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賃貸物件を契約し引っ越しする際、敷金礼金と言った初期費用をクレジットカード払いしようと考えている人も多いのではないでしょうか。引っ越しの初期費用をクレジットカード払いで行うメリットや注意点、クレジットカード払いに対応している物件の例を紹介しています。

記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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引っ越しの初期費用や家賃をクレジットカード払いで行うメリットは?

こんにちは、マネーキャリア編集部の古山です。


今回は引っ越しの初期費用はクレジットカード払いできるのかについて解説していきます。

一番大きな出費の、引っ越しの初期費用をクレジットカードで支払いたい!

という方は必見です。


近年ではクレジットカードを持つ人が増加傾向にあります。


JCBのクレジットカードに関する総合調査(2020版)によると、現在のクレジットカードの保有率は87%で、1人当たり平均3枚のクレジットカードを保有しているとなっています。


このように身近になったクレジットカードですが、マンションやアパートを借りる際の初期費用に使えたら便利ですよね。


今回、この記事では

  • 高い引っ越し初期費用や家賃をクレジットカード払いするメリット
  • クレジットカード払いできる不動産仲介会社はここだ!不動産会社を徹底比較
  • 初期費用や家賃をクレジットカード払いするときはここに気を付けて!

について解説していきます。


便利な反面、初期費用や家賃をクレジットカード払いをするときの注意点をしっかり把握し、不動産仲介会社選びを失敗しないようにできるお手伝いが出来れば幸いです。


最後まで是非ご覧ください。

引っ越しの初期費用や家賃をクレジットカード払いで行うメリット3選!


引っ越しの初期費用や家賃をクレジットカードで支払うとどんなメリットがあるの?


皆さんの中にはそんな疑問を持つ方がいらっしゃると思います。


実際、クレジットカードは便利だけどどんなメリットがあるのかは知らない方は結構多くいらっしゃると思います。


クレジットカードには種類もたくさんあり、代表的なものは

  • JCB
  • Visa
  • Mastercard
  • American Express
  • Diners Club

などがあげられますが、それぞれが使えるかどうかは仲介会社次第となっています。


決して安くない引っ越しの初期費用も家賃も、クレジットカードで支払いをすることでたくさんのメリットがありますが、その中でも皆さんに知っておいてほしいメリットを3つ解説していきます。

①支払いが自動で振込む必要がない

初期費用は支払わないとそもそも住めないので、このメリットは家賃に限定したことになります。


毎月の家賃の支払いはいちいち振り込んだり、コンビニで支払ったりしているとめんどくさいですよね。


しかも、支払いを忘れたときには督促状がきたりと事態が大きくなってしまします。


そんな時に便利なのがクレジットカードの自動支払いです。


クレジットカードで支払うことにしておけばいちいち振り込む手間も省け、支払いを忘れることもありません。


非常に便利なので使って損はないですね!


しかし、注意点もあります。


それは、クレジットカードの支払いの際はしっかりと銀行にお金をいれておくことです。


支払い日を給料後にしたり、給料日に引き落とし用の銀行口座に翌月の支払い分を最初に入れるなどの工夫をして、支払い日に引き落としできない状況にならないようにしておきましょう。

②クレジットカードのポイントがたくさん溜まる

次に、主婦の方や節約家にはとても嬉しいポイント還元です。


高い初期費用も、毎月コンスタントにかかる家賃も、クレジットカード払いにしておけばポイントが貯まります。


カード会社によって様々ではありますが、一般的に還元率は1%となっているので10万円の家賃の場合は毎月1000円分ものポイント還元があるので、家計の大きな足しになります。


ちなみに水光熱費も合わせて支払うことができる場合もあり、家計管理がより楽になりさらにポイントも貯まるので、契約の際はそちらも考慮してみるといいと思います。


こちらも注意点があり、ポイントが付与されないこともあります。


不動産仲介会社に確認すれば、ポイントが付与されるかどうかは教えてくれるので、クレジットカード払いを検討している方は、確認を怠らないようにしましょう。

③初期費用を分割払いし入居時の負担を軽減できる

賃貸契約の初期費用は家賃の4~5倍といわれ、物件によっては大変高額になります。


一般的にかかってくる初期費用は

  1. 敷金
  2. 礼金
  3. 前家賃、日割り賃料
  4. 仲介手数料
  5. 保証会社の費用
  6. 鍵交換費
  7. 火災保険料

となっており、家賃が高く、敷金礼金も多いとなると、初期費用だけで100万円かかってしまうケースもあります。


決して安くない初期費用が一括払い出来ず、引っ越したい物件を断念してしまう方もいらっしゃると思います。


家具や家電を買い替えると更に出費してしまうのでできるだけ初期費用は押さえておきたいところです。


そんな時に便利なのが、初期費用を分割で支払うことができるクレジットカードです。


最大36回払いまでできることもあり、初期費用をなるべくかけたくない方への一つの選択肢となり得ます。


しかし、デメリットもあり、代表的なのが

  • リボ払いや3回以上の分割払いの場合手数料が割高になってしまう

という点です。


手数料も加味したうえで分割払いを利用するという手もあるので、よく考えてクレジットカード払いをしましょう。


あともう一つ注意しておかなければならないのは、リボ払いや分割払いはカード会社への借金ということです。


本来であればあなたが支払うべき金額を先にカード会社が肩代わりして支払い、リボ払いや分割払いの金額を少しずつ回収し、利息をもうけにするのがカード会社の仕組みです。


カード会社への借金はしっかりと返済する義務がありますので、不安な方は極力リボ払いや分割払いはおすすめできません。


しっかり払える自信がある方のみ検討しましょう。


クレジットカードは便利な反面使い方を間違えると取り返しがつかなくなるケースもあります。


自分のお財布事情としっかり向き合い、クレジットカードを使用するよう心がけましょう。

初期費用をクレジットカード払いできる不動産仲介会社はどこ?



この記事を読んでいるあなたは、少なからず賃貸を借りるときにクレジットカード払いを検討していると思いますので、クレジットカード払いができる不動産仲介会社について知りたいと思っていることでしょう。


不動産仲介会社によっては、家賃もクレジットカード払いができることもありますが、逆に初期費用もクレジットカード払いに対応していない不動産仲介会社もありますので、しっかりチェックしてから仲介会社を選びましょう。


カード払いに対応していても、自社物件(不動産仲介会社が自分で貸している物件)に限られたりカード払いに対応している物件に限られたりするので、直接確認することも大事です。


ここでは、代表的な不動産仲介会社のクレジットカード対応、非対応を一覧にしていますので、参考になればと思います。


カード払い可否
エイブル

ミニミニ×
ホームメイト×
いい部屋ネット
アパマンショップ
タウンハウジング
ピタットハウス
レオパレス

となっています。


上記の表でカード払い不可の会社でも、他社物件であればクレジットカード払いができるケースもあります。


一昔前まではクレジットカード払いができる会社は少なかったですが、近年では、大手賃貸住宅建設会社の導入や、お金をテクノロジーの力で便利にするフィンテックでクレジットカード払いの手数料が安価になったりと、これからもっとクレジットカード払いが増加していくことになりそうです。


それでは、3つの不動産仲介会社についてより詳しく解説します。

①エイブルでは初期費用も家賃もクレジットカード払いをすることが可能

まずはエイブルではクレジットカード払いに対応しているかについてです。


エイブルは初期費用、家賃ともにクレジットカード払いに対応しています。


分割払いにも対応しているので、クレジットカード払いを検討している方はエイブルも選択肢の一つになるでしょう。


しかし、すべての物件が対応しているわけではありません。


対応している物件は

  • 自社が管理している物件
  • クレジットカード払い対応の他社物件

に限定されています。


②ミニミニでは基本的にクレジットカード払いができない

次にミニミニでクレジットカード払いはできるかについてを解説していきます。


ミニミニでは基本的には初期費用のクレジットカード払いができません。


しかし、ミニミニの最大の魅力は初期費用を抑えられるという点にあります。


初期費用の相場が家賃の5~6か月分であるのに対し、ミニミニでは敷金礼金がない物件だと家賃の4か月分とかなり安くなります。


初期費用が抑えたいだけであればミニミニを考えるのもありですね。

③ホームメイトでは基本的にクレジットカード払いができない

最後にホームメイトについてみていきましょう。


ホームメイトも基本的にはクレジットカードの使用は不可となっています。


しかし、上記で紹介した通りクレジットカード対応の他社物件であればクレジットカードが使えます。


全部クレジットカード決済がしたいという方は、大東建託の物件を探すとすべて対応しているのでおすすめとなっています。

引っ越しの初期費用や家賃をクレジットカード払いで行う注意点を解説!

ここまでこの記事を読んだ方の中には、


「よし、初期費用も家賃もクレジットカードで払おう。」


そう決めた方もいらっしゃると思います。


実際、自動支払いでめんどくさくなく、ポイントも貯まってお得、加えて分割払いができる便利さは、十分なメリットになります。


しかし、クレジットカード払いにも注意点は存在します。


なにが注意点なのかを理解し、クレジットカード払いを選択する判断の参考になるように、大きく2つの注意点を解説していきます。

①ポイント付与対象外の可能性がある

まず、クレジットカード払いをするメリット3選でも紹介したポイントの付与に関してですが、カードの種類によっては初期費用や家賃がポイント付与対象外になってしまう場合があります。


実際、保険料の支払いや電子マネーのチャージなどではポイントが付与されないカード会社もあるので、不動産仲介会社に確認する必要があります。


ポイントの付与に関してはクレジットカード以外にも共通ポイントカードと提携している不動産仲介会社もあります。


共通ポイントカードとはPonta楽天などのポイントカードで、それぞれが提携している店舗やネットでの買い物ができるようになります。


賃貸契約や仲介手数料で貯まる共通ポイントカードを表にまとめますので、参考にしてください。

Pontaアパマンショップなど
楽天ポイントCentury21など
dポイントレオパレス21など

賃貸契約に向かう際は、共通ポイントカードも持参しておくとお得にポイントがゲットできるので必見ですね。



②クレジットカードの限度額に達する

皆さんは、ご自身が所持しているクレジットカードの限度額をご存じでしょうか。


利用限度額の平均は一般カードで10~50万円程度、ゴールドカードで100~500万円程度が一般的とされています。


利用限度額はひと月に使えるお金ではなく、利用日から支払い日までに使える額という認識をしておかなければなりません。


どういうことかというと例えば


25日が支払いの日としているのであれば、毎月25日締めの25日払いになりますので、前月の26日から今月の25日までの請求は翌月の25日に来る」ということです。


必ずしも1日から月末までの請求ではないということなので、初期費用を払う際に他に使ってしまっている場合は限度額にひっかかり、クレジットカード払いができなくなってしまったり、逆に初期費用を支払ったことで、次の締め日までクレジットカードが使えなくなってしまいます。


払ってしまったあとでは知らなかったでは済まされなくなるので、しっかりと確認し、支払いに充てるようにしましょう。


まとめ:引っ越しの初期費用や家賃をクレジットカード払いで払おう!

今回は引っ越しの初期費用や家賃はクレジットカード払いができるのかについて解説しましたが、いかがだったでしょうか。


決して安いとは言えない初期費用や、毎月の支払いの大きな出費となる家賃をクレジットカードで支払えたらいいですよね。


今回のこの記事のポイントは

  • クレジットカード払いのメリットは、自動支払いで払い忘れ防止ができる、ポイントが付与されることがある、リボ払いや分割払いができるので初期費用が抑えられる
  • クレジットカード払いができる不動産仲介会社は近年増加傾向にあり、自社物件やクレジットカード払いできる他社物件であればカード払いをすることができる
  • カード払いの注意点はポイントが付与されない場合がある、支払い限度額の把握をしっかりしよう

でした。


使い方を間違えなければ、とても便利なクレジットカード払いですので、初期費用をできる限り抑えたい方や、ポイントを貯めてプチ贅沢をしたい方、めんどくさいことが嫌いな方は、支払いをクレジットカードでできる不動産仲介会社を選びましょう。


また、マネーキャリアでは、みなさまの参考になる記事が多数ありますので、ぜひほかの記事もご覧ください。