
「30歳で住宅ローン5000万円を組むのは無謀なの?」
「30歳で住宅ローン5000万円を組んで将来返済できるか不安...」
とお悩みではないでしょうか。
結論、30歳での5000万円の住宅ローンは年収や返済計画次第で十分に可能性があります。
この記事では30歳で5000万円の住宅ローンを組む際の必要年収や月々の返済額を解説します。また、30代で実際に5000万円台の住宅ローンを組んだ方の体験談についても紹介します。
この記事を読むことで、自分の状況に合った無理のない住宅ローン計画が立てられるようになるので、ぜひご覧ください。

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
- 30歳で住宅ローン5000万円は現実的?
- 必要な年収の目安は700万円以上
- 共働き夫婦ならペアローンという選択肢もある
- 【結論】30歳で住宅ローン5000万円は計画次第で実現できる
- あなたの家庭にあったプランは?FPと一緒に無理のない資金計画を立てよう
- 【実際どうだった?】30代で5000万円台の住宅ローンを契約した人の体験談
- 住宅ローンを契約したときの世帯年収を教えてください
- 契約した住宅ローンの種類を教えてください
- 住宅ローンの返済期間を教えてください
- 頭金はいくら用意しましたか?
- 住宅ローンで後悔していることがあれば教えてください
- 30歳・住宅ローン5000万円の借入期間別の返済額をシミュレーション
- 借入期間35年の場合
- 借入期間30年の場合
- 借入期間25年の場合
- 住宅ローンで失敗しないために!無料FP相談で最適な返済計画を立てよう
- 30歳で住宅ローン5000万円を組む際に後悔しないためのポイント6つ
- 長期的なライフプランに基づいた資金計画を立てる
- 返済比率は「手取りの20%〜25%以下」に抑える
- 頭金をできるだけ多く用意する
- 住宅ローン以外の諸費用も把握しておく
- 金利タイプと返済期間を慎重に選択する
- 無料FP相談を活用して最適な返済プランを立てる
- 【まとめ】30歳で住宅ローン5000万円は長期的な計画が必要不可欠
30歳で住宅ローン5000万円は現実的?
- 必要な年収の目安
- 共働き夫婦のペアローン選択肢
- 30歳で5000万円のローンが現実的な条件
必要な年収の目安は700万円以上
30歳で住宅ローン5000万円を組むには、年収700万円以上が目安となります。
一般的に住宅ローンの返済負担率は年収の25%以下が理想とされており、この基準に基づくと、5000万円を35年ローン(金利1.5%)で借りた場合の年間返済額は約174万円となるため、最低でも年収700万円程度が必要です。
また、金融機関の審査では年収の7倍程度までが借入可能額の目安とされることが多く、この点からも700万円程度の年収が一つの基準となります。
ただし、他の借入状況や貯蓄額、将来の収入見込みなどによっても変わってくるため、一概には言えません。
共働き夫婦ならペアローンという選択肢もある
共働き夫婦の場合、ペアローンという選択肢も検討できます。
ペアローンとは、夫婦がそれぞれ別々に住宅ローンを組む方法で、両者の収入を最大限に活用できるメリットがあります。一方、収入合算は一人が主債務者となり、もう一人が収入を合算して借入限度額を引き上げる方法です。
ペアローンのメリットは、それぞれが債務者となるため借入可能額が増えることや、住宅ローン控除を夫婦それぞれが受けられる点にあります。
ただし、将来的に一方が離職するリスクや育休取得の可能性も考慮する必要があります。特に30歳という年齢は、今後子育てなどで収入が変動する可能性が高い時期です。
【結論】30歳で住宅ローン5000万円は計画次第で実現できる
30歳で住宅ローン5000万円を組むことは、計画次第で十分に実現可能です。長期的な返済計画を慎重に考え、将来のライフイベントも考慮した資金計画を立てることが重要です。
特に30歳は今後のキャリアアップや家族構成の変化が予想される時期であるため、余裕を持った返済計画が必要です。
以下に、30歳で5000万円の住宅ローンが「現実的」な人の特徴をまとめました。
- 年収700万円以上または共働きで世帯年収900万円以上
- 安定した雇用形態で将来的な収入増が見込める
- ある程度の頭金や貯蓄がある(物件価格の2割程度)
- 将来のライフイベントを考慮した資金計画がある
あなたの家庭にあったプランは?FPと一緒に無理のない資金計画を立てよう

あなたの家庭にあった住宅ローンプランを立てるには、専門家のアドバイスが不可欠です。
特に30歳で5000万円という大きな借入を検討する場合、将来のライフイベントも考慮した総合的な資金計画が必要となります。
マネーキャリアでは、住宅購入だけでなく、教育資金や老後資金も含めた長期的な視点でのアドバイスを無料で受けられます。また、複数の金融機関の住宅ローン商品を比較し、あなたに最適なプランを提案することが可能です。

【実際どうだった?】30代で5000万円台の住宅ローンを契約した人の体験談
30代で5000万円台の住宅ローンを契約した方々の実際の体験談を紹介します。
紹介する内容は以下のとおりです。
- 住宅ローンを契約したときの世帯年収を教えてください
- 契約した住宅ローンの種類を教えてください
- 住宅ローンの返済期間を教えてください
- 頭金はいくら用意しましたか?
- 住宅ローンで後悔していることがあれば教えてください
住宅ローンを契約したときの世帯年収を教えてください

次いで「301~600万円」が22.2%、「901~1,200万円」が16.7%となりました。
契約した住宅ローンの種類を教えてください
契約した住宅ローンの種類で最も多いのは「変動金利型」で47.0%という結果でした。
次いで「フラット35」が23.5%、「固定金利型」が17.6%となりました。
住宅ローンの返済期間を教えてください
住宅ローンの返済期間で最も多いのは「31-35年以下」で47.0%という結果でした。
次いで「26~30年以下」が23.5%、「15年以下」が11.7%となりました。
頭金はいくら用意しましたか?
頭金の用意額で最も多いのは「101~300万円」で33.3%という結果でした。
次いで「0~100万円」が22.2%、「501~1,000万円」と「1,001~2,000万円」が16.6%となりました。
住宅ローンで後悔していることがあれば教えてください

30代男性
収入の変化に対応できなかった

40代女性
金利タイプの知識がなかった
変動金利を選択しましたが、今後の金利上昇が不安で、固定金利にしておけば良かったと感じています。特に、日本の経済が不安定な中で、金利が上がることが心配です。頭金をもっと増やしておけば、金利の影響を少しでも抑えられたのではないかと後悔しています。
30歳・住宅ローン5000万円の借入期間別の返済額をシミュレーション
30歳で住宅ローン5000万円を組む場合の、借入期間別の返済シミュレーションを紹介します。
前提条件は以下のとおりです。
- 借入金額5000万円
- 金利1.5%(固定)
- 頭金、ボーナス払い、繰上げ払いなしの元利均等返済
借入期間35年の場合
項目 | 金額/期間 |
---|---|
借入金額 | 5,000万円 |
借入期間 | 35年 |
毎月返済額 | 約153,000円 |
年間返済額 | 約183万円 |
総返済額 | 約6,429万円 |
この返済プランは月々の負担を抑えられるメリットがありますが、総返済額は3つの選択肢の中で最も多くなります。
ただし、30歳という若さを考えると、将来的な収入増加が見込める場合は、繰上返済を活用して総返済額を減らす戦略も有効です。
借入期間30年の場合
借入期間30年の場合のシミュレーション結果は以下のとおりです。
項目 | 金額/期間 |
---|---|
借入金額 | 5,000万円 |
借入期間 | 30年 |
毎月返済額 | 約172,000円 |
年間返済額 | 約207万円 |
総返済額 | 約6,212万円 |
借入期間25年の場合
借入期間25年の場合のシミュレーション結果は以下のとおりです。
項目 | 金額/期間 |
---|---|
借入金額 | 5,000万円 |
借入期間 | 25年 |
毎月返済額 | 約199,000円 |
年間返済額 | 約239万円 |
総返済額 | 約5,999万円 |
住宅ローンで失敗しないために!無料FP相談で最適な返済計画を立てよう

住宅ローンは人生で最も大きな買い物であり、慎重な判断が求められます。
特に30歳という若さで5000万円もの住宅ローンを組む場合、将来のライフイベントも考慮した総合的な資金計画が必要となります。
また、この長期間の中で金利変動リスクや収入の変化、予期せぬライフイベントなどの様々な要素が返済計画に影響を与える可能性があるため、自分のライフスタイルや将来設計に合った商品を選ぶことが重要です。
そのため、住宅ローンについて少しでも疑問や不安があれば無料相談の利用を検討しましょう。

30歳で住宅ローン5000万円を組む際に後悔しないためのポイント6つ

30歳で住宅ローン5000万円を組む際に後悔しないためのポイントは以下の6つです。
- 長期的なライフプランに基づいた資金計画を立てる
- 返済比率は「手取りの20%〜25%以下」に抑える
- 頭金をできるだけ多く用意する
- 住宅ローン以外の諸費用も把握しておく
- 金利タイプと返済期間を慎重に選択する
- 無料FP相談を活用して最適な返済プランを立てる
長期的なライフプランに基づいた資金計画を立てる
長期的なライフプランに基づいた資金計画を立てることが、住宅ローン成功の鍵です。
30歳という年齢は、これから転職、結婚、出産、子育てなど、様々なライフイベントが予想される時期です。
特に子どもの教育費は将来的に大きな支出となるため、住宅ローンの返済と並行してどのように資金を準備するかを考える必要があります。
また、共働き家庭の場合、育休取得による一時的な収入減少も視野に入れた計画が重要です。
返済比率は「手取りの20%〜25%以下」に抑える
返済比率は手取りの20%〜25%以下に抑えることが、無理のない返済計画の基本です。
返済比率とは、年収に対する年間の住宅ローン返済額の割合を指し、この数値が高いほど家計の負担が大きくなります。
例えば、手取り年収600万円の場合、年間の住宅ローン返済額は120万円〜150万円(月10万円〜12.5万円)程度に抑えるのが理想的です。
また、車のローンなど他の借入がある場合は、それらも含めた総返済比率を考慮する必要があります。
返済比率の計算方法は以下のとおりです。
返済比率(%)=年間住宅ローン返済額÷年間手取り収入×100
頭金をできるだけ多く用意する
頭金をできるだけ多く用意することで、借入額を減らし、返済負担を軽減できます。
30代は頭金なしで住宅ローンを契約するケースも多いですが、5000万円という高額な借入を検討する場合は、少しでも頭金を用意することをおすすめします。
一般的に物件価格の2割程度(この場合約1000万円)を頭金として用意できると、返済計画に余裕が生まれます。
また、頭金を多く用意することで、以下のようなメリットを受けられる可能性があります。
- 借入額の減少による総返済額の削減
- 月々の返済負担の軽減
- 金利上昇リスクへの対策
- 審査通過率の向上
住宅ローン以外の諸費用も把握しておく
住宅ローン以外の諸費用も事前に把握しておくことが重要です。
住宅購入時には、物件価格とは別に様々な諸費用がかかります。
一般的に物件価格の5〜7%程度の諸費用が必要とされ、5000万円の物件であれば250〜350万円程度を見込んでおく必要があります。
また、購入後も固定資産税や都市計画税、管理費、修繕積立金などの継続的な支出があることも忘れてはいけません。

金利タイプと返済期間を慎重に選択する
金利タイプと返済期間の選択は、住宅ローン計画の重要なポイントです。
30代で多い返済期間は30〜35年ですが、返済期間が長いほど月々の返済額は減る一方、総返済額は増加します。
金利タイプには主に「変動金利」「固定金利」「固定期間選択型」があり、それぞれ以下のようなメリット・デメリットがあります。
- 変動金利:当初の金利が低く、市場金利に応じて変動(リスクあり)
- 固定金利:金利が固定され、返済額が変わらない安心感(当初金利は高め)
- 固定期間選択型:一定期間は金利固定、その後は見直し(バランス型)
特に5000万円という高額借入の場合、金利タイプの選択によって返済総額に数百万円の差が生じる可能性があります。
無料FP相談を活用して最適な返済プランを立てる
無料FP相談を活用して最適な返済プランを立てることで、住宅ローンの失敗リスクを大幅に減らせます。
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特に30歳で5000万円という大きな借入を検討する場合、金融機関選びから金利タイプ、返済期間、団信の選択など、専門的な判断が多く必要になります。
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- あなたの状況に合った返済プランの作成
- 将来のライフイベントを考慮した資金計画
- 住宅ローン減税など税制優遇の活用方法
- 繰上返済のタイミングと方法のアドバイス
【まとめ】30歳で住宅ローン5000万円は長期的な計画が必要不可欠

ここまで、30歳で住宅ローン5000万円を組む際の必要な年収や返済シミュレーション、実際の体験談、後悔しないためのポイントなどを紹介しました。
30歳で5000万円の住宅ローンは、適切な年収と綿密な返済計画があれば十分に実現可能ですが、将来のライフイベントを考慮した長期的な視点が必要不可欠です。
しかし、住宅ローンの選択や返済計画の立案には専門的な知識が必要であり、自分だけで最適な判断をするのは難しいです。
そこで「マネーキャリア」を使うと専門家の視点から最適なアドバイスを受けられます。
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転職をしたことで収入が減り、毎月の住宅ローンの支払いが非常に大変になってしまいました。変動金利を選択しましたが、今後の金利上昇が怖く、固定金利にしておくべきだったと後悔しています。