な投資プランを立てることです。
NISAの有利な運用方法をよく知っている人は、NISAの仕組みとリスクを熟知しています。多くのNISAでの運用例を学び、投資のトレンドや市況を確認することが、より運用益を上げるプランを立てるための鍵となります。
しかし、投資初心者が独学でNISAの運用方法をすぐに学ぶのは困難です。投資知識を駆使し、市場動向をふまえた分析には専門的な知識が必要で、時間もかかります。さらに、独自の判断で投資プランを立てても、それが最適な選択とはかぎりません。
そこで、「NISAの分配金で再投資すべきか」も含んだ多くの運用方法を学び適切な投資プランを立てるために、「無料で何度でも」NISAのよりよい運用法について相談できるマネーキャリアの「新NISAの無料相談窓口」のようなサービスを利用するのが賢明です。
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NISAを含む資産形成の悩みを解消する:マネーキャリア
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NISAのデメリットやリスクを低める方法まとめ
この記事では「NISAのデメリット」から「NISAの運用状況がやばくなってしまう人の特徴」、「NISAでの資金運用がやばくならないリスク回避法」までご紹介しました。
NISAのデメリットやリスクを低めてやばくならないためには「NISAなどの運用商品をよく理解し、資産運用と経済などの投資環境の知識を駆使して自分に合った投資プランをたて実行する」ことが重要です。 しかし多くの人がNISAに関する知識があまりないまま、NISAの運用をしてしまうケースがよくみられます。
しかし、NISAや自身に合わせた資産運用をするには専門知識が必要であり、どの選択肢が最適かを判断するのは容易ではありません。
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